楽笑おじさんと絶望こぞう   作:楽笑

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今回のお話しは、ドクター地獄の視点であります。

この話しは、マジンガーZのパロディーではありますが、私なりの世界観であり、現実とも原作とも関係はありません。

それでは、はじまりのはじまり。




黒鉄Zは無敵なり❗️ ③ 闇落ちドクター編 ㊤

 

誰が創造したのか?

 

世界中の神話の根源。

 

これは、別の世界の物語。

 

 

青い海。

 

絶海の孤島。

 

忘れられた世界があった。

 

これは、歴史から抹殺された物語。

 

現人類史以前の記憶。

 

バードス島。

 

 

ひとりの男がたどり着いた。

 

ワシの名前は、[ドクター風]。

 

ドクターといっても医者ではない。

 

そんな限定的な才能では、はかれないほどの知識を持っている。

 

ワシは悟ったのだよ、そもそもの原因は人類の設計ミスだということを。

 

人類の根源を探すことが生きがいであり、今、やっとたどり着いたのだ。

 

古代の叡知が眠る場所にな。

 

この島には、いたるところに巨大な石像があった。

 

今にも動きだしそうな、さまざまな生物をもした石像。

 

あらゆる生命体を混ぜ合わせたかのような奇妙な石像。

 

奇妙な石像には、どれも、頭以外にも顔があった。

 

待ち受けるのは、神か悪魔か?

 

どちらにしても趣味の悪いヤツだがな。

 

しばらくいくと、古代神殿があった。

 

古代といっても、そこは真新しい神殿だった。

 

ワシは何者かに導かれるように奥へと進んだ。

 

透明の棺が、ふたつ並んでいる。

 

そこにいたのは、棺の中に眠る男と女だった。

 

棺のふたには、古代文字でこう書いてあった。

 

[私たちをおこしてはなりません。災いを封印する人柱なる者。世界を創造主からの解放を望むのならば。我らは元はふたつでひとつ。別れることで世界がはじまる。]

 

何を恐れるものか?

 

たとえ、まっているものが漆黒の災いだとしても、今の世界よりはマシであろう。

 

ワシは知りたいのだ。

 

この中途半端な不安定な世界の理由をな。

 

創造主にモンクをいってやらねば気がすまないのだ。

 

争いだの平和だの、あまりにもくだらない世界。

 

わかりきったことを繰り返す世界。

 

アホの群衆どもを救いたいのだ。

 

神だの悪魔だのと偶像を崇拝しては騒ぎだす奴らをな。

 

完璧な世界にしてやるのだ。

 

「リセットしてやるぞ!」

 

ワシは棺のふたを開いた。

 

 

まばゆい発光がほとばしり、暗闇がおとずれた。

 

「なにごとだ。…くだらない仕掛けを。」

 

視界を取り戻すと、周りの景色が一転して、ワシの目の前には男と女が立っていた。

 

「おい、アシとユラよ。いいかげん白状したらどうだ。合体の秘密をな。」

 

ワシの後ろからのぶとい声がする。振りかえると大柄の男と更に大きな虎がいた。

 

大柄の男は、ワシを視界にもいれずにすり抜けて、男と女に近づく。

 

「ゴーゴンよ、お前のような邪悪な奴には教えるものは何もない!」

 

アシと呼ばれた男が力強く言いながら女をまもるように前にでる。

 

「あくまでもだんまりというならば、俺の剣のサビになれ。…ユラに聞くまでだ。」

 

ゴーゴンは滑らかな動きで、腰の剣をさやから抜いて近寄る。

 

「仕方ない、合体だ。」

 

ユラが青色の球体を取り出し、アシとユラの手のひらで包み込んで叫んだ。

 

「ブロロローン!」

 

そこには、右の半身がアシ、左の半身がユラというひとりの存在があらわれた。

 

「そうか、その青色の玉が秘密なのか?アシュラよ」

 

ゴーゴンを通り越して、疾風のごとく虎がアシュラに襲いかかった。

 

虎の攻撃を受けてアシュラに一瞬の隙がうまれた。

 

ゴーゴンは、アシュラの胸に収まった青色の玉に向かって剣を突き刺した。

 

「うぅ、完全体である私が負けるとわ。」

 

アシュラの胸に剣を突き刺したゴーゴンは、青色の玉を取り出して虎に触れた。

 

「さぁ、合体だ。ブロロローン!」

 

上半身がゴーゴン、下半身が虎という半身半獣の存在があらわれた。

 

「わぁはは、力が溢れているぞ!…合体とは素晴らしい。」

 

ゴーゴンは神殿を出ていった。

 

 

ワシは息もたえだえのアシュラと呼ばれた存在のそばに近寄った。

 

「そこで観ている気配だけの男よ。…助けてくれ。」

 

アシュラはワシに話しかけた。

 

「ワシがわかるのか?…お前が創造主なのか?」

 

 

「違う、私は創造主のよりしろである祭司と巫女だ。あの玉を取り戻さなければ、恐ろしいことがおこる。」

 

「恐ろしいこととは、なにか?」

 

「古代の石像がよみがえる。…合体を繰り返す世界がはじまる。…おぞましい弱肉強食の食物連鎖がはじまる。」

 

「ワシは、何をすればいい?」

 

「私は動けない…そこにある紫と黒のまだら色の玉をとって、私の胸にはめてくれ?」

 

「取れといっても、ワシには実体がないのだが。」

 

「大丈夫、あの玉はすべての次元に通じるから。」

 

ワシは玉を取りアシュラの胸にはめると、アシュラが動きだした。

 

「この玉は原理原則という構造法則の玉。秩序の世界を求める玉。…これで私はあなたに借りができた。あなたの下部にならなくてはならない。」

 

「そうなのか?…ワシの部下になるのだな。ワシは創造主を探しにここへ来た。」

 

「創造主とは、どこにもいないし、どこにでも存在するのです。」

 

「なんだと、ならばお前やワシはどうやって生まれた。」

 

「それは、3つの玉がはじまり。…創造主の力が宿る3つの玉が世界を変化させたのです。」

 

「進化の根源ということなのか?…3つというと、残りひとつの玉はどこにある。」

 

「あとひとつの玉は、魂の世界を求める赤色の玉。…言葉を発することにより現実とかす玉なのですが、私も見たことがないのです。意思を持つ唯一の玉であり、どこか別の次元に飛び立っていったようでして?消息不明なのです。」

 

「ほう、自由な玉なのだな。…というと、3つの玉を集めることが創造主に近づくことだということだな。…アシュラよ、ゴーゴンを追うぞ。」

 

「はい、あなたのお名前は?」

 

「そうだな、創造主と戦うのならば、地獄の王にでもならねばなるまいな。…ワシの名は、ドクター地獄だ。」

 

「ドクター地獄さま、お気をつけください。石像がよみがえって、外は修羅の世界とかしていることでしょう。…まぁ、実際に戦うのは実体のある私ですがね。」

 

「け。おもしろいではないか。…ワシの配下にするまでよ。…まかしたぞ、アシュラ。」

 

ワシとアシュラは神殿を後にした。

 

 

 

 

 

続く…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





皆さん、読んでいただき、ありがとう☺️

なんなんでしょうか?

堅苦しい話しになってしまいました。

ドクター地獄って、真面目さんなのかもね。

なにを勝手に背負っているのやら。


次回もドクター地獄編ですね。



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