楽笑おじさんと絶望こぞう   作:楽笑

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今回も、前回の続きになります。
絶望光志郎君と3博士との議論が中心となります。
なぜ、人は争うのか?

そんなお話しです。

それでは、はじまり、はじまり



9話 カインド オブ ブルー 続

70前後のおじいさんが、3人集まり、なにやら議論をしています。

絶「また、3博士が、なにやらいいあっているなぁ、話しに加わろうかな、チェンはどうする?」

光志郎君は、隣にいる同期生のチェンに尋ねます。

チ「あの3博士の話しは長くて、めんどくせい、俺は、やめとくわ!、後で晩飯、妄ルンと、三人で食おうな!」

チェンは、逃げるように離れて行きました。

 

3博士のなかで、ガッチリした骨太の体つきをしていて、ハゲ頭なのが、最年長のハイライン博士75歳で、元軍人のせいか、俺様的なマッチョな性格ですが、なかなか頼りになります。

中肉中背で、品が良く優しそうなのが、クラーク博士72歳で、宇宙科学による人類進化を研究しています。

細身で背が高く、いかにも神経質そうな顔をしているのが、アシモフ博士69歳でAi.ロボットによる未来社会について研究しています。

 

 

 

絶「こんにちは、盛り上がってますね。」

光志郎君は、議論の輪のなかに入ります。

ク「こんにちは、光志郎君は、なぜ人は争うのかと思う?」

絶「う~ん、、自分の思想を正当化したいからなのでは。」

ハ「それでは、必要以上に領土を拡張しようとする、侵略戦争は、なぜ、無くならないのだ?」

ハイライン博士がにじりよります。

絶「え~と、、それは、より大きな国力を手にいれたいからかな?」

ア「だとすれば、なんの為に、更に大きな国力が必要なのか、生活を維持する以上の領土をもとめるのか?」

アシモフ博士があきれ顔で問いかけます。

絶「う~ん、現状ではたりていても、将来的にどうなるのか、不安だから、備えとしての保険の為ですかね?」

光志郎君は、淡々と答えます。

ク「保険獲得の為として、戦争をしあっているとしても、国民がへり、国力が下がっては、お互い元も古もないのでは?」

クラーク博士の問にハイライン博士が割り込みます。

ハ「そうだよね、だから、第二次世界対戦後、世界は国連を作り、ふたたび世界対戦がおきないように、武力ではなく、会議というテーブル上でのかけひきに変わったのだよな!」

ハイライン博士の主張に、アシモフ博士が噛みつきます。

ア「それは、戦勝国に都合よく、敗戦国を、操作しやすくさせる仕組みでしかない!、人が人を管理し裁く時代から、人工知能Aiによってロボットが社会を管理運営した方が、遥かに、人は、幸福になれる!シンギラリティーは明日にもやってくるはず!」

アシモフ博士は声をあらげて割り込みます。

ク「まぁまぁ、落ち着いて、その前に、権力を手に入れた人は将来が不安だから、予備としての保険が必要なのは何故なのだろうか?」

クラーク博士は、冷静です。

絶「う~ん、それは、未来が見えなくて、将来的にどうなるか、わからないことが、怖いからでしょ。だから、国家間でも、民間でも、争いは無くならないのだと思います。」

光志郎君は、当然のように答えます。

 

ク「個人が、必要以上に所有するから、無駄が集まり、本当に必要な所に届かない。それを変えようとしたのが、社会主義だよね、だけど、共産社会主義は別においといて、ソ連がアメリカに負けて、崩壊したのはなぜかな?」

クラーク博士は、冷静に議論をすすめます。

絶「え~と、アメリカの資本主義の方が、自由で魅力的だったからなのでは?」

ハ「そうだ、そのとおり、ソ連のクソ野郎よりも、アメリカの自由の方がいい、人間は自由の為に戦うのだ、自由こそが正義なのだ!」

ハイライン博士は、嬉しそうに笑いました。

ク「ハイライン博士、あなたの主張はおいといて、無駄があることは、はたして、悪いことなのだろうか?」

ア「無駄は、悪いに決まっているではないか!だからこそ、我欲にまみれた利権にむらがる権力者よりも、Aiとロボットの時代になるべき!」

ク「ハイ、ハイ、、アシモフ博士の主張もおいといて、絶望光志郎君、君は、無駄についてどう思うのかな?」

クラーク博士は、冷静に優しく微笑みます。

絶「確かに、無駄は減らすべきです。だけど、人は、無駄があることで、ゆとりが生まれます。ゆとりによって、人の文化は発展し、イノベーションにより、世界は進化して、形造られてきたのも間違いないことだと思います。

光志郎君も冷静に答えます。

ク「そうだよね、20世紀中頃までたいはんの人類は、食べるたべに、生きていたようなものでしかなく、それが、資本主義の発展として、労働者階級を生んだ。21世紀に入り、ようやく人類は、食べるための労働から、解放されようとしている。自由な時間というゆとりをもった人類は何をすると思う?」

クラーク博士は、冷静に問いかけます。

絶「う~ん、ゆとりは、モチベーションのエネルギー源だから、更なる進化で、エントロピーの増加により、進化のスピードは加速していくことでしょうね!」

光志郎君も、冷静に答えます。

ク「そのとおり、争いも、ゆとりも、人間にとっては必然的なことであり、あとは、降り幅の問題なんだね!」

絶「う~ん、、、降り幅、、ゆとり、、曖昧なこと、、、揺れ動く振動はエネルギー、、、揺れ動く振り子、、、感情の振り子、どれも、、遊び、、そうか、わかりました!」

光志郎君は、ニヤリと笑いました。

絶「遊び心ですよね。機械には無く、人の心には曖昧という定義がある。ようは、暇つぶしなんですよー、退屈だから、何かはじめる行為、好きも嫌いも、満足も不満も同じことで、だた、モチベーションのベクトルが違うだけなんですよ!」

光志郎君は、スッキリとした顔しています。

 

3博士も、ニヤリと微笑んでいます。

 

絶「ありがとうございます、何かつかめた気がします。」

 

ク「いえいえ、こちらこそ、」

ハ「また、おいで、」

ア「君の未来がうらやましいよ、」

 

 

絶「それでは、また!」

 

 

光志郎君は歩きだします。

 

 

絶「あ~、人生、暇つぶしかぁ、」

光志郎君は、かみしめるように、つぶやきました。

 




長い、長すぎる~の声が聴こえてきそうです。
初めて、2000文字を越えてしまいましたので、短めに、

また、あいましょう!


そうそう、次回もブルーバード編、続きます。
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