戦姫絶唱シンフォギア 時の王である兄   作:ボルメテウスさん

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未知のウォズ?ヤベェーイ奴ら

無事に目的地にたどり着く事に成功した。

 

任務事態は成功したはずだが、その直前まるで狙っていたように研究所を襲うノイズが現れ、俺達はその対処を行った。

 

同時にその研究所で多くの犠牲者が出ており、その中にはウェル博士もいた。

 

「一体なにが」

 

「我が王よ、そして妹君にクリス」

 

「ウォズ?」

 

「早く風鳴翼の元へ急いだ方が良い」

 

「てめぇなんか知っているのか!?」

 

突然現れたウォズが普段と同じように予言めいた言葉を言うと、すぐにクリスが詰め寄る。

 

「この本にはそれらが記載されている。

未来を変える事はできないが、多少知らせる程度はできる」

 

「それじゃあ、翼さんが危ないのは」

 

「本当だ」

 

「すぐに行こう!!」

 

「既に用意しているわ」

 

「あぁ行くぞ」

 

「あぁ」

 

あおいさんが既に準備しているヘリコプターに乗り込んだ。

 

ウォズの言葉を信じるならば、何かが起きていても可笑しくない状況。

 

その焦りがヘリコプターの中にも満ちており、焦りを感じる中で

 

「突然の突風により、ジオウヘリコプターから落ちる」

「っ!!」

 

遠くから、誰かがつぶやいた言葉に疑問に思い、周りを見渡しても俺達以外はいなかった。

 

だがその心配が当たるように異変は突然起きた。

 

「なっ、なんだこれは!?」

 

何かが聞こえるのと同時に、まるで先程の言葉通りになるようにヘリコプターに突然の突風が起き、俺が付けていたシートベルトが外れ、さらにはドアが開いてしまう。

 

普通ならばあり得ないよな現象が連続で起き、驚いている間に

 

「なっお兄ちゃん」

 

「先に行ってくれ。

なんか分からないけど、俺を誘い出したみたいだ」

 

先程の言葉通りすぎる事に俺は驚きを隠せなかったが、ここで下手に動くと響達も危ない。

 

「誘い出すって?」

 

「とにかく、頼むぞ」

 

その言葉と共に、俺はすぐに手に持ったライドウォッチを取り出し、そのままジクウドライバーにセットする。

 

「変身!」

 

【ライダータイム!仮面ライダージオウ!】

 

その音声と共に、俺は仮面ライダーに変身すると、地上にたどり着くのと同時にビルの天井を転がり、周りを見る。

 

「一体誰だ?」

 

「ふむ、ここで死んでもらった方が良かったが、そうはならなかった」

 

聞き覚えのある声に振り替えると、そこに立っていたのはウォズだった。

 

だがこれまでのウォズではあり得ない白い恰好に、いつも片手に持っている本ではなくノートPCのような物を持っていた。

 

「誰だてめぇ」

 

「私の名はウォズ」

 

「ウォズねぇ。

俺の知っている奴とは違うようだが?」

 

「それはそうだ、私は、君の知っているウォズではないからな」

 

「んっ?」

 

「まぁ君を慕うウォズではないからね。

だからこそ、君を遠慮なく殺させてもらう!」

 

「っ!!」

 

その言葉を聞き、後ろへと下がると共にウォズが取り出したのはシノビライドウォッチと同じ形をしたライドウォッチだった。

 

【ウォズ】

 

「確かにこの世界には君達3人しかライダーはいない。

だが、それは現在であって、未来には存在する」

 

「という事はてめぇは」

 

「そういう事だ」

 

そう言い目の前にいる白いウォズが取り出したのは俺の持っているジクウドライバーとは違う、黒と緑の配色に、胴体部に三つのボタンが配置されているベルトだった。

 

何より目に入ったのは緑色の

 

「変身」

 

【投影! フューチャータイム!スゴイ!ジダイ!ミライ!仮面ライダーウォズ!ウォズ!】

 

「っ!!」

 

その音声と共に、ウォズの身体は徐々に変わっていく。その姿は 緑と白を中心にしており、顔はライダーという文字が表示されていた。

 

そこに出てきたのは俺とゲイツとも違うデジタルな感じがするライダーだった。

 

「さて、一先ず、小手調べですね」

 

その言葉と共に手にウォズは、俺達の使っている武器とはまた違う槍を持ってこちらに襲い掛かってくる。

 

「ぐっ」

 

すぐにジカンギレードを持って、対応するが、ウォズはまるでこちらの動きを知っているように攻撃を仕掛ける。

 

「見えているのかよ」

 

「いえ、まだこれからだよ」

 

その言葉と共にウォズは先程まで持っていたノートPCを取り出して開くと、何か描いた。

 

「ビルが突然崩壊し、瓦礫が落ちる」

 

「なに?」

 

先程にも聞こえた言葉に疑問に思うと、俺達が戦っていたビルの一部が突然崩れ、下にいた人々の元へと落ちようとしていた。

 

「なっ!!」

 

「さぁどうする?」

 

「くっそぉ!!」

 

俺はすぐに走り出し、手に持ったジカンギレードを銃モードへと変えて、瓦礫を打ち抜きながら、下にいる人達の無事を最優先にする。

 

「はぁはぁ、大丈夫ですか」

 

「はっはい」

 

「油断は大敵だよ」

 

「がはぁ!!」

 

その隙を突くようにウォズは俺の腹部を殴り、近くのビルまで飛ばす。

 

「てめぇ」

 

「ふむ、思ったよりも甘い性格だな。

だが、これならば簡単に終わりそうだし、せっかくだ、君にはこの力を見せよう」

 

そう言い取り出したのは

 

「そいつはっ!!」

 

【シャーマン!】

 

「ふっ」

 

【投影!フューチャータイム!スターシャーマン!!キラキラキラキラァ!フューチャリングシャーマン!シャーマン!】

 

その音声と共に、ウォズの姿は変わる。シャーマンを思わせるような民族衣装を思わせる衣装が身に纏われ、画面には、タロットカードマークが表示されていた。

 

「てめぇ、シャーマンに何をした」

 

その音声の意味を理解するのと同時に、俺は怒りの声をウォズの向かって叫ぶ。

 

その様子を見るのと同時に、ウォズはまるで俺を笑うように答える。

 

「さぁ、力を貰った後の事などっ!!」

 

その言葉を聞いた瞬間、俺の中にあるどす黒い感情が噴き上がった。

 

「てめぇは絶対に許さない!!」

 

「ふっビルドウォッチか。

だがそんなのではっ!?」

 

【ハザード】

 

「ライドウォッチが変わった!?」

 

目の前にいるウォズが何を言っているか聞こえず、俺はそのまま手に持ったライドウォッチをジクウドライバーにセットする。

 

「・・・変身」

 

【ライダータイム!仮面ライダージオウ!

アーマータイム!ヤベェーイ!ハザード】

 

その音声が鳴るのと同時に俺の目の前にビルドアーマーが現れるが、そのアーマーは一瞬で黒く染まり、俺の身体へと装着される。

 

同時にビルドアーマーの肩にあるフルボトルの色は付いているが、それ以外は黒く鋭利なアーマーへと変わっていた。

 

「なんだ、その姿は」

 

「さぁな」

 

俺はそう言いながら、今は目の前にいる奴を倒す事しか頭になく、奴は手に持った武器をこちらに構えるが、先程まで苦戦していたとは思えないぐらいに簡単に避ける。

 

避けるのと同時にウォズの腕を掴み、もう片方の手を使って、ウォズに向けて人体の急所を次々と殴り続ける。

 

「なんだ、これはっ!!

ビルドアーマーの力なのかっ!!」

 

「我が王よ、覚醒したか」

 

「貴様はっ!!」

 

「ウォズ、こいつの事を知っているか?」

 

「いいえ、まったく知りません。

ですが、邪魔な存在ならば殺せば良いんですよ」

 

「・・・それもそうだな」

 

その言葉に、俺はあっさりと受け入れてしまい、俺はジクウドライバーを回す。

 

「ぐっ、なるほど。

だが、そんな事をしてしまったら、立花響は悲しむんじゃないのか」

 

「っ!!!」

 

その言葉を聞き、俺は手を離し、ウォズはすぐに後ろへと下がる。

 

「はぁはぁ、まさかこのような形で助かるとはな。

始末するのは、難しそうだな」

 

そう言うと共に、奴の周りにカードがばらまかれ、同時にその姿を無くす。

 

「はぁはぁ」

 

俺はすぐにジクウドライバーからビルドライドウォッチを取り外すと、先程まで真っ黒だったビルドライドウォッチは元の色へと変わった。

 

「今のは?」

 

「全てのライドウォッチを手に入れた事により起こった現象でしょう」

 

「どういう事だ?」

 

「仮面ライダーは本来、様々な姿を持っています。

あなたの感情次第では、ライドウォッチは様々な形に変わります」

 

「それって、ディケイドライドウォッチで行っていた」

 

「えぇディケイドライドウォッチは安定して力を出すのでしょう。

先程のはあなたの力が大きく膨れた結果でしょう」

 

「そうか?」

 

俺にとってはむしろ、あの瞬間の姿はあのクウガアーマーになった時のような感じがしたので、今では嫌でしょうがない。

 

「それよりも響達は!!」

 

「すぐにまいりましょう」

 

「あぁ」

 

俺はすぐにタイムマジーンを呼び出し、会場に向かって飛び出した。

 

 

オーマフォームに使用するシンフォギアウォッチは

  • 天羽々斬
  • イチイバル
  • シュルシャガナ
  • イガリマ
  • アガートラーム

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