戦姫絶唱シンフォギア 時の王である兄   作:ボルメテウスさん

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未知なるフィーネ

「フィーネと名乗る武装組織、そして」

 

「謎のもう一人のウォズ」

 

ウォズの戦いから一週間後、俺達はあの後合流したのだが、その時は既に全てが終わった後だった。

 

その為、俺と響は各々が起きた事について話し合った。

 

「シンフォギアに仮面ライダー。

新しい敵が出てきたが」

 

「もう一人のウォズは一体誰なんだろう?」

 

「さぁな、詳しい事は捕まえないと分からないと思うが」

 

未知のライドウォッチについて、今回もそうだが、謎が多すぎる。

 

「確かシンフォギアを纏う奏者は」

 

「あぁ、マリアの他の二人だが、現在は身元も不明」

 

「分かっているのは調と切歌という名前だけ」

 

「写真も残っていないので、未だに」

 

「もう少し分かりやすい特徴があれば」

 

現在の敵の情報があまりにも少なすぎる。

 

「ウォズは何か知らないのか?」

 

「フィーネに関する事は多少あります。

ですが、それはここでは語れません」

 

「相変わらず、お前の情報源はよく分からない」

 

「私の持ってるのは話せる情報だけですから。

ただ、もう一人の正体は少しは推察できます」

 

「言ってくれ」

 

「他の未来の私と予想している」

 

「未来?」

 

「というか、お前って、もしかして」

 

「君達の予想通り、私は未来の世界から来た存在だ。

我が王と呼ぶのも、未来での王の忠実な部下だから」

 

「つまりはタイムパラドックスを防ぐ為に黙っているのか?」

 

「あぁ話せるのは、時を乱す可能性があるアナザーライダーを含めた事だけ」

 

だとしたら、ウォズに質問するのはこれ以上は無駄かもしれない。

 

「ならば今はフィーネの事についてだ。

実は奇妙な情報が一つある」

 

「奇妙?」

 

その一言と共に、俺達はその情報について聞く。

 

「フィーネのアジトだと思われる場所?」

 

「あぁ情報を統合すると、廃病院?」

 

「あぁ」

 

これまでに謎が多かったフィーネについて突き止める為にも

 

「必要なのかもしれないな」

 

「あぁソウゴ君はもしもの状況の為に外で待機していてくれるか?」

 

「確かに、奴の能力は何が起きる予想できないからな」

 

「確か言った言葉を本当に変える能力か」

 

「制限は幾つかあるが、それでも脅威だ。

もしも廃病院が崩壊する可能性もある」

 

「だから、その保険の為か」

 

「あぁ」

 

その指示を聞き、俺は受け入れると共に、任務の当日、タイムマジーンで上空を飛び、響達を見守る事にした。

 

その最中、タイムマジーンの中では俺とウォズは先程の話の続きを行っていた。

 

「・・・ライドウォッチとは違う物」

 

「えぇ、仮にですが、この時代よりも未来の存在という事もあり、ミライドウォッチという名前で呼んでいます」

 

「他のライドウォッチと違う理由は、やはり未来の仮面ライダーだからという意味なのか?」

 

「えぇ、ミライドウォッチはその力が未知数なので、ジクウドライバーで使用した場合は、アーマーの代わりに未来の仮面ライダーを呼び出す事ができる。

反対に、あのウォズが使っていたベルトを使用すれば、他のライドウォッチと同様にアーマーを装着する事ができます」

 

「もう一人のウォズか、白いウォズ、白ウォズで良いか」

 

「いえ、それは余りにもざっくりすぎます」

 

「別に良いよ。

それで、ウォズはどう考えている?あのウォズが俺に対して敵対しているという事で何か考えられる理由は?」

 

「・・・分かりません。

このような解答しかできませんが、既にこの世界は私の知る未来とは違う道を歩んでいます」

 

「そうなのか、だったら、ウォズも元の未来へと戻す為に俺と敵対する?」

 

「・・・いいえ、それはあり得ません」

 

そう言い、ウォズはこちらに膝を付きながら話す。

 

「確かに当初はあなたを導く為に来ました。

ですが、この世界で、本来とは違う道へと歩んでいく中で、私は考えを変えました」

 

「そうなの?」

 

「だからこそ、私から言える事は一つ。

未来の王を超えてください、我が王よ」

 

「・・・俺が超えられるかどうか、分からないけど、大切な人達を助けるぐらいは強くなるよ。

お前は、俺にとって、もう大切な友だからな」

 

「・・・もったいなくお言葉」

 

『ソウゴ君、聞こえるか!!

響君達が危機的状況だ、今すぐに行けるか』

 

「分かりました!!」

 

そう話している間に病院内で緊急事態が起きたという連絡が入り、急いでタイムマジーンの操縦を行い、響達の部屋を開けるようにタイムマジーンで攻撃を仕掛ける。

 

部屋に入り込むと、そこには赤い霧とノイズ、そして苦しそうに息を吐いている響達と

 

「ウェル博士」

 

「やぁ、ソウゴ君、久しぶりだね」

 

そこにいたのは、死んだはずのウェル博士だった。

 

「・・・どうやら、最初からフィーネに協力していたようだな」

 

「察しが良くて助かるよ。

だけど、このアンチリンカーの中で、果たしてどこまで動けるかな?」

 

そう言い、ノイズが次々と襲い掛かろうとしたが、すぐにジクウドライバーにジオウライドウォッチを挿入し、腰に回すと同時に

 

「変身」

 

ベルトを回す。

 

【ライダータイム!仮面ライダージオウ!】

 

その音声と共に俺の目の前に迫っていたノイズ達をすぐに切り倒す。

 

「悪いが、俺はシンフォギアじゃないから、それは効かないよ」

 

「あぁ、本当に。

だけど、君を食べたがっているようだがな」

 

その言葉通り、ウェル博士の近くには怪物がいるようだ。

 

「お前に聞きたい事がある」

 

「なんだ?」

 

「お前は響達をなんで傷つけた。

なんで基地の人達を殺した」

 

「そんな簡単な事ですか。

邪魔だったから、ただそれだけです」

 

「そんな理由でか?」

 

「僕がこの力を手に入れるには十分過ぎるな理由だが?」

 

「そんな訳ないだろうが!!」

 

「なに?」

 

そう言いながら、俺の腕の中にある一つのライドウォッチを取り出すと同時に左右に人影が出てきたように俺の声と重なる。

 

「『強さだけの兵器なんて価値はない。

本当に価値あるものは、誰かを守ろうとする優しさだ』」

 

「価値?

そんなの関係ないよ、僕の目的の為ならばね!!」

 

「『だったら止めてやるよ、俺が。

いや、俺達がな』」

 

「俺達?

今、この場で戦えるのは君一人だけに見えるが?」

 

「『『そう見えるならば、よく見ておけ、これはその証だ』』」

 

その言葉と共に、俺はライドウォッチを起動させる。

 

【W】

 

「『『さぁお前の罪を数えろ』』」

 

その言葉と共に、俺は手に持ったWライドウォッチを起動させ、ベルトに挿入させる。

 

「変身!」

 

【ライダータイム!仮面ライダージオウ!

アーマータイム!サイクロン!ジョーカー!W】

 

ベルトを回すのと同時に俺の前に、黒と緑の二つの人影が現れる。

 

その人影は俺の左右に出てきた帽子を被った青年と、本を持った青年の二人と同じようなポーズを取る。

 

そして、構え終わるのと同時に俺の方へと下がり、各々の形が変形し、俺とそのまま一体化すると同時に俺を中心に暴風が現れ、建物の中で漂っていた赤い煙が吹き飛ばされる。

 

「なぁ!!」

 

「これは」

 

「少し楽になった?」

 

「これだったら」

 

その言葉と共に響達は立ち上がり、同時に建物の強度の問題だったのか、壁が崩れ、そこから出てきたのはウォズだった。

 

「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来をしらしめす時の王者。

その名も仮面ライダージオウWアーマー。

また一つ、ライダーの力が継承した瞬間である!」

 

その声を聞くのと同時に、俺は走り出し、ウェル博士に一気に近づく。

 

それに対して、手に持っていたソロモンの杖で次々とノイズを召喚するが、俺はそのまま一回転するように回し蹴りを行うと、そこから出てくる突風によってノイズは崩壊する。

 

「なにっ!?」

 

「ガアあぁ!!」

 

そのまま俺の接近に気づいた怪物はこちらに向かって食らいつくが、すぐに横に避け、蹴り上げ風を纏いながら連撃を行う。

 

「ちっ、今のネフィリムでは敵わないか。

おい、オーラ!!」

 

「叫ばなくても聞こえているわよ」

 

ウェル博士が誰かに向かって叫ぶと建物の影から出てきたのは、銀色の衣装を身に纏っていた少女だった。

 

「さっさとあれをネフィリムに与えろ!!

今回の計画はお前達も協力するだろ」

 

ネフィリム、つまりは俺が今戦っている奴の名前か。

 

「まぁ良いわ。

聖遺物には私も興味があったから」

 

そう言い取り出したのは

 

「アナザーライドウォッチっ!!」

 

「じゃあ、あいつは!!」

 

【クイズ】

 

その音声が鳴り響くのと同時にネフィリムに投げる。ネフィリムはそれを喰らうと、形は変わり、クエスチョンマークのような瞳に○✖が描かれる鎧を纏った姿になったが、あまりにもグロテスクな見た目に俺達は一歩下がってしまう。

 

「アナザーライダーなのか?」

 

「怪物とライダーの力が組み合わさったのか」

 

「それじゃあ、あとはお願いね」

 

そう言うと共にネフィリムは叫び声を上げ、俺に向かって襲い掛かる

 

再び避けて、反撃を行うと思ったが、ネフィリムはまるでこちらの動きを読んでいたように尻尾をこちらに振り下ろした。

 

「うわっと!?」

 

急いで跳びあがり、攻撃を避け、振り返ると共に蹴りを食らわせようとするが、すぐに腕を上げて防御する。

 

「どうなっている!?

さっきまでとは様子が明らかに違う」

 

「こいつっまさか!?」

 

「おい、ウォズ、なんか知っているのか?」

 

「推測だがな。

あのネフィリムが取り込んだライダーはクイズ。

クイズは知識を多く含んでいるライダーだが、もしや」

 

「ネフィリムに、その知識がっ!!」

 

「くそぉ」

 

「どうするつもりだ?」

 

「加勢するんだよ。

アンチリンカーの効果は切れたんだから」

 

「下手な加勢はジオウの足を引っ張る」

 

「だからって」

 

「心配するな。

我が王はこの程度の危機、簡単に脱する事ができる」

 

「凄い自信だな」

 

「私は誰よりも王の戦いを近くで見てきた。

王は、既に私なんかよりも遙かに高い次元へと進化している」

 

「ウォズさん」

 

「あぁこうなったら、これを使ってみるか」

 

そう言い、俺はディケイドライドウォッチを取り出し、ジクウドライバーに挿入する。

 

【ライダータイム!仮面ライダージオウ!

アーマータイム!カメンライド!ワーオ!ディケイディケイディケイ!ディケイド!】

 

その音声と共に、俺はディケイドアーマーを装着すると同時に、先程取り出したWライドウォッチをそのまま挿入する。

 

【ファイナルフォームタイム!ダ・ダ・ダ・W】

 

「ぐっ!!」

 

Wライドウォッチを挿入する事で、パワーアップするが、その時に頭に来る衝動でクウガアルティメットやハザードの時のように暴走しそうになる。

 

「お兄ちゃん」

 

「っ」

 

声が聞こえ、後ろを振り向くと、こちらを心配そうに見つめる響達の姿が見えた。

 

「大丈夫だ」

 

響達の声を聴いたことで、暴れそうになる思考が纏まり、俺は落ち着く。

 

同時に走り出し、ネフィリムに接近すると、こちらに向かって尻尾を振り下ろそうとするが、同時に俺の腕から刃が現れ、ネフィリムを切り裂く。

 

「ギャアォ!!」

 

「ウオォォ!!」

 

ネフィリムの雄叫びに応えるように、俺も叫び、肩に現れた刃を手に持ち、そのまま投げてネフィリムを切り裂く。

 

縦横無尽に駆け巡る刃に対して、反撃ができないネフィリムを見つめながら、俺はジクウドライバーに手を伸ばし、そのまま回す。

 

【フィニッシュタイム!ディケイド!アタック!タイムブレーク!】

 

その音声が鳴るのと同時に刃は俺の元へと帰ってくると、俺はそのまま飛び上がり、足に刃を装着すると同時に回転を行いながら、ネフィリムを切り裂く。

 

「ギヤァオオオオ!!」

 

刃に切り裂かれたネフィリムはそのまま後ろへと吹き飛ばされ、爆散する。

 

「へぇ、なかなかやるわね」

 

「おい、どうするんだっ!!

ネフィリムが「慌てないで、ほら」おぉ!!」

 

オーラはそのまま指を指すと、そこにはアナザーライダーの力を失っているが、気絶しているネフィリムがいた。

 

だが同時に俺の腕にあるライドウォッチはそのままクイズミライドウォッチへと変わる。

 

「今回はこれで十分ね。

あとは退散ね」

 

「なっさせっ!!」

 

俺達はすぐに追いかけようとしたが、オーラは手を動かすと、俺達の動きは突然止まり、その中で動けるオーラは指パッチンを行うと、外から何かが聞こえ、見てみるとタイムマジーンと同じ手がネフィリムを掴んでいた。

 

「それじゃあね、ジオウ、それにシンフォギア」

 

「まっ」

 

止めようとしたが、身体を動かす事ができず、そのままオーラ達は消えていった。

 

「結局、何の手掛かりもなしか」

 

「すまない、私達が」

 

「何を言っているんだ、あれはアンチリンカーのせいだろ」

 

『その通りだ。

それに、分かった事は十分にある。

敵の情報も多くな』

 

「これからが正念場だな」

 

「あぁ」

 

そう言い、俺達は次なる戦いに向けて気合を入れていく。

 

だが、確実に何かが起きようとしていた。

 

オーマフォームに使用するシンフォギアウォッチは

  • 天羽々斬
  • イチイバル
  • シュルシャガナ
  • イガリマ
  • アガートラーム
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