「・・・」
あの戦いの後に、妹君が倒れ、急いで搬送された。
我が王は既に疲れているという事もあり、私が勧めて家に帰らせたが
「ついにこの時が来てしまったか」
本来の歴史において起こった立花響とガングニールとの融合。
それは歴史においては小日向未来の力によって解決したが、それは本来の歴史ならばの話だ。
この世界では、本来ならば存在しなかった私やタイムジャッカーの介入のせいで歴史は少しずつだがズレている。
「既に大きくずれているが、そのずれがどのような悲劇を生み出すのか」
この先の未来についてはこの本には既に記載されておらず、描かれているのは、我が王がこれから手に入れると思われる力のみだった。
「なによりも、もう一人の私が何をやるか分からない以上」
油断はできない。
「さて、今日も徹夜続きになるぞ」
「えっと、それってまさか」
「勿論協力してくれるよね、お二人共」
「えっ、それは」
今回の計画において、さすがに私一人だけでは不可能なので、藤尭君と友里さんの二人の手を借りなければならない。
「これで二日続きだよ」
「仕方ないでしょ、実際にこの状況では必要なんだから」
「あぁ、頼りにしているよ」
そう言い、私達は作業を行った。
今回の戦いにおいて、未知の敵が多すぎる為、我が王と妹君達、さらにはゲイツ君達だけでは対処はできないと予想している。
それは彼らの事を信用していないのではなく、何をするか予想できない為だ。
「さて、今日も徹夜になりそうだ」
そう言いながら、私達はパソコンを操作を行いながら、開発を行っていた。
そうした作業を行い、なんとか終わりが見えた時だった。
「なんですって!!」
「どうかしたかね?」
「ウェル博士が街で、しかも同時にアナザーライダーともう一人のウォズさんがソウゴ君達と戦っています」
「ふっなるほど、幸か不幸かという訳か」
その手元で完成した物を持つと、現場の情報を聞く。
「ふむ、この状況では妹君の方に風鳴さんと雪音さんを送った方が良さそうだ」
「だけど、ソウゴ君が「それは大丈夫だ」なに?」
「そういえば、お二人共、何か疲れているようですが」
「ようやく、完成したので」
「完成?
まさか」
「あぁ、私がすぐに行く」
その言葉と共にマフラーを使い、その場からすぐに我が王の元へと行く。
「響が死ぬだと?」
「どうやら、最悪なタイミングだな」
「あぁその通りだ、立花響の身体の中に埋め込まれているガングニールの欠片によって、彼女の身体は浸食され、やがて、人間として死ぬだろう」
「そんな事はっ」
その瞬間心当たりがあったようで、我が王は少し戸惑っている様子だった。
「くっ」
我が王が、もう一人の私から言い渡された妹君の現在の出来事について、聞くと、その場で倒れ込み、手に持っていた数々のライドウォッチが少しずつ黒くなっていた。
おそらくは、我が王の暴走に目をつけて、何かを企んでいる。
阻止をしなければ
「これで、準備はできた。
あとは「そこまでだ!!」何の用ですか、もう一人の私」
この状況を打破するには僅かばかりだが、これを使うしかない。
「これ以上、お前の好きにはさせるつもりはない」
「それはっ!!」
未だに試作品であり、現在の二課のメンバーと私の知識を総動員しても、おそらくはこの戦い一回で壊れる可能性がある。
だが
「我が王を守る為ならば、十分だ」
【ウォズ】
その一言と共に、私は試作品であるウォズミライドウォッチを発動させる。
【アクション!投影!フューチャータイム!スゴイ!ジダイ!ミライ!仮面ライダーウォズ!ウォズ!】
その音声と共に、私の身体は目の前にいるもう一人の私と同じ姿である仮面ライダーウォズへと変身する。
ただし、見た目は多少の違いがあるようで、私ともう一人のウォズでは身体で白の部分と黒い部分が反対になっている。
「なに!?」
「祝え!過去と未来を読み解き、正しき歴史を記す預言者。その名も仮面ライダープロトウォズ!新たなる歴史の1ページである!」
「なに!?」
「さて」
目の前にいるもう一人の私を無視し、私は苦しんでいる王の元へと近づく。
「我が王、今は悩む時ではありません」
「何を言っている、響がっ!!」
「えぇ、確かに危険な状態です。
だからこそ、今、暴走しては、助ける為に行動できません」
「っ」
その言葉を聞き、少しは落ち着きを取り戻したようで、我が王は少しずつ深呼吸を行いながら、立ち上がった。
「・・あぁそうだな。
確かにその通りだ」
「では、我が王、行きますよ」
「あぁって、ウォズなのか?」
「えぇ」
どうやら、私の姿を見て、驚きを隠せない我が王に対して、私は答える。
「どういう事だっ!!
なぜ、ウォズが」
「貴様の正体は分からないが、私はジクウドライバーの構造はある程度把握している。
あとはミライドウォッチの構造を調べれば、試作品はなんとか作れる」
「なるほど、確かに厄介だ。
だが、君達程度で、私達に敵うかな?」
「なに?」
その言葉を聞き、見てみると、炎の奥から木の枝を組み合わせて赤い糸で縛り付けたような存在が現れた。
「なっアナザーライダー?」
「だが、今までの奴らとは違うようだが」
「だけど、今は響の元に急がないと」
「我が王、もう一人のウォズは私が」
「だったら、頼む」
その言葉と共に我が王は謎のアナザーライダーに向かって走っていき、私は目の前にいるもう一人の私を睨む。
「とことん気に入らない存在だよ、君は。
すぐに始末する」
「それは私もだ」
そう言うと奴の手にあったのは、これまで見たミライドウォッチであったが、私はそれに対して、我が王から受け取ったミライドウォッチを起動させる。
【シノビ】
【シャーマン】
その音声と共に互いに取り出したミライドウォッチをベルトに入れ、変身する。
【投影! フューチャータイム!
誰じゃ?俺じゃ?忍者! フューチャーリングシノビ!シノビ!】
【投影!フューチャータイム!スターシャーマン!!キラキラキラキラァ!フューチャリングシャーマン!シャーマン!】
それにより、目の前にいる私はフューチャリングシャーマンに、私はシノビの特徴である手裏剣を模した装甲に紫色のマフラー、そしてシノビと目の前で表示される。
「その能力は既に知っている」
「私もだがな」
互いに言葉を交わすよりも先に目の前に迫ってきたシャーマンの武器に対して、私はすぐに避ける。
だが、シャーマンの攻撃はそのまま近くにあった車に当たり、そのまま動き出し、私の元へと走ってくる。
「やはりか」
シャーマンというライダーについては既に調べており、運を操る事ができる仮面ライダーである為、攻撃を避ける事ができても、このような追撃をされる可能性は考えていた。
「だけど、既に対策済みだ」
その言葉と共に、私は車に乗り込むと同時に私は手を印を結ぶように動かし目の前の車に向かって、手を伸ばす。
【カチコチ忍法】
その音声と共に、目の前に迫っている車は凍り、そのままもう一人のウォズに向かって走っていく。
「なっ」
「「「ふっ」」」
目の前で凍っている車の影に隠れながら、私は分身し一気に攻め込む。
「くっ」
「どうやら、君の幸運自体はそれ程高くないようだね」
そう言いながら、私達は交代するように攻め込みながら死角に回り込み、戦っていく。
「くっうっとうしい!!」
その言葉と共に新しいミライドウォッチを取り出す。
【投影!フューチャータイム!WELCOME!BUYTIME!GO-TIME!バイト!バイト】
「ふっ」
【ジゲンワープ!パラレリズムシューター!エリーズスピーカー!】
その音声と共に私の目の前からいなくなり、上空で持っていた武器を全てこちらに向けて放った。
「ぐっ」
シノビの機動力をもってしても、目の前にある攻撃を凌ぐ事ができない。
「だが、お前だけにある弱点も既に検索済みだ」
その言葉と共に、私は新しくクイズミライドウォッチを取り出し、発動させる。
【 投影! フューチャータイム!
ファッション!パッション!クエスチョン! フューチャーリングクイズ!クイズ!】
私は今度はフューチャリングクイズへと姿を変え、もう一人の私に向けて手を伸ばす。
「問題!君の持つその武器に必要な金額は6500円である。〇か✖か」
「なに、そんなのはっ」
「ふふっ、やはりか」
答えが出なかったもう一人の私を見つめながら、肩に装着されている装甲から【○】が開かれると共に、もう一人の私は痺れ、地面に叩きつける。
「ぐぅ」
「よっと、これは丁度良い、少し使わせてもらう」
そう言い、もう一人の私が落とした武器を拾い、そのまま試しに回してみると、思った以上に身体に馴染み、そのまま構える。
【ジカンデスピアー】
「ふむ、なかなかに良い武器だ。
では、とどめといこうか」
【投影!フューチャータイム!スゴイ!ジダイ!ミライ!仮面ライダーウォズ!ウォズ!】
そのまま私は手に持ったジカンデスピアーを構えると共に、再び通常の姿へと戻る。
「ふっ」
「くっ」
ジカンデスピアーの威力はなかなかで使い勝手が良く、目の前で新たに取り出したもう一人の私に対しても優勢に戦えており、そのままジカンデスピアーを地面に刺し、ベルトを操作する。
【ビヨンドザタイム!】
「しまっ」
私の動きに気づいたが、既に準備を終えており、私の足に緑色のエネルギーが溜まると同時にもう一人の私を蹴り上げる。
そうする事により、もう一人の私は吹き飛ばされてしまい、ベルトから吹き飛ばされたバイトミライドウォッチとシャーマンミライドウォッチが私の手元に来る。
「これは私が勝者の証としてもらう
勿論、そのベルトもね」
試作品故にいつ故障するか分からないので、完成品であるベルトを早く手に入れなければならない。
「なるほど、まさに戦闘能力の差か。
だが」
「がぁ」
「我が王!!」
私の近くまで吹き飛ばされたのは、なんと我が王だった。
どういう事だ、確かに未知の力を持つアナザーライダーだが、我が王の強さでここまでボロボロになるはずがない。
「なんでっ」
「ふふっ、大切な人を守る為に戦った君にはやはり効果的だったか」
「なに?」
その疑問に答えるように出てきたアナザーライダーの変身は解かれ、そこに立っていたのは未来君だった。
「どういう事だっ、これは!!」
「私の実験だ。
これまでにない新たなアナザーライダー、そしてシンフォギアに対してはまさに最強の存在である小日向未来。
二人を組み合わせれば、君達にとっては最悪な存在になるだろ」
「くっ」
これは予想以上に最悪な事態になったようだ。
「ここは退くぞ、我が王」
「だけど、未来ちゃんが」
「今の私達では、彼女を助けられない。
ここは退いて、立て直すしかない」
その言葉と共に、私はすぐにマントを使い、その場を去った。
オーマフォームに使用するシンフォギアウォッチは
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天羽々斬
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イチイバル
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シュルシャガナ
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イガリマ
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アガートラーム