竜宮から無事に戻ってきたソウゴはそのまま休みという事で少し買い物に出ていた。
響達は今日は任務という事で合流する事もできず、そのまま響達に付き添うと思ったがたまには休めと言われた為、仕方なく休日を過ごしていた。
「だけど、何もやる事ないな」
ソウゴは人生のほとんどを響の為に使っていたこともあってか、自分の事に向ける関心はあまりなく、東京に来たのも新しい調理器具を見に来た程度だった。
「やっぱり、別の事でもしていれば良かったかなぁ」
そう思いながら、ゆっくりと歩いていたら、近くから何か爆発音が聞こえた。
「まさかっ!!」
それが何を意味するのか分かったソウゴはすぐに走り出した。
そこは東京駅からそれほど遠くない建物で、そこにはアルカノイズと報告にあった錬金術師のカリオストロがいた。
「まったく、人の迷惑を考えないでよくやるよ!!」
その言葉と共に、仕舞っていたジクウドライバーを腰に巻き、ジオウライドウォッチを取り出す。
【ジオウ】
「この音はっ!!」
「まさか」
ジオウライドウォッチの起動音で、戦闘を行っているクリス達はソウゴが駆け付けたことに気付いた。
「変身!」
【ライダータイム!仮面ライダージオウ!】
「ソウゴ!!」
「あれが、仮面ライダー!!」
その一言と共にジオウは、その手に持ったジカンギレードを銃モードにし、周りにいるアルカノイズを撃ち落としていく。
数はそれ程多くはないが、少しでも早く倒さなければ、危険な事は変わりない。
「なら使ってみるか」
【BLACK】
アルカノイズとの戦いの中で、手に入れたライドウォッチの一つであるBLACKライドウォッチを起動させ、そのままジクウドライバーに装填し、回す。
【ライダータイム!仮面ライダージオウ!
アーマータイム!~!BLACK!】
その音声と共にソウゴはクウガアーマーと似た黒い鎧を身にまとい顔に【ブラック】が刻み込まれたBLACKアーマーとなる。
同時にポンっという音と共にウォズが変身した仮面ライダーウォズフューチャリングシノビが現れる。
「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来をしらしめす時の王者。
その名も仮面ライダージオウBLACKアーマー。
また一つ、ライダーの力が継承した瞬間である!」
「えっいつの間に!?」
「こいつのこれ、聞くのも結構久しぶりだな」
突然現れたウォズに対してステファンは驚き目を見開くが、反対にクリスは呆れながら見つめる。
同時にアルカノイズは一斉にジオウに向かって襲い掛かるが、迷いのない動きでジオウはすぐにBLACKライドウォッチに手を伸ばす。
【フィニッシュタイム!BLACK!キングストーン!タイムブレーク】
「食らえぇ!!」
その言葉と共に、ジオウの全身から溢れ出る光がアルカノイズ達だけを消滅し、それ以外はまるで無傷の状態で残っていた。
「ちょっと、なんでもありなの!!」
あまりの出来事に思わず叫ぶカリオストロ。
だが
【ライダータイム!仮面ライダーショング!
アーマータイム!~!スーパー1!】
「っ!!」
突然聞こえた音に、ジオウはすぐに腕を交差させ、攻撃を防御する。
「お前は!!」
「常盤ソウゴォ!!」
仮面ライダーショングが、銀色のアーマーを身に纏った姿で襲い掛かっていた。
これまでとは違う特徴的な腕と共にジオウに襲い掛かる。
「ぐっ」
その細腕からは考えられない攻撃力でジオウを苦しめるも、なんとか攻撃を逸らせながら対応している。
「たっくぅ、正義の味方は本当に厄介よねぇ!!」
「まさかっ!!」
カリオストロが何をしようとしたのか理解したジオウはショングを吹き飛ばし、走り出す。
「そらぁそらぁ!」
カリオストロが狙った先、それは東京駅だった。
駅には未だに避難が終わっていない人がおり、彼らを守る為にソウゴはすぐに攻撃を撃ち落とす。
「なるほどなぁ!!」
それに気づいたショングはその腕をミサイルに変え、駅へと狙いをさだめる。
「っぐっ!!」
すぐに止めようと動こうにもカリオストロとショングの両方を止める事ができず、クリスも距離が離れている。
「「はあぁ!!」」
二人の声が合わさるように攻撃が放たれ、ソウゴはすぐにジクウドライバーへと手を伸ばす。
「ソウゴ!!」
「我が王!!」
これから起きる悲劇を予感させ、クリスとウォズは手を伸ばすが、既に間に合わない程の距離だった。
直ぐに来る痛みに覚悟を決めたソウゴだった。
だが
「逆転チェスト!」
「はぁ!?」
駅に向けて放たれた攻撃から庇うように前に出ていたソウゴだったが、その前に聞こえた声と共にカリオストロとショングの攻撃は止まり、まるで時間が巻き戻るように二人に襲う。
「ちょっ何よ、これ!?」
「どうやら、間に合ったようだな」
「えっ?」
何が起きているのか分からず、ソウゴは振り返ると、そこには蝶をモチーフにしたような青い人間が立っており、その横にはリーゼントが特徴的な青年が立っていた。
「あなたは確か!!」
「おう、俺は如月弦太朗、元仮面ライダーフォーゼ。
こっちは風田三郎、イナズマンとして、今、平和を守っている俺の自慢の生徒だ」
「ジオウ、東京駅の人々は俺達に任せてくれ」
「そうしてくれると、助かるぜ!!」
先程の攻撃を見ると、カリオストロ達が人質変わりにしている人々への攻撃も不可能になっており、遠慮なく戦える。
「ふぅ、おーい、そこにいる二人共」
「えっ」
「私達!?」
弦太朗は一通りの安全を確認した後、二人に向けて大声で叫ぶ。
「いつまでも過去に拘っている場合か!!
お前達はそんなに迷っているようだけど、そこにいる子はもうとっくに未来を見て歩いている。
お前達がその調子で良いのかよ」
「えっ?」
何を言っているのか分からないようにソーニャはステファンを見つめる。
「あの人の言う通りだよ。
クリスも姉ちゃんも、過去ばっかり見ている。
変えられない過去じゃなく、未来を見ろ!」
その言葉を聞き、ソーニャとクリスは目を見開きながら受け止める。
「・・・あぁ、そうだよな。
ここまで発破をかけられて、いつまでも変わらない訳にはいかないよな!」
その言葉をきっかけにクリスは立ち上がり、その横にジオウも立つ。
「行けるか、クリス」
「あぁ」
その一言と共にソウゴは手に持ったフォーゼライドウォッチを起動させる。
【フォーゼ】
その音声と共に、クリスの腰にはフォーゼが使っていた変身アイテム、フォーゼドライバーが現れる。
【3・2・1!】
「「変身!!」」
【ライダータイム!仮面ライダージオウ!
アーマータイム!宇宙を掴め!フォーゼコズミック】
その音声と共にジオウは宇宙を思わせる青いフォーゼアーマーを身に纏い、フォーゼコズミックステイツの武器であるパリズンソードをその手に取る。
そしてクリスの姿もまた変わっていた。
白い装甲に手足には〇✖△□のマークがそれぞれ施されており、オレンジ色のバイザーをしていた。
「凄い、フォーゼが二人いるみたいだ」
「あぁ、行けぇ!!」
「あぁ仮面ライダージオウ、タイマン張らせてもらうぜ!!」
「行くぜ!!」
弦太朗とイナズマン、二人の声を受け取ると同時に、ソウゴとクリスは互いに手を一瞬合わせると同時に走り出す。
「だが、駅を狙わなくてもっ!!」
ショングは先程の声の主であるソーニャ達へと目を向けるが、そこにはウォズが立っていた。
「我が王が万全に戦う為に支える。
それも私の役目」
その言葉と共にウォズはソーニャ達を連れて煙と共に消える。
そしてジオウとクリスは背中から出てくるジェット噴射と共に、各々の敵であるカリオストロとショングに向かっていく。
「ふんっ、エレキアーム!」
【エ・レ・キ】
ショングはその腕の色を黄色に変え、パリズンソードとぶつかる。
同じ電気を操る力の激突は、周りの地面を切り裂く程の放電を巻き起こしていた。
「おらおらぁ!!」
「そんなに攻め込んでいると、好きな子に嫌われるわよ」
一方、カリオストロと戦っていたクリスは両足に現れたガトリングとミサイルを出しながら、カリオストロに攻め込む。
だが、物量で攻め込んでも問題ないように、カリオストロは錬金術によるエネルギーシールドを張りながら、反撃をしていく。
「悪いが、とっておきは隠しているもんだよ!!」
その言葉と共に両肩のロケットの炎を点火させ、ガトリングを仕舞い、変わりにドリルを出し、カリオストロのエネルギーシールドを突き破る。
「嘘でしょ」
「これほどの至近距離だったら、張れる隙はないだろ」
その一言と共に、両肩のロケットはマグネットキャノンへと変わり、再び現れたガトリングと共に高火力の攻撃がカリオストロに襲い掛かる。
「けど、アーシには物足りないわよぉ!」
その言葉と共に全ての弾丸を受け止め、その場で爆発させた。
「ぐっ」
クリスはその爆風と共に吹き飛ばされ、その隙を突くようにカリオストロは拳を振り下ろそうとするが
「おらぁ!!」
「えっきゃぁ!?」
カリオストロの横から飛んできたショングによって、攻撃は阻まれ、吹き飛ばされる。
「大丈夫か、クリス」
「あぁ、問題ねぇ!!」
ショングとの戦いの最中のジオウはクリスの危機を救うと共に手を取り合う。
「ちっ邪魔だ!!」
「それはこっちの台詞よ」
それとは別に互いが同じ敵というだけで、味方ではない二人はすぐにいがみ合うように叫ぶ。
その隙は二人にとっては絶好のチャンスだった。
【フィニッシュタイム!】
「「っ!!」」
その音声が何を意味するのか分かった二人は振り向くと、そこには巨大な機械的な弓を構えたクリスがドリルを模した矢を番えていた。
「行け、ソウゴ」
「あぁ」
その意味に気付いたカリオストロとショングは上空を見ると、ジオウが手に持ったパリズンソードを構えていた。
そして、カリオストロの地面に穴が開き、ジオウはそのままカリオストロを連れ、消えた。
「しまっ」
「ふっ」
ショングは追いかけようとするも、手遅れだった。
ショングはそのまま胴体に来る衝撃と共にその場から吹き飛ばされており、見えたのはクリスが既に矢を放った後だった。
【ARTHEMIS ROCKET DRILL】
同時にワープによって転移した場所はS.O.N.G.の基地である潜水艦の上空だった。
「抜いて、刺す!」
【フィニッシュタイム!フォーゼ!コズミック!タイムブレーク】
「ライダー超銀河フィニッシュ!」
その音声と共にジオウはその場で一回転し、カリオストロを一閃する。
「くっまさかっ!!」
ジオウの一撃によって、カリオストロが身にまとっていたファウストローブは砕け、彼女は元の衣服へと戻っていた。
「だけど、ここで捕まる訳に」
カリオストロはすぐにテレポートジェムを使おうとしたが、その動きは一瞬で止まった。
「悪いけど、こっちとしてもこれ以上やると迷惑だからね」
「とりあえず、これで良いかしら?」
「本当に、これはどうなっているんですか?」
その言葉と共に潜水艦から出てきたウールとオーラの二人によって、カリオストロは完全に時間を止められ、動けなくなる。
その間に緒川は止まっているカリオストロを捕縛する。
「こちらは大丈夫です」
「分かった、ありがとう緒川さん。
それにウールもオーラも!!」
無事に行えた事を確認し、ジオウは再びワームホールを作り、クリスの元へと戻る。
「ぐっ、くそぉ!」
そこではショングが倒れており、変身は解除されていないが、一部のライドウォッチが落ちていた。
それを拾おうとしていたが、すぐにジオウはライドウォッチを回収する。
「悪いが、このライドウォッチは使わせない」
「次はこうはならない!!」
そう言い、ショングはジカンハンマーを地面に叩き、土煙を上げ、その場からいなくなる。
「逃がしてしまったか」
既にショングはいなくなっており、追跡する手がない以上は追いかける事ができない。
「まぁ、なんか上手くいったみたいで良かったな」
そういい、ソウゴが見つめる先にはクリスとソーニャ達が仲直りしている光景があった。
オーマフォームに使用するシンフォギアウォッチは
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天羽々斬
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イチイバル
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シュルシャガナ
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イガリマ
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アガートラーム