戦姫絶唱シンフォギア 時の王である兄   作:ボルメテウスさん

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ライダー聖戦

アダムとティキの戦いを終えたソウゴ達の前に突然現れたアナザーグランドジオウとスウォルツ。

 

 

ソウゴ達に向けて、不敵な笑みを浮かべていたスウォルツは

 

「アナザーグランドジオウの力を見せてやれ」

 

「ガアァァ!!」

 

スウォルツの声がきっかけになり、アナザーグランドジオウは叫ぶ。

 

同時にアナザーグランドジオウの近くに真っ黒のプレートが出現し、それが開くのと同時に現れたのはビルドだった。

 

「あれは一体」

 

「ビルドだよ、ただし」

 

「危ないっ!!」

 

ビルドはジオウ達に向けて蹴り上げると、まるで戦車のキャタピラ型エネルギーが襲い掛かる。

 

すぐに避けたジオウ達だが、次に現れた鎧武はその手に持った無双セイバーで襲い掛かる。

 

「なんだ、この違和感は」

 

そう言いながらジオウは襲い掛かる黒い炎を防ぐ。

 

その先に立っていたのは体の色が黒い以外には龍騎そっくりの仮面ライダーだった。

 

「アナザーグランドジオウの能力、味わってくれたかな?」

 

「こいつらは」

 

「この本によれば、あそこにいるのはメタルビルド、鎧武・闇、そしてリュウガだ。

歴代の仮面ライダー達が闇に落ちてしまった際の姿や、同じアイテムを使って変身した姿だが」

 

「そう、ここにいるのはお前達の知る仮面ライダーの力。

お前達が頼りにしているライダー達の力の再現など、このアナザーグランドジオウと神の力ならば容易い」

 

その言葉と共に、アナザーグランドジオウの背後から現れたのは残る仮面ライダー達だと思われる影だった。

 

そこにいたのは本当に同じ仮面ライダーなのか分からない程に異形の形になっている仮面ライダーや、目元が多少変わっている程度の仮面ライダーがいた。

 

「これが、アナザーグランドジオウの力っ!!」

 

「どうする、お前はそれでも立ち向かうのか」

 

「立ち向かうよ」

 

「なに?」

 

スウォルツの挑発に答えるようにジオウは立ち上がる。

 

「目の前にどんな強い敵がいたとしても、誰かの為に立ち上がる。

そんな大切な事を教えてくれた仮面ライダーの為にも。

守らなくちゃいけない人がいるなら、俺は何度でも立ち上がる」

 

「たくよぉ、お前は少し無茶しすぎなんだよ」

 

後ろから聞こえた声にジオウは振り向くと、他の場所で待機していたクリス達が集まっていた。

 

その中には収監されていたカリオストロとプレラーティもいた。

 

「カリオストロ、プレラーティ、無事だったのか」

 

「えぇ正直、この状況を聞いて、危機的状況だと分かってね、助けに来たわ」

 

「局長もいなくなり、少しは自由にできると思うが、司法取引でなんとか出られたワケだ」

 

「まぁまた悪さをしたら、捕まえるけど、今はあいつを止める為に力を貸してくれるから」

 

「皆で戦うぞ」

 

「・・・あぁ」

 

その言葉を受け取ると同時に彼女達の上空に黄金のプレートが通過すると共に、ライダーアーマーを装着する。

 

「へぇ、これがアーマーね。

まさかここまでとはな」

 

そう言いながら、カリオストロは自ら纏った響鬼アーマーによって変化した紫色のアーマーを見つめながら、呟く。

 

「厄介だと思っていた力だが、なるほど使う事になれば頼もしいな」

 

対照的にエグゼイドアーマーを身に纏ったプレラーティはゲームのコントローラーを思わせるけん玉を肩に持ちながら、呆れて言う。

 

「あぁ、これだったら、いける気がする!!」

 

「ならば、試してみろ!!」

 

スウォルツの言葉と共にアナザーグランドジオウ達は走り出す。

 

「とりあえずは、道を切り開く」

 

「先輩、私も付き合う」

 

「だったら、私も行くわ」

 

「おう、ついてこい!!」

 

555アーマーを身に着けていたクリスの言葉に賛同するようにマリアは同時に走り出す。

 

555アーマーの一部がパージされると同時に、クリスとマリアは他からは見えない程の超高速で動き出す。

 

それに気づいた555とダークカブトもまた、同じ方法で動き出すが

 

「気付くのが遅いんだよぉ!!」

 

その叫び声と共に手に持ったフォトンブラスターを二人の仮面ライダーに向けて放った。

 

予想以上に速い攻撃に対応できず、赤い光の中で消えていくライダーを他所にマリアはその手に持ったクナイを使い、次々とライダー達を吹き飛ばす。

 

そんな超高速での戦いの中、彼らの前で突然浮かび上がったライダー達の姿を確認すると

 

「月読、行くぞ」

 

「はいっ!!」

 

翼の声と共に調が呼び出したトライドロンは宙に舞ったライダー達を囲む。

 

同時にトライドロンに合わせるようにエネルギーの形として現れたデンライナーに向けて二人は飛び込む。

 

電車と車の二つの力が重なり、さらに加速をしながら、調と翼は各々の武器で切り裂いていく。

 

仮面ライダー達が倒されていく中で、仮面ライダークウガ アルティメットフォームはその手をジオウ達に向けていた。

 

「悪いが、彼らに手を出させない」

 

その言葉と共にクウガに向けて、プレラーティが手に持ったけん玉による攻撃を繰り出した。

 

一瞬の隙を突かれたクウガをさらに追い詰めるようにカリオストロが音撃鼓をセットした。

 

「サンジェルマン!!」

 

「あぁ」

 

同時に走り出したサンジェルマンは銃弾を撃ち込む。

 

クウガはそのまま弾丸に撃ち込まれた箇所から徐々に崩れていく。

 

「があああああぁぁ!!」

 

「切歌ちゃん!!」

 

「了解デス!!」

 

そして恐竜グリードと牛鬼はアナザーグランドジオウを守るように突進していくが、響は走り出し、拳を向ける。

 

響の行動を支えるように切歌は呼び出したパーカーゴーストと共に、響の足を蹴り込み押し出した。

 

飛蝗のような飛躍力と切歌の助けを得た響は、その拳を巨大な爪に変えると同時に二人の怪人を切り裂いた。

 

「はああああぁ」

 

「ガアアアァ」

 

アナザーグランドジオウの元へとたどり着いたジオウはその手に持っているフルボトルバスターとドラグバイザーツヴァイの二刀流で戦っていた。

 

「はああぁ」

 

激突する剣のぶつかり合いの中、ドラグバイザーツヴァイから放たれるレーザーがアナザーグランドジオウに直撃する。

 

「常盤ソウゴォ、お前のせいで、俺の人生はぁ!!」

 

だが、怯む事なく、アナザーグランドジオウは叫び続ける。

 

そして

 

「確かに俺はお前の人生を変えたかもしれない。

だけど」

 

その言葉と共に二つの武器を捨て、アナザーグランドジオウを睨む。

 

「過去の両親からも目を背け、今の人々を見殺しにして、未来の自分をも殺そうとしているお前を、俺は今度こそ、絶対に止める!」

 

その決意に満ちた声と共に、ジクウドライバーに手を伸ばす。

 

【フィニッシュタイム!オールトゥエンティ!タイムブレーク】

 

同時にアナザーグランドジオウを囲むようにクウガからビルドまでの仮面ライダーが現れ、同時に飛び上がる。

 

「はああぁぁ」

 

20人の仮面ライダーはそのままアナザーグランドジオウに向けてライダーキックを食らわせる。

 

「ぐっがあああぁ!!」

 

同時にアナザーグランドジオウは、その衝撃に耐えきれず、爆散する。

 

同時に未だに戦っていた仮面ライダー達はアナザーグランドジオウと共に消滅する。

 

「くっくそぉ」

 

「飛流」

 

戦いを終え、変身が解除された飛流にソウゴは手を伸ばす。

 

「今度こそ、一緒に今を生きよう。

お前がそんな事をしていたら、お前の両親だって悲しむだけだ」

 

「父さん、母さん」

 

その言葉を受け、これまで憎しみがこもっていた飛流の目に涙が浮かんだ。

 

そして、ゆっくりとソウゴに手を伸ばし、掴む。二人はようやく手を取り合えたのだ。

 

「グランドジオウとなっても、やはりお前はその程度か」

 

「スウォルツ、観念しろ。

お前の目論みは既に阻止された」

 

「阻止された?

ふっ可笑しな事を言う。

俺の目的は既に達成された、まぁ少し準備があるから、しばらくは姿を消すがな」

 

「待てっ!!」

 

スウォルツはそのまま気味の悪い笑みを浮かべながら、その場から消えていった。

 

「・・・どうやら、全ては終わったようだな」

 

その言葉と共に、ソウゴ達は全員が変身を解除し、サンジェルマン達と向き合う。

 

「これからどうするつもりだ。

もしも、またこんな事をするならば」

 

「・・・いや、それはないだろう」

 

「えっ?」

 

サンジェルマンはそのままゆっくりとソウゴと響を見つめる。

 

「私はバラルの呪詛を解く事に固執していた。

だが、たとえバラルの呪詛を解いたとしても、誰かと手と手を取り合う気持ちがなければ、意味はない」

 

「サンジェルマンさん」

 

「・・・私はこれまで殺してきた人々の為に罪を償いたい。

バラルの呪詛を解くのに、執着していた、それを償う為に」

 

「ふぅん、だったら、私もサンジェルマンに着いていくわ」

 

「同じく」

 

「お前達」

 

「サンジェルマンが行く道が私達の行く道」

 

「だから、気にする事ない」

 

その言葉を聞き、どう判断すれば良いのか悩む中で司令からの通信が届く。

 

「・・・サンジェルマン達は戦いの中で死亡した。

また、その際、非戦闘員であるパヴァリア光明結社の研究員が裏切り、S.O.N.Gに所属する」

 

「えっえぇ、師匠、それで良いんですか!?」

 

「なに、彼女達が本気でそれをしないならば、俺達も協力する。

本当ならばマリア君達のように、一度捕まえたかったが」

 

「私達ってば、見た目よりもずっと長生きしているし、罪も数えきれないほどにあるよね」

 

「何よりも、この力で罪を償う方法がそこにあるならばよいワケだ」

 

「それで、本当に良いのか」

 

「勿論です、サンジェルマンさん!!」

 

その言葉と共に響とサンジェルマンは手を取り合った。

 

そうして、全ての事件が終わった。

 

一方、姿を消したスウォルツは、とある屋敷にいた。

 

「どうやら上手くいったようだな」

 

「あぁ、神の力の暴走により、溢れた力を使えば、復活はできるとは思っていたが、まさかここまで成功するとはな」

 

スウォルツはそう喋りながら、屋敷の主だと思われる男と話す。

 

「だが、未だに邪魔な仮面ライダー共を始末していない。

なぜ、始末をさせない」

 

「奴らは追い込めば追い込むだけ強くなるだけだ。

それにこちらもまだ人数が集まっていない」

 

「ならば、どうする」

 

「実験だよ。

何か面白いのがいるだろ」

 

「ふっ、そう言うと思った。

組織の壊滅と共に逃げ出した奴らがいる」

 

「人数は」

 

「三匹だ」

 

「丁度良い、ならば、そいつらを使うだけだ。

今度こそ、完全な復活の為にな」

 

その言葉と共に取り出した3つのライドウォッチを屋敷の主に見せつける。

 

「ふっどうやらこの国を守る力を」

 

「そう、俺達の国の為に」

 

その笑みと共にスウォルツは姿を消す。

 

「頼むぞ、私よ」

 

次に向かう場所は?

  • パックタウン
  • イビルシティ
  • 巨大街
  • 機器妖怪横丁

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