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近頃、街では謎の失踪事件が起きている、
その原因は一切不明であり、現場に残された痕跡も失踪した人物のものと見られる多くの血痕がある程度と、謎に包まれていた。
その原因を探るべく、俺達はその調査を行っていたが
「こいつが、この事件の犯人かよ」
「ガアアァァ!」
そう言いながら、目の前の事件現場だと思われる場所で、そのアナザーライダーを見た。
そこには黄色い身体に青いつり目をしたアナザーライダーがいた。
ただし、その身体はこれまで見てきたアナザーライダーではアナザークウガと同じかそれ以上の大きさを誇っている。
「ちっ、ここでタイムマジーンを呼ぶ訳にもいかない。
だったら」
そう言い、俺はすぐにディケイドライドウォッチと響鬼ライドウォッチを取り出し、ジクウドライバーに装填する。
【ライダータイム!仮面ライダージオウ!
カメンライド!ワーオ! ディケイド!ディケイド!ディーケーイードー!】
【ファイナルフォームタイム!ヒ・ヒ・ヒ・響鬼】
その音声と共に、俺はディケイドアーマーへと変身するのと同時に身体には紅と描かれた。
「はああぁ!!」
俺はかけ声と共に、両手に音撃棒を手に持ち、音撃棒の先端に炎を灯す。
「ギシャアアァ!!」
アナザーライダーは雄叫びと共に巨大な口を開いて、襲いかかる。
だが、即座に音撃棒から放たれる炎で、アナザーライダーの目を潰す。
炎によって、視界を奪われたアナザーライダーに対して、俺はすぐにアナザーライダーの下に潜り込む。
「はぁ!!」
下に潜り込むと同時にアナザーライダーに向けて、次々と攻撃を仕掛けていく。
だが、怯む様子はあるも、決定的なダメージを与える事ができず、アナザーライダーはそのまま尻尾を使い、こちらに攻撃を仕掛ける。
「ぐっ」
すぐに音撃棒を重ねて、攻撃を防ぐも、壁に埋め込まれる。
「やられるかよ」
そう言い、立ち上がろうとした時だった。
アナザーライダーの開こうとした口が突然縄のような何かで縛られていた。
「なんだ、シンフォギアじゃない?」
「みつけた…かたき!!」
その声と共に出てきたのはボロボロの格好をした少年だった。彼がアナザーライダーの攻撃を阻止したのだ。
「ぐっガアァ!」
「うわぁっ!!」
「危ないっ!」
アナザーライダーの動きを抑えていた少年は、アナザーライダーの動きに耐えきれずに振り落とされ、俺はその少年を受け止める。
「ググガァ!!」
アナザーライダーはそのまま、俺達に目もくれずに、どこかへと逃げていった。
「奴は一体」
「しぐままのかたき…にげられた」
「仇って、君は一体」
俺はそう言い、彼をゆっくりと地面に降ろす。
「ぼく…やがみリュイ。
あいつをさがすために…ここまできた」
「探す?」
疑問に思っていると、リュイは持っていた剣を見せつける。
「しぐままの…かたみ。
これで…あいつを…倒す」
「形見って、なんだよ、これ」
見た限りだと、ファイズアーマーやビルドアーマーのように機械の武器に見えるが、これは。
「それはデバイス。
こことは別の世界の武器だ」
「っ!!」
後ろから聞こえた声に振り向くと、そこに立っていたのは、先程まで戦っていたアナザーライダーの特徴によく似た仮面ライダーだった。
「お前は」
「アマゾンオメガとでも言っておこう」
「見た目が似ているという事は、あいつはアナザーアマゾン?」
「あぁ、奴はアナザーアマゾンシグマ」
「あなざーあまぞんしぐま…それが…しぐままたちのかたき!!」
その名前を聞くと、リュイはさらに表情を険しくする。
「奴を倒すならば、これを持っていくと良い。
君達の助けになる」
そう言い、アマゾンオメガはこちらに向けてライドウォッチを投げられ、とりあえず受け止める。
「これはアマゾンライドウォッチ?
あなたは…」
何者なのかと問おうとしたが、アマゾンオメガの姿はなくなった。
「あいつ…なにもの」
「分からない…でも、あいつの場所はこれが導いてくれるようだ」
その言葉と共にアマゾンライドウォッチから光が現れる。
その光はどうやら、俺達を導いており、そこには銀色の壁が現れる。
ディケイドがこの世界から去る時に使われた物と同じだと思われ、おそらくだが、その先にアナザーアマゾンシグマがいる。
本当ならば、こんな小さい子を連れて行きたくはないが
「一緒に行くか」
「っうん!!」
その言葉を聞き、俺はバイクライドウォッチを取り出し、俺の後ろにリュイが乗る。
すぐにバイクで走り出し、そのままアマゾンライドウォッチに導かれるままに走る。
アマゾンライドウォッチに導かれ、辿り着いた場所は既に寂れた研究所だった。
「ここに、アナザーアマゾンシグマが」
「・・・」
俺達はそのままゆっくりと研究所の中に入り、進んでいく。
中には電気が通っておらず、不気味なうなり声と共に、ぐちゅという気味の悪い肉の音が聞こえる。
俺達はその音に導かれるままに辿り着くと、そこにいたのは
「人間」
「だれ?」
「お前達、さっきの食事を邪魔した奴か!}
その言葉と共に、その正体が分かった。
「お前、アナザーアマゾンガンマ!?」
「なんで…ひとを」
「それがアマゾンだからだよ!!」
そう言い、男は大きく叫ぶ。
「アマゾンは人を食べて強くなる存在。
俺はかつて、人間だったが、今はこのアマゾンの力を得た!!」
「人間から、アマゾンに変わったのか」
「あぁ、あの時は死ぬかと思ったが、今はどうでも良い!!
そいつへの復讐もなっ!!」
そう言い、アナザーアマゾンシグマへと変わり、襲いかかろうとした。
「リュイに対して、復讐。
もしかして」
「えっ?」
アマゾンオメガがなぜ、このライドウォッチを渡したのか分からない。
だが、もしも俺の予測が正しければ、すぐに後ろへと飛ぶ。
「リュイ、これを」
「これは?」
俺は急いでリュイはアマゾンライドウォッチを受け取ると、瞬間、リュイの顔は変わった。
「おもいだした!!」
その声と共に俺の腕の中から飛び出して、迫り来るアナザーアマゾンシグマを蹴り飛ばす。
「…ありがとう…えっと」
「そう言えば、自己紹介は忘れてたな。
俺は立花ソウゴ、またの名を仮面ライダージオウだ」
「ソウゴ、ジオウ。
おぼえた、ぼくのなまえは…やがみリュイ。
もうひとつの…なまえは」
そのまま、リュイの腰から出てきたのは、アマゾンオメガのベルトと同じ物が現れる。
【ガンマ】
「アマゾン!!」
その言葉と共に、リュイの身体は蒸汽を発生させながら、その姿は現れる。
その姿は、目の前にいるアマゾンオメガとは色が違い、黄色い身体をした仮面ライダーが現れる。
「仮面ライダーアマゾンガンマ!」
「それじゃあ、こっから、少し本気を出すか」
そう言い、俺はジオウⅡライドウォッチを取り出す。
【【ジオウⅡ】】
同時に俺はジオウⅡライドウォッチをジクウドライバーに装填する。
「変身!」
【ライダータイム!仮面ライダー!ライダー!ジオウ!ジオウ!ジオウⅡ!】
俺はそのままジオウⅡへと変身し、ジカンギレードをそのまま手に取る。
「あぁ、行こうぜ、リュイ!」
「うん!!」
同時に俺達は互いに構える。
「ガアアァ!!」
アナザーアマゾンガンマは咆哮と共にジオウⅡとアマゾンガンマに向かって走り出す。
周りにある機器を破壊しながら、進むその姿はまさに怪物とも言える迫力があるが、ジオウⅡは手に持ったジカンギレードを銃モードへと変え、アナザーアマゾンガンマに向けて銃弾を放っていく。
すぐに体制を変えるようにアナザーアマゾンガンマは尻尾を振り回し、ジオウⅡの攻撃を防ぐが、アマゾンガンマはその隙を逃さないように尻尾に乗る。
すぐに振り下ろそうと、アナザーアマゾンガンマを地面に擦り付けるように、身体を大きく動かそうとする。
「させるかよ!!」
その一言と共にジオウⅡはジカンギレードを剣モードに変え、もう片方の手にサイキョーギレードを手に持ち、両手でアナザーアマゾンガンマの尻尾に突き刺す。
突き刺された尻尾は地面へと繋がれ、アナザーアマゾンガンマは自由に動けなくなる。
「ハアァ!!」
そして、アナザーアマゾンガンマの頭まで移動したアマゾンガンマはそのまま腕に装着されている刃で、目を潰すように突き刺す。
「キシャアア」
目に走る痛みと暗闇に混乱するアナザーアマゾンガンマに向けて容赦なくアマゾンガンマは手足に装着されている刃で次々と攻撃を仕掛けていく。
地面はまるで地震が起きているような衝撃が起きる中でジオウⅡはアマゾンガンマの攻撃を集中できるように、アナザーアマゾンガンマの動きを封じ続ける。
「フゥ、ガアアァァ!!」
「っ」
「なっ!!」
アナザーアマゾンガンマは少し呼吸をすると同時に咆哮すると共に、アナザーアマゾンガンマの全身から次々と刃が生え始め、抑えていたジオウⅡは後ろへと跳び、攻撃を行っていたアマゾンガンマは宙で攻撃を中断する事しかできなかった。
その隙を突くように、アナザーアマゾンガンマはそのまま大きく口を開き、アマゾンガンマに食らいついた。
「ぐがあああぁ!!」
「リュイ!!」
突然の出来事で目を見開く事しかできなかったが、すぐにリュイを助け出す為にジカンギレードを銃モードとサイキョーギレードを組み合わせ、サイキョージカンギレード銃モードに変え、同時にアナザーアマゾンガンマに向ける。
【フィニッシュタイム!サイキョーキングスレスレシューティング!】
その音声と共にアナザーアマゾンガンマに向けて【ジオウサイキョー】という文字が、巨大な光球がアナザーアマゾンガンマがぶつかり、大きく口を開く。
「ぐぅ」
それによって、解放されたアマゾンガンマはそのまま腹に大きな穴が開いているが、それでも目の前にいるアナザーアマゾンガンマに向けて睨み付ける。
「しぐままのかたき…ぜったいにとる!!
おまえを…たおす!!」
その言葉に応えるようにアマゾンシグマは叫ぶ。
同時にジオウⅡの手首に装着されていたライドウォッチが光り、そのままアマゾンシグマの元へと行き、その形を変えていく。
「アーマーゾーン!!」
その叫び声と共に光は人の形へと変わり、現れたのは茶色のアマゾンだった。
姿形は確かにアマゾンシグマ達に似ているが、明らかに違うその形に驚きを隠せずにいた。
「だれ?」
「おれ、アマゾン。
声が聞こえたから、助けに来た」
そのままアマゾンはアマゾンシグマに渡したのは金色の腕輪だった。
その腕輪が装着されることによって、それまで覆っていた怪我はまるで嘘のように回復していた。
「これは?」
「いっしょにたたかう」
「・・うん!!」
その言葉と共にアマゾンシグマは立ち上がり、アマゾンは構える。
「なんだか分からないが、これも使わせてもらうか」
その言葉と共にジオウⅡは腕に装着されていたもう一つのライドウォッチと、ジオウライドウォッチを持ち、同時に押す。
【ジオウ】【アマゾンオメガ】
二つのライドウォッチが鳴るのと同時にジクウドライバーに装填し、回す。
【ライダータイム!仮面ライダージオウ!
アーマータイム!Ω!アマゾンオメガ!】
その音声と共に、ジオウⅡの姿は変わり、まるで緑の獣を思わせる鎧を身に纏い、ジクウドライバーに手を伸ばし、走り出す。
【フィニッシュタイム!オメガ!バイオレンス!タイムブレーク!】
その音声に合わせるようにアマゾンシグマもドライバーに手を伸ばす。
【バイオレンス・パニッシュ!】
「大・切・斬!」
三人の仮面ライダーは同時に飛び出すと同時に右腕から溢れ出る巨大な光の刃が、三人を一つの巨大な刃に変えた。
「ガアアァ!!」
巨大な刃に対抗するように、全身の刃を生やしたアナザーアマゾンガンマはそのまま身体を丸めると同時に、攻撃を仕掛ける。
光の刃と回転する刃のぶつかり合いは、研究所にあるあらゆる物を全て破壊しながら、行われる。
やがて、回転する刃は全て削がれると共に光の刃はアナザーアマゾンガンマを切り裂き、真っ二つにする。
「があぁあ、いきたぁかったぁだけなのぃ」
アナザーアマゾンガンマの最後の叫ぶと共に、その身は爆発した。
それにより、刃となった三人の仮面ライダー達は変身を解除され、それを見つめた。
「…たおせた」
既にいなくなったアナザーアマゾンシグマの後を見ながら、リュイは言う。
「みんな…たおせた。
だけど…みんなは…みんなはぁ」
仇を倒す事できたリュイだが、一瞬晴れた気持ちから一転、既に戻るべき家族がいないリュイは不意に襲い掛かる不安でその場に倒れそうになる。
「リュイ」
それに対して、手を伸ばそうとするソウゴ、だが、ソウゴの手は徐々にだが、消えかかっていた。
「俺は、もうこれ以上は」
「・・・ジオウがやった事は無駄なんかじゃない。
ジオウ、電王ライドウォッチ、持っている」
「あっあぁ持っているけど」
不意に言われた言葉に戸惑いながら、ソウゴは電王ライドウォッチを取り出すと同時に周りの光景が変わりだした。
「これは!?」
「電王の世界ではイマジンによって消滅した世界は電王の力によって元に戻る。
それは、その記憶を持っている人間が生きていれば、やり直せる」
「それって、アナザーアマゾンシグマによって起きた惨劇も」
「どういうこと?」
ソウゴ達の話している内容についていけず、リュイは疑問に思っていると、後ろから懐かしい匂いに釣られ、振り返ると
「しぐまま?」
そこには気絶している一人の女性がいた。
それに気づくと、リュイはそのまま走り出し、女性に抱き着く。
「・・・どうやら、俺の役目はここまでのようだな」
「ありがとう、ジオウ」
「まさか、いや、なんでもない」
全ての戦いを終え、元の世界に戻る直前、ソウゴが見たのは、母親に確かに再会できたリュイの笑顔だった。
オーマフォームに使用するシンフォギアウォッチは
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天羽々斬
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イチイバル
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シュルシャガナ
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イガリマ
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アガートラーム