キカイダーことジローと再会したソウゴ達は、その後ジローに案内され、とある施設へと連れてこられた。
その施設では子供達が幸せそうに笑って暮らしていた。その光景は、ソウゴにとっては仮面ライダーキカイが存在した未来にあった光景そのままだった。
「これは」
「ソウゴが戻ってからしばらくして、この世界と僕達の世界が融合したんだ。
その結果、ヒューマノイズはいなくなり、皆はこの施設で暮らしている事になったんだ」
「では、君の身体は一体なんだい?」
ウォズはこの世界について理解したが、なぜジローがキカイダーという身体を得たのか疑問に思う。ジローは説明を続ける。
「僕の存在自体はソウゴの夢だった。
そして子供達とは違って、ロボットだった為、消滅は確実だった。
だけど、僕が目覚めた時にはキカイダーと言うロボットの中へと入っていたんだ」
「つまりは、君は生まれ変わって、この世界にロボットとして生まれたという訳か?」
「あぁ、そこからは大変だった。
謎の組織との闘いもあったけど、今はこうして彼らと暮らしている」
「ロボットでも、こうやって暮らせるなんてね」
「響」
そんなジローの話を聞き流していた響は力なく笑いながら、見つめる。
「それじゃあ、これ以上は良いわね。
私はこれで「待ってくれ」なに?」
響が立ち去ろうとした時、ジローは響の肩を掴む。
「君は狙われている。
あのロボットは君の命を狙っている」
「なんで、私が?
まぁ狙われる理由なんて、山程あるけど」
「それは簡単だ」「お前を殺せばオーマジオウが現れる」
「っ!!」
突然声が聞こえ、振り向くと、そこにはジローと同じ姿をしたロボットが二体立っていた。
細かい所で違いが見られるが
「お前達は一体」
「俺はキカイダー01、キカイダーのプロトタイプ」
「俺はキカイダー00、キカイダーの後継機」
「「そして同時にドクターギルの分身」」
「ドクターギル、つまりはそいつが、黒幕という訳か」
「それに、オーマジオウが現れるとは、どういう意味だい?」
「お前達ならば理解できるだろう。
常盤ソウゴがかつてどのような経緯でオーマジオウになったか」
「それ以上の悲しみを与えればどうなるのか」
「っ!!」
その言葉と共にソウゴは胸の中にしまい込んだ、かつての自分がオーマジオウになった瞬間を思い出す。
「お前達、まさかっ」
「そう、我々は貴様をオーマジオウにする為に」「立花響を抹殺する」
その言葉を聞き、響は困惑していた。
「響「五月蠅い!!」っ」
ソウゴが手を伸ばそうとした瞬間、響はソウゴの手を払い、睨みつける。
「なんで、私なんかを大切にするんだ!!
人殺しの私をそこまで庇うんだよ」
「そんな簡単な事、決まっているだろ」
響はそのまま睨みつけるが、ソウゴはそのまま響の頭を撫でる。
「大切な存在に命を懸けるのなんて、当たり前だ」
「えっ?」
未だに理解が追いつかない響から離れると、ソウゴは二人のキカイダーを睨む。
「お前達が響を狙う理由はよく分かった。
だからこそ、お前達を絶対に倒す」
「ソウゴ」
ソウゴがそう宣言すると同時にジローは手に持っていたライドウォッチをソウゴに渡す。
そこにはジローの正体であるキカイダーが埋め込まれていた。
「一緒に戦おう、ソウゴの大切な人の為に」
「私も勿論、お付き合いしますよ」
「ウォズ、ジロー、行こう!」
【キカイダー!】
「変身!」
「スイッチオン」
【ライダータイム!仮面ライダージオウ!
アーマータイム!チェンジ!キカイダー!】
2人のかけ声が合わさるのと同時に、ジローはキカイダーへ、ソウゴはジオウへと変身する。
同時にソウゴの身体には赤と青の半分に分かれたアーマーが装着される。
「祝え!!」
ソウゴがアーマーを装着すると同時にウォズは持っていた本を開く。
「祝え、全ライダーの力を引継ぎ、新たな力をも受け継いだ瞬間を!
正義と悪の青と赤の二つ力を持った機械の力を受け継ぎし者。
その名も仮面ライダージオウ キカイダーアーマー!
今、新たな伝説の幕開けである」
祝いの言葉を終えると同時にウォズは
【投影! フューチャータイム! デカイ!ハカイ!ゴーカイ! フューチャーリングキカイ!キカイ!】
その腰に装着されていたベルトを使い、仮面ライダーウォズ フューチャリングキカイに変身しソウゴ達の横に立つ。
ソウゴはキカイダー01、キカイダー00と向き合い、宣言する。
「お前を、絶対に倒す!」
「ならば」
「倒してみろ」
それに答えるように、2体のキカイダーは言うとキカイダー00はその体から重火器を出し、ジオウ達に向けて放っていく。
3人は同時に走り出し、銃弾の嵐を掻い潜りながら、キカイダー00の元にはジオウが、ウォズとキカイダーはキカイダー01へと迫る。
「ジロー、まさか兄弟である俺を攻撃をするつもりか?」
「俺の家族はマルコ達だ。
誰かを傷つける事を喜ぶ、お前達じゃない」
「へっ、行ってくれるじゃないかよ!!」
その言葉と共にキカイダー01は、両手を光らせ、キカイダーに向けて攻撃する。
「まったく、無茶をしないでくれたまえ、キカイダー」
だが、その攻撃はウォズが手に持ったジカンデスピアーで防ぐ。
「キカイダー01、別の世界においてはキカイダーと共にドクターギルと戦った戦士だが、本当に歴史が変わるというのは恐ろしいな」
「へっ、他の所の俺なんて知るかよ!!
俺は暴れれば、それで良いんだよぉ!!」
ウォズの言葉を聞いても変わらない態度で、キカイダー01は二人を吹き飛ばすと、右腕をマシンガンへと変え、二人を襲う。
ウォズは瞬時に背中から出したロボットアームを使い、キカイダー01が放つマシンガンを防いでいく。
銃弾の嵐が襲っている中で、キカイダー01は半透明な部分が太陽のような光を放ち始める。
「これで終わりだぁ!!」
その言葉と共にキカイダー01から巨大なレーザーが放たれる。
地面を抉る程の威力を誇るレーザーはウォズ達に迫る。
「あぁ、確かに」
その言葉と共にウォズはビヨンドライバーに手を伸ばす。
【フィニッシュタイム!フルメタルブレイク!】
その音声と共に、ウォズの後ろから巨大な機械の腕が現れ、キカイダー01のレーザーを受け止める。
「へぇ、面白い、てめぇの腕が俺のレーザーに耐えきれるか、勝負だ!!」
「悪いが、そんな合理的じゃない行動は私はしない。
私の役目は既に終わっているからね」
「なに?」
疑問に思ったキカイダー01はウォズを見てみると、そこにはキカイダーの姿がなかった。
「まさかっ!!」
気付いた時には既にキカイダー01の身体は4つに別れており、キカイダー01の後ろに立っていたキカイダーの腕は光り輝いていた。
「電磁エンド」
その一言と共にキカイダーは腕を払うと同時にキカイダー01は爆散する。
一方、キカイダー00との戦闘を行っているジオウは危機的状況に追いやられていた。
「くっ」
「無駄だ、このキカイダー00はお前の纏っているキカイダーの後継機として作られた。
そして、この天才的な頭脳が合わさり、お前では勝てない!!」
その言葉と共にキカイダー00は身体の各部から出てくる銃と共にジオウに襲っていく。
纏っているアーマーは徐々にボロボロになりなっており、絶体絶命の危機だった。
そのはずだった。
「なぜだっ!?」
追い込んでいるはずだった。
キカイダー00に埋め込まれているドクターギルはそう確信していたはずなのに、ジオウは一歩も引かず、近づいていた。
「妹がいるからな。
それだけで、俺は立ち向かえる」
「馬鹿な、並行世界の、赤の他人でなぜそこまでっ!!」
「妹?」
その言葉に疑問に思った響は胸を押さえながら、ジオウを見つめる。
「例え別の世界の存在だろうと、例え血が繋がっていなくても、守るべき存在がいるならば幾らでも力が沸きあがる」
その言葉と共に、ジオウはジクウドライバーに手を伸ばすと、目は黄色く光り輝く。
「お前が生身だろうと、機械だろうと、人の心を理解しようとしない奴にっ!!
誰かの為に戦う人間やロボットに勝てる訳がないだろ!!」
【フィニッシュタイム!キカイダー!電磁タイムブレーク!】
「おらあぁぁ!!」
「なっ、なんだとっ!!」
ジオウの言葉と共に、ジオウの目に刻み込まれている【キカイダー】の黄色い文字がビームとなり、キカイダー00を貫いた。
その行動に驚きを隠せないまま、ゆっくりとキカイダー00は膝から倒れる。
「なんだと、計画は完璧だったはずなのに。
なぜ」
そう言いながら、キカイダー00はもう片方のキカイダー01の戦いを見ると
「そうか、奴のキカイダーの存在が」
その言葉が終わると共に、キカイダー00は爆散する。
「終わったのか」
「あぁ、勿論だとも」
そう言い、振り返ると、ウォズは背中から生えるアーマーを仕舞っていた。
「奴らの本体と言える存在にウイルスを仕込んでおいた。
自爆プログラムで妹君に近づけば、爆発するというウイルスを」
「そんな事、できるのか?」
「彼らがいくら最先端でもキカイは2121年の仮面ライダー。
遥か未来のウイルスに対抗するには多くの時間が必要だ」
「そうなんだ」
相変わらず色々と汚い、そう想いながらも響の安全を確保する事にソウゴはそのままほっと息を吐く。
「ねぇ、あんたが、その別の世界の兄って本当?」
「まぁ義兄だけどね」
「そうなんだ」
そう言い、響は何か戸惑っている様子だったが、そんな響の手をソウゴは掴む。
「響が望めば、きっと手は繋がる。
諦めなければ、きっと変われる」
「そんなの別の私だからだよ」
「大丈夫、だって、この世界の響も、俺の知っている響も強い。
だから、恐れる必要はないから」
「分かったっ」
その言葉を聞くと、恥ずかしそうに顔を赤くしながら、フードを被った。
「響はこれからは僕が面倒を見るよ」
「えっなんで、あんたが」
「だって、響は住む場所に困っているんでしょう。
この施設で僕も泊まっているから」
「そんなので、あぁ、もう分かった」
ジローの言葉に否定する事ができなくなり、もう観念したようにジローの言う事を聞く事にした。
「それじゃあ、またな響!!」
「・・・うん、ありがとう」
少し照れながらも、フードを被りながら、ソウゴをゆっくりと見つめ
「お兄ちゃん」
そう呟いた。
その言葉を最後に響は施設の中へと入っていった。
「じゃあね、ソウゴ。
ソウゴ?」
「我が王?
もしや?」
ウォズはソウゴの様子が変なのに気づき、ジローは透視すると残酷な結果を告げた
「心拍停止。
原因はキュン死だね」
「我が王!!」
立花ソウゴ 二度目の死亡 原因 キュン死
「さて、我が王が二度も死んでしまった驚きべき事件。
世界に分かれた様々な謎の機械軍団の進行は、これで一旦終わりを迎える。
リョウと名乗るハカイダーはその後、煙のように消えていったらしい。
我々が帰った頃にはまるで役目を終えたように消えていた。
そして、妹君である立花響の様態も回復し、普段通りの日常を迎える事ができた。
だが、ギャラルホルンにまつわる物語はまだ続く」
ウィズがそう本を読み終えると同時に振り返ると、そこには炎に包まれた施設の中でただ一人、銀色の鎧を身に纏った少女が歌っていた。
「俺は!!」
「あっお兄ちゃん!!
良かった、回復して」
「響か?」
「まったく、お前はなんで異世界で二回も死んでしまうだよ」
「まさか、そこまで過酷な世界だったんデスか!!」
「いいえ、理由を聞いたら呆れるわ」
「思い出した」
「思い出したって、何を?」
「死にかけた時の記憶」
「何を思い出したんだ?」
「なんだか響の声にそっくりの声をしたマスコットのような幽霊に「15人の英雄と絆を結べ」と言われてよく分からない内に響の声そっくりの血反吐を吐き出す女の子や、翼さんそっくりの狂人とも言える槍使いの人と話した」
「なんだか、とんでもなく壮大な物語」
「我が王、それはたぶん仮面ライダーゴーストでは」
「だが、俺はその中でも特に驚いた事がある」
「驚いた事って一体」
「どんなのが来ても驚かないぞ」
「日本でも有名な紫式部の声が、切歌ちゃんそっくりだった」
「「「「「それはびっくりするわ」」」」」
「皆、声を揃えて酷いデス!」
オーマフォームに使用するシンフォギアウォッチは
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天羽々斬
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イチイバル
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シュルシャガナ
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イガリマ
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アガートラーム