あの戦いからすぐの事だった。
マリアの機転もあり、ソウゴ達はすぐにノーブルレッドの居場所に向けてタイムマジーンを走らせる。
「あれは、姿を見せている?」
そこで待ち構えていたようにノーブルレッド達はその姿を見せていた。
それも不敵な笑みを浮かべながら。
「なぜだ?」
「ウォズ、どうしたデス?」
タイムマジーンを運転していると、ウォズは疑問に思ったように見つめる。
「奴らは仮面ライダーに変身する為に必要なジクウドライバーを一人も装着していない。
ここまでの数の不利なども考えて、ドライバーが一つだけだとしても、装着していなければ不自然のはずだ」
「ドライバーを忘れた訳じゃないよね」
「だとしたら」
「罠っ!」
その言葉と同時にタイムマジーンに襲い掛かる爆風に、全員が驚きを隠せずにいた。
「どうやらかかったようだぜ!」
「一番厄介なの坊やは別の場所にっと」
「二人共、降りろ!」
「ソウゴっ!」
「お兄ちゃん!?」
すぐに異変を感じたソウゴは乗り込んでいた響とクリスを外へと出すと同時にタイムマジーンを包み込む程の転移魔法陣が現れ、包み込む。
転送された場所、そこは周りには人の気配がまるでなく、廃墟となっている建物が多かった。
ソウゴは周りを見渡すと、廃墟となっている建物の窓から見えたのは機械の目だと思われる部分が光り輝き、ソウゴを見つめていた。
「まさかっ、こいつら全員か」
そう言い周りを見渡すと、ソウゴを見つめている目は一つだけではなく、十、百、千、万と数えきれない程に多くの目がソウゴを見つめていた。
『ソウゴさん、聞こえますか?!』
「エルフナインか。
こっちは無事だけど、響達は」
『それが、敵の罠にかかり、全員が謎の結界に閉じ込められてしまいました』
「そうしたいけど、そうもいかないらしい」
そうしてソウゴは周りを睨んでいると、その中で、一人だけ目の色が明らかに違う紫色の光を発しているライダー、サイガがソウゴに向けて何かを構えていた。
「You make you put back by Rehmannia and here.
It's because that makes them establish our existence.」
「何を言っているのか、分からないが、戦う気があるんなら、受けて立つ」
その言葉と共にソウゴは懐からジクウドライバーとジオウライドウォッチ、そしてグランドジオウライドウォッチを取り出し、腰に回す。
「変身」
【ライダータイム!仮面ライダージオウ!
グランドタイム!グランドジオウ!】
その音声と共にソウゴはグランドジオウへと変身し、その手にはWのプリズムビッカーを手に持ち、周りにいるライダー達を睨む。
「こいつらはライトルーパーに、お前は」
「You can go and knock down Rehmannia.」
同時にサイガの一言と共にライトルーパー達はその手に持っている武器をジオウに向けて構え、放ってきた。
【プリズム】
手に持ったプリズムメモリをプリズムビッカーに装填された事によって、ビッカーシールドとプリズムソードを分離させ、襲い掛かる攻撃に対して構える。
手に持っビッカーシールドで襲い掛かってきた攻撃を防ぎながら、プリズムソードから発するエネルギーを纏った斬撃を襲い掛かるライトルーパーへ向けて放っていく。
「まったく、数だけは本当に多い!」
そう言いながら、手に持ったプリズムビッカーを投げ飛ばし、爆散させ、同時に両手にトレーラー砲と火縄大橙DJ銃を両手に持ち、遠くにいる敵を全て吹き飛ばす。
「Still, it'll be now.」
突然聞こえた声と共に、グランドジオウに接近してきたサイガはその手に持ったトンファーで襲い掛かってきた。
同時にグランドジオウは手に持っていた武器を地面に捨てると、カブトクナイガンを構え、攻撃を受け止め、トンファーによる攻撃が続々と襲い掛かってくるが、カブトクナイガンで攻撃を受け流していく。
「見た感じだと、ファイズ達のようだから、だったら」
そう言い、ジオウは555が描かれている部分に触れ、同時に懐から取り出したのは新たなヴィランウォッチだった。
【555】【ホースオルフェノク】
「「はぁ!」」
二つの力が作動するのと同時に、グランドジオウの横から現れたのはファイズエッジを持ったファイズと剣を持ったホースオルフェノクが同時にサイガに向けて攻撃を仕掛ける。
サイガはそのまま後ろへと下がると、空中から飛んできたバックパックにトンファーをしまい込むと、同時に空中へと跳び、ジオウ達に向けて狙いを定める。
「I'm going to make a one-sided axe from the air.Go to hell.」
その一言と共に、ジオウ達に向けて、無数の銃弾が襲い掛かってくる。
「おい、木場、まだまだいけるだろ」
「勿論だ」
その一言と共に、555とホースオルフェノクの身体は光に包まれ、そこに現れたのは555の最終形態であるブラスターフォームと、ホースオルフェノクが変身した仮面ライダーオーガへと変身した。
「What!?」
そこに現れた二人の仮面ライダーに対して驚きを隠せずにいたが
「Don't think the king who is only on earth can beat me, the king of heaven.」
オーガの姿に驚きを隠せなかったサイガだが、すぐに銃弾を放ってくるが、555はその手に持ったファイズブラスターをサイガに向けて放つ。
その銃弾の威力は余りにも高く、次々と放たれる銃弾を飲み込みながらサイガのジェットパックを破壊する。
「っ!?」
「悪いけど、君が誰だが分からないけど、お前は誰かの不幸を喜ぶんなら!」
その言葉と共にオーガはその手に持った剣を振り上げ、サイガを吹き飛ばし、その先にいたのは残ったライオトルーパー達がおり、サイガを受け止めた。
「一気行くぞ」
「あぁ」
555の言葉に合わせるように、グランドジオウはジクウドライバーに手を伸ばす。
【フィニッシュタイム!オールトゥエンティ!タイムブレーク!】
その音声が鳴り響きと同時にグランドジオウは空中に飛ぶと、それに合わせるように555とオーガも共に飛び上がる。
彼らの前に現れたのは巨大な赤い円形のエネルギーであり、赤と黄金が混ざり合っていた。
「「「はあああああぁ!!!」」」
3人は同時にライダーキックをそのエネルギーに向けて放った。
3人はそのままサイガ達の元へと激突すると同時に辺りにいた全ての敵を一瞬で灰に変えると共に、戦いは終わりを迎えた。
「なんとかなったか、すぐに戻らないと」
そう言い、タイムマジーンを呼び出そうとした時だった。
「ジオウ」
「えっ?」
声を掛けられ振り返ると、オーガがこちらを見つめていた。
「気を付けるんだ。
今、この世界で起きているのはただ事じゃない。
俺の存在がその証明だから」
「ただ事じゃないってj
すぐに答えを聞こうと、ソウゴは近づくが、同時に時間切れが起きたように二人の仮面ライダーは姿を消した。
「ただ事じゃないって」
そう疑問に思いながらも、ソウゴはすぐに響達と合流する為にその場を去った。
「ヴィランウォッチにまで認められるとは、さすがに想定外だな」
ソウゴのいなくなった場所からゆっくりと現れたのは長い白髪の男性が現れる。
「しかし、もう一人の私の言う通り。
未だに覚醒していない状態とはいえ、これ程の力を持っているとはな。
だが、こちらも計画通りだ」
その言葉と共にその手に持ったライドウォッチを起動させる。
【オーマジオウ】
同時にその姿は白いボディの歪んだオーマジオウへと変わった。
「残るは怪物達によって完成する正義!
そして一つになる時こそ、我らの宿願は果たされる!!」
その言葉と共に高々と笑い始めた。
こっちが本編『ぐだぐだらジオウ』
「という事で、本来だったら1月1日に発表するはずだった質問の答え、この場で答えたいと思います!
という事でいりごま塩さんからの質問です。
①「コンパチヒーローシリーズ」は知っていますでしょうか?
②ボルメテウスさん自身の作品や他の作者さん達の作品とで「コンパチヒーローシリーズ」の様な世界観と作品を考えたらどうなりますでしょうか?
③「特典を喰らう騎士」で「結城友奈は勇者である」シリーズのキャラの再登場はありますでしょうか?
友奈達と連達の交流が好きだったので。
まずは一つ目ですが、作者が実際にプレイした事があるのはロストヒーローズとスーパーヒーロージェネレーションの二作品だけとなっております。
それ以外の作品は残念ながら知りません。
2つ目についてですが作者の好みとしてロストヒーローズのような世界観にしたいと考えております。
もしも、他の作者さんとの協力があれば、作りたいと思っています。
なので、もしも興味がある方は作者までメッセージをお願いします。
3つ目に関しては残念ながらありません。
完全に分かれたと考えており、合流するのは今の所考えておりません。
これからも時の王である兄をお願いします。
オーマフォームに使用するシンフォギアウォッチは
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天羽々斬
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イチイバル
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シュルシャガナ
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イガリマ
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アガートラーム