双葉杏「電池切れの時計のように」   作:ヌコスキー

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これは、幸子から見た話。


輿水幸子「時計は動き続ける」

あの人はボクを選んでくれた。絶対に選ばれないと思っていた。それだけでも十分なはずなのに。

 

ピンポーン

『いらっしゃい。鍵は開いてるから勝手に入ってきて。』

「お邪魔します。」

今日は、杏さんの家で遊ぶ約束をしていた日。インターホン越しにいつも通り気だるげな声が聞こえた。こんな都会で鍵も閉めないでなんて不用心なんだろう。そんなことを考えながら、ドアを押した。

「家も遠いのによく来る気になるよね〜。杏にゃとても無理だよ。」

「はるばる会いに来たボクをもっと労ってくれてもいいんですよ!」

「べつに私が来てくれって頼んだわけじゃないし。」

「それはそうですけど…」

「ま、ゆっくりしてきなよ。杏は寝てるからさ。」

「ボクを放っておこうとは随分ひどいですね!?」

いつも通りのやり取り。杏さんに雑にあしらわれて、不満を呈する。これが杏さんだから、こんな扱いでも嬉しい。口ではああ言ってても、買い物に誘えば来てくれるし、こうやって部屋にも入れてくれる。この優しさも好きだ。

 

「杏さんが好きなんです。ボクと……ボクと付き合ってください。」

数ヶ月前、ボクは杏さんに想いを伝えた。無謀だと思いながら。

「いいよ。」

だから、その言葉を理解するのに、ほんの少し時間が必要だった。でも、理解ができたら素直に嬉しさを感じた。ボクで良かったんだ。ボクでも良かったんだ。

 

最初はそれでもただ嬉しかった。でも、だんだん物足りなくなっていた。

「杏さん…その…ボクたちって特別な関係じゃないですか。」

「まあそうだね。」

「だから…一緒にお出かけしたりとか、お部屋に来たりとか、そういうことをしてるわけじゃないですか。」

「うん。」

特別な関係。恋人という関係のはず。ボクはそう思っている。けれど、今までやってきた特別を証明するものは、全部あの人と経験していることだと知っている。

「それで…もっと仲良くなりたいなと。」

もっと、特別さを感じたい。あの人としていないことを。恋人のボクが先にしたい。

「仲良くったって何をー」

 

その口を塞いでいた。考えを自分で理解する前に動いていた。ただ、そうしたかったのは確かだった。

 

「…こういうことはボクたちには早いのかもしれませんけど。」

いつものにような自制は、もうできない。

「どうしても特別を感じたいんです…!」

思っていること、そのままぶつけていた。

「ちょ、幸子!?待って…」

もっと深く。

「待って…」

もっと近く。

「ごめんなさい。もう、自分を…」

何をしたいのか。理解が頭に追いついて、口を動かした。

「抑えられないんです!」

あなたに、愛されたい。

 

「駄目ッッ!!」 パシンッ

 

衝撃だった。

「…はっ!?」

何が起こったかわからなかった。

「さ…幸子、ごめん…」

じわりと頬に痛みが残る。

「ちょっと驚いて…」

何が起こったのか、この目で確認をして。

「叩くつもりは全然無くて…」

ああ、ボクは、なんてことをしてしまったんだろう。

 

「ごめんなさい。」

大好きな人の顔は、今まで見たなによりも、恐怖に歪んでいた。

「幸子…?」

この人は優しい人だ。

「ボクってば…杏さんの気持ちも考えずに…勝手にそういうところまで行ってるとか思っちゃってて…」

「違うの、違うの幸子」

誰にでも優しい人だ。

「そうですよね、行きたくもないのにしつこく誘ったからしょうがなく一緒に出かけてくれたり。」

「ねぇ、待ってよ」

ボク意外にも優しい人だ。

「嫌でしたよね。怖かったですよね。こんな自分勝手なのに付きまとわれ」

「違う!!」

違う?そんなわけがない。だってー

「じゃあその顔を見てどう思えって言うんですか!」

ーそんな顔に、ボクがさせたのだから。

「…ごめんなさい、もう帰ります。」

優しさを、別のものに勘違いしていた。

「待って…待ってよ幸子…」

これ以上、あなたに優しくされてしまったら。

「ボクには…あなたの近くにいられる資格がありませんから。」

ボクは、あなたを壊してしまうだろうから。

 

部屋を飛び出した。声を押し殺して、顔を覆って、帰路に溶け込んで、自分の部屋に飛び込んだ。罪のない枕に顔を埋めて、静かに怒りをぶつけた。

 

いつまでも枕を相手にしているわけにもいかない。パパとママに心配をかけるわけにはいかない。それに、杏さんに出会うわけにもいかない。他の人に心配をかけるわけにもいかない。何か手を打たないと。平静を装って、いつも通りに。駄目だ。杏さんと出会ってしまえば、きっと杏さんは優しくしてくれる。それは絶対に駄目だ。何とか、何とかしないと…

「あ…」

杏さんは普段使わないからって、電話やメールは教えてくれなかった。今、杏さんとの繋がりは、このトークルームだけ。あの後から、まだ杏さんからメッセージは来ていない。

「……ごめんなさい。」

唯一残っていた直接的な繋がりは、今のボクには断ち切る以外なかった。

ただ、連絡を絶っても、仕事で同じ場にいたら意味がない。…本当は誰にも迷惑をかけないようにしたかったけど、協力は不可欠だ。

『もしもし?』

「もしもし、プロデューサーさん。今、お時間大丈夫ですか?」

できるだけ、普段の声色で。

『おう、どうした?』

「お仕事について、お願いしたいことがあるんです。」

『なんだ?何か嫌な仕事でもあったか?』

「いえ…その…」

きっと、とんでもないことをお願いするつもりでいる。でも、こうでもしないと。

 

「杏さんと同じ日に、スケジュールを入れないようにして欲しいんです。」

 

『…は?』

「難しいのはわかっています。でも、すぐにでも、どうしてもそうして欲しいんです。」

『待て待て、説明してくれないか?杏と何か喧嘩でもしたのか?』

「…」

杏さんとの関係は、周りには秘密にしている。…ただ一人を除いて。プロデューサーさんにも言っていないことだった。

「…ひどい喧嘩をしました。ボクのせいで。今までしたことないような喧嘩です。とてもひどいことをしてしまったんです。どうやって杏さんと会えばいいのか…もう、わからないんです。」

『…きっと、相当ひどい状態なんだな。』

多分、些細な声色から、平常でないことはバレてしまっている。

「お願いします。向き合うために、時間が欲しいんです。」

『……やってみるよ。俺にはそれしかできないからな。』

「…ごめんなさい。」

『誰しもそういうことはあるさ。それくらいの歳なら、ぶつかるだけぶつかったほうがいい。」

「ありがとうございます…あと、ボクがお願いしたということと、ボクから聞いたことは、誰にも言わないで欲しいんです。」

『言う気はない。まあ、この状況のあいつならきっと察するだろうけどな。』

「…ありがとうございます。」

『それじゃ、しっかりな。』ブツッ ツー…ツー…

 

私情を仕事に持ち込んでしまった。プロデューサーさんが優しかったからこそ許してくれたけれど…また、優しさに甘えてしまった。

 

いいよ。と言ってくれた後、やはり疑問に思ってしまった。杏さんには、誰よりもとても仲の良い人がいるから。誰よりも大切であろう人がいるから。ぽっと出のボクなんかより、ずっと杏さんを理解している人。お互いの弱さを受け止め合える人。

その人は、諸星きらりさん。いつもきらきらした笑顔を振りまくあの人が、いつも気だるげて、だけど余裕のある杏さんと、その外側を脱ぎ捨てて、お互いの弱さを受け止め合っているところを偶然見てしまった。真逆だけど、似ている2人。杏さんの隣には、ボクなんて入る隙は無いと思った。

 

いつもの時間に、ひどい目覚めを迎えた。パパとママにすら到底見せられない、全然カワイくない顔。見られないように、ぐちゃぐちゃの顔を洗い流した。でも、こびりついて全部は落ちなかった。

パパとママに悟られないように、ひどい顔を嘘で塗りつぶして、事務所に向かった。

「おはようございます。」

「おはよう、幸子。早速だが…」

新しい予定を渡された。要望通り、同じ日に仕事も、レッスンも入っていなかった。

「……ありがとうございます。」

時間は貰えた。あとは、向き合うだけ。

 

「ワン、ツー、スリー、フォー…輿水!お前がターンするのは星の後だ!」

「すみません!!」

「もう一度同じところからだ!」

 

集中して、いつものようにレッスンをしているはずなのに、どうしてもミスが多くなる。

「輿水!また抜けているぞ!」

「すみません!!」

「大丈夫…?」

「幸子ちゃん…1回休憩入れた方が…」

「いえ!次は気をつけます!大丈夫です!もう一回お願いします!!」

「口で言うなら誰でも出来る。動きで示せ!」

「はい!」

「…」

一緒にレッスンしている輝子さんと小梅さんに気を遣わせてしまっている。それでは駄目だ。優しさに甘えるわけにはいかない。

「もう一回お願いします!!」

 

「…よし、今日はここまでだ。各自次までに課題を確認するように。」

「「「ありがとうございました。」」」

「今日はハードだったな…」

「うん…すごかったね…」

「すみません、ミスが多くて何回も同じところをやらせてしまって…」

「いいんだ…私もミスしてるしな…」

「でも…幸子ちゃんがミスするの、珍しいね…」

「…すみません。次までには完璧にしますから。」

「……な、なあ。」

「それでは、この後用事があるので、お先に失礼します。お疲れ様です。」

「あ、う、うん…お疲れ…」

「お疲れ様…」

ごめんなさい、突き放すようにしてしまって。でも、駄目なんです。

 

その後も、レッスンでもお仕事でも、細かなミスがいつもより多かった。けれども、大失敗はしなかった。ファンの皆さんにも喜んでもらえた。あとは杏さんとの仲直りを…

 

「しばらくお前には休んでもらう。」

「え…?」

両立なんてできなかった。どっちも駄目だった。

「無理して頑張りすぎだ。ファンには疲れがバレてる。」

「そんな…!!ボクはまだやれます!!だから…」

「冷静になれ。辞めろって言ってるんじゃない。お前は頑張ってるよ。頑張りすぎなんだ。頑張っても疲れが回復するわけじゃない。分かるな?これもある意味仕事だ。」

「でも…!!」

「幸子。」

「…」

「…わかってくれ。俺にはこれしか出来ない。」

「……分かりました。」

 

やってしまった。プロとして、こんなに情けないことはない。私情を持ち出して、全部を駄目にしてしまった。どうしようもなく駄目なボクはまた、全部を枕に押し付けた。

 

ピロン♪

「…?」

こんな時間に、誰からだろう。…輝子さんだ。

輝子『お疲れ様…幸子ちゃん、最近大丈夫か…?』

幸子『お疲れ様です。調子が悪くてすみません。』

輝子『急で悪いんだけど、明日事務所で話したいんだ』

「!!」

やっぱり、何も誤魔化せてなかった。ただただ心配ばかりかけさせていた。輝子さんといえど、怒って当然だ。

幸子『わかりました。』

きっと、悩みを聞こうとしているんだ。ちゃんと、話さないと。

 

杏さんと付き合うことになって、お互い関係は秘密にしようと話した。けれど、きらりさんには、絶対に言わないといけないと思った。このまま何も言わないと、まるで奪ってしまったかような罪悪感を感じたから。

帰ってきたのは、きらきらのお祝いだった。優しさに溢れていて、杏さんが中身をさらけ出せるこの人に、ボクは到底敵わないと感じた。

きらりさんはアドバイスをくれた。どんな時に楽しそうかや、どう誘えばいいかまで。純粋に応援されていた。普段の動きも、変わってないように見えて、スキンシップは減っていた。

教えてくれたことを実践すると、とても上手くいった。もちろん、ボクなりにアレンジをしてみて。杏さんと、好きな人と過ごすのはとても楽しかった。笑ってくれるから。楽しそうにしてくれるから。でも、この雰囲気を作ってくれたのは、きらりさん。ボクが何も聞かずにこの雰囲気を作れるかと言われれば、自信がなかった。杏さんの側には、きらりさんが居る方が幸せなんだと、そう思うことが少なくなかった。

 

いつもの通り、重い朝がきた。パパやママに何か聞かれても、自然に嘘をつけるくらいには慣れてしまっていた。

輝子さんに言われた通り、事務所の一室に来た。あれだけ気を遣わせてしまったのだから、ちゃんと説明をしよう。…杏さんのことも。

 

コン、コン、コン。

 

「輝子さん?お話って一体……」

扉の先は、考えていた景色と全然違った。頭が真っ白になった。

「なん、で…」

居るはずがない。考えてもいなかったのに。どうして。

「……久しぶり、幸子。」

気づけば、部屋から出て走り出していた。どうして?どうして杏さんが??まだ、まだ準備ができてないのに。

「待ってよ!!勝手に出て行くな!!!」

必死に呼び止める声が聞こえる。もし、このままこの場を去ったとして、もう一度杏さんと会おうと思えるだろうか。少し考えるうちに、杏さんに捕まった。

「話そう、幸子。どうなるとしても、必要だから。」

「……はい。」

 

「……本題に入る前に言っておくけど、輝子は協力してくれただけだから、悪く思わないであげて。」

確かに、言ってしまえばボクは輝子さんに騙され、準備のできていないまま、この場に放り込まれたようなものだった。だけれど、ボクを思っての行動だったことはすぐに理解できた。

「…なにも恨んだりはしません。あなたと連絡を取れないようにしたのはボクでしたから。」

「スケジュールを別々にさせたのも?」

「はい。」

「……どうして私と距離を取ったの?」

「…あなたが優しい人だからです。」

あのまま、近くにいるわけにはいかなかったから。

「自分のことばかり考えて、あなたにあんなに怖い思いをさせてしまった。なのに、あなたは怒るでもなく、ボクを庇った。」

悪いのはボクなのに。

「なにも悪くないのに、あなたは謝って。あんな…あんなに怯えてる顔は見たことがなかったのに。」

見たくもなかった。させたくなかった。だけど。

「あんな顔、させちゃいけなかったのに。ボクのせいであんなに怯えて…」

そう、ボクのせいで。ボクが、ボクが。

「あなたの顔をあんなに歪ませて!それに加えて罪も背負わせて!なにも悪くないのに!!悪いのはボクなのに!!」

「幸子ッ!!」

「…はっ…」

また、また自分のことばかり考えてしまった。

「落ち着いて。まだ、私はなにも言ってないから。」

「…ごめんなさい…」

きっと、気を遣われている。そうじゃないと言われても、そうとしか思えない。頭を離れない。

「……今日は、杏の話、聞いてくれる?」

例え、手遅れだったとしても。せめて、聞くことができなかった言葉を聞くことが、ボクにできることなら。

「…はい。」

 

「まず、昔の話から。」

「はい。」

「昔、小学生だった頃から、私には好きな人がいたんだ。一緒にゲームしたりして遊んでた男の友達。気づいたら好きになってて。」

杏さんが、好きになった人がいたなんて。昔からそういうことに興味がなかったのだと思っていたから、意外だった。

「中学生になってからも、回数は減っていったけど、その関係は続いてたんだ。別に付き合ってるわけじゃなかった。ずっと、このままの関係でいられたらいいなって、私は思ってたから。」

「…」

「でもね、卒業が近くなってた時、夜遅くまで一緒にゲームをしてたんだ。その時、そいつが、ね。……押し倒してきたんだ。ちょうど、あの時みたいに。」

あの時。ボクが、杏さんのことを考えずに、先走ってしまったあの時。

「怖かった。襲われたことよりも、私の知ってるあいつじゃなかったことが。あの目が、私を私として見てなかったから。…あの時の幸子も、同じように。」

きっと、トラウマに触れてしまったからではなく、本当に怯えていたんだ。杏さんを見なかったボクに。何かに囚われていたボクに。

「それから、あいつとは一言も話さなかった。嫌だったからとかじゃなくて、無意識に、お互いが避けてたから。だから私、怖くなっちゃったんだ。1歩進むだけで、今までの関係が大きく変わっちゃうこと。踏みとどまろうとするだけで、全部が壊れちゃうこと。それでも、私は踏みとどまりたいって思っちゃったの。…今も、そう思ってるの。」

杏さんは、進みたくなんてなかったんだ。進みたかったのは、ボクだけだったんだ。

「私の話は、これで全部。…わがままでしょ?私。わがままなのは、幸子だけじゃないの。だから、幸子ももっと、わがままでいいの。」

「……」

「聞かせて?幸子の言葉を。」

 

わがままでいい。散々自分勝手に振り回したのに。それでもそう言ってくれるなんて、やっぱり、どうしてそんなに優しいのか。甘えたくてしょうがない。あなたと共に居られるなら、こんなボクでいいのなら、あなたの側にまた居たい。…でも、今のままで止まるのは、あなたの特別になりきれないということ。あなたの幸せは、そこにいること。進んでしまえば、あなたには戻らない。ボクが好きなのはー

 

 

「ごめんなさい。」

 

 

「やっぱり、ボクはあなたの特別になりたいです。でも、それ以上に、あなたにもう、あんな顔はさせたくない。だから、ごめんなさい。」

あなたが好きだから。あの日欲しくてたまらなかった、あなたのことが好きだから。あの日怯えさせてしまった、あなたのことが好きだから。

「ボクから言い出したのに、ボクからこんなこと言うなんて、ほんとにわがままですよね。」

本当にわがまま放題だ。告白しておいて、都合が悪くなったから、手放す。こんなにひどいわがままはそういないだろう。

「だから。」

これが、あなたへの、一番のわがまま。

「元に、戻らせてください。」

「うん。ありがとう。」

とても軽く、だけどしっかりと、返事をしてくれた。

「…それじゃあ、また。」

「うん。バイバイ。」

 

パタン。

 

部屋を後にする。これで、よかった。きっと、元に戻るだけだから。杏さんの隣には、ボクがいられるわけがなかったんだ。杏さんの隣には、あなたがいるべきだから。どうかー

 

幸子『杏さんを、よろしくお願いします。』


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