ダンガンロンパ~Excute~ 希望と絶望のラビリンス 作:MOGIぴー
Prologue 異様な入学式 Ⅰ
『私立未来ヶ丘学園』。
ここに入学した者は、素晴らしい未来が約束される。
そして、俺も今、その未来を約束された。自分の未来を。
俺の名前は、両角徹(もろずみとおる)。ごく普通の高校生だ。
未来ヶ丘学園にスカウトされたのは、「超高校級の一般人」としてだった。たしかに、俺には得意なことも苦手なことも無い。普通に生きている。どうやらその部分が学園側に買われたようだ。まぁ、買われたところで嬉しくは無いが、あの未来ヶ丘学園に入学できることに関しては喜びを隠せなかった。
どうやら、『私立希望ヶ峰学園』っていう学園があるらしく、その姉妹校がこの未来ヶ丘学園だという。
学園側がスカウトした人間だけがこの学園に入学することができ、俺は「超高校級の一般人」としてスカウトされたのだ。
俺は未来ヶ丘学園の正門に立って、学園を眺めていた。
なんともすがすがしい気分だ。
俺は一歩を踏みだした。
明るい未来が約束されるんだ…!
突然、視界が傾いた。
え…何だこれ…。
そして視界は真っ暗な闇に覆われ———。
「おい、大丈夫か~」
…誰かの声がする。
俺の目は徐々に開かれていった。
眩しい…。光が視界を包み込む。やがてその光は鮮明な風景へと変わっていった。
白い光が少しずつ、丸いものへと変形していく。
人の顔だ。
「やっと、目を覚ましたね」
その顔は言った。
俺はゆっくりと体を起こした。
俺の真横にある顔、その奥にはまだ複数の顔が見える。
「おーい、見えてる?」
真横の顔が話しかけてくる。
俺はこの状況がよくわからなかった。
「え、ここは…?」
「どうやら未来ヶ丘学園の体育館らしいな」
たしかに見渡してみればそうである。
『おやおや、みーんなお目覚めかーい?』
ぎょっとした。とても明るい声、能天気という言葉が似合う声だ。しかし、その能天気さに何か底知れぬ悪意を感じ取った。
すると、突然ステージの演台から何かが飛び出した。
それは白と黒の何かだった。ぱ、パンダ……?
「わぁ、パンダだ!」
と、この「パンダらしきもの」に負けないくらい能天気な声で女子が言った。
「パンダじゃないよ、モノクマだよ~」
不気味だった。それはどこからどう見ても、ぬいぐるみだった。しかし、口が動いている。
「ぬ、ぬいぐるみがしゃべるとは…、どういうことだぁぁぁぁぁぁ」
身長の大きい男子が声を響かせる。
「ぬいぐるみじゃないよ、モノクマだよ、この未来ヶ丘学園の学園長のモノクマだよ。全く、出会った瞬間からコレだよ」
場は騒然としていた。
モノクマと名乗る謎のぬいぐるみ…。
一体、何が起きているんだ…。
「てことで、今から入学式を始めます。オマエラ、姿勢を正して!」
何なんだこれ…。
頭の中の整理が追い付いていない。
「ちょっと、いきなり入学式ってどういうこと!?」
「ほかの生徒はどこにいるのでしょう…私たちしかいないようですが」
「うぷぷぷぷ~、他人の心配より自分たちの心配をするべきクマよ、てことでぇ」
「オマエラには」
「コロシアイをしてもらいマース」
どうも、二次創作に目覚めたMOGIぴーです。
ダンガンロンパの二次創作なんですが、本家ほどのクオリティは作れないなぁという感じです。まぁ二次創作なので、気楽に見ていただけたらなと思います。
では、また次回!