ダンガンロンパ~Excute~ 希望と絶望のラビリンス   作:MOGIぴー

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(非)日常編 Ⅲ

夕方ごろ、探索のために散らばったみんなは食堂に戻ってきた。

「みんな戻ってきたようだから、報告を始めてくれ」

入江君は難しい顔をしている。

「1階の西側は生物教室、物置、家庭科実習室、待機室、事務室、職員室、学園長室、そして俺たちが寝泊まりする個室があったよ。職員室や事務室に教師や他の生徒の姿は確認できなかった。どうやら、本当に俺たちしかここにはいないようだな」

そう言った時君はため息をついた。

「学園長室にも誰もいなかったよ。てっきり、あのモノクマでもいるのかと思ったけど」

オリヴィアさんはゴルフ帽子を被りなおしながら言った。

「1階の東側には、天文学教室、会議室、生徒会室、保健室、図書室があったわよ。同じく人は誰もいなかったわよ」

天宿さんは壁にすがっている。

「保健室は薬とか消毒液だとか充実してたから、けがや病気でも一応困らないようだったぜ」

巫君は口に笑みを浮かべて言う。

「2階の西側…。恐るべき機械の行進曲、化け物が植えられた庭、普通な領域、毒薬研究の砦があったぞ…」

闇野木君が呪文を唱える(?)。

「視聴覚室、植物室、少人数教室、化学教室があったわよ。わかりやすように訂正しておくわね…」

開木さんは呆れて言う。

それを見て、桜谷さんは苦笑いする。

「あ、えっと2階の東側には美術室とその準備室、講義室、音楽室、物理教室があったよ。こっちも特に収穫は無かったよ」

俺もみんなにならって報告を済ませる。

入江君はふーっと息を吐いて、

「やはり、出られそうなところは無かったか」

とつぶやいた。

「窓は内側からしっかりと止められてるし、出口という出口もすべて閉じられてる」

時君が考えるポーズをする。

「どうやら、3階もあるみたいだよ。階段がまだ上に伸びてたよ」

琴津さんは相変わらず、能天気を露呈させたような動きをとる。

「1階の西側のさらに奥が例の最初の体育館だったな、さらにその奥に屋内プールもあったよ」

光金君が言った。

「窓を壊せないか試してみたが、かなり頑丈に止められている。壊して外に出るのは不可能だな」

と百鬼君が拳を作って言う。

「麗宝さんと確認して分かったんだけど、個室は完全防音になっていて隣でどれだけ大声を出しても外には聞こえない設計みたいよ」

福巡さんがゆっくりと口を動かす。

「円ちゃんの言うとおりだよ。あたいのこの大声でも歯が立たないなんて!!」

なぜか悔しそうにしゃべる石さん。

「入江様と一緒にこの食堂を探索してたけど、奥に厨房があるみたいね」

東雲さんがその厨房の方向へ体を向ける。

「あぁ、かなり大きめの厨房だった。おまけに冷蔵庫には大量の食料が押し込まれるように入っていた。おそらく食料の面では困ることは無いとは思うね」

入江君は冷静な口調だ。

「そういえば、二階堂君、君は何をしていたんだ?」

「俺か?蜂にエサ遣りしてたよ」

「探索してないのか全く…」

 

その日の探索は終了し、夕食を食べて、就寝となった。

次の日も探索は行われたが、情報はほとんど得られなかった。

それからは特に事件が起きるでもなく、とても平和な日々だった。

そんな何もない日々が3日続いた。

その3日目、ついにあいつが動き出した。

 

「あ~、校内放送~。オマエラ、至急体育館にお集まりください」

 

~~~体育館~~~

 

「モノクマ、突然呼び出してどうした」

俺は体育館に足を踏み入れた瞬間に大声で言った。

「まぁまぁ、はやくみんな入って」

モノクマは演台の上でくつろいでいる。

ぬいぐるみの癖に生意気だな。

全員が体育館に入り終わると、すぐにしゃべりだした。

「ここ数日間殺人が起きてない!とてもつまらない。こんな普通な日々は僕にとっては退屈でしかないんだよ」

俺たちは黙って聞いていた。

「状態、環境、すべてが完璧なのに何が足りないのだろうって考えたんだよ。考えて考えて考えて考えて。そして何が足りないかわかったクマ。ずばり、動機だよ」

「動機?」

石さんが言う。

「そうだよ、動機が無ければ殺人なんて起きるはずが無いんだよ。そこでさ、思いついたんだ。動機が無いなら作ればいいってね!」

「動機を作る?自分には理解できないっすね」

光金君が首をかしげる。

「わけのわからないことしか言わないな、このぬいぐるみは」

時君が口を酸っぱくした。

そんなのはお構いなしにモノクマは続ける。

「と、いうことで、今からオマエラに動機をプレゼントしちゃいま~す」




暇人だと思うMOGIぴーです。
とりあえず動機の前まで進めました。まだ、主人公とそれぞれのキャラとの会話も少ないですが、まぁ、どうにかなるでしょう。
ということで、また次回。
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