物間こころの生存戦略   作:こころたん

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第10話

 

 

 

 私、物間こころは四歳児の身体で現在、壞理ちゃんと一緒に雄英高校でお世話になっている。なので今日も今日とて校長先生のところに遊びに来ている。

 

「もふもふ、もふもふ」

「もふもふ~ふかふか~」

「あっ、あっ、そこはだめっ、らめっ、そのてはっ! あぁぁぁぁぁっ!!」

 

 ソファーの上で私と壞理ちゃんに挟まれて身体をもふられ、悶えている校長先生、ネズミっぽい何かの動物の根津さん。"個性"、黄金の癒し手(ゴッドハンド)動物殺し(ビーストキラー)弱点攻撃(クリティカルアタック)。これらの効果が混ざり合ってできた"個性"もふもふさいきょーを手に入れた。疲労回復などの効果があるマッサージ効果など様々な効果が発揮。

 

「……獣は即落ち……」

「はうんっ」

 

 二人でたっぷりとなでまわして気持ちよくしてあげます。

 

「遊び場、つくっていい……?」

「いいから、もっとしておくれ~」

「おー」

 

 つやつやのもふもふにしてから、用意した書類にハンコを貰ってから移動する。

 

「お姉ちゃん、何をするの?」

「遊び場を作るのー」

 

 用意した書類は雄英高校の敷地の一部使用許可証。これで壞理の遊ぶ場所を作れる。雄英高校、遊ぶ場所が全然ないから、皆に相談したら作ってしまえばいいと教えてくれた。幸い、設計をはじめとした"個性"もあるので、それを使って作ればいい。自我は目覚めていない"個性"もいっぱいあるけれど、使えないことはない。例えば高速演算、思考加速、並列思考、建築、設計、測定、強度計算など変な"個性"が合わさった高速設計というのができた。高速思考とか思考加速などなど"強い個性"が設計にしか意味をなさなくなった。他にも手から爆弾を生み出す爆弾魔(ボマー)が花火を生み出すだけになったりした。この花火の"個性"は強制的にお空に花火が上がる。以上。ダウングレードが激しい奴がいっぱいある。絶対音感が絶対に外れる音になる破壊音とかもあった。こちらはいらないのでこれから作るのに与えて廃棄する。

 逆にグレートアップしたのは美声、歌声、高品質化、歌唱の個性が合わさって天衣無縫の歌声になった。歌うだけでとってもすごいことが起こる。後は植物操作や急速成長などもある。

 

「やってきました、森!」

「森~!」

 

 雄英高校の敷地にやってきた私、こころと壞理ちゃんの二人は準備していく。まずヘルメットと子供サイズの迷彩服を着る。頭のキャップライトも用意する。

 

「探検?」

「そうだよーこっちー」

 

 訓練のために広場になっている場所に移動し、広場にカメラをいっぱい用意して配信を準備する。それから壞理ちゃんに説明して取り出したのは小さな種。それを広場の真ん中入れて、火で作った動物達を配置して準備を完了。後は少し離れてから開始する。

 

「じゃあ、はじめるよー」

「ん、がんばる」

 

 配信を開始。

 

「……やあやあ、我こそは幼児化しているヒーロー秦こころなるぞ!」

「……その妹の、えり、です……」

「というわけで、今回は二人でお送りするよー」

「よろしく、お願いします……」

 

 生放送の配信なので、すぐにお客さんはこないけどいい。それに配信は記憶を失ってからははじめてだからね。

 

「今回、私達は雄英高校の敷地に許可を取って入ってきましたー」

「これ、許可証、です……」

 

 ちゃんと画面に二人分の許可証をみせる。名前の部分は隠してある。

 

「というわけで、雄英高校を夕方からの探検だよー、がんばろー」

「おっ、おー」

 

 腕を振り上げてから、一緒に手を繋いで進んでいく。林道を抜けると、そこには広場があり、広場の中心では炎の動物達が周りながら飛び跳ねて怪しげな儀式をしている。

 

「なんだろ、これ……?」

「……動物さん……お姉ちゃんの……」

「しらないよー?」

「う、うん……」

「それより、動物さんが手招きしてるから、いってみよー」

「わ、わかった」

 

 二人で輪に加わって一緒に踊っていく。録画しているのは固定した映像から取る。編集ではなく、定期的にカメラを入れ替える。

 

「動物さん達が真似をしろだって。えっと、こうかな?」

「しゃがんで、両手を合わせて……」

「飛び上がりながら開く。んーぱっ!」

「んーぱっ!」

 

 やってみると中心部から凄い勢いで木がでてきて、急速に成長していく。それはとっても、とっても大きな大樹です。私達も慌てて下がりました。炎の動物さん達は消滅しています。

 

「なにこれ、たのしー」

「お、お姉ちゃん、大丈夫なの?」

「へいきー」

 

 何度も繰り返し、大樹は187メートルまで成長しました。やったね!

 

「なっ、なんということでしょう。儀式によってとっても大きくて太いものになりました……」

「ん、太くておっきい……」

『あーそれはまずいな』

 

 カメラを持って、映像を切り替えて上の方も見せるけど凄く大きくてみえません。生い茂る葉っぱが邪魔です。

 

『計算は終了しましたわ♡』

 

 ありがとう。設計はできてたけど、調整は終わった?

 

『僕がやっておいた』

『アタシも監視してあるから大丈夫だ』

 

 ならよし。

 

「えりちゃん、カメラを持って周りを見てきて。こころはこのあたりを調べるからー」

「ん、わかった」

 

 カメラを持っててててと走っていく壞理ちゃんを見送ってから、手をついてオーバーホールする。地下も含めて作っておいた。

 

「わわ、お姉ちゃん、木が一瞬消えちゃった!」

「う、うん、そうだね……それに扉が現れたよ!」

「あ、本当だ!」

 

 無表情なので驚いたように両手を使って一生懸命に表現する。えりちゃんも凄く驚いてくれている。

 

「ふれてみよー」

「う、うん……」

 

 さっさと触れる。だって、このままだと教師の人がくるからね。

 

「ひぅっ!?」

「あ、あいた……」

 

 10メートルクラスの扉が開くと、中は光が降り注ぐ綺麗なエントランスがみえる。

 

「ど、どうしよ……?」

「探検だよ! 私達は探検隊だからね!」

「そうだったね、うん。いってみよう」

 

 二人で手を繋いで中に歩いていく。すると、勝手に扉が閉まった。大樹の中は空洞になっていて、上からステンドグラスを通して色とりどりの光が降り注ぐ。壁は螺旋階段や棒、ロープやネットなどが空中に取り付けられ、植物でできたゴンドラやリフトている。それにエントランスの床はぷにぷにでトランポリンのように跳ねる。

 

「『ようこそ、いらっしゃいませ♡。ここは大樹の迷宮。頂上にたどり着けばご褒美がありますわ。ただし、たどり着けないと帰れませんのでお気をつけて。また、鬼さんがでてきますので絶対に捕まらないように頑張ってくださいな』」

「お、お姉ちゃん……?」

 

 不安そうにに聞いてくるけど、大丈夫。千変万化で発音は変えているし、カメラには映らないようにしている。元に戻ってから壞理ちゃんの手を掴む。

 

「えりちゃん、頑張ろう。大丈夫。私が守るからね」

「う、うん……」

 

 二人でまずはゴンドラに乗ってみる。リフトは怖いからね。ゆっくりと登ってしばらくすると、衝撃を感じる。下をみると大きな門が壊されて沢山の人が入ってくる。

 

「おっ、鬼が現れたよ!」

「え? あれは……」

「鬼だよ。お・に・な・ん・だ・よ?」

「う、うん……」

『捕まったら説教だろうしな』

『アッハッハッハ、確かに鬼だね』

「ワォオオオオオオオオオオオォオォォォンッ!!」

 

 入ってきたのは当然、雄英高校の誇る(ヒーロー)達。私と壞理ちゃんの逃走劇の幕が開く。

 

「なんとしても捕まえろ! 生放送されてるぞ!」

「うふふふ」

「おいたがすぎるぞ」

 

 そんな時、上から横断幕が降りてくる。そこには頂上に到着すると若返りの薬などがあることが書かれている。

 

「探せ、この世の秘宝は最上階にある。だって」

「おー」

「おー」

 

 二人でゴンドラから降りて走る。でもすぐに追いつかれるので、壞理ちゃんを抱えて手摺から飛び降り、空いている手でロープについている結び目を持つ。そのままスーと反対側に移動し、外の通路にでる。外も螺旋階段になっているので、逃げる。

 螺旋階段が終わって、中に戻るとそこには空中に円柱の上があるだけ。それを通って反対側にいかないといけない。下をみれば鬼さん達も頑張って登ってきている。でも、様々なギミックが邪魔をしている。落とし穴とか、階段の上から落ちてくる丸っこい玉とか。この玉は水風船でぶつかると油が溢れて階段が使えなくなる。

 

「お姉ちゃん、大丈夫?」

「大丈夫。とんでみよう」

「う、うん」

 

 一緒にジャンプすると、横から柔らかい丸太に殴られて壞理ちゃんと一緒に落ちていく。

 

「ちょぉぉぉぉぉっ!?」

「救助しろぉおおおおっ!?」

「間に合わないっ!」

「というか、あいつ飛べるよな……」

 

 そのまま下まで落ちると、どんどん床に沈んでいって次の瞬間には上に弾かれる。落ちるよりも前の高さに移動し、私は壞理ちゃんを抱きながら袖からワイヤーを放って空中にいくつかある蔦の手摺に引っ掛けて別の通路に移動する。

 

「た、たすかった・・・・?」

 

 目を瞑っていた壞理ちゃんを強化した肉体で抱き上げて急いで走る。なぜなら床が壁に引っ込んでいっているから。しかも、前にはギロチンが複数降りてくる危険エリア。ちなみにこのギロチン、当たっても首は吹き飛ばないけど床は空いているのでそのまま落ちるか、中央に放りだされる。

 

「ひゃあああああぁぁぁっ!?」

「だい、じょう、ぶっ! 抜けたっ! はぁっ、はぁっ、はぁ……」

 

 全部生放送なので少し手元のカメラと繋がっているスマホをみると凄い人数の人が見ていた。

 

【なにこれ、サスケ?】

【鬼ってどうみてもヒーローだよな】

【彼女達にとっては鬼だろう。捕まれば説教まったなし】

【これは雄英高校の新施設のお披露目会?】

【もしくは勝手に放送しているか……てか、景品やばくない? 若返りとか】

【欲しい】

【こころちゃん、必死。可愛い】

【というか、こころたんが小さくなってるから、若返りって納得できるな】

【……雄英高校に入るために頑張ろう】

 

 休憩を終えたので、壞理ちゃんを抱えて走る。カメラは壞理ちゃんにお任せ。正直、登れば登るだけガチになってきていやらしい感じになってくる。それでも螺旋階段が終わり、天井を抜けるとそこはフロアだった。

 

「……ボス部屋? それとも休憩場所?」

「……花畑、綺麗……」

 

 そのフロアは一面花畑で、天井は植物で覆われている。真ん中に巨大な花の蕾があった。その蕾が開くと、そこには緑色の肌をした裸の少女がいた。ただ、下半身は花に隠れていてみえない。アルラウネだ。

 

「いらっしゃいませ。主様」

「主様?」

「……」

 

 やばい。ボスとして作ったのに主様とか呼ばれちゃった。ここはどうする? どうすればいい?

 

『感情を操作したことにすればいい。どうせ、彼女には"個性"を与えないといけないのだから』

 

 なるほど。そうしよう。

 

「そう、私が主のこころ。だから、ここの先に行かせて?」

「いいでしょう。ではこちらへ」

「大丈夫、かな?」

「大丈夫だよ」

 

 真ん中まで歩いてアルラウネの葉っぱに乗ってみる。それから彼女が差し出してきた手を握ろうとすると、手に口付けをしてきた。同時にオール・フォー・ワンを使って植物系の個性などを与えていく。6個の"個性"をそれぞれの個体に与えておく。この花の中、実は六体のアルラウネが一体の振りをしているだけなのです。

 

「では、お連れします」

「ありがとう」

「またね」

「はい。またのお越しをお待ちしております」

 

 蔦で身体をぐるぐる巻かれて持ち上げられ、植物が開いていって新しい階層へと到着した。どうやら、これで50階みたい。やっと半分。

 

「追いついたぞ!」

「残念でした。ここは通しません! 通りたければ私を倒していきなさい!」

「ちっ!」

 

 相澤先生やハウンドドック先生、エクトプラズム先生が追いついてきた。でも、アルラウネが時間稼ぎをしてくれるので大丈夫。

 

 

 

 

 それから二時間。ようやく天辺に到着した。ほとんどトラップだけで、襲ってくるはずのモンスターは襲ってこない。感情を操作したということにしたから大丈夫。

 

「とう、ちゃくぅぅ!」

「やったー! やったよ、お姉ちゃん!」

 

 満面の笑みを浮かべる壞理ちゃんを見ていると、なんだか知らない感情が湧き上がってくる。

 

「なんで笑ってるの?」

「嬉しいからだよ?」

「これが嬉しい感情……」

 

 確かに壞理ちゃんの感情の一部の値が高くなっている。

 

「お姉ちゃんは嬉しくない?」

「私は……」

 

 私の感情を見て、壞理ちゃんのと合わせると確かに私も嬉しくなっていると思う。他の感情も色々とある。

 

『それは達成感とかだね』

『やれやれ、感情を教えるにしては大げさすぎないか?』

『フォロワーも増えて丁度いいじゃないか』

「ん、私も嬉しい」

「だねー」

 

 ご褒美はーと周りを見渡すと、そこは壁がなく手摺だけがあった。天辺は平らな上に沢山のテーブルが置かれており、中央に円形の植物とその周りにカウンターがあってお店がある。そのカウンターの先に下半身が植物でできた金髪の美人な女性が立っていた。

 

「ダンジョン攻略おめでとうございます。私はこのダンジョンの管理者、ドライアド。ご褒美に一人だけ年齢を操作し、身体を作り変える権利を与えましょう」

「どうする?」

「お姉ちゃんをお願い、します。お姉ちゃん、えりを助けるために小さくなったし……」

「ありがとう。じゃあ、いってくるね」

「ん、いってらっしゃい」

 

 ドライアドの隣に移動して作り出された扉に入る。そこはただの倉庫。もちろん、カメラなんて入れてない。

 

『はい、男共は見ないように』

『わかっている』

『はいはい』

 

 すぐにオーバーホールを発動して元の年齢……といっても140㎝ちょいぐらいの元の身長に戻す。服装は何時もの青のチェック柄の上着の上に赤色のセーターを着て、さらにダッフルコートを着る。

 着替え終えてから鏡を見て、もとのこころに戻ったことを感じる。

 

『おかえり、こころ』

「ん。まだ完全じゃないけどこれでいい」

『そうか』

 

 外に出ると、壞理ちゃんが抱き着いてくるので頭を優しく撫でてあげる。

 

「こちらでお食事をしながら、景色をご覧ください」

「わかった」

「わ、美味しそう……」

 

 テーブルに出されたのはリンゴジュースと、切り分けたリンゴをはじめとしたスイーツ。黄金の林檎とか、すごいと思う。あ、後空に花火を上げておく。

 しばらく花火を壞理ちゃんと一緒にはしゃぎながら見学していると、ぼろぼろな先生達が上がってきた。

 

「みーつーけーたーぞー」

「やっと、やっと追いつけたわ……」

「ぐっるるるるるぅ!」

「皆さん、お疲れ様でした。どうぞ、飲み物と食べ物を用意してあります」

「ああ、ありがとう。だが、その前に……もの」

「生放送中ですよ、イレイザーヘッド」

「……まずは放送を切れ」

「ふっふっふっ、残念ながらこころを怒ることはできないのだ!」

 

 椅子から飛び降りて、どうどうと先生達を指差してやる。

 

「なに?」

 

 ぶちぎれ五秒前の相澤先生に書類を掲げてみせる。

 

「なぜなら、ここに校長先生の許可証があるからだよ、明智君!」

「誰が明智だ! 貸せ!」

 

 相澤先生がしっかりと読んでいく。ハンコも本物だ。ただ、もふもふで頭が回っていない時に通しただけだけどね。

 

「校長? 何故許可したのですか? しかも放送まで」

「待って、待つんだ! 僕だってここまでの規模だなんて知らなかったさ! 遊び場を作りたいから許可をあげただけなんだよ!」

「まあまあ、いいじゃない」

「ミッドナイト先生……しかしですね……」

「いや、この施設、安全性もちゃんと考えられているし、生徒の自主訓練にはいいんじゃないかしら?」

「いや、"個性"を使ったら危ない……ああ、"個性"禁止なら確かにいい鍛錬になりますか。なるほど、あくまでもアスレチックとして作られていると……」

 

 ここはこころが身体を遊びながら鍛えるために設計した施設だから、他の人も"個性"無しなら訓練になると思う。

 

「ボス部屋だけは"個性"有りにして、それ以外は無しにすればいいだろうね。ははっ」

「それにこのフルーツもジュースも美味しいわ。お酒もあれば最高だと思うわよ」

「勤務中ですよ」

「もちろん、勤務が終わってからよ。直通ルートはあるかしら?」

「外にゴンドラがありますよ」

 

 ドライアドが指差す方向には確かにゴンドラが止まっている。あれで下までいけるみたい。

 

「他にも滑り台もあるので楽しめると思います」

「校長先生、どうですか?」

「んーモニターは僕達が体験したし、よし、採用しようじゃないか。授業中は先生の立ち合いのもとで"個性"有り。放課後は"個性"禁止で、先生の立ち合い有りでボス戦だ。景品はそうだね……食券とかでいいんじゃないかな。ランチラッシュ君もここを手伝ってもらったりしてもいいし……若返りは……」

「それは無理ですわ。先着一名様だけです。今のところは、ですが」

「というわけだ。イベントを企画してもいいね。ああ、来年の雄英体育祭はここを使おう。どうせこころ君は参加禁止だしね」

「えー」

「プロが参加したら駄目だよ」

「ですね」

「残念」

 

 とりあえず、話はついたので先生達も椅子に座ってテーブルの上のフルーツを食べ、ジュースを飲んでいく。結構ぼろぼろだったのは植物たちが結構強いというのもあるけれど、罠などで基本的に分断して徹底的に弱点をついていくからだよ。

 

「よーし、こころちゃん、久しぶりに歌と踊りを披露しよう。これがエンディングだね。動画投稿には必須だし」

「おー」

 

 全力で舞いながら歌う。花火が上がり続ける中、声量でも負けずに、むしろ花火を利用して歌っていく。

 

「これも充分に文化祭の目玉になりそうですね」

「確かにアイドルデビューできそうですね」

 

 アルラウネ達がやってきて、植物操作で楽器を作り上げて演奏してくれる。どうせなので壞理ちゃんと一緒に踊りながら歌って楽しんでいく。

 

「校長」

「なんだい?」

「これ、卒業試験に使いませんか?」

「君は鬼だね。ヒーローの君達が"個性"有りでギリギリ登ってこれるのを卒業試験にするのかい」

「もちろん、事前情報はありですし、告知して挑ませればいいですから」

「なるほど。じゃあ、それでいこうか」

 

 歌い終わったので、そろそろ帰って寝ようかと思う。

 

「えりちゃん、帰りは滑り台でいい?」

「うん、楽しそう……」

「だねー」

「危険はないんだろうな?」

「そこの手摺を飛び降りたら、全部滑り台だよ?」

「なに?」

 

 この手摺の外は全部滑り台で、普通に落ちた程度だと反り返りもあるので確実に滑り台に入るようになっているし、コースも一つ一つ違うのでぶつかることも大丈夫。抱き合って降りたら同じ場所にいくけどね。

 

「じゃあ、お先にいきます」

「ん、ばいばい」

「エンディングだったけど、放送はこのままにして最後は滑り台! いっくよー」

「えい!」

 

 手摺から飛び降りて、下の滑り台に乗ってぐるぐる外周や内部を回って降りていく。本当はハングライダーとかパラグライダーとかを設置しても楽しそうだよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大変よ……これを見て……」

「こ、これは……なんという、なんということだ! ノーカットで生放送だと! おのれヒーローっ! やってくれるではないか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




探検隊・・・・やらせじゃないとはいっていない。
オーバーホールの"個性"を悪用。ちなみに廃棄先はトレント。破壊的な音をまき散らかして攻撃してくるぞ! 具体的にはFATEのエリザベートやジャイアン。
雄英高校に新しい訓練所ができました。"個性"無しで挑みましょう。そうすれば強くなれます。限界を何度も突破しないと攻略はできません。


ゆぐゆぐダンジョン
制作:物間こころ
設計:オール・フォー・ワン、閣下
監督:もこたん、玉藻
監修:閣下


まだださん育成プログラム。これさえクリアーすれば君もプルスウルトラだ! ちなみに攻略できたら第一線で十分に活躍できるレベル。超一流には届かない。

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