IS(インフィニット・ストラトス)~騎士の物語 作:武御雷参型
漸く、書き上げられたので投稿致します。
待っていてくれた方がいるのかどうかは、さておき、原作ブレイクをしていこうと思いますので、今後もよろしくお願いします‼
では、本編へどうぞ!
龍聖は美姫に案内され、リビングに来ていた。
「そろそろ、真姫ちゃんが帰ってくるわ。あの子も準備がありますから、ここでゆっくりと寛いでいてね」
そういうと彩名はリビングを出ていく。
「どういえば、真姫はどこの高校に進学するのか決まったのかな?」
龍聖は、以前に突撃訪問してきた真姫からの相談を思い出していた。
「音ノ木坂かUTXのどっちかにするって言っていたけど………」
「もう決まったわよ」
すると、リビングの扉からいつの間に帰ってきていた真姫が立っていた。
「お帰り、真姫」
「た、ただいま…って、ここはあなたの家じゃないでしょうが‼」
龍聖の言葉に恥ずかしそうに返事をする真姫だったが、自分の家だということを一瞬だけ忘れていた様子であった。
「それで、さっきの言葉からすれば進路は決まったようだな?」
「ええ、パパやママが言うように音ノ木坂に進学することにしたわ」
真姫はIS委員会から帰った後、父親である真と母親の美姫と話し合った末、音ノ木坂へと進学することが決まったのである。
「そうか………俺は進学することになっているのだが………もしかしたらIS学園に入学する可能性が高い」
「なんで⁉ あの学校は女子高じゃなかったの⁉」
IS学園は、IS操縦者を育てる為の教育機関である。ISは女性のみしか操縦できないとされていおるが、実際はISコアが認めた男性も操縦する事が出来ることを、開発者の篠ノ之束博士以外に、国際IS委員会日本支部の重役と黒崎重工のトップしか知らない事実であった。
「確かに、あの学校は男性は入学できないが………それはISを操縦する事が出来ないからという理由だろ? 俺は違う。すでにISを所有しているし、専用機も持っている。それに、国際IS委員会日本支部に属している。この事から、間も無く俺がISを操縦する事が出来ることを発表するつもりらしい」
「そんな………なら、私はあなたと会うことが出来なくなるの………」
真姫はそういうと顔を俯かせる。
「………」
龍聖は静かにその場から立ち上がると、真姫の傍へと寄り、真姫の体をそっと抱きしめた。
「ッ⁉」
「真姫、確かに俺はあの学校に入学したら無暗に外に出ることは難しくなる………だけど、それは会うことが出来なくても連絡は取ることが出来る。そうだろ」
「…………うん」
「だから、もし俺がIS学園に入学しても絶対に真姫に連絡だけはする。必ずだ」
「だったら…………」
真姫はそういうと顔を上げた。その顔は赤く染まっていた。
「今日は泊っていきなさいよ」
「ふぁっ⁉」
いきなりの真姫の言葉に龍聖は驚きのあまり、いつもは出さない声を出して驚く。
「そうれは良いわねぇ」
「ママ⁉」
「美姫さん⁉」
すると、キッチンと繋がる扉から美姫が顔だけを出して、二人の事を見ていた。
「真姫ちゃんもあなたが泊っていてくれたら嬉しいから、今日は家に泊まっちゃいなさい」
「いや、いきなり言われましても………着替えとか色々と準備しなくては……」
「その心配は大丈夫よ。着替えならここにあるから」
美姫はそういうと、龍聖の着替えの入ったボストンバックを掲げる。
「なんで美姫さんが俺のボストンバックを持っているんですか⁉」
「さっき、蒼龍ちゃんがうちに尋ねてきて、これを渡してきたのよ」
「あのお袋ォォォ‼」
龍聖は蒼龍が高らかに笑う風景を思い浮かべていた。
「はい、と言う事で決定ね」
そういうと彩名はキッチンへと戻っていった。ボストンバックを持って………
「なぁ、真姫………俺の気のせいであってほしいのだが…………美姫さん、俺の荷物を持って行ったよな?」
「ええ………まさか‼」
二人が考えていたのは、龍聖が真姫の部屋で一緒に寝ることになるのでは? と思っていた。
「ママの事だから………あり得るわね」
「ウソダズンドコドーン」
龍聖も高校生になる思春期の男子である。そんな男子に真姫という美少女と一緒に寝るという行為は……一種の間違いが起きる危険性を帯びていた。
「わ、私と寝ることがそんなに嫌なの?」
真姫はそういうと龍聖の顔を見つめた。
「………嫌……ではないです。寧ろ有難き幸せです」
「イミワカンナイ」
真姫の顔は真っ赤になっていた。龍聖の顔も同じであるが。
その日の夜。やはり、二人が考えていたことが現実となってしまう。
「やっぱり、こういうことになるのね…………」
真姫の部屋にあるベッドは二人寝てもまだ広さを持つベッドであったため、真姫と龍聖は一緒にベッドの中へと入っていた。
「なぁ、真姫………起きてるか?」
「……なに?」
二人は背中合わせで寝ていたのだが、二人とも緊張して眠れない状況であった。
「正直な話………俺が真姫の彼氏でいいのかって思う時がある」
「それって……私はあなたに似合わないとでも言いたいわけ?」
龍聖の言葉に真姫は怒っている様子であった。
「違う、その逆だ」
「逆って……どういう事よ」
龍聖の言っている意味が理解できない真姫であったが、龍聖は事細かく説明する。
「俺は普通の黒崎重工の御曹司だった。だけど、ISと出会い、ISを操縦する事が出来るようになって……国際IS委員会の日本支部に属することになった……俺はいつ、命を落とすか解らない………そんな俺と真姫が付き合っていていいのかなって………ごめん。忘れてくれ」
龍聖はそういうと、静かに眠りに入ろうとした。だが………
「ッ⁉ 真姫………」
龍聖の背中にしがみ付く様に真姫が体を寄せたのである。
「バカね………私はあなたに助けてもらって、その時思ったの……この人が私の白い白馬の王子様なんだって……大丈夫よ。あなたは死なない。死なせないわ………だから、ボロボロになってもいいから………私の元へ帰ってきて」
「真姫‼」
龍聖は真姫の方に勢いよく向き直ると、真姫の体を強く抱きしめた。
「絶対に真姫の元へ帰ってくる………何があっても、絶対にだ‼ だから、真姫も俺の事を待っていてくれ」
「うん、待ってる」
二人は体を抱き寄せながら、その夜を過ごすのであった。
それから数日、世界は激震が走った。
『緊急ニュースです‼ 繰り返します。緊急ニュースです‼ 先ほど、ISを操縦する事が出来る男性が発見されました‼』
全国ニュースで取り上げられたのは、龍聖ではなかった。
『初代ブリュンヒルデ、織斑千冬国家代表の実の弟である、織斑一夏君がISを操縦する事が出来ると、先ほど速報で入ってきました‼』
ニュースキャスターがそういうと、デカデカと一夏の顔が映し出される。
『彼は、IS学園に入学されるのですかね?』
『可能性は大でしょう。ISをこれまで男性が操縦できるという話は聞いたことがありません………これにより、彼はIS学園に入学が決まったのも同然でしょう』
『そうですか………え? 嘘だろ………えっと、申し訳ありません。先ほど、国際IS委員会日本支部が本日の夜に緊急記者会見を行うとのことです』
『もしかしたら、織斑一夏君の事ではないでしょうか? 彼は日本国籍の日本人です。日本支部が動くのは当然ではないかと………』
『その可能性は高いですね。この内容の詳細に関しては、特番としてIS委員会日本支部の緊急記者会見を取り上げます。では、続いてのニュースです』
「まさか、俺以外にISを操縦する事が出来る男がいるなんてな………」
龍聖は委員会にある自分の部屋で、寛ぎながらテレビを見ていた。だが、いきなりの緊急ニュースに、龍聖は驚きを隠せなかったが、すぐに冷静さを取り戻した。
「そろそろ、委員長から……と言っているそばから電話か。はい、黒崎です」
『先ほどのニュースは見たかい?』
電話の相手は国際IS委員会日本支部の支部局長である睦月からであった。
「ええ、見ました。今日の夜にやるんですね?」
『ああ、君には苦労を掛ける………まさか、ブリュンヒルデの弟がISを操縦できるとはな………』
「もしかしたら、織斑君にはISコアに認められる要素があった。と言う事ではないでしょうか?」
『君の様にかね?』
睦月の言葉に龍聖は苦笑いをする。
『まぁいい。今晩に委員会の特設会場にて君の事を発表するつもりだ。それから、織斑君にはこちらで保護しようと思うのだが………』
「その方がいいと思います。彼の後ろ盾には織斑千冬がいますし……調べた様子ではあの博士とも面識があるようですから……女性権利団体も迂闊には手を出さない可能性があります……ですが……」
龍聖はこれまで幾度も任務で出撃したから知っているが、この世の中で面倒な輩は多い。
一つは、女性権利団体。通称“女権団”である。この団体は、元々は女性の権利を守るために発足されたと言われている団体だが、実際には女尊男卑の世界を作り上げたといっても過言ではないのである。
二つ目は、男性権利復興団体。通称“男権復興団”である。この団体が発足したのは、女尊男卑世界を作り上げた女権団に対抗するために発足したと言われているが、実際はテロリストに近い。
だが、二つとも過激派と穏健派の派閥が存在しており、今まで大きな衝突は避けられてきた。
しかし、一夏の存在を消したい女権団。逆に一夏の立場を使い自分たちの利益にしようとする男権復興団。二つの団体が衝突することは避けられない可能性があった。
そして、最後に亡国企業である。この組織は、第二次世界大戦中から存在する組織で、裏世界では有名な組織である。
この組織こそが龍聖にとって、悩みの種であることは間違いなかった。
『彼を守るには、博士の協力と君の力が必要となる………我々は政府に関与されないから、自由に動くことが出来る。よって、彼の保護と共に、博士の妹である篠ノ之箒さんを保護しようと思っている』
「判りました………それで、俺はどう動けと?」
『君にやってもらいたいのは…………』
睦月の指示で龍聖は行動を起こした。
まず手始めに、龍聖は睦月と共に一夏の自宅へと向かう。
しかし、既に一夏の自宅前には多くの報道陣と研究者たちが詰め寄っており、道を塞いでいる状況であった。
「さて、委員長………どうしますか?」
「強硬手段だ。やれ」
「はぁ~、もっと穏便に済ませようぜ………」
龍聖はそういいつつも、誰も見ていない所で斑鳩を展開し、織斑家へと突撃するのであった。
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IS学園でユニットを組んでほしいか
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やってほしい‼
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やる必要なし