IS(インフィニット・ストラトス)~騎士の物語   作:武御雷参型

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連続投稿だぜ‼ そして、自分がやりたいことをしてやったぜ‼ あっ、タグも変えないと………


第七話

龍聖は斑鳩を身に纏い、織斑宅へと乗り込んでいく。

 

「はーい、皆さん。道を開けてくださいねぇー」

 

龍聖は自身の声を認識させないように、機械音で道を開けるように言う。しかし、その場にいる全員がその場を動こうとしなかった。

 

「聞こえていますかぁー? それとも、聞こえてないんですかぁー? 聞こえていないんだったら………強硬手段を使って突っ込みますよー」

 

龍聖はそういうと、斑鳩のスラスターを吹かし始めた。これには流石の群衆も驚き、その場を逃げるように道を開けた。

 

「はーい、それでいいんですよぉー。委員長、どうぞ」

 

「まさか、本当に強硬手段で出るとは………つくづく、君の事が怖くなってしまうよ」

 

「何を今更。私は、委員会に属してからこのキャラで行こうとしているんですから………さっさと済ませてください」

 

龍聖の言葉を聞き、睦月は群衆の間を通り抜けていく。その様は、モーゼの十戒の如くの様であった。

 

「織斑一夏君だね?」

 

「あなたは………」

 

一夏は家の前が静かになったことが疑問に思い、覗き窓から外を見ると、一人の男性と一機のISが家の前にいることに気付き、そっと扉を開く。

 

「私の名前は、国際IS委員会日本支部、支部局長の山本睦月と言う者だ。こちらにいるのは、国際IS委員会日本支部所属対IS部隊“天照”隊長の機体だ。訳あって、素性は明かせないが、君の事を保護しに来た」

 

「信じられると思いますか?」

 

「確かに君の言う通りだ………ところで、お姉さんは元気かね?」

 

「千冬姉ですか………最近は帰りが遅いので、今日も遅くに帰ってくると思いますが………」

 

一夏の姉である、織斑千冬は弟の為に第二回モンドグロッソを棄権した後、訳あってドイツ軍の特殊部隊に臨時の教官として一年ほど勤務したのち、帰国後は日本政府に半強制的にIS学園の教員として赴任することとなっていたのである。

もし、このことが一夏に知られると、一夏は自分の所為と責任を感じてしまうと危惧した千冬の考えであった。

 

「そうか………やはり、政府の人間は一度、解体をせねば………」

 

睦月の言葉に反応したのは龍聖であった。

 

「委員長、今はそのことを考える時間では無いですよ」

 

「おっと、そうだった。君の保護をしなくてはいけなかった。それで、君は我々と一緒に来てくれるかね?」

 

「………千冬姉に相談してもいいですか?」

 

「構わないよ」

 

一夏は睦月の返事を聞くと、自宅へ戻り携帯を取り出して、千冬へと電話を掛けた。

 

「あっ、千冬姉? 俺だけど……うん、特に問題はない………訳じゃない」

 

『一夏、何があったか説明しろ………まさか、また誘拐されたのか⁉』

 

千冬は過去に一夏が誘拐されたことを思い出していた。

 

「いや、誘拐されていたら電話なんてできないだろ………そうじゃなくて………今、国際IS委員会の日本支部の支部局長となんか知らなけど、対IS部隊の隊長っていう人が来てるんだけど………」

 

『………名前は聞いたか?』

 

千冬はもしやと考えた。現在の国際IS委員会日本支部は男性がしていることは、千冬は知っていた。また、世界各国の支部を見ても、日本だけが委員長を男性がしているという稀に見ないことであるために、覚えていたのである。

 

「う、うん……山本睦月さんって人なんだけど………」

 

『電話を代わってくれないか………少し話がしたい』

 

「わ、分かった」

 

一夏は千冬に言われるがままに、携帯を持って外へ出ると睦月に携帯を差し出した。

 

「千冬姉が代わってくれって………」

 

「そうか………お電話、代わりました。山本睦月です……久しぶりですね。織斑千冬さん? いや、初代ブリュンヒルデっと言った方がいいですかね?」

 

『………やはり、あなたでしたか……それから、私はその呼び方が嫌いですので、以後、その呼び名で呼ばないで頂きたい』

 

「これはこれは、失礼した。それで、今回、伺った理由ですが………」

 

『一夏の保護……であろう?』

 

千冬は睦月が来た理由については検討が付いていたのである。

 

「話が早くて、簡単に進みそうです………それで、彼を日本支部にて保護をしたいのですが………」

 

『…………』

 

千冬は日本支部については、信用していても信頼はしていなかったのである。睦月の言葉が本当に保護なのか疑わしかったのである。

 

『もし………一夏の身に何かあってみろ………束に頼んで貴様らを消すぞ』

 

「……やはり、あなたは弟さんを大事にしているのですね………いいでしょう。もし、彼の身に何かあれば、篠ノ之束博士に言って貰っても構いません。それだけ、我々は彼を保護したいのです。彼には身に迫る危険が分かっていない様子ですからね」

 

睦月はそういうと、一夏の方を見た。

一方の一夏はというと、斑鳩を物珍しそうに至る所を触っていたのだが、龍聖はヒナから辞めさせるように煩く言われたので、仕方がなく一夏の方を見てやめるように言っていた。

 

『………弟をよろしく頼む』

 

こうして、一夏は姉の了承の元、国際IS委員会日本支部に保護されるのであった。

 

それと同時に、束の妹である箒も日本支部に保護され、日本支部へと向かっていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

至る所に機体のパーツが転がっているラボに一人の女性が二つのモニターを見つめていた。

 

「日本支部………箒ちゃんに何かしてみろ………貴様らの情報を世界中に流してやる………いっくんに対しても同じだぞ………」

 

この女性こそが、ISを世に産んだ天才(天災)こと、篠ノ之束本人であった。

すると、束の近くに置いてあった通信機に通信を知らせる呼び出し音が鳴った。

 

「この着メロは⁉ ちーちゃん‼」

 

束は通信機に飛びつくと、応答に応じた。

 

「モスモス終日ゥ~はぁーい、ちーちゃんの背後にいつもニコニコ、這いよる混沌。お呼びとあrって、ちーちゃん、切らないでぇぇぇぇぇ‼」

 

『真面目にしろ………』

 

束は電話先で千冬が頭を抱えている様子が、手に取るように解っていた。

 

「ちーちゃん、今、頭を抱えているでしょう」

 

束の言葉を聞くや否や、電話が切られる。

 

「あっ、切られた………でも、ちーちゃんの事だからー」

 

束がそういうと、宣言通り、千冬から再度、連絡が来たのである。

 

「ちーちゃん、電話を切るなんてヒッドーイ‼ 束さんは、怒り心頭なんだぞう! プンプン」

 

そういう束の表情は怒っている様子が微塵も感じられず、楽しそうにしていたのである。

 

『真面目にしろ、この馬鹿』

 

「バカって言った‼ バカって言った方がバカなんだぞう‼ まぁ、冗談はこれまでにして………ちーちゃんから電話してくるなんて、珍しいこともあるんだね」

 

『………そうやっていれば、私も楽で良いんだがな………そうだ。今日連絡したのは』

 

「国際IS委員会日本支部の事でしょ?」

 

『⁉ 話が早くて助かる。奴らがなぜ一夏を保護するのかを調べてほしい』

 

「本当は、嫌なんだけど………ちーちゃんのお願いだったら仕方がないね‼ 判った。日本支部の事を事細かく調べちゃうね‼」

 

『助かる………それからもう一つ』

 

束の表情はそこからは歓喜の表情へと変わる。

 

「ちーちゃんが二つもお願いしてくるなんて………明日は槍が降るのかな?」

 

『………国際IS委員会の対IS部隊の事について調べてくれ』

 

「………ちーちゃん。そのことなんだけど…………」

 

千冬の言葉に束の声は真剣さを帯びていた。

 

『………お前がそこまで真剣さを帯びた声になるとは………奴らは何かを隠していると言う事か?』

 

「ちーちゃん………スクールアイドルって知ってる?」

 

『は?』

 

束の言葉に千冬は、驚きのあまり思考が一瞬だが停止してしまう。

 

『束………お前の頭はそこまで可笑しくなってしまったのか?』

 

「ちーちゃん………一つだけ言えること。A-RISEは良いよ」

 

『……………』

 

千冬は無言で電話を切った。

 

「ちーちゃん………世界は楽しくなかったけど………スクールアイドルを見て、私も嵌まっちゃったよ‼」

 

この時点で、作者はこう思いたい。

あるぇ? 束のキャラってこうじゃなかったよね⁉ なんでこうなっちゃったのかな⁉

 

 

 

 

さて、話を戻そう。

束のラボの壁には日本各地のスクールアイドルの写真が至る所に張り付けられたいたのであった。

 

「さぁ、君たちの未来を…………私に見せて………黒崎龍聖君。いや、龍君とでも呼ぼうか」

 

束の表情は、新しいおもちゃを与えられた子供の様に輝いていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、一夏は睦月に連れられ国際IS委員会日本支部へと向かっていた。龍聖は護衛の為、車の上を並行して飛行していた。

 

「さて、改めて自己紹介をしようか。私の名前は山本睦月だ」

 

「お、織斑一夏です………」

 

一夏が乗っている車はリムジンタイプの車両であった。内部は色取り取りの飲み物が置かれていたのである。

 

「気になるようだけど………どれもみんなアルコールが入っていてね……未成年である君には飲ませられないんだ。作者は小学六年生から隠れて飲んでいたようだけど、飲酒・喫煙は二十歳からだよ」

 

睦月さん、勝手に個人情報をばらさないでください。それに、堂々と家で飲んでましt………じゃなくて‼ 一夏は睦月の事が不思議と信じられる大人であると確信していた。

 

「さて、日本支部に着いたら君には適正テストを受けてもらう」

 

「適正テスト………ISのですよね?」

 

一夏の言葉が可笑しかったのか、睦月は笑い始めた。

 

「ハハハハ、一夏君は面白いね」

 

睦月はそういうが、ツボに嵌まったのか笑いが引くのに数分、掛かってしまう。

 

「ふぅー、久々に笑わせてもらったよ………さて、ここからは真面目な話だからちゃんと聞いておくように」

 

睦月の表情は真剣さながらであった。一夏も表情を硬め、真剣に聞く姿勢を作る。

 

「君は二人目の男性操縦者として、専用機が与えられる」

 

「? 俺が初じゃないのですか?」

 

一夏は龍聖の事を知らない為、自分が初であると思っていた。

 

「確かに、世界は君が初と言っていたがね………すでに男性操縦者は日本支部にいるのだよ」

 

睦月の言葉に一夏は驚きを隠せなかったのである。

 

「さて、そろそろ日本支部が……ああー……その前に客人の様だね」

 

睦月と一夏が乗るリムジンの前に女権団が所有しているISが通せんぼしていたのである。

 

『我々は、女性権利団体である。その車に乗っている織斑一夏を渡せ。さもないと、貴様らの命はないぞ‼』

 

打鉄に乗り込むリーダー格の女がそういうと、周りにいるラファール、イーグルが銃口をリムジンへと向けた。

 

「む、睦月さん⁉ これって………俺たちは………」

 

「安心したまえ……よいしょっと」

 

睦月は一夏を安心させるように、言葉をかけるとリムジンの天井を開け、そこから身を乗り出した。また、その手にはいつの間に手にしたのか、拡声器が握られていた。

 

「あーあー、テスト、テスト………マイクチェック、1、2、3‼ 今日も晴天にゃし~」

 

睦月の拡声器を調べる声に、全員がずっこける。

 

「睦月さん‼ 真面目にしてください‼ 俺たちの命がかかってるんですよ‼」

 

一夏の怒りはご尤もである。

 

『ふ、ふざけているのか‼』

 

「ふざけてないよぉ~。それで、君たちの要求は一夏君を引き渡すことだけど………それで僕たちの事は見逃してくれるのかな?」

 

「なっ⁉」

 

一夏は自分の足元が崩れる様な感覚を覚えた。まさか、信頼しようとしていた人に裏切られようとしていたからである。

 

『ああ、貴様たちは見逃してやろう‼ さぁ、織斑一夏を引き渡せ‼』

 

「判った……とでもいうと思ったか‼ このヴァァカ‼」

 

『何っ⁉』

 

「えっ?」

 

睦月の言葉には女権団のリーダーは愚か、一夏さえも驚いていた。

 

「この山本睦月の最も好きなことの一つは、自分が上だと思っている奴にNOと断ることだ‼ 天照隊‼ 撃て‼」

 

睦月の掛け声とともに、上空から斑鳩をはじめ、雷鳥と雲雀が舞い降りるのであった。




誤字脱字、感想、指摘、質問等、ありましたらどしどし送ってください‼

あっ、批判コメントはご遠慮いたしますので………では次回、お会いしましょう‼

少し不手際がありましたので、修正を行いました。

IS学園でユニットを組んでほしいか

  • やってほしい‼
  • やる必要なし
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