IS(インフィニット・ストラトス)~騎士の物語 作:武御雷参型
龍聖がアリーナへと出ると、既に出ていたセシリアが待っていた。
「レディーを待たせるとは………なっていませんわね‼」
「煩いぞ……その口を縫って黙らせるぞ」
龍聖の返事は、怒りの籠った返事であった。それだけ、龍聖はセシリアに対して怒りを覚えていた。
「ッ⁉ これでおしまいですわ‼」
既に試合開始の合図は鳴っているので、セシリアは先制攻撃を行う。だが………相手が悪過ぎた。
「遅い」
龍聖はそう言うと、セシリアの持つレーザーライフル“スターライト”から放たれたれるレーザー攻撃を危なげもなく回避する。
セシリアは何度も攻撃を繰り出すが、すべての攻撃が龍聖に当たることはなかった。
「攻撃が当たらなくては意味がないぞ?」
余裕で回避している龍聖だが、斑鳩に武装を持たせていなかったのである。
「余裕で避けていますが……あなたこそ、武器が無くては戦えません事よ‼」
セシリアはそう言いつつ、スターライトの引き金を引いていく。だが、その攻撃は龍聖に当たることはない。
「なぜ、攻撃が当たりませんの⁉ こうなったら……お行きなさい、ブルーティアーズ‼」
機体の名前にもなっている遠隔無線誘導兵器“ブルーティアーズ”を射出する。
「ほう、これがイギリスが開発したBT兵器か………まだ甘いな‼」
ブルーティアーズから放たれる攻撃を、龍聖は自由自在に斑鳩を操り、攻撃を躱していく。
「いつまでお逃げになるのですか⁉ 戦いなさい、この臆病者‼」
「ッ‼ そうか……そこまでして俺に戦いを求めるのか………なら見せてやろう‼ これが斑鳩の力だ‼〈ヒナ、頼むぞ‼〉」
〈判った‼ ドラグーン、
龍聖は斑鳩のコアであるヒナに、ドラグーンと
「ッ⁉ BT兵器‼ なぜ、あなたがそれを持っているのですか‼」
セシリアはまさか龍聖の機体に、BT兵器が搭載されているとは思いもしず、驚きを隠せずにいた。
「残念だが、これはBT兵器じゃない。腕の形をした兵器は、有線式だ。そして、こいつは無線式の誘導兵器だ‼」
そう言うと、龍聖はドラグーンと
「誘導兵器を操りながら自分も動けるなんて……どんなスペックを持っていますの⁉」
まさか、自分が出来ないことをしている龍聖にセシリアは怒りを覚える。
「さぁ奏でろ、オルコット………貴様の奏でる
セシリアと龍聖の戦いは激しさを増すのであった。
試合開始から数分という短い時間が経っているが、セシリアには長く感じられていた。
「(まさか、男性でここまでおやりになるなんて………ですが、わたくしにもプライドがありますわ‼)ブルーティアーズ‼」
セシリアは瞬時に、ブルーティアーズに指示を送ると、ブルーティアーズは龍聖の周りを周回し始める。
「どうした、オルコット……俺の逃げ道を塞ごうという判断か………悪くないが……俺には悪手だぞ‼」
龍聖はそう言うと、
「かかりましたわね‼」
「なに⁉」
セシリアがそう言うと、スターライトの引き金を引く。
スターライトから放たれたレーザー攻撃は、漸く、龍聖の斑鳩のボディーに当たる事に成功したのである。
「一槍報いましたわ」
「…………」
セシリアがそう言うが、龍聖は黙って俯き始めた。
〈ごめん、マスター‼
「(いや、良い。だが、アイツは気付いていないな)」
龍聖は俯きながら、セシリアがビット兵器を操りながら、自身が動いていることに驚いていたのである。
「(まさか、火事場の馬鹿力ってやつか………面白い‼)」
龍聖はいつの間にか、セシリアとの戦いに楽しさを感じ始める。
「オルコット‼ ここからは………俺は本気を出す」
龍聖はそう言った瞬間、斑鳩の元に
「全武装、展開」
龍聖が呟いた瞬間、
「さぁ、オルコット………どこまで耐えられるかな?」
そう言う龍聖の顔は清々しく笑っていたのであった。
一方、管制室で観戦している真耶と千冬は驚いていた。
「黒崎君……凄いですね」
「あ、ああ………まさか、あそこまでの力を持っているとは………」
千冬は龍聖が国際IS委員会日本支部所属、対IS部隊隊長になっていることを知っているが、龍聖の実力は知らなかった為、驚きを隠せなかったのである。
「(委員会の対IS部隊の隊長を務めるには、相応しい力を持っている………だが、それだけじゃない。奴は何かを隠しているな………)黒崎、お前は何を隠しているのだ」
千冬は真耶に聞こえない声で呟くのであった。
そして、もう一人。この試合を見ていた人物がいる。
「へぇ~、まさかISコアの人格を出現させるなんて………それに、コアとの共鳴も高い………フフ、こんな世界だけど、捨てたもんじゃないね‼」
束はハッキングを行い、龍聖とセシリアの試合を見ていた。束は龍聖とヒナの相性が高い事に驚きと嬉しさを交わらせていた。
「黒崎龍聖君か………うーん、あっそうだ‼ りゅう君って呼ぼう‼」
束のお気に入りに、勝手に入れられる龍聖。彼の運命は⁉
「作者、黙らないと………O★SI★O★KIするよ?」
はい、すみません‼ ですから、その手に持っているレイジングハートを下ろしてください‼
「お断りだよ。だから………ディバインバスター‼」
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉
「これで、悪は亡んだ。さぁ、りゅう君。君とコアの力をもっとこの束様に見せてよ‼」
束の表情は、子供のような笑顔をしていたのであった。
試合会場では、斑鳩の武装である
「さぁ、オルコット………どこまで耐えられるかな?」
そう言った瞬間、龍聖はドラグーンをセシリアの元へ仕向け、
「これで、終われば御の字だが………そう問屋は卸さないか………」
龍聖がそう言うと、セシリアのブルーティアーズが龍聖を撃ち抜かんと、迫っていたのである。
「ここでわたくしは負ける訳にはいきませんのよ‼」
セシリアは迫るミサイルをスターライトで撃ち抜き、アサルトライフルの銃弾はなるべく当たらない様に避けていた。だが、
「クッ‼ ダメージが………」
セシリアは、ブルーティアーズのシールドエネルギーが心許ない事に段々と焦りが隠せなくなっていた。
「これで、
龍聖は一気に斑鳩を急上昇させると、
「………わたくしの負けですわね」
セシリアは迫りくる攻撃を受け、ブルーティアーズは機体維持が出来ず、機体は量子変換され、セシリアは意識を失うのであった。
「オルコット‼」
龍聖はセシリアが空中に投げ出されるのを見るや否や、斑鳩のスラスターを全開に吹かせ、セシリアの元へ飛んだ。
「オルコットォォォォっ‼」
龍聖の呼ぶ声でセシリアは意識を取り戻し、自分が空中に投げ出されるのが分かった。
「手を伸ばせぇぇぇっ‼」
セシリアは手を伸ばす。そして、龍聖は斑鳩の腕を部分解除し、セシリアの手を掴んだ。
龍聖はそのまま、ゆっくり地上へと降り立った。
「なぜ、わたくしを助けたのですか?」
セシリアは龍聖が自分に対して怒っていることは知っていた。だが、今の龍聖の表情にはその怒りの部分が見えなかったのである。だから、セシリアは龍聖が自分を助けたのが、判らなかったのである。
「なぜって……人を助けるのに理由なんて必要なのか?」
「………そうですか。黒崎さん、わたくしを助けて頂き、ありがとうございます」
セシリアはそう言うと龍聖に頭を下げるのであった。
「その言葉だけ、受け取って置く。次は一夏との戦いだ………油断するなよ?」
「はい、もうわたくしは慢心しませんわ‼」
セシリアの表情はすっきりとした様子であった。
龍聖はそんなセシリアを見て、安心した様子で見ていた。
「そうか………」
龍聖はそう言うとそのまま、ピットの方へと戻っていくのであった。
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そう言えば、まだ真姫ちゃん出てないぞ⁉
IS学園でユニットを組んでほしいか
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やってほしい‼
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やる必要なし