IS(インフィニット・ストラトス)~騎士の物語   作:武御雷参型

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鈴ちゃんへの態度………セカンド党の皆さん‼ 私は鈴ちゃんの事は好きですからね‼
なんとなく鈴ちゃんは弄られキャラだと思ったからですからね⁉


第十六話

その日の夜、一夏のクラス代表を祝うパーティーが開かれた。

 

「それでは、織斑一夏君のクラス代表就任を祝って……かんぱーい‼」

 

【かんぱーい‼】

 

一組だけではなく、他のクラスの生徒も交じっているのは、一夏に近づきたいと思っている生徒が多くいるというのは、別の話である。

 

「オルコットさんに勝った、織斑君‼ これでクラス対抗は優勝間違いないね‼」

 

「そうそう、なんたって、代表候補生を下したんだもん‼ 今の織斑君だったら、優勝間違いないよ‼」

 

クラスの何人かは、一夏がセシリアに勝ったことを祝っていた。

 

「ところで、黒崎君の姿が見えないけど……」

 

だが、このパーティーには龍聖はいなかった。

 

「そう言えば、さっき黒崎君、真剣な面持ちで歩いている姿を見かけたよ」

 

「あっ私も私も‼ なんかあった様子だったよね………」

 

聞き耳を立てていた訳ではないのだが、一夏は会話の内容が気になり、輪の中へと入る。

 

「ごめん。その話を詳しく聞かせてもらえないか?」

 

「えっ⁉ お、織斑君‼ う、うん………なんかね、こう……何かに悩んでいる風に見えたんだだけど……」

 

「うん、携帯で話をしていて、最初は笑ってたんだけど……切った後で何か、切り詰めた様子だったね」

 

「「(ああ~もしかしたら………)」」

 

一夏と箒は龍聖が真剣な面持ちになる理由が分かった気がしていた。

 

「織斑君、なんか知っているの?」

 

「いやぁ、知っているというか……」

 

「まぁ、奴にも色々あるんだ……」

 

「「(言えない‼ 絶対に彼女さんの事だと……もし、言ったらこの場は阿鼻叫喚になる事、間違いない‼)」」

 

一夏と箒の考えは間違っていなかった。なぜならば、真姫との電話を終えた龍聖であったが、もし真姫がスクールアイドルになった時の事を考えていたからである。

 

「ところでさ、黒崎君とは仲が良いけど……昔から知っているの?」

 

すると、一人の女子生徒が一夏と龍聖の関係について尋ねられる。

 

「あ、ああ。俺と箒は国際IS委員会日本支部に保護されたんだ。その時に出会ってな」

 

「そうなんだ。私たちは委員会で保護されて、そこで黒崎とは会ったんだ」

 

二人は龍聖との出会いを話し出した。

 

「ところで、篠ノ之さんも専用機を持っているの?」

 

「ああ。私も委員会から自分の身は自分で守れるようにと言う事で、専用機が渡されている」

 

そう言うと箒は右腕を掲げると、手首に巻かれているバンドを見せた。

 

「へぇ~篠ノ之さんって博士と姉妹だからっていう理由で、博士から専用機がもらえるんだって思ってたけど……」

 

「そういう理由だったら、文句ないね」

 

一夏は兎も角とし、箒に専用機を与えられることに何も不満を持たなかった。

 

「なぜ、不満を持たないのだ? こう言ってしまえばだが、私は国家代表候補生でもないのだぞ?」

 

箒は不満を言われるのではないかと思ったが、逆に納得をされ驚きを隠せなかった。

 

「いや、だってね?」

 

「うん、博士の身内と言う事は……ほら、色々と狙われやすいんじゃないかなって……」

 

「……確かに言われてみれば……だが、それだけの理由で専用機を持てるとなると、ある意味で身内贔屓になっているとは思わないのか‼」

 

「箒……なんでキレてるんだよ」

 

「あっ……すまない」

 

一夏に言われ、箒はシュンと体を縮こまセた。

 

「そうだぞ、箒」

 

「あっ、龍聖‼ 遅かったじゃないか‼」

 

箒と嗜める龍聖の声がし、一夏が声のする方を見ると、そこには壁に凭れ掛かっている龍聖の姿があった。

 

「すまない、少し野暮用でな」

 

龍聖はそう言いながら、一夏の隣に座った。

 

「さて、飯でも食うかな」

 

龍聖はそう言うと、近くにあった料理を取り分け、食べ始める。

 

「そうだ、龍聖。明日からまた訓練をしたいんだが………」

 

「ああ? そう言えば勝ったのもある意味で、マグレに近いものだからな……良いだろう。箒も一緒だぞ?」

 

「望むところだ‼」

 

いつの間にか復活した箒は、龍聖の言葉に気合の籠った返事をする。

 

「はいはーい、新聞部でーす‼ 織斑一夏君と黒崎龍聖君の取材に来ました‼ はーい、道を開けてねー」

 

すると、一人の上級生が二人の前に現れた。

 

「はい、これ」

 

すると、上級生は二人に名刺の様なものを渡す。

 

「黛」

 

「薫子?」

 

二人は名刺に書かれている名前を読み上げた。

 

「そんなことは良いから‼ まず初めに、織斑君から‼」

 

そう言うと薫子はボイスレコーダーを懐から取り出し、電源を入れると一夏の方へ差し出した。

 

「ズバリ‼ クラス代表の意気込みを‼」

 

「え、えーと………」

 

いきなりの事で一夏の頭の中は真っ白になる。

 

「ほら、意気込みがあるでしょ? 俺に刀を抜かせるなとか」

 

「いや、それだったら戦いにならないじゃないですか……そうですね~………あっ‼」

 

一夏は何か、思いついた。

 

「なら、これで良いですか? 俺の前に立ちは憚る者は全て斬り捨てる………どうですか?」

 

「それいい‼ いいよ‼ 採用しちゃう‼ お次は~黒崎君‼ 聞いた話だと………次期社長だそうだけど…なにか無い?」

 

「いや、質問の内容が意味不明なんですが………」

 

薫子の質問の意味が理解できない龍聖。

 

「ごめんごめん。なら、もっと詳しく聞くけど……他に企業代表候補生はいないの?」

 

「あー、確かに聞いたことないですね。どちらかと言うと、家の重工は武器専門ですからね……俺の持っている斑鳩だって、元々の製造は国際IS委員会日本支部で製造された機体ですからね」

 

「なんだって⁉ なら、君は委員会代表と言う事でもあるのかい?」

 

「いや、そこまで大きな存在ではないです。それに、俺が委員会代表って器じゃないですからね」

 

龍聖は苦笑いをする。だが、一夏と箒は内心で否定していた。

 

「それからもう一つ。重工に入ってほしいという人材は見つかったかな?」

 

「いや、俺はそう言うのは関係していないので………」

 

龍聖は次期社長になる予定だが、人材確保と言う仕事は任されていないのである。

 

「なら、社長夫人にしたい人はいるのかな?」

 

「………ノーコメントで」

 

【きゃぁぁぁぁぁ‼】

 

龍聖の言葉に女子生徒たちは一気に沸き始めた。もしかしたら、自分の事が気になっているのではないのかと言う妄想が原因である。

 

「まぁ、いっか………最後に専用機を持っているオルコットさん、織斑君、黒崎君で写真を一枚、良いかな?」

 

薫子のお願いに三人は、中央で手を取り合う様なポーズをする。

そして、シャッターが切られた瞬間………写真には全員が入っていたのである。

 

「なぜ、皆さんがはいっていますのぉぉぉぉぉぉ‼」

 

セシリアの叫びが食堂中を響き渡らせるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、一組の生徒たちが、隣のクラスに転入生が入ったことを話していた。

 

「ねぇ、知ってる? 隣のクラスに女の子が入ったんだって」

 

「いや、なんで眠り姫の冒頭なの?」

 

765プロ(作品には関係してきません)が集結した三作品目の劇場版の冒頭を交わらせて話始める。

 

「おはよう‼」

 

いつも通り、一夏は箒と一緒にクラスへ入ると、近くにいた生徒が話し掛ける。

 

「あっ、織斑君‼ 隣のクラスに転校生が来たんだって‼」

 

「へぇ~、そうなんだ……それで、どんな人なのかわかる?」

 

「うん、なんでも中国の代表候補生なんだって」

 

「中国か………」

 

一夏は中国と聞き、もう一人の幼馴染の事を思い浮かべる。

 

「あら? わたくしの事を危ぶんでの事かしら?」

 

【それは、ない】

 

「ちょぉぉぉぉぉ‼」

 

セシリアの言葉に一夏も含め、クラス全員が否定した。

 

「今のところ、専用機を持っているのは、このクラスと四組だけらしいから、織斑君が勝つのは目に見えてるよ‼」

 

「―――その情報、遅いわよ」

 

すると、教室の入り口から一人の少女の声がする。クラス中がそこを見ると、誰もいなかった。

 

「あれ? 今……」

 

「声がしたよね?」

 

「ま、まさか‼」

 

「……怪奇現象?」

 

全員が見ているのは教室の入り口の上の方である。

 

「あんた達……喧嘩売ってるわけ⁉」

 

「あっ、また声がした!」

 

「きゃー怖い」(棒読み)

 

この少女、鳳鈴音は弄られキャラへと昇格した瞬間であった。

 

「ちょっと、作者‼ 勝手に私を弄られキャラにしないでよ‼ あと、あんた達‼ 下を見なさいよ‼」

 

鈴の言葉に、今度は全員が床を見る。

 

「アンタたち‼ わざとしてるでしょ‼」

 

そう言うと、鈴は地団駄を踏み始める。

 

「おーい、おはようって………なんだ、この壁は?」

 

すると、龍聖は目の前にいる鈴の事を、壁呼ばわりした。

 

「壁……」

 

「プククク………」

 

流石のクラス中も鈴の一部分を見て笑いをこらえ始める。

 

「………良いわ。戦争の時間よ‼」

 

そういうと鈴は専用機を展開しようとした。

 

「てい」

 

「ニャフン‼」

 

龍聖は鈴の頭にチョップを入れると、鈴はそのまま前のめりになり、専用機を展開することは無かった。

 

「痛いわね‼」

 

鈴は振り向き龍聖に抗議した。

 

「お前が専用機を展開しようとしたのが悪いんだ………それからもう一つ」

 

龍聖はそう言うと、自分の後ろを指さした。

 

「なに………よ……⁉」

 

鈴が龍聖の後ろを見ると、そこには千冬の姿があった。

 

「ドウモ、ファン・リンイン=サン」

 

「アイエェェ⁉ なんでチフユ=サンが⁉」

 

千冬は鈴に対して手を合わせお辞儀をすると、鈴は驚きの声を上げる。

 

「その前にニンジャ語については、誰も突っ込まないのかよ………」

 

一夏の言葉は虚しく、教室内を駆けた。

 

「鳳、そろそろ時間だ。自分のクラスに戻れ」

 

「は、はい‼」

 

鈴は千冬に言われ。一組を出た。だが、もう一度戻ってきた。

 

「一夏、後で話があるからね‼」

 

「戻れと言っただろう?」

 

「ふぎゃん⁉」

 

鈴に制裁を下す千冬であった。




誤字脱字、感想、指摘、質問などあればどしどし送ってください‼

もしかしたら、明日の更新はしないかも………

IS学園でユニットを組んでほしいか

  • やってほしい‼
  • やる必要なし
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