IS(インフィニット・ストラトス)~騎士の物語   作:武御雷参型

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まず初めに、時間が足りなかったせいで全て出せそうにないので、書き上げているものだけを投稿します。
残りについては、また悲願を見つけては執筆して投稿します。


エイプリルフールネタ

龍聖は国際IS学園を卒業してから三年の月日が流れていた。

 

「そう言えば、真姫と付き合い始めて既に七年近くになるのか………そう言えば、一回も真姫達と旅行に行ったことないな…………」

 

『えっ⁉』

 

龍聖の一言で、その場にいた全員が驚きを露にする。

 

「えっ待って黒崎隊長? まさか、付き合ってから旅行に行っていないんですか⁉」

 

副隊長である黒柳節子が龍聖に詰め寄る。

 

「あ、ああ。だってここ最近は部隊の出撃が増えていたし、それにまだ学生だったと言う事も相まって旅行に行く機会が無かったんだ」

 

「彼氏としてどうなんよ………ソレ」

 

東条朱里が呆れたように肩を竦める。

 

「そうだぜ、そうだ。なら有り余っている休暇を使って真姫さんと旅行に行って来いよ‼」

 

「「「それだ‼」」」

 

「なぜにそうなる⁉」

 

天龍麻子に言葉に島田三姉妹(留美、恵美、杏美)が乗っかり、龍聖はツッコミを入れる。

 

「ですが、そうでもしないと進展は無いですよ?」

 

「進展も何も、既に婚約しているし………あれ、でも結婚するまで………いや、結婚後も旅行に行く機会がなかったりして…………どうしよう」

 

「「「「「「「今更か⁉」」」」」」」

 

龍聖は真姫と束と結婚した後も旅行に行く機会が無いかもと考えると、不安になり始める。

 

「何か良い旅行先とかないか?」

 

龍聖の質問に全員が頭を悩ませる。それもその筈、全員が未婚であり処『作者はいらんこと言わんでいい‼』あっはい。サーセン。

 

「それは兎も角として、旅行先を見つける前に休みを捥ぎ取らないと」

 

「いや、その前に長期休暇を得られるかどうかさえも怪しいぞ?」

 

「でもでも、そうしないと」

 

「いつになっても」

 

「旅行に行けないですよ?」

 

「どないする?」

 

「「「「「「「黒崎隊長?」」」」」」」

 

全員が龍聖をそっちのけで話を吸据えているかと思いきや、全員が龍聖に顔を向けて判断を委ねるのであった。

 

「………一回、睦月さんと話し合って来る。それからだ」

 

龍聖はしばし考えた末、一度睦月と話をして休みを取れてから旅行先を決めると言う決断をした。

 

「まぁ、それが妥当ですね」

 

「良い返事を待っているぜ」

 

「旅行先についてはウチらが考えておくから」

 

「「「行ってきてください‼」」」

 

天照隊の面々は龍聖の背中を押す。龍聖も期待を背負って睦月の元へと向かうのであった。あれ、これって旅行に行くためだよね? なんで、みんな真剣なの?

 

『作者は旅行に行ったことが無いくせに、口出ししてくんな‼』

 

皆が冷たいよ…………カナチイ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

塗月の執務室の前に来た龍聖は、呼吸を整えて扉をノックする。

 

『どうぞ』

 

執務室にいる睦月から入室の許可を得て、龍聖は執務室へと足を踏み入れる。

 

「やぁ、黒崎隊長。どうかしたんですか?」

 

「突然で申し訳ないのですが、長期休暇を与えてもらえないでしょうか?」

 

「………話を聞きましょう」

 

龍聖の真剣な眼差しに睦月の目もまた、真剣なものへと変わる。

 

「なるほど、真姫さんと束博士と旅行に行きたいから、休みが欲しい……と?」

 

「はい。無理は承知の上で「良いですよ」言って……え?」

 

龍聖の言葉に重ねて睦月は、龍聖に長期休暇を与える事にしたのである。

 

「最近はテロの数も減り、女権に力も小さくなりましたし、それに日本支部には天照隊、武御雷隊の他にもう一つに新設部隊が結成し、訓練も順調に進んでいます。有事の際には武御雷隊と新設部隊を動かせばいいので。それに、黒崎隊長は働き詰めで長い間、長期休暇をしていませんでしたので、有給が有り余っていて人事からも小言を言われていたところなんです。いい機会なので、ゆっくりと真姫さんと束博士との愛を育んできてください」

 

「えっと………え?」

 

龍聖はまさか、本当に長期休暇を得られるとは思ってもいなかったので、驚きが隠せなかった。

 

「長期休暇の日程はどれぐらいに致しますか? えっと、黒崎隊長の有給休暇の日数は………」

 

睦月はパソコンで龍聖の有給休暇の残数を調べ始める。

 

「あのう「一か月以上余っていますし……なにか冠婚葬祭があった際に有給が残っていないと、不便ですから」睦月さん? 「三週間ほど、有給休暇を申請してください。それで通りますから」いや、ですから「あっ、そうだ‼ 旅行先は決まったんですか?」話を聞けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ‼」

 

龍聖が口を開けば睦月が重ねて来るので、龍聖は一向に意見を言う機会を与えられず、ついに爆発をしてしまう。

 

「何ですか?」

 

龍聖が爆発した事に驚く睦月だが、冷静に龍聖に質問を投げる。

 

「ですから、三週間も休みをもらっても問題無いんですね?」

 

「ええ、武御雷隊、新設部隊がいますから。それに天照隊の皆さんも休みを与えてあげないと」

 

「判りました。では、お言葉に甘えて三週間ほど、長期休暇を頂きます」

 

龍聖は感謝の意を込めて頭を睦月に下げる。

 

「それはそうと、旅行先については見当はついているのですか?」

 

「いえ、これから決める所です」

 

龍聖の言葉を聞いた睦月は「ちょうどいいタイミングでしたね」と言うと、デスクの引き出しから封筒を取り出すと、龍聖に差し出した。

 

「これは?」

 

差し出された封筒を手に取った龍聖は、封筒を見るが普通の茶封筒にしか見えなかった。

 

「それは、黒崎隊長にと小原財閥当主、小原悠馬氏から預かっていたものなんだ。なんでもホテルを経営しているらしく、静岡の沼津にあるホテルオハラに招待したいと言ってきてね。でも最近は忙しかったからね。預かっていたんだ」

 

「な、成程………判りました。折角頂いた物なので、有効活用させて頂きます」

 

「そうしてくれた方が、先方も喜ぶよ。そう言えば、鞠莉さんも高校三年生であちらの学校で理事長を務めているよよ」

 

「へぇ、理事長かぁ………はぁっ⁉ 理事長⁉」

 

睦月の言葉に龍聖は驚く。まだ数回しかあったことが無い鞠莉であるが、理事長になっているとは思いもしなかったのである。

 

「なんでも、廃坑の危機を奪回する為に悠馬さんの力を借り、理事長になったとか」

 

「いやいや、廃坑を回避する為とは言え、学生でありながら理事長をするって……大変すぎでしょう」

 

「まぁ、そこは悠馬さんの力を借りているようだけどね。それは兎も角として、行ってくれるね?」

 

「ええ、行かせて頂きます」

 

こうして、龍聖は長期休暇を得る事が出来たのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

天照隊執務室では、部隊員たちが今か今かと龍聖の帰りを待っていた。すると、執務室の扉が開き龍聖の周りに綺麗な花たちが咲いているような錯覚を見せながら、龍聖が入って来る。

 

「その様子だと、長期休暇を得る事が出来たようですね」

 

「ああ、それに加えて皆も長期休暇を与えられることになった」

 

「「「「「「「ナンダッテー⁉」」」」」」」

 

龍聖の一言に部隊員たちは驚く。隊長である龍聖が長期休暇を得る事が目標だったのに、府産物として船員が長期休暇を与えられるとは思いもしなかったからである。

 

「と、ところで旅行先についてなんですけど」

 

節子が口を開くと、龍聖は頭を振る。

 

「すまないが、俺は既に旅行先が決まってしまった」

 

「ど、何処に行くんですか? ハワイですか⁉」

 

食い気味で質問する節子。

 

「アメリカ?」

 

アメリカの観光雑誌を手に取って読んでいる朱里。

 

「ドイツ?」

 

ドイツにいる義妹を思いながら聞く麻子。

 

「フランス?」

 

フランスの観光雑誌を見ている島田三姉妹の長女留美。

 

「イギリス?」

 

“イギリスの食文化の歴史”という本を見ている恵美。

 

「カンボジア?」

 

『なぜそうなる⁉』

 

まさかの変化球を投げる杏美に全員がツッコミを入れる。

 

「いや、行く先は静岡の沼津だ」

 

「結局日本国内なんですね」

 

「まぁ、仕方が無いさ。如何に日本支部特務隊天照隊隊長の俺でも、他国でのISの使用は許可を得ないといけないからな。それに、国内の方が安心できるさ」

 

節子はがっかりした様子であったが、龍聖の答えを聞き納得する。

 

「でも、泊まる場所とかは決まっているんですか?」

 

「ああ、先ほど睦月さんから貰って来た」

 

龍聖はそう言うと懐にしまってあった茶封筒を取り出す。

 

「それは?」

 

気になった朱里が質問をすると、全員が目をキラッキラに光らせながら龍聖に詰め寄る。

 

「近い‼ 近いから‼ これは、小原財閥が保有しているホテルオハラの招待チケットだ。中身についてはまだ見てないけどな」

 

「なら、今すぐにでも見ましょう‼」

 

「そうだな」

 

節子の言葉も相まって龍聖は茶封筒の中にある招待チケットを見た瞬間、全員が驚愕するのであった。

IS学園でユニットを組んでほしいか

  • やってほしい‼
  • やる必要なし
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