IS(インフィニット・ストラトス)~騎士の物語   作:武御雷参型

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皆様、こちらの作品ではお久しぶりです。漸く書けましたので投稿いたします。
次回の更新は未定です。


第六十一話

夕食も終わり、あとは睡眠を摂るだけとなった夜。龍聖と束は真姫に用意された部屋へと案内されていた。

 

「ここが龍聖の部屋ね。その隣が束さんの部屋」

 

「ありがとう」

 

「ありがとね、真姫ちゃん」

 

「このぐらい当たり前よ。それじゃ、私は皆の所に戻るから」

 

そう言うと、真姫は一回へと降りていきミューズのメンバーの所へと戻っていった。

 

「それじゃ、りゅう君。明日も回復訓練だからね」

 

「解っていますよ。それじゃ、おやすみ」

 

龍聖はそう言うと、部屋の中へと入っていく。

 

「さて、報告は上がっているかなっと」

 

龍聖は昼間に一夏から連絡を受け、一夏の友人の妹である蘭の護衛の事での報告が上がっていないかをチェックしていた。

 

「………やはりか。無申告で行って、いい人材を見つけたら速攻で拉致って……あの国がやることは単調でしかないのか?」

 

龍聖の携帯に送られてきた報告書には、蘭を誘拐しようとする工作員が複数人おり、どれも拘束して強制送還したと報告がなされていた。

 

「本当に、亡国機業と言い女権団と言い亡国と言い、碌な組織が存在しないな………本当に一層の事、壊滅状態に追い込んでやろうか」

 

〈マスター、考えるの良いのですがそろそろ寝ないと〉

 

〈明日に響いちゃうよ?〉

 

「そうだな……ん? そう言えばお前たちの出番って久々じゃなかったか?」

 

〈〈メタい事は禁止です‼ あと、作者が私たちの事を忘れていたのが悪いのです〉〉

 

「お、おう」

 

本当にすみません。イカルガを日本支部に置いてきていると勘違いしていました。あと、あなた達もメタい事を発言していますからね? 話を戻して、龍聖はそのまま眠りにつくのであった………と、思いきや、なにやら、下の方が騒がしくなっていた。

 

「あの人ら、大丈夫なのか? 明日の朝から早朝練習するって園田さんが言っていたけど……ま、俺には関係ない話か」

 

龍聖はそう言うと本当に眠りにつくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国際IS委員会日本支部本部の地下では一人の少女が拘束器具で体をベッドに押さえつけられた状態で横たわっていた。

 

「山本支部局長。これが診断書です」

 

「ご苦労」

 

睦月は医師から一枚のカルテを渡される。

 

「これは………スコールさんとオータムさんを呼び出してください」

 

「判りました」

 

医師は睦月の言葉を受け、スコールとオータムを呼びに行った。

 

「まさか、こんなことまでしていたとは………」

 

コードネーム“M”本名、織斑円の体内には自我を押さえつける薬品を使われた痕跡が残っており、完治するには数年かかると診断されていたのである。

 

「これは………私のミス……ですね。申し訳ない、織斑夫妻」

 

この世に存在しない一夏と千冬の両親に謝罪をする睦月。織斑夫妻と睦月の間に何があったのかは、まだ誰も知る由もなかった。

 

「参りましたわ、山本支部局長」

 

「それで、円の様子はどうなんですか?」

 

丁度の時にスコールとオータムが地下室へと入って来た。

 

「これを」

 

睦月は円の診察カルテをスコールへ手渡すと、オータムも覗き込むように診察カルテを見た。すると、見る見る内に二人の表情が怒りを表す赤色へと顔色を変えていく。

 

「睦月支部長、これは嘘偽りのないカルテなんですよね?」

 

「ええ、その通りです」

 

睦月はスコールの問い正す声に頷いて答えた。

 

「クソっ‼︎ ちゃんと円のことを見てやれなかった俺たちの落ち度だ‼︎」

 

オータムは壁を拳で殴って、八つ当たりをする。スコールは静かに目を閉じた。そして、少し考える素振りを見せると、静かに口を開く。

 

「それで、円は無事に戻るのでしょうか?」

 

スコールの言う戻ると言うのは、日常生活を通常に送ることができるのかと言う意味を示していた。

 

「………まだ、なんとも言えません。彼女の体内に含まれている薬品を中和することのできる薬品を開発することが出来るのであれば、問題はないのでしょうけど、正直な話、開発するに当たっての目処が経っていません」

 

「「………」」

 

睦月の言葉にオータムとスコールは口を閉じてしまう。このままでは、円の症状は悪化し、最悪の場合、命を落としてしまう危険性があった。だが、希望の光が絶たれた訳ではなかった。

 

「ですが、一つだけ希望の光は見えています」

 

「それは?」

 

睦月の言葉にスコールは縋る思いであった。

 

「一夏君と千冬さんのDNAがあれば、もしかすれば、希望の光が見えてくるのかも知れません」

 

「だったら‼︎」

 

「ですが」

 

「「⁉︎」」

 

オータムはその希望に賭けようと考えていたが、睦月の言葉には続きがあった。

 

「ですが、彼らに本当のことを伝えなくてはいけません。それが最悪な結果を招くことになってしまうことを覚悟の上で」

 

「「………」」

 

睦月やオータム、スコールは一夏や千冬の両親がなぜ、二人を置いて消えたのか知っている様子であった。しかし、睦月の言葉にはある事が含まれている様子である。それが、二人にとって良い事なのか、悪い事なのかは目に見えていた。

 

「………彼らに対しては、私から直接、話をします。ですので、この一件に関しては、申し訳ありませんが、私に預からせていただきます。良いですね?」

 

「「………わかりました」」

 

睦月の言葉に、二人は納得していない様子であったが、有無を言わせない様子の睦月に、渋々ながら二人は同意するのであった。

 

「では、お二人には今後このことについて、彼女から話をしてもらいましょう」

 

睦月はこれ以上、何も話さないつもりなのか、オータムとスコールの今後のことを、武御雷隊の隊長に引き継ぎをするのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏が龍聖に蘭の事で相談した所まで遡る。

一夏の友人である五反田弾の母親と祖父が経営する、食堂に一人の女性が入ってくる。

 

「失礼します。こちらに五反田蘭さんという方がいると聞いてやって参りました」

 

いきなり入ってきた女性は、蘭のことを知っている様子で、兄である弾や祖父の厳、母親の香織は、龍聖が言っていた某国の諜報員なのではないかと緊張した。すると、一夏が立ち上がって女性の方へと歩き出した。

 

「ちょっ! 一夏‼︎」

 

弾は一夏の行動に驚きをあらわにした。すると、女性の前に一夏が立つと、合言葉を言った。

 

「銀の鳥は?」

 

「永遠不滅なり」

 

「お待ちしていました、天龍さん」

 

「一夏も元気そうだな。箒も」

 

天龍と呼ばれた女性は、一夏の後ろで座っている箒に目をやると、箒は会釈をする。

 

「お久しぶりですね、天龍さん」

 

鈴も天龍に声をかけると、天龍は驚いた様子であった。

 

「まさか、鈴までいるとはな。これじゃ、俺がいる必要はないんじゃないか?」

 

天龍はそう言うと笑い始める。すると、弾が気になった様子で、一夏に声をかけた。

 

「な、なぁ、一夏。あの女性は誰なんだ?」

 

一夏は弾に言われて、漸く思い出したかのように手を打った。

 

「そういえば、紹介がまだだったな。こちらは龍聖が隊長を務める天照隊の隊員の天龍麻子さんだ」

 

一夏に紹介されて、天龍は口を開く。

 

「俺が天龍麻子だ。それで、五反田蘭って子は誰だ?」

 

「わ、私です」

 

おずおずと蘭が手を上げた。

 

「成る程、では、今後のことをお話ししたいと思いますので、少し宜しいですか?」

 

先ほどまでのオラオラではなく、丁寧な口調に戻った天龍に、弾たち家族は戸惑ってしまう。

 

「あ、はい。こちらにどうぞ」

 

蘭は天龍を席へと案内する。

 

「じゃぁ、少し話が長くなってしまいますので、お店を閉める事は可能ですか?」

 

「え、ええ。問題はないですが………お義父さん、良いですよね?」

 

「ああ」

 

香織は最終確認の為に、厳に確認を取ると、頷いて了承し、香織は臨時休業の看板を店前に掲げる。

 

「では、皆様に今後のことについてお話しさせて頂きます」

 

天龍は、自分がどの様のに蘭の護衛につくのかを説明し始めた。




誤字脱字、感想、指摘等ありましたら、ドシドシと送ってください。

少し時系列に誤りを発見しましたので、修正を行いました。

IS学園でユニットを組んでほしいか

  • やってほしい‼
  • やる必要なし
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