どうもよろしくお願いいたします。
 例にもよって思いついてしまったので書いてしまいました。
 文才は致命的にないので許してください。
 基本的に一話完結のハーレムな話になると思います。

 あらすじ
 人理修復も終わったカルデア。
 そんな中のFGOキャラたちとのハーレム話。

 

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 FGOのストーリーをちゃんと読んでなかったりイベントスキップするけれどどうしても描きたくなってしまったので初投稿です。
 FGOキャラとのハーレムものとなっていますのでご注意ください。
 
 少しでもお楽しみいただけたら幸いです。


とあるカルデアの日常(ハーレム)

 

 藤丸立香 マシュ・キリエライト 編

 

 

 

 まだ人気のないカルデアの廊下を藤丸立香とマシュ・キリエライトは並んで歩いていた。

 

 時刻は朝の六時ぴったりを示している。カルデアの起床時間は七時であり、本来このような時間に起きてなにか仕事をすることなどもない。

 

 では、なぜ彼女達は起きているのだろうか?、そしてどこに向かっているのだろうか?

 

 答えは一つ。もうひとりのマスターでもある 彼 を起こすためである。

 

 人理継続保障機関 フィニス・カルデア 職員 鈴木 湊 ある事件によって辛うじて生きながらえた一人であり、藤丸立香とともに人理修復に多大な貢献を与えた人物である。

 

 しかし彼にはある欠点が。それは、朝に弱い。目覚ましを何個セットしようとも気がついたら止めてしまい、そのまま寝続けてしまう。

 

 いつどこで何が起こるかわからない人理修復中ならともかく、解決した今は起きれなくなってしまった。

 

 なんとかならないだろうかと湊本人の相談により、サーヴァント皆の交代で起こすことになったのだった。その事に湊は皆に悪いと言ったがもの凄い迫力で皆に拒否された。

 

 

「ご主人様を起こすのもメイドの努めだ、なに、それ以外も任せろ」

 

「母がしっかりと起こして差し上げましょう。ええ、ええ。これも母の努めですもの」

 

「朝くらい起きられないのかしら情けない。…まあいいです。貴方の間抜けな顔を朝一番に見て笑ってあげましょう」

 

 

 

 ―そんなことがあり、今日の当番は立香、マシュの二人なのだ。

 

 

湊の部屋の前へと着くと立香は少し慌てた様子で手鏡を取り出すと、マシュも同じく慌てた様子でコンパクトミラーを取り出し二人で前髪を確認する。

 

「だ、大丈夫かな?マシュ。私の格好変じゃないかな?」

 

「は、はい、髪の毛の乱れなどありません。問題は無いかと思います」

 

「そ、そうだよね。うん、マシュも問題ないと思うよ」

 

「は、はい、ありがとうございます」

 

服の汚れなども無いようにくるりと回りお互いに確認し合う。数回の深呼吸をすると意を決して扉をノックする

 

 

数回のノックの後に返事がないことを確かめると扉の開閉ボタンを押す。

 

 

 プシュンと扉の開く音が聞こえる。

 

 

「…お邪魔しま~す」「…失礼します」

 

人を起こしにきたとは思えない声とゆっくりとした動作で、二人は部屋に入り湊のベッドの様子を見ると、綺麗に広げられたシーツに呼吸で上下する胸が見える。

 

小さくガッツポーズをし、湊の元へと向かう立香を後ろから見送り。マシュは少しだけ部屋を見回してみる。

 

マシュと同じ内装の部屋、私物はあまりなくシンプルなベッド。

 

変わらない部屋のはずなのに、落ち着ける不思議な場所。しかしそれも過去の話だ。

 

今の湊の部屋の中にはサーヴァントから送られたプレゼントが沢山置いてある。英霊達からの贈り物、信頼の形だ。彼の人となりがわかるようでマシュは自然と笑顔が溢れた。

 

 

 

…少しだけ深呼吸する。彼の部屋の匂いがする。大好きな匂いだ。色んな人の物があっても変わらない。落ち着く大好きな空間、そして匂い。

 

 

―それはきっと…彼がいるから、彼だからなのだろう。

 

 

「マシュっマシュ」

 

思考を遮り声のする方へと視線を向けると立香が手招きをしていた。ベッドの横にしゃがみ、彼の寝顔をニコニコとした顔で見つめており、マシュもスカートの後ろを両手で押さえながらゆっくりと立香の横に腰を下ろす。

 

「また、匂い?」

 

顔をマシュの方へと向けた立香の表情は先程と同じようにニコニコとしている。

 

「マシュ、湊さんの匂い好きだもんね」

 

「あの、その…なんといいますか、地面の匂いとか…そういったものも好きで…それで…」

 

「私も大好きだよ湊さんの匂い。ふふ、いい匂いだよね。落ち着くし、なんだか暖かくって」

 

「…はい…。大好き、です」

 

お互いに微笑み合うと湊に視線を移す。

 

「う~~ん、こうして寝顔見られるのは嬉しいねー。役得役得」

 

「しかし、訪ねているのに起こさずに眺めているのは申し訳ない気がしますね。」

 

(先輩と並んで寝顔を見ている私が言えたことではありませんが…)

 

「でも、湊さんの寝顔。すっごく可愛いと思わない?見ちゃうよー」

 

(確かに、先輩の言う通りだと思います。寝ている湊さんの姿はなんというか、見守っていたくなるような…)

 

「…もうちょっと…近くで…」

 

カチャン!

近くで寝顔を見ようと前に動いた瞬間に立香のコンパクトミラーが落ちてしまった。恐る恐る拾い上げ、ゆっくりとポケットにしまう。

 

二人の視線がコンパクトミラーから湊へと戻る。ぐっすりと眠っているようだ。安堵の息を漏らしゆっくりと湊へと近づいていく、すると。

 

ぽん と何かが立香の頭に乗っかる。ひゃっ と小さく立香が声を上げると、彼の左手が乗っていた。目覚ましを止めようと声、すなわち音のする方へと手を伸ばしていたようであった。

 

「先輩っ。恐らく目覚まし時計を探しているのだと思います。なので、声を出さずにそのまま動かないでいるのがいいかと」

 

「わわわ、わかった、動かない…動かない…」

 

声を出さないように少し縮こまりながらじっとする。

 

サワサワ…

 

(う、うう、すごく恥ずかしい…)

 

サワサワ…

 

目をつむり必死に堪えていた立香だったがここで手の動きが変わった。

 

ナデナデ

 

立香の髪が気持ちよかったのか触る力が穏やかになりゆっくりと撫で始めたのだ。

 

「あう…んんぅ…」

 

(急に優しい撫で方に!?だ、だめ。声出したらバレちゃう、こんなところ見られたら…)

 

「んっ!?…‥あっ……」

 

「せ、先輩!?大丈夫ですか」

 

(ああ……ダメ。気持ちよくて…我慢できなくなっちゃう)

 

指を噛み、声を漏らすまいと必死に耐える、しかし。

 

ナデナデ、サワ

 

「……ゃん」

 

頬を撫でるように、手が触れた。

 

ぱたり、と手が重力に従い落ちていく。はっと、その手を掴もうとしたマシュよりもはやく立香はその手を掴んでいた。あまりのはやさに立香に視線を向けるとそこには―  

 

潤んだ瞳、乱れた息。手を握り自身の胸へと導く立香がいた。手の甲が胸に当たり、ムニュっと形を変え、発育のいい胸の間に手が埋まっていく。

 

突然動かしにくくなった手に違和感を感じたのか向きを変えようと動かしたり横に動かし始める。

 

「あ…ん」

 

「先輩!?」

 

立香の艶のある声に驚き、大きな声を出してしまう。ハッと口を押さえるが間に合わなかった。

 

ぴく、と空いている右腕が動く。音のした方向にある目覚ましを止めようと右腕を伸ばしマシュの頭を撫で始める。

 

「あ…」

 

サワサワ

 

「う…うう………‥」

 

サワサワ

 

どうしていいのかわからず、小さく縮こまり、震える。しかし頭は無意識のうちに撫でやすいように傾いていた。

 

小さいサーヴァントにせがまれ、撫でている姿を見たことはあったが、まさか自分が撫でてもらうことになるとは思いもしなかった。

 

(…こんなに、嬉しいものなのですね…。湊さんに頭を撫でて貰うというものは)

 

(あ、でも、湊さんの手をどかさないと…)

 

そう、このままだと撫で方が変わってしまうのだ。立香をだめにしたあの撫で方に。

 

あまりに今の撫で方が気持ちよくに気づくのが遅れた。

 

よりマシュの頭を撫でやすくしようと、仰向けだった身体が横向きになり立香の眼前に湊の顔がアップになったのだった。

 

 

その瞬間、立香の中で何かが音をたて動いた。

 

 

「あ、あの…湊、さんっ。そんな…優しく頭を撫でるなんて…うう…」

 

ナデナデ

 

…ちゅ…

 

ナデナデ

 

(だ、だめ…です、あ、そんな…あう…)

 

…ちゅ…ちゅ…

 

ナデナデ

 

(はぅ…こ、こんなの…我慢、できな)

 

…ちゅ…ちゅ…はぁ…。

 

(…な、なんでしょうこの音は……っ先輩!?) 

 

だめになる撫で方をされていたマシュは何かを吸っているかのような音が聞こえ、視線を向けた、その瞬間に思わず大声を出しそうになる。

 

立香が湊の指にキスをしていたのだった。

 

その瞳はとろんとしており明らかに興奮しているようであった。

 

「はぁ‥はぁ‥んっ…ちゅ…」

 

指先、手のひら、手の甲。夢中になってキスをする。

 

マシュはそのあまりにも扇情的な立香の姿に思わず見入ってしまう。

 

(先輩のこんな顔、始めてみました。どうして、どうしてこんなにも眼が離せないのでしょうか…先輩に失礼なのに…。湊さんを起こさないといけないのに…)

 

(でも、先輩はとても幸せそうで…)

 

「…ん~、れろぉ~、ちゅ、ちゅぱ」

 

(ああ、そんな、舐めて…す、吸ってるなんて……)

 

親指から順番に舌を絡め、吸っていく。

 

「はぁ…んん、れろぉ~、ちゅぽっ‥はぁ…んっんっんっ…ちゅる」

 

最後の指を吸い終わり、愛おしそうに手に頬ずりしている立香と目が合うと、マシュはドキリとした。自分が悪いことをしているような、見てはいけない物を見てしまったような罪悪感が生まれる。

 

しかし立香は目を細めて微笑む。一緒にしよう?マシュ…湊さんを…気持ちよくしてあげるだけなんだから…。いっぱいいっぱい気持ちよくなってもらおう?

 

これは悪いことなんかじゃないんだよ。気持ちよくする、いいことなんだよ…そう訴えているかのように。

 

 

(…あ、ああ、湊さんっ。ごめんなさいっ!)

 

 

震える両手で湊の手を掴みゆっくりと人差し指を唇へと導くと、無意識なのかわずかに唇を開き、ぺろ と舐めた。―その姿はとても扇情的だった―

 

ちゅ

 

指先に唇が触れた瞬間、マシュの身体に甘い刺激が走る。今まで感じた事のない官能的な刺激。

 

(あっ!な、何でしょうか……この感覚は……頭が痺れて……ふわふわしてすごく…気持ちいい…)

 

(もっともっとこの感覚を知りたいです……この感情を……知りたい)

 

 

「ちゅ、ちゅ、ちゅぱ」

 

(もっと、もっと…)

 

「ちゅる…あむ、んん、ちゅぷ」

 

(私…こんな…でも…でも…止まらないんです)

 

「れろ、れるれる、あ、ふ、あ…ん」

 

「じゅる、じゅるる、はぁはあ、じゅぽ…あん…」

 

(湊さんの指、おいしいよぉ。湊さんっ湊さんっ)

 

 

二つの響く粘膜の音。

 

一つは激しく、自分の思いを伝えるように

 

一つは静かに、自分の思いを知るように。

 

もっと…もっと触れたい。

 

指先から触れるだけでは物足りなくなり、二人は湊の腕を感じたくなり胸に挟もうとする。しかし。

 

 

二つの腕に引っ張られ、バランスを崩した湊はベッドの下へと落ちそうになる。このまま落ちたら床に頭を打ってしまう。そう頭が理解するよりもはやく二人は湊を左右から抱きしめた。

 

「………‥……」

 

「……はぁ~~~~~……」

 

間一髪、なんとか頭の衝撃で目を覚まさせることだけは止めることができたのであった。なんとか湊をベッドに戻し落ち着く。

 

しかしホッとしたことで二人とも先程までの自分たちがしてきた事を思い出してしまった。

 

(ああああああああっ!?わ、私、マシュの前であんな、あんなことっ!?)

 

(せ、先輩がいるのに、あ、ああ、恥ずかしいですっ)

 

両手で隠し、悶える二人。このままでは湊を起こす時間を過ぎてしまうだろう。

 

やれやれ、といった感じで一声鳴くと湊のシーツの隙間からフォウ君が現れる。

 

「フォーウっ」

 

「フォウ君!?」「フォウさん!?」

 

驚く二人を無視し、びたーんと湊の顔に乗り、走り回っているとゆっくりとまぶたが開いていく。

 

「……んーーー……」

 

「ふぁ、ああああ………」

 

大きく伸びをしつつ上体を起こしずり落ちるフォウ君をキャッチすると挨拶をする。

 

「おはよう。フォウくん」

 

「フォウ、フォーウ」

 

「おはよう。立香。マシュ」

 

 

『お、おはようごさいます!湊さん』

 

 

 

同時に挨拶する二人にやや驚きながらも笑顔で返す、ふと、自身の指に違和感を感じる。

 

「なんか指が濡れてるような…」

 

みるみる真っ赤に染まっていく二つの顔。先程までの行為の再確認。フォウ君に起こしてもらったという恥ずかしさ。

 

 

「どうしたの?二人とも?」

 

 

 キョトンとする湊。

 

 

「ごめんなさいいいいいいいいいい!!??」「すみませんっすみませんっ―――――!?」

 

 

 

 

 

色々な恥ずかしさで走り去っていく二人。

 

 

 

 

 

 

 

今日もカルデアは平和です。

 

 

 

 

 

 

 




 鈴木湊(すずきみなと)成人。今回あんま出番がない。

 藤丸立香(ぐだ子は)淫乱健気。

 マシュも淫乱基質。

 もしよろしければ出して欲しい女性鯖がいたらリクエストいただけたら嬉しいなーなんて。| |д・)

 どのように進んでいくか全くの未定ですがどうぞよろしくお願いいたします


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