黄泉路への案内人~覇王と共に~   作:楽一

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リハビリという名で書いてみたけどただ一言・・・・・短っ!? おらびっくりだ・・・・


第八話

 

第八話

 

 

 まぁはっきり言おう。疲れた。精神的に、肉体的に、すべての面において。

 

明「あ、あの・・・葵さん。大丈夫ですか?」

 

思「疲れているようだが」

 

 この子たちは明命と思春。明命は彼の呉の王孫権の懐刀として有名な周泰。そして思春は鈴の甘寧で有名な甘寧。

 

亞「も、もしかして私たちがご迷惑を!?」

 

 亞莎、この子は阿蒙で有名な呂蒙だ。

 

葵「何、ここ最近戦、戦と続いた上に書類の仕事を回されるわで・・・・というか星那も翼も雛里もそして私も一応客将だよな?」

 

 現実世界で言うパートナーや契約社員のようなもの。だが回される仕事が明らかにおかしい。どれぐらいかというと、正規の将である祭殿達より多いのだ。

 

厳「おぉ。葵殿。仕事が速いなやはり!」

 

 厳越殿とはこないだの一騎打ちで黒騎士で試合をし、勝ち、真名を許された。雪蓮においてもその後の疼きを押さえられず行ったが、まだまだ隙があるため耐えに耐え隙をついて終わり。舞蓮においても同じような結果だった。

 

 結果内々だが客将の私が孫呉の主要たる者たちを打ち負かしてしまったのだ。

 

葵「その結果がこれか・・・・」

 

星那「管理局でもこれほどはないでしょうね」

 

翼「父の補佐で何回かやったことはあるがこれほどとは・・・・」

 

雛「あ、あわわわわ・・・・」

 

 今にも倒れそうに積まれた竹簡。いやここは紙を使おうよ。あんなに無駄遣いしてるのにと心で突っ込んだ。

 

 そして朝方からお天道様が真上に来るころには始末した。そして現在に戻るというわけだ。

 

厳「しかし早いな。お前に文台様が助けられはや三月とは」

 

 そう。この三月でいろんなことをした。雪蓮と冥琳でピクニックに行ったり、蓮華と思春、明命で賊退治をしたり、舞蓮と祭とで酒を飲んだり、亞莎と厳越殿で書庫をあさりそれを建業発展に使ってみたり、穏を書庫に入れないようにしたりで・・・・・うん。仕事する組、しない組がきっちり分かれているよなこの集団は。

 

葵「ホントこの集団は家族みたいだな」

 

蓮「へぇ、ちょっとどういうものか聞いてみたいわね」

 

 そこに現れたのは蓮華と穏だった。

 

葵「のちの孫家の王に語るなど」

 

蓮「いいや。葵の講義は身になる。ぜひとも教えてくれ」

 

穏「そうですね~。ちょうどいま雛里ちゃんがお茶を持ってきてくれましたよ」

 

雛「ふえ?」

 

 お茶を皆に配り雛里にも座らせると、

 

葵「主に組織というのには大きく振り分けて三つあります」

 

 一つは序列型、一つは身内型、一つは家族型。

 

雛「二つ目と三つめはどのように違うんですか?」

 

葵「呼び方は違うし内容も違う。身内型というのはその名の通り身内で主要な職を独占してしまうことだ」

 

 たとえば軍師、将軍、各主要都市の太守などをだ。あと内政で言うところの税を管理する場所だな。

 

思「では家族型というのは?」

 

葵「家族型というのは主に階級という垣根を越え誰にも等しく仕事を与え上下関係をあってないようにする関係をそういう。家族のように平等にだ。これは孫家に当てはまるな」

 

厳「そうか?」

 

葵「そうだろ。ふつう主君と臣下が二人で酒を交わすか? 誰にも等しくという感じはある。若干は違うどころがあるが」

 

 そして最後が、

 

葵「組織型だな」

 

亞「なんとなく響きで分かります。完全な序列型のことでしょうか?」

 

葵「その通り。各組織には短所長所それぞれある。それを克服するような行動を起こせば組織内での分裂はなくなるだろうな」

 

 組織で一番怖いのは一枚岩ではないということ。もう一つ主君と同じぐらいの影響力があるものがいれば派閥ができ内部分裂を起こす。あくまでも君主が信用、信頼できるものがいるという程度に抑えておかなければならない。

 

葵「さて、しかし家族型でも仕事ができなければ困るものが約二名いるな」

 

全員『あぁ・・・・あれは』

 

 そう孫家の当主孫文台、そして次期当主孫伯符だ。

 

冥「あぁ・・・葵か」

 

葵「冥琳どうした?」

 

冥「雪蓮は・・・いないか」

 

 その時全員がまたかと思っただろう。

 

冥「ところで葵。お前、そろそろとか考えていないか?」

 

葵「聡いな。まぁそろそろだろう」

 

蓮「そろそろというのは?」

 

葵「客将を返上し旅に戻ろうかと」

 

 もともと大陸を見て回るというのが私たちの目的。給金も十分たまり交州を通り益州、涼州へと行ける分ぐらいのお金はある。

 

 その言葉を聞いた冥琳はそうかと一言言っただけだった。だが、

 

蓮「なっ!? 本当なの葵!?」

 

 蓮華の一言に感づいていなかった者たちはうんうんとうなずいていた。

 

厳「これこれ。葵殿が迷惑だろ。それに葵殿は客将という身分。孫家に仕える仕えないは己が決めること。われらが口出しすることではない」

 

葵「厳越殿・・・・「客将から正式にこちらにひこめばよろしいかと」ちょっ?!」

 

冥「名案だな。そうなれば雛里に翼、星那もこちらに」

 

葵「おい!」

 

 冗談だという二人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まぁその後宴会という名の飲み会が開かれた。

 

 その会で、

 

舞「で、葵。うちの娘どれが好みだ?」

 

葵「ぶふぉ!?」

 

厳「うぉ!?」

 

 あまりの衝撃で拭いてしまった酒が厳越どのにかかってしまった。

 

祭「なんともったいない!」

 

厳「そっち!?」

 

 厳越殿と祭殿は酒のことで痴話喧嘩をはじめるが話は一切ずれなかった。

 

舞「お前ほどのものならだれでも任せられそうでな」

 

 その言葉は私への死刑勧告だぞ。

 

葵「いや、私には」

 

雪「もう約束し人がいるの?」

 

葵「え、えぇ」

 

蓮「そ、そうなのか」

 

 辛いがこれで諦めてくれれば。そう思った矢先だった。

 

翼「なら、略奪すればいいだろ」

 

 ・・・・・・おい!?

 

星那「好きなものは奪うが必定ですね」

 

雛「そんな物騒なこと聞いたことがないですよ!?」

 

 雛里の言うことは最もだが、

 

雪「なるほど! その手があったわ!」

 

冥「おい雪蓮。何を考えている」

 

雪「蓮華! シャオ! すぐに戦の支度をするわよ!」

 

蓮「ね、姉さん!? 何を言ってるの!?」

 

小「そうだよ。それにどこに戦を仕掛けるの?」

 

雪「陳留よ!」

 

 その言葉と先程の翼の一言を連想させ。

 

蓮「分かりました!」

 

小「行くよ!」

 

葵「やめい!」

 

 兵士も驚くわ! 完全に私情じゃないか!!

 

舞「はっははあ! 我娘たちもこうも乙女にしてしまうとは。どうだ? 本当に誰か娶るか? 何なら三人でもいいぞ?」

 

葵「冗談でも悪いぞ」

 

舞「冗談ではないと言ったらどうする?」

 

 ・・・・・マジか。いや、この目は本気だな。

 

舞「お前みたいなやつがたとえ婿養子とはいえ私は大歓迎だぞ」

 

 そういいバシバシと大きな音を立てるほど強く私の背中をたたく舞蓮。

 

舞「何なら私がお前の嫁に行ってやろうか?」

 

葵「はぁ!?」

 

娘三人「!?」

 

厳「ほぉ。それはそれで面白そうだな」

 

葵「いやいや、それはいろいろとまずいでしょうに」

 

 はぁ、ここ最近女難のそうでも強くなっているのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日。娘たちと雛里を背負って交州に向け私たちは建業を後にした。

 

雪「それじゃあ葵。また会いましょ」

 

葵「あぁ、次は戦場か?」

 

蓮「そうだな。まぁ敵ではないことを祈るばかりだがな」

 

小「でも勝って必ず葵をシャオのモノにするから!」

 

 さよならはこの者たちには不要なようだ。

 

 そうこの者たちに抱える言葉は。

 

葵「あぁ。ではまた会おう!」

 

 そういって私は旅路の一歩を再び歩み始めた。

 

 

 

 

 




次回は一気に飛ばして涼州あたり行く予定
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