やはり俺が幻想郷で本物を探すのは間違っていない...?   作:れぐるぐる

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皆さんこんにちわ、れぐるです
霊夢〆書ききりました...序盤少しシリアスになってます
んーでれいむ可愛い。もうこのエンドでいいんじゃないかと思います
では本編どうぞ!


1章 霊夢〆
やはり俺が幻想郷で本物を見つけるのは間違っていない


博麗神社 八幡 居間

 

人里で起きた妖怪襲撃事件(俺命名)から既に1ヶ月が過ぎた。

あの事件から、あの時の刀のお粗末な使い方を変えさせてやると、妖夢が俺に突っかかってくるようになり、白玉楼と博麗神社を行き来するような生活を送っている。

おかげで退屈はしていない...のだが。

 

「むぅ〜...」

 

...最近、同居人である博麗霊夢が、俺を見てはよく唸っているのだ。

 

「どうした霊夢。腹減ったか?なんか飯作るか?」

 

「そういう事じゃない。バカ、ボケナス、八幡」

 

「八幡は悪口じゃない...って、なんでお前がそれ知ってんの」

 

「何言ってるの?これは私が考えたの。誰のものもパクってなんかないわよ?」

 

「いや、前いたところでそれ言われててな...なんか、びっくりしたんだよ」

 

「へぇ、そうなの。それより八幡!」

 

「ん、なんだよ?」

 

「最近、よく白玉楼に行くじゃない。なに?あそこの半人半霊のこと、そんなに気に入ったのかしら?」

 

「別にそんなんじゃねぇよ。ただ、俺も何かあった時のために強くなりたくてな」

 

「そうなの?でも私と魔理沙が守ってあげるんだからそんなの必要ないわよ。八幡が居てくれるだけで私は満足なんだから」

 

「そうは言うけどな...俺は養われたいが、施しを受けるのは好きじゃないんだ。だから、自分の身は自分で守りたいし、大切な奴らは俺が守りたいんだよ。それに、お前や魔理沙、それに妖夢だって女なんだからな」

 

「っ...!ま、またそんなこと言って...私を口説いてるのかしら?」

 

「?そんなつもりはねぇよ。ただ、男が女に守られるなんてメンツが丸潰れになるから嫌だってだけだ」

 

「ホント、妙な所はプライド高いわよね、あんた...」

 

「お前にだけは言われたくないな」

 

「何ですって!?」ガバッ

 

「う、うそ、冗談だから。ハチマンウソツカナイ」

 

「はぁ...全く。次そんなこと言ったら...分かってるわよね?」

 

「いえす、まむ。」

 

「イエス、マムって...ぷっ...ぷぷぷ」

 

「ふっ...ははは」

 

とまぁ、不機嫌そうにこちらを眺めることが増えた霊夢だが、このように下らない話をしたら機嫌を直す。本当によくわからない。話を戻すが、このような感じで俺は、幻想郷での生活を自分なりに楽しみながら生活している。そして最近、霊夢に対して少し...ほんの少しだけだが、特別な感情を抱いている...気がする。奉仕部の2人に対しての感情...いや、それよりももっと特別な感情を、俺は今、霊夢に対して抱いている。

だが、この感情を霊夢に知られてしまったら、きっと、今のような軽口を叩き合えるような...親友のような関係は続けられないと思う。

霊夢が俺に対して恋愛感情を抱いている...というのは、もう大分前から分かっている。そして、魔理沙もきっと、俺に対してそのような感情を抱いていると思う。

今ならはっきりと言える。俺は、霊夢が好きだ。だけど、俺と霊夢が付き合ってしまったら、魔理沙とは気まずくなってしまい、きっと俺達の今の関係は崩れてしまう...そう思うと、霊夢に告白する事はとてもじゃないが無理だと思ってしまう。中学時代のトラウマも関係していると思うが、この感情は誰にも知られてはいけない。特に、霊夢には...

 

「ねぇ、八幡。そんな暗い顔して、どうしたの?」

 

「ん?暗い顔...?いや、俺は別に普通だぞ?それに暗い顔はいつもじゃねぇか。ほら、目が腐って...」

 

「誤魔化さないで。八幡、最近何か変よ?話しかけてもぼーっとしてたり、私と話している時も、とても辛そうな顔して。私、好きな人がそんな顔してるのを見るの、とっても辛いの。わかる?」

 

「いや、きっとお前の思い違いだ。大丈夫、俺は平気だ。お前が思っているようなことは...」

 

「嘘よ、今だって貴方、とても辛そうな顔してるわよ?ほら、鏡見てみなさいよ...」スッ

 

そう言って霊夢は、俺に手鏡を差し出してきた。

 

「そんなはずは...」

 

俺はそう言いながら鏡を覗き込んだ。だが、そこにはいつもと同じように、死んだ魚のような腐った目をした、人目見ただけだと良い印象は到底受けることの出来ない青年...俺しか映っていなかった。

 

「ほらやっぱり、いつも通りの俺...」

 

「誤魔化さないでよ...お願いだから...私、心配なの...こんなんだと、八幡がどんどん人としてダメになっちゃうって...辛いことあったら私に言ってよ...私を頼ってよ...!」

 

そう言い放った霊夢の目頭には、うっすらと涙が溜まっていた。

 

「...ごめん。だけど今はまだ言えない。これは、俺の問題なんだ。いつまでも過去と決別出来ずに、1人で悩み続けている俺の問題なんだ...だから、もう少し。もう少しだけ、俺に時間をくれないか...?」

 

「...わかった。絶対だからね?聞かせてくれなかったら、ここから追い出すから」

 

「...あぁ。分かってる」

 

これは、本当に俺の問題だ。こんな、今ある関係を壊したくないからと、自分を偽って自分に優しくする俺に、霊夢と付き合う資格は...いや、そんなことを考えている暇があるなら、行動を起こすことが先だ。

 

「霊夢」

 

「...なに?」

 

「明日、お前に話すよ、俺の悩み」

 

「...わかった。ちゃんと教えないとぶっ殺すから」

 

「...あぁ。だから、待っててくれ」

 

「...うん。待ってる」

 

「...じゃあ、おやすみ」

 

「...おやすみなさい」

 

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博麗神社 八幡 自室

 

...よし、覚悟は決めた。明日、明日だ...

俺は明日、霊夢に告白する。

霊夢と魔理沙との関係が壊れてもいい、今までのビビりで自分が大切な偽善者な俺とは決別する。絶対に...だ。

 

「俺は...欲しいよ、本物が。今を恐れていたら本物なんて到底得ることは出来ないよな...いくぞ、俺」

 

俺は、霊夢が欲しい。この気持ちに、偽りなどないはずだ。

 

「...絶対に、手放す訳にはいかないんだ...今度こそ...!」

 

決意は固まった。後は、明日になるのを待つだけ...だ。

 

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博麗神社 霊夢 自室

 

ここ一週間、八幡の顔にはいつも陰りがあった。何かを迷っているような、何かに怯えているような...そんな顔をしていた。

だけど、明日にはその理由もわかる。

それを知ることが出来れば、きっとまた、八幡のことを知ることが出来る。

 

「早く、明日になって欲しいな...」

 

そう思いながら私は、そっと瞼を閉じた。

 

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博麗神社 八幡 台所

 

翌朝。

あれから俺は、緊張で眠れず、気づいたら朝になっていたという大失態を犯してしまった。

それだけ聞くと失態だと思わないかもしれないが、考えて欲しい。俺の腐った目に、更に隈が出来るのだ。きっと、今の俺は酷い顔をしてるに違いない。

 

「こんなに真剣な告白は初めてだから仕方ない...仕方ないんだ、うん」

 

そう、自分に言い聞かせるように唱えた俺は、朝ごはんを作ろうと冷蔵庫へと赴いた。

 

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その後、朝ごはんを作り、霊夢と2人で気まずい雰囲気の中、朝ごはんを食べ終えた。

...よし、覚悟は出来ている。絶対に霊夢に告白する。

 

「それで八幡。悩みって何かしら?」

 

「あぁ、俺の悩みはな...うん、あーえーっとな...」

 

...いざ言おうと思うと、どっと緊張が押し寄せてくる。こんなに女々しい人間だったのか、俺は...

 

「な、何よ?そんなに言えないことなの?」

 

「いや、そんなに大層じゃ...いや、俺にとってはとても大きいことだな。なぁ、霊夢...」

 

「ん?何?」

 

「俺、は...お前のことが好きだ。愛していると言っても過言じゃない...だから俺と...付き合ってくれないか...?」

 

「...っ!?あ、あんたの悩みって...?」

 

「...あぁ、これだ。お前に告白したい...けど、そうすると俺とお前と魔理沙の関係は崩れる...だからどうしたら...って、ずっと悩んでたんだ」

 

「...何よ。そんな事だったの...?バカ。そんなっ...グスッこと...私も...私もっ...!八幡...優柔不断でぇ...グスッ捻くれててぇっ...それでも優しくしてくれてぇっ...!グスッ私を助けてくれるっ...貴方が好きっ...大好き...!愛...してる...!」グスッ

 

「っ!そ、そうか...それじゃあ...!」

 

「うん...私とっ...付き合って...くだしゃい...!」ウルウル

 

「夢じゃ...ないよな...?」ホオツネリ

 

「当たり前よっ...バカっ...ずっと...ずぅっとぉ...グスッ待ってたんだからぁ!」ボロボロ

 

「...ごめん。待たせた」ナデナデ

 

「ホントよ...幸せにしてくれないとっ...許してあげないんだからねっ!」ニカッ

 

「勿論だ」ニコッ

 

こうして、俺と霊夢は結ばれることが出来た。

 

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それから、2人で魔理沙の所へ行き、付き合ったということを報告した。

それに対して魔理沙は、

 

「お前ら2人には結ばれて欲しかったんだぜ!お前らが幸せなら私も幸せなんだぜ!八幡!霊夢を泣かしたら許さないからな!」ニカッ

 

と、笑顔で祝福してくれた。

その後、魔理沙が、俺だけ席を外して欲しいと頼んできたので、俺は席を外し、先に博麗神社に帰った。

次の日に帰ってきた霊夢に話を聞くと、案の定というか...やはり、魔理沙は泣いていたらしい。そして、2人で泣き明かして...霊夢は魔理沙の家に泊まってきたという。

 

それから月日は流れ...

 

「八幡...!起きなさい、八幡!」

 

「んあっ...待って...まだ5時...早すぎ...寝かせて...」

 

「嫌よ!今日は待ちに待ったデートの日なんだから!ほら、ちゃっちゃと準備して!善は急げ、早く行くわよ!」

 

「ばっかお前、こういうのはコンディションが大事なんだ。眠気のせいでせっかくのデートも楽しめなくなる。だから...」

 

「んっ...」チュッ

 

「!?ちょちょちょちょちょ、霊夢さん!?」

 

「な、何よ...これで眠気吹き飛んだでしょ...?ほら、さっさと着替えなさいよこのバカ、ボケナス、八幡...」

 

「お、おう...」

 

「「...///」」

 

こんな感じで、とても充実した日々を送っている。

 

「ほら八幡!早く早く〜!」ギュッ

 

「ちょっ、待て待て引っ張るな痛い痛い痛い!」

 

「はははは!ばーかばーか!」

 

「うるせっ!お前のがバカだろ!」

 

「大好きー!」

 

「っ...///お、俺も...」

 

「何ー?聞こえなーい!」

 

「俺も好きだー!」

 

「ふふふ...知ってるー!」ハニカミ

 

「っ...はぁ...ははは...!」

 

「んふふふ...!ねぇはちまーん!」

 

「なんだよー?」

 

「私今、とっても幸せー!」

 

「あぁ、俺もだよ!」

 

やはり、俺が幻想郷で本物を見つけるのは間違っていない




いかがでしたか?
活動報告にて、このシリーズのお知らせを書こうと思っているので、見ていただけると幸いです
それではまた次回まで、ばいちゃー
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