気づいたら大自然 小心者の異世界闊歩   作:yomi読みonly

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※本編に入る前の用語説明。

 ユグドラシルの中で言うところのレアリティはレリックやレガシー、レジェンドなどと呼ばれていたというのは周知の事実ですが、ソレを敢えて、個人的な捏造を突っ込もうと思います。

一般的に言われているレガシーからゴッズ、ワールドなどの呼び方は変えませんが…

それ以下の呼び方には違う名称もあって、どちらの呼び方で言うかは個人の好き好きで使い分けていたが意味は同じなので、どっちを使ってもみんなには通じていた。という流れで進めてみたく…読者の方々の広い心で生温かく見守っていただければと思います。
簡単に説明しますと…。

・最上級(ハイレア)  HR
・ 上級(レア)     R
・ 中級(ハイノーマル) HN
・ 下級(ノーマル)   N+
・最下級(ノーマル)   N

ちなみにゴッズは神話級ダメージですとか…ワールドは天地創造級ダメージとか…
そういう表記をされていたという設定は多分ありません…きっと…。

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第40話 みんなで特訓、レベリング![装備の選択?]

「やはり、ここの世界で倒す敵からはドロップする何かが出てくるらしいな…。」

 

 あの後、みんなには遠慮してもらい、ベルはパネルの操作をし、2体程サラマンダーを出現させ、フレイラに同様の手段で対応してもらっていた。

 

「しかしベルさま…私から言い出したコトとは言え、一概にそうとも言いきれないのでは…」

 

 主人を期待させて、結果そうではなかった時のことを考えて、間違いであった時の可能性を主であるベルに示唆するも、「その時はその時だ、この精霊からこのような物がドロップしたのは事実なんだから仕組は解明しておかないとな…」と嬉しそうに言われてはフレイラ自身もそれ以上は何も言えなくなってしまう。

 

 とは言え、しっかりと左右の手に一体ずつサラマンダーの首根っこをふんづかまえ、全力ではない【魂の吸い上げ】でちゅるちゅるとすすりながら、「火の元素石」という物の情報を、両方の精霊から詳細に引き出させ、精査を行なっている。

 どちらかがつじつまの合わないことを言えば、例え、どちらが虚言を用いていようと両方から精霊の命とも言える魔力(魔素)を少しずつ吸い取っていき、相手に圧力をかけていた。

 

 サラマンダー曰く、「火の元素石」は、火の元素界にある石で、長い間、火の影響下にあった石に意思が宿った結果、それが「火の精霊石」となりそれが「コア」、つまり「核」となり…、火の精霊が生まれるのだ…、というコトの様だ。

 

 以上のことを総合的に判断すると、「核」ではなく「元素石」になったというコトは…フレイラが限界まで吸いすぎてしまった結果、意志の宿る前の状態にまで戻ってしまったから…と言うことらしい。

 

(あぁ…だからレアリティが30LVからドロップしたのにHN(ハイノーマル)止まりだったんだな…)

 

「これが精霊石なら…武器と組み合わせて炎属性付きの剣とか…腕輪や指輪にセットして防御や、攻撃にとか…そういった使い道もあったんだが…な、まぁ、しかたない、ヒマを見つけて気長に炎の中に突っ込んだりして様子を見るか…。」

 

 そうブツブツとつぶやきながら、ベルは首をつかまれたままのサラマンダーらに向き直る。

 

「それで?…お前達はコレのように元素石にまで戻りたいか?…それとも…精霊石に戻って全面的に支配下に入るか…どれを選ぶ? 他の選択肢では、ココで他の者に倒されて、元素界に還る…という選択肢もあるが…、そうなると彼らの経験値にもなるしキミらは元の世界に還れる…まぁ好きで痛い想いをしたいのであれば止めはしないが…。」

 

(意志が宿った「精霊石」になるなら、石の状態になってもこっちからの問いかけや指示、命令は通じるだろうから、支配下に入るなら入るで…、ナザリック的には美味しくはないが…彼ら…フォーサイトの戦力アップには貢献できるだろう…。)

 

 

 しばらくの休憩時間が訪れ、意図せずヒマになってしまったフォーサイト、エルフチーム、ブレインは思い思いの会話を繰り広げていた。

 

「なぁ…俺はさすがに炎の精霊とかは戦った事ないんだが、石に変わるっていうのは普通に起こりうる事なのか?」

 

「さぁ…それはどうだろうな…さすがに俺たちの方も帝国の闘技場でだって、自然界の精霊様と戦わされたことはないからな…エルフの嬢ちゃん達はどうだい?」

 

「ワタクシ達もそれは同様です、シャーマン系に特化したクラス構成をしているなら分かりませんが、そうでない場合、接触…というより関わりを持てることなどまずありえない事なので…ましてや戦うことなど…」

 

「まぁ…そうだわな…となると、今あのベルってやつが知りたがっているのはもしかしたらドえらい発見の歴史的瞬間に俺たちは立ち会ってるのかもしれないな…」

 

 

 などと口々に話していると、ベルがフレイラと共に戻ってきて、赤色に鈍く光る輝石を2個持ってきた。

 

「やぁすまないね、みんな待たせてしまって、とりあえず話はついたよ。 私たちに協力してくれるという確約はもらえた。」

 

「えぇ? サラマンダーを従わせちまったのか? どんな魔法を使ったんだよ?」

 

(従わなかったら、魔力を吸い尽くしてやってもいいんだぞ?って遠回しに言っただけなんだが…そこは伏せておこう。)

 

「いや、ただ単に誠心誠意、見返りはちゃんと与えるようにするから、その代わりにこちらにも力を貸してほしいとお願いしただけだよ?」

 

 ヘッケランは疑いの目を向けているが、ブレインの方は納得はしていないが、理解はしたようだ。

 

「それで?そいつら、どうするんだ?まさか一緒に修行するって訳でもないんだろ?」

 

「あぁ、先ほどまでの戦いを見る限り、急務でやっておいた方がいいのはフォーサイトのみんなが使う武器とかの強化かな…と思ってね。」

 

「へぇ…そいつはありがたいが…その精霊が力を貸してくれる見返りって何だい…それを聞かない事には安心はできないんだが?」

 

「あぁ、三つほどあるんだが、それのどちらも守ってくれればそれ以外に要求するつもりはないそうだ。」

 

「なんだい、その三つって…」

 

「一つ目は、自分と同じ炎の精霊に属する者で、自分より上位の精霊と戦わされるのは勘弁してもらいたい、ということだ、それ以外の相手なら特に抵抗はないらしい。」

「二つ目は、精霊石となって武器や防具、アクセサリなどに組み込まれた場合、自分で炎の魔力を充填する手段は持ち合わせていないそうだ、だから一日に一回、少なくとも一時間、多ければ多いほどいいらしいが、炎の中で休ませてもらいたい、と言っている。」

 

「それで?最後の三つ目はどういう条件を言ってるんだ?」

 

「簡単な事さ、彼ら、精霊に対する態度で、ドレイのようにこき使うような態度はやめて欲しいそうだよ、使うたびに尊敬しろとは言わないが、協力者としての感謝の念は持ち続けていて欲しいそうだ。」

 

「そんなことか…それならお安い御用だ、もちろんその三つはどれも叶える事は約束しよう…ところで魔力の限界っていうのはそんなにすぐに来ちまうものなのか?」

 

「そうだな、これはサラマンダー達が今、教えてくれてることだが、状況によりけりだそうだ、例えば火の気がない普通の場所で火を灯すくらいならそんなでもないらしいが、水中で火を起こそうとするのは無理で…同じく、周囲を水の気に囲まれてる海底神殿みたいな場所で炎を作るのも必要以上に魔力を消耗するらしいし、そのままの状態を維持するのも同様に魔力の消耗が激しいらしい。 松明や焚火の近くでの発動なら軽くて済むそうだ…そんな感じだと言っているぞ?」

 

「まぁ、細かい話は、ヘッケラン君の武器にサラマンダー達を組み込んでからゆっくり話をすればいいさ。 悪いが、キミの2本の武器を貸してくれないか?」

 

 そう言われると素直に渡したヘッケラン、ベルはその武器を手に持ち…、少し悩むと、懐から金属のインゴットを取り出した。

 

(精霊石の全力をそのまま出すと、普通の一般的な剣じゃ、火の精霊の炎の熱量に耐えられないからな、剣そのものの姿を模した形にして20LV金属でヘッケランの2本の剣そのままのデザインに作り替えて、それに精霊石を埋め込んでみよう…、どうかバレないように…。)

 

 左右の手にそれぞれ、ヘッケランの2本の剣。そして金属のインゴット、さらに左右の手に一つずつの「火の精霊石」を持ちながら<道具創造(クリエイト・アイテム)>を発動。

 

 すると、見た目は変わらないが、剣の刀身、その根元部分に「火の精霊石」が埋め込まれた形になり、どことなく剣の重さも心なしか軽くなった様な気もする。

 

(調子に乗って魔力を引き出して使いすぎると、あっという間に魔力切れになるしレベル的に低い20LV金属じゃ精霊の炎に耐えられないかもしれないからな…少しずつ小出しに発動すると仮定しても半分以上の20LV金属なら、刀身も溶ける事はないだろう…)

 

 

 ヘッケランはまだ気づいていないが、炎の属性が自分の剣の両方に付与されたことにより、最悪トロールとの戦闘になった時でも有利に戦いを進められる点や、精霊石に内包されている魔力量に依存する形になるが、ある程度の離れた距離からの炎攻撃が可能となった為、現地民の装備としては破格の能力アップになっているのだが、まだ戦っていない為、実感は無い。

 

 

「ハイよ、これでヘッケランくんの戦闘力は格段に上がったことは間違いはない…あとはその武器に慣れてくれれば言う事はないだろう。」

 

 

 ベルからその2本の剣を受け取ると、感嘆の声を上げるヘッケラン。

「すげぇな、まるで今までの剣より軽くて、扱いやすくなったような気がするぜ、こりゃ手加減する時は斬り過ぎないように気を付けないとだな…。」

 

「おめでとうございます、ヘッケラン。 あなたの武器が強くなれば我々の生存率も上がりますからね、チームにとっても喜ばしいことですよ。」

 

 そう言われたヘッケランはロバ―デイクにいつもの軽い調子で言葉を出してしまう。

 

「これはきっと、なかなかの武器になったぞ? ロバーも何か作ってもらったらどうだ?」

 

 その問いに気まずそうにチラリとベルを見たのはロバ―デイク本人だ…さすがにそう言われて「私にも作ってくれ」とは言えないだろう。

 

「すみません、ベルさん…ウチのリーダーがあまりの嬉しさに口が滑ったようでして…気を悪くなさらないでください。」

 

「ん? なにがだい?ボクの作った武器が気に入ってくれたって事だろう? どこに気を悪くする要素があったのかな?」

 

 その言葉を聞いて、ホッとしてムネを撫でおろす想いで安心できた…しかし、なぜなのだろう…という想いはロバ―デイクの心から拭い去ることは出来ない。

 

「あの…ベル様…と呼んだ方がいいのでしょうか…こんなすごい偉業をされたばかりなのに、我らのチームの為に…武器の強化をしてくれるなど…ご自分の方の戦闘力は不安ではないのですか?」

 

 そう問いかけられて、ベルは首をひねってしまう、サラマンダー程度の魔力が上乗せされる程度ではどのみちあの墳墓では「焼け石に水」どころでは無く、「溶岩にスポイト水」程度の影響しか与えられないからだ…もちろんそれは守護者を相手にするという前提であるならば…だが。

 

「なぁに、これから修行してもっと強い敵と戦って、もっと強い物が落ちてくれれば、もっと強い力にもなろうというモノだ。先は長い、まだまだこれからだよ。 それに「様」は必要ない、今まで通り「さん」でいいさ」

(な~んて言ってるけど、この世界ではいいとこレリック級が精々だろう…レジェンドクラス以上になると…期待はしない方がいいだろうな…こっちの扉世界で60LV程度が上限なんだし、そもそもそんな程度でそこまでのレアリティ期待する方がどうかしてるしね…)

 

「ありがとうございます、それに…気になっていたことをお尋ねしてもいいでしょうか?」

 

 やけに畏まってロバ―デイクがベルに何かを言いにくそうにして質問を言おうか言うまいかずっと悩んでいるようだ。

 

「なんだい? わからないことなら聞いた方がスッキリするんじゃないかな? ボクに答えられる質問ならばなんでも答えてあげよう。」

 

「では…失礼して…ベルさんは…なんでここまで私たちの為に力を貸してくれるのでしょう? あまり面識もないし、ベルさんに恩義を感じてもらう程の何かをした記憶も…心当たりがないのです。」

 

 心底、申し訳なさそうにうなだれている…こっちの厚意なのだからそこまで重く考えなくてもいいのに…とベルは思っているのだが、ロバ―デイクの人間性はそれを許さないらしい。

 

「あぁ、そのことについては、私の勝手な我儘…、自分がしたいようにしているだけさ、気にすることはない…だが、キミがそれを受け入れがたいと言うなら…その恩はカルネ村のみんなに返してくれればいいよ…これからもキミらは、あそこでアルシェちゃんや、村長さん達と暮らしていくんだろう?」

 

 ポンと肩に手を置かれ、(仮面ごしとは言え)柔らかな雰囲気の声音で語り掛けられれば、それ以上の言葉は出せるはずもなかった。

 

「では…ありがたく、ちょうだいしておきます。」

 

「いやいや、キミにも何か作ってあげるつもりなんだから、ソコで話を終わらせないでくれよ?」

 

 そこで、まさに「鳩が豆鉄砲」のような表情をしたロバ―デイクが盛大に狼狽えていた。

 

「いや…いえいえ、さすがにそこまでしていただくわけには…」

 

 自らの両手を大きく胸の前でぶんぶん振りながら、顔を青くして遠慮する様に「そこまでのことか?」と思わず苦笑してしまうも仮面の中ではそれもバレることはなかったようだ。

 

「とは言え、ロバ―デイクさんの役目はチームの中では重要だよな…メンバーの生命線、サポート役で回復係、さらにヘッケランくんに何かあった時は、その重装甲でみんなを守る防波堤…さて、それら全てを補強できる何か…もしくはそれらを補って余りある新しい能力…か…。」

 

(あいつらからして見たら、少しくらい重装甲にした所で、アダマンタイトで身を固めたとしても紙みたいなモンだろうし…、かと言ってヒヒイロカネとかアポイタカラなんて上等なモン、全部ギルド所有で手持ちは無いしな~…)

 

「話題を最初に提案した私が、今更こんなことを言うのも心苦しいですが…今のところ、ロバーデイクさんにすぐお渡しできるアイテムは思いつきません…いずれ、何かを入手出来たら…という形で構いませんか?」

 

 ベルは早々に思考を切り替え、中途半端に渡すくらいならいっそのこと、もう少し時間を作って新しい状況が発生し、意図せずに事情が好転したらその時にまた考えようと思いなおす。

 

 そして、先ほどまで顔面を蒼白にして今にも倒れそうだった神官は、大きなため息を一つつき、「いえ、お気になさらず、私の方は気にされずとも問題ないですとも…」と少しだけ強張った笑顔を返してくれた。

 

「とりあえず、それまでの繋ぎとして、こちらの杖をお渡ししておきましょう、ロバーデイクさん所有でもいいですし、魔力が心許なくなったアルシェちゃんに持っていてもらっても問題ない杖ですよ。」

 

 そう言って、先ほどの話で意識を逸らしながら、背中の方でアイテムボックスに手を突っ込み、そこから取り出した、ひと振りの杖。

 

 それは、エルフの3人の装備を強化させてあげようとして並べた武器防具群の内の一本。

 

 その名も「ハーフスリング・スタッフ」である。

 

 原理はMPを消費することで、魔力の宿っている弾石…、予めその杖を作る時に設定した攻撃力を持つ魔力石、それがMPを1消費する度に自動的に装填完了。

 

 そして、第一位階魔法の<魔法の矢(マジックアロー)>の消費分だけ追加で支払えば、自動命中の特典が得られる。

 

 <魔法の矢(マジックアロー)>を撃った方がダメージ的に上ならばそっちを使ってもいいのだが、敵には時々、[上位魔法無効化]や[中位魔法無効化]などというアビリティ持ちの敵も存在する為に、純粋な魔法で効果がないなら…という目的で作られた物、必然的に<魔法の矢(マジックアロー)>よりも1だけMP消費が高いが、それで投擲や射撃などのクラスやスキルなんかが無くてもダメージが通るなら…という代替案のようなものから作られた杖。

 

(それにしてもこの武器も序盤では散々お世話になったけどな…<魔化武装[炎属性](エンチャントウエポン・フレイム)>だったり、炎属性のデータクリスタルを組み込んだ武器を作れるようになるまで、スケルトン系の斬撃、刺突が通じにくい特性の敵を相手取るのにちょうど良かったんだよな…この杖単体でも、普通のスタッフと同様、魔法を唱える際の媒介として使えるようになってたし…)

 

 そんな風に自分の世界に浸っているとロバ―デイクが語り掛けて来た。

 

「あの…ベルさん…これは一体?」

 

「あぁ、これは元々、杖だったのですが、少々改造しましてね…スリングスタッフにしてあるんです、でもそのままだとスリングスタッフは2mくらいの長い物がほとんどなので半分のサイズに…、なので「ハーフスリングスタッフ」という単純な名称の物なのですが…。 これならアルシェちゃんでも誰でも、取り回しに苦労することは無いでしょう。」

 

「おぉ、それはなんとありがたい。私には遠距離からの攻撃手段は限られますからね…しかもスリング弾ともなれば神の教えに背くこともありませんし…とても助かります。…となれば、一度まとめてスリング弾でもどこかで買い求めなければなりませんね。」

 

「え?そんな必要ありませんよ? 魔力を1だけ消費すれば、自動的…あ、いや、勝手に魔力を帯びた専用の弾石が装填されるので…逆に普通のスリング弾を使う方が攻撃力、下がりますよ?」

 

 そう言いながら、ベルは持っている杖の先に魔力弾を装填させる。

 

 そしてそのままその杖を振りぬき、持ち前の戦士職の力量でもって、どこまでも続く、果ての無い空へとそれを撃ち出す。

 

 すると、その魔力弾は、その勢いのまま、どこまでも進み、やがて、姿が見えなくなった。

 

「ね? こんな感じです、ちなみに今のは追加魔力は支払わずに戦士系の力量で放り投げただけなので、誰にも当たることは無かったでしょ?」

 

 その言葉を聞いたロバ―デイクの、杖を受け取る手が震え始め…心なしか声も震え始める。

 

「え?それは…何の素材も、触媒も必要なしで…魔力だけで…無限に出てくるんですか?」

 

 その言葉を受け、ベルはさらっと説明の補足をロバ―デイクに返す。

 

「無限に…という訳ではないですが…まぁ、魔力が続く限りは、弾数が尽きることは無いでしょうね」

 

「そ…そんなマジックアイテムは聞いたことがありません…どれだけ値段のつく代物なのか…私には見当も…」

 

「そんな大したことじゃないですよ?まぁ確かに全部「R(レア)」素材で造ったものだから普通の物よりかは上かも知れませんが…特筆できる点と言えば、自動命中と、魔力のダメージを『殴打』と共に与えられるという点くらいでしょうか…、スケルトンみたいな殴打に弱いモンスターには魔力ダメージと、殴打の属性がプラスされるので、そういう意味ではお得かもしれませんけどね。」

 

「いやいや…魔力を代償として弾石を発生させるなんて…しかも魔力を纏った状態でなど…普通で言えばその石だけでも売ろうと思えば、それなりの値段で買い取ってくれる程の物ですよ?」

 

「ん~~、こっちの土地に来て、その武器を試していないので確かとは言いにくいですが…多分、敵にぶつけないままで…だと、一定時間経過したらその魔力弾は消えちゃうと思いますよ?」

 

(魔力を使って生み出したとしても、スリングスタッフの力で出されたものだから、売ろうとして装填状態から取り出したりしたら、消えてしまうのではないだろうか…? よしんば消えずに済んで買い取ってもらえたとしてもせっかく買い取った物が、通常の召喚モンスターみたいに、時間経過で消失なんかしたら…店側から詐欺で訴えられそうだからな…その考えは危険すぎるだろう。)

 

 ロバ―デイクからの意見を即座に否定すると、少し長めのステッキとも言える程度のサイズであるスリングスタッフを持つロバ―デイクに気がかりなことを問いかける。

 

「ところでロバーデイクさんはスリングの扱いには習熟してるんですか? 普段からスリングとかは使ってらっしゃらないようですが…」

 

「いえ、一応、クレリックの職業につくときに同時にスリングの技術も一通り身に着けているので大丈夫だとは思いますよ? …それにしてもコレ、なかなか魔力弾が出ませんね…何かコツでもあるんでしょうか?」

 

 ロバ―デイクに問いかけられ、ベルもそこに至り、ようやく気が付いた。

 …そう、重大な見落としを…。

 

「あの~…ロバ―デイクさん、失礼ですが…その…クレリック以外にも、魔力系の御職業とかは習得されてたり…していませんか?」

 

「あぁ…いえ、私は魔力系はさっぱりなので、こうして神のお力にすがり…ってベルさん…どうしました?」

 

 ベルはガックリと力が抜け、気分的に「orz」というポーズを取りたい気分だった。

 

「すみません、それ…「魔力」にしか反応しないんでした…」

 

 少し驚いたような表情をしたロバ―デイクは、少し離れた位置に居たアルシェに声を掛け、杖の持ち主から…ということと、杖の使い方を一通り教え、その杖をアルシェに手渡す。

 そして、彼のその表情はどこかさみしそうであった。

 

 そんなことを露ほども考えていなかったアルシェは教えられたとおりの使い方をして見る。

 

「あ…ホントだ…スリング弾が…出た…。」

 

 そう驚きの声を上げるアルシェ、さらにその杖を高く掲げ、魔力弾が光り始めた…と思ったら周囲をせわしなくキョロキョロと見まわし、不意にベルと視線が合った瞬間、謝罪の声を上げた。

 

「すみません、ベルさん…これ、お願いします。」

 

 そう一言告げると、アルシェの持っていたスリングスタッフの魔力弾がひと際光り輝いたかと思うと、ベルに目がけて、勢いよく発射された。

 

(あぁ、面白半分に<魔法の矢(マジックアロー)>の消費分を使ったはいいが、当てる相手のことまで考えてなかったか…、まぁ、折角だし久しぶりの準備運動にでも使わせてもらおうかな…。)

 

 そう思い、自分の方へと向かって来る魔力弾に相対し、とりあえずの間に合わせで…と用意していつも持ち歩いていたオリハルコン製のロングソード(見た目はエルヤーの刀の幻を纏わせている)を構えると…捕食者という異形種系の中でも、【深淵(アビス)】の領域に入ってようやく扱えるようになった剣技を久しぶりに使ってみる。

 

<深・淵・閃・斬!>

 

 そう発動させると、縦横無尽にあらゆる角度から滅多切りにするような連続攻撃が発生し、その剣速は、ブレインの目にも一体、何度斬り付けたのか分からない程の勢いで、自分に投射された弾石を切り刻む。

 

 その魔力弾がベルに当たる前に、細切れにし終えた瞬間、パキン!と甲高い音と共に、オリハルコン製の剣が見事に折れてしまっていた。

 

 呆然と武器を見つめるベル。 …惜しいとかもったいないとか言う感想ではなく、ノーマル(下級)というレアリティなのに、良く最後まで持ちこたえたものだ…という感心からだった。

 

「あぁ…ごめんなさい…ベルさん…すみません…大事な武器を…」

 

 アルシェが泣きそうな顔でこちらに近づいてきて、しきりに頭を下げ、何度も何度も謝罪をしてくる。

 

(ただのノーマル(下級)の剣が折れただけなんだから、気にすることないのに…というより、よく考えたらレア(R)の攻撃力まである魔力弾をスキルの剣技を使ったとは言え、良く切り刻めたものだよな…、最後まで斬り終える状態まで持ち堪えられたことの方を褒めてやりたいよ、見事だったぞ、オリハルコン!)

 

「まぁ…大丈夫だよ、そんなに気にしないで…そろそろ、もっといい武器に変えようかと思ってたところだったから、気に病むことはない、本当によく持ちこたえられてビックリしてるくらいさ。」

 

 目に涙を滲ませそうになりながら、うるうるの瞳でこちらの目を見てくる。 恐らく気を使ってそう言ってるだけなんじゃないかと疑っているようだ。

 

「本音だよ? 今度の依頼では、オリハルコンの剣くらいじゃ、あまりにも頼りなさすぎて、アソコに挑戦するなら、もっと上級な武器にしようと思ってたところだったんだから、ウソなんて言ってないよ。」

 

 ホッと一息ついて頭を上げてくれた、ウソではないと分かってくれたようだった。

 

(さて、それはいいが…困ったな、魔法で<上位道具創造(クリエイト・グレーターアイテム)>を使って作るのはいいけど、鍛冶職のメンバーが居ないからなぁ…、ボクも武器作成系の専門職なんて持ってないしな…それほど魔力の宿ってないレベルの金属や木材とかなら、そんな専門職、必要ないけど…少なくとも50LV金属とかから、それ以上の加工には専門職の手助けが必要なんだけど…ここでドワーフでも居れば…って無い物ねだりをしてても仕方ない。)

 

「ま、武器なら、何とでもなるよ。今はみんなの力の底上げが大事だから、ボクより、みんなの方さ。」

 

「わたし達?」

 

 イミーナが不思議そうな顔で見返して来ていた。

 

(そうそうフォーサイトのメンバーで一番不安なのが攻撃力的にキミなんだよ…。)

 

 さっきまでなんとかしようと思っていたロバ―デイクの件は本人も「お気になさらず」って言ってたんだし、後ででもいいよな。という認識の元、どこかやる瀬なさそうな表情の神官1人を差し置いて、イミーナに向き直る。

 

 実は、武装をいいものにしてあげられる手段はない事もない…だがそれはどちらにしても大事な仲間が遺してくれた物…、もちろん例外はあるが…。

 

 そう悩みながらも、イミーナにいくつかの選択肢を与えることにする。

 

「実はね、イミーナさん、キミにも武装を…上級の装備にしてあげることは出来るんだけど…どれも一癖も二癖もあるモノばかりなんだ…、大雑把に特徴を伝えるから、ヘッケラン君とも相談して決めてくれ。」

 

「ん? オレも聞いていた方がいいってことかい?そりゃ?」 とヘッケラン。

 

「あぁ、もちろんさ、だって君はこのチームのリーダーなんだろう?」

 

(なんて言うのはただのこじつけ…渡す装備的に、片方はこんなの渡したのがバレてしまったら、茶釜さんに何を言われるかわからない…ってデザインの装備だからなんだが…、それもあって半分、避難先みたいな形でペロロンさんに手渡されたんだよな、アレも…そんなものを彼氏持ちの女性に何も伝えずに渡したとなったら、それこそ大ごとだからな…、実際に居るんなら会ってみたいものだけどね…茶釜さん…みんな…。)

 

 

「そんで? どんな装備なんだって?」

「うん、私もちょっと興味あるかも…」

 

 

「ん~~、まぁ、それじゃ、まずはデザイン的に無難な方から…にしよう。」

 

「「ん??」」

 

 二人ともその言い回しに何か感じるものがあったようだが、とりあえず話を聞いてから…という結論に至ったようだ、イチャモンならきっと、聞き終わってから言ってくれるのだろう。

 

「まずは、デザイン的には全身鎧みたいなモノでね、無防備なのは首から上だけ、それ以外の守りは完璧だ、だけどこの鎧は斬撃と刺突に対しての防御は完璧とは言えない…とは言っても、こっちの世界での伝説級とかの武器でなければそうそう内部まで貫かれたり傷つけられるほどじゃない…完全に安全なのは「殴打」の方だ。 そっちの属性からの攻撃に関しては、ピカイチの性能がある。」

 

「へぇ…すごいじゃないか…それで?もちろんお前さんが薦めるってことはそれだけじゃないんだろ?」

「え?そうなの?ヘッケラン?」

 

「なんとなくな…この人がその程度の物をわざわざ勿体つけて話すはずがないだろうっていうのは、まぁただの勘だけどな。」

 

 

「まぁ、そこはご明察だ…、この全身鎧の一番の売りは…、レンジャーレベルの底上げ、さらにスキル、技能などを今の限界以上に引き上げてくれる効果があって、【樹】の属性が与えられてるから、【土】の属性にコトの他強い、さらに、【水】の属性からの攻撃ならある程度は吸収することが出来、その吸収した魔力を自分の力に上乗せして…ドルイドの効果っぽい攻撃手段を取ることも、弓矢の攻撃に威力を上乗せすることも出来る…。」

 

「ま、ウチにはドルイドなんて使えるメンバーは居ないから、そこは気にしなくてもいいな。」

「そうね、私なら、単純に弓攻撃に上乗せさせる方でしか使い道がないかな…」

 

 

「…無難な方の装備の説明はこの辺で終わりだ。」

 

「なんかイヤな言い方だな…」

「私もそれが引っかかってるのよね、無難じゃない装備ってどんなのよ…。」

 

 

「それが…、この装備は…私の昔の仲間が創った物でな、これは自分の趣味じゃないことは最初に断っておく、だが見た目に反して、性能はさっき言った物を遥かに凌駕している。そこだけは念頭に入れておいて欲しい。」

 

「お、おぉ…そいつはすげぇな、さっき言ってたものより凄いってか?」

「なんか今、気になること言ったよね?「見た目に反して…」って何よ、見た目って重要じゃない?怖いこと言わないでよ!」

 

「これは、ハッキリ言って、見た目的にはほとんど冒険者としては軽装鎧とも言えないんじゃないか?ってくらいの派手なデザインなんだが…、それを補って余りある機能が、「浮遊する装甲板」だ…」

 

 その言葉を聞いて真っ先に反応したのはイミーナだ。

 

「は???なにそれ?意味わかんないんだけど? 装甲板が? 浮いてる? それに何の意味があるってのよ?」

 

 自分が薦めてるはずで、間違いなく機能としては折り紙付きなのだが、何故かソレを薦めることに内心で、申し訳なさと言うか…若干の罪悪感が拭えないのは…製作者の趣味が上半身部分に集約されているからだ。

 

 下半身部分は、姉に遠慮して、姉が製作したNPCに寄せて、逃げ道にしようとしていたため、彼が創ったにしては明らかに中途半端な作りなのだが、それはこの際、どうでもいいだろう…着る人の感想が大事なのだから…。

 

 

「まぁ、これはな…肩当に相当する装甲版が少し存在してるだけで、アンダーバストから下を護る部位そのものが存在していなくて、肌が露出している…ちゃんとズボンは履けるようになっているが、レッグアーマーはちゃんと用意されている、逆を言えば満足な装備はレッグアーマーだけというデザインにしか見えないというのが…この装備なんだが…」

 

 

「なによ、ソレ…、要は防具として防御力があるのは足の部分だけってこと?バカにしてるの?」

 

 イミーナが激昂して、反論してくるが、言い出しっぺのベルも、その言い分はもっともだ…と思っている為、心の中では謝罪をして居る。

 

「いや、正確に言うと、ズボンそのものにもちゃんとレア度の高い防御力はあるんだぞ?少なくともアダマンタイトなんて真っ青ってくらいの防御力はあるんだ…信じられないだろうが…」

 

 

「あったり前でしょ?ズボンにアダマンタイト以上の性能って、あるわけないじゃない…バカにしないでよ!」

 

 そう言ってベルの言い分をのっけから切って捨ててるイミーナとは別に、ヘッケランはその先が気になるようだ。

 

「オレは、あんたの言い分は最後まで聞かなきゃ判断はできない…お前さんの言葉を信じもしないで、さっきは賭けに負けちまったからな。 続きを聞かせてくれ。」

 

 

「ヘッケラン!!!」

 

 

 続きを促そうとするヘッケランに異論を唱えるイミーナだが、「まだほんの最初の部分しか聞いてないだろ?」と言われ、渋々、聞く姿勢に戻る。

 

 

「では続きを話すとしよう、その防具は、手袋部分と、ブレストプレートっぽいデザインがメインで、見た目レザー調の外観なんだが、斬撃、刺突、それぞれは、さっきの全身鎧の防御力より上位に位置するほどの防御力があって、殴打の方は完全耐性とまでは行かないが…それなりに護りは硬い。 さっきも言ったようにアンダーバストから下の方はむき出しで、ズボンの部分までは素肌のままだが、そこで「浮遊する装甲板」が威力を発揮する…無防備な場所はそれが自動で動き、勝手に守ってくれる。」

 

「はぁ? なんの魔法よ…<浮遊板(フローティングボード)>の魔法に自己認識機能を搭載させて、防御にでも回してるってこと? そんな魔法聞いたことないわよ!」

 

「オレもその意見には反対の意見はないが…それを言ったら、今オレたちがいるこの世界、この魔法?だかアイテム?だかわからない仕掛けもどういうこと?ってことになるぞ?イミーナ…。」

 

(なんかさっきからやけにヘッケランが擁護派に回ってる気がするな…ペロロンさん風に言ったら、「やはり彼も男のロマンが分かる『漢』ってことなんですよ!」って言いだしそうだけど…まぁ、それは考えすぎだろう。)

 

「それは…そうだけど…さぁ…」

 

 弱々しくそう言って、チラリと、視線がエルフのディーネの方へと動く。

 

(あぁ、デザイン的にアレに近い物になるんじゃ…って思ってるってことか…まぁ、間違いじゃないが…アレとは微妙にデザインが違うんだよ?)

 

「それから、その防具には電撃の吸収という特典があってな…、ライトニングやドラゴンライトニング程度なら、問題なく吸収して、自分の力にできるし、その電撃の魔力で弓と矢を同時に作り出し、純然たる魔力の奔流が矢のように相手に襲い掛かるように出来る。」

 

(もちろん、これは彼の…〖羿弓(ゲイ・ボウ)〗なんかとは比較にならない程…というよりアレの試作品として創られた機能だからな…弓と矢の作り方としては、弓からして魔力から作るから原型は無いんだが…、その分、威力は落ちるんだよな…)

 

「反面、自力で回復したり時間経過で回復はしない、電撃魔法や雷撃魔法で吸収しないと、吸収した分の魔力が切れたら次の攻撃が出来ないという点で、使いにくい点ではあるが…かなり上位の雷撃魔法じゃないとダメージは受けないというのは、ある意味では強みかもな…。」

 

 

「以上で、全部の説明は終わりかい? 旦那…」

 

 と、問いかけてくるヘッケラン。

 

「あぁ、これで全部だ…。」

 

 と、ベル。

 

 

 そこでイミーナが割って入ってきた。

 

「まだ、それで全部じゃないでしょ?まだ教えてもらってない情報があるわ…。」

 

 

(ん?? …なんだったかな…他に言い洩らしたことってあったかな?)

 

 

「何を知りたいんだい?」

 

 と問うベルに対し、イミーナはたった一言…

 

「色は?」

 

 

「…え? 色???」

 

 

 

「そうよ…色よ…どっちも基調となる色が何色がメインの装備なんだか聞いてない…まさか変な色なんじゃないでしょうねぇ…」

 

 

(何も、そんなに警戒しなくってもいいと思うんだが…ペロロンさんからしたら珍しく大人しめなデザインなんだぞ?…比較的…ね。)

 

 

「全身鎧の方は、8割方がミドリで、あとは黒と…肩当ての白部分くらいかな。」

 

 

「もう一つの方は?」

 

 ジト目で、こっちを見てくるイミーナさん…そんなにイヤなのだろうか…毛嫌いするほど…最初に言ったけど、ボクの趣味じゃないって説明したはずなんだけどなぁ~…

 

「もう一つの方は、レッグガードは白地に青のラインが入ってる感じ、ズボンと、ブレストの部分は茶系だね…それと浮遊する装甲板は、メタル色って言ってわかるかな…鉄と銀の中間みたいな色?ってな感じ…だよ?」

 

(なんでボクがこんなに申し訳ない気持ちで装備の説明しなきゃならないんだよ、ペロロンチーノさん、アナタのせいですよ! 聞いてます? って、聞いてないでしょうね…)

 

 

「まぁ、装備の話は今すぐじゃなくてもいいんでしょ? 良くみんなで考えさせて…」

 

(そうだよなぁ…ユグドラシルではそれなりの物でも、こっちじゃ~ネタ防具って言われて、納得できるモノでもないもんなぁ~…)

 

 

 そう言われたら、それ以上は何も言えず、とりあえず、今後の方針として、レベル30を目指して、みんなで平均的にそのレベルでそろえていくようにしようという話をして見たら、その点は了承された。

 

 

 サラマンダーは大丈夫だからと言って、イフリート辺りに挑戦するのは、自分はいいが、フレイラでも厳しい水準、他のみんなでは自殺行為だろう…、とりあえず、30~35くらいの辺りで挑戦させてみるかな~…ヘッケランはとりあえず、攻撃力は上がってるんだし、なんとかなるかな…。

 

 

 とは言え、良く考えてみたら、バランス悪いよな…

 

 魔法詠唱者(マジックキャスター)が、アルシェちゃん、セピア、

 

 神官職(クレリック)は、ディーネに、ロバ―デイクさん

 

 野伏(レンジャー)が、イミーナさんと、セピア

 

 盗賊職系(ローグ)はイミーナさんだけ…

 

 森祭司(ドルイド)だってルチルだけだしな…

 

 前衛として出られるのが、ヘッケランと、アングラウスさんか…

 

 

 アングラウスさんは最終的にカルネ村で斬り込み隊に入ってもらうとしても…前衛がヘッケランだけで、本当に大丈夫かな…この人達は…、一人攻略されたらナザリックじゃ、終わっちゃうんじゃないか?

 

 

 なんて、心配しながら、とりあえずこっちの修行世界では、まだ純粋な意味でのデータクリスタルなどのドロップ品はお目にかかれていない為、不安と期待の入り混じったような気持ちで、次のモンスターを扉のパネルを使って呼び出すのであった。




前の更新から、今回の更新に至るまで、体調を崩してしまい、間がずいぶんと空いてしまいました。

ところで、今回のイミーナの装備の件についてですが、アンケートを取らせていただきたく思います。

ついては、アンケートにご協力いただければ幸いです。

選択肢は
・やっぱりレンジャーらしくミドリの全身鎧!

・やっぱり、ペロロンさんの羿弓(ゲイ・ボウ)試作機能込みのちょい色気アーマー

・オレのイミーナを汚すんじゃない! まっとうな装備を考えろ!

・今のままでいい

・ミドリの全身鎧(きぐるみっぽい)なら戦隊モノのノリをください!

以上のどれかを選んでもらえたら幸いです。w

ちなみにそれぞれはイメージ画像はあったりします。

気になる方は、是非 活動報告でw
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