気づいたら大自然 小心者の異世界闊歩   作:yomi読みonly

58 / 66
うぬぬぬ…53話こそは、大丈夫だと思って居たのに…

まさか、そんな所にも至らぬ点があったとは…

いつもお手数おかけします、忠犬友の会様、毎度のご指摘、真にありがたくも申し訳ない、恒例行事になりそうで怖い、今日このごろです。


ちなみに、最近、私のお気に入りにしていた作家さんの作品が凍結宣言されてしまいました。
宣言もないまま、勝手にヘタってしまう作者さんもいますが、地道に書いてきた方だったので、凄く残念です。
 私のようなくだらない書き方よりもずっと見せ方上手な人だったというのに…
願わくば、しばしの休息の後、再び情熱をもって始動される日が来るのを楽しみにしていたいですね。

また一つ、楽しみをなくしてしまいました。

でも長い間、執筆の方、大変だったと思います、お疲れさまでした。
ありがとうございます、いつでも戻って来てくださいね?(モモンガさん調)


第54話 ルールの取り決め、初戦の相手は…

 その話し合いは、長時間に渡り、繰り広げられた。

 

 

 まずお互いの身体上の構造の違いを認める事から始まった。

 

(まぁ、そこらへんはお互いに「異形種」だし? 自分は「擬態」してるだけなんだから、そこまで理解に苦しむことはないけどな。)

 

 そう思いながら、目の前の悪魔と会話をしながらルールの作成をする。

 

※大前提として、身体的構造からの問題、体の内部、若しくは表面から生えている、生えさせている、生えることになる如何なる部位であっても、その役割、見た目、内部構造、異常性に関わらず、「己の身体」又は「その能力」を素として発生させているならば、それを反則とは認めない。

 

※人間として普通に備わっている部位、そして数に於いて、対戦相手がそれらと同数もしくはそれ以上であろうと、戦力としての優位性、又は不利益を被る場合であっても対戦自体に支障は無いことを認めること。

 

 

 

 

 まず最初に決められたルールの大前提、つまりはこれを理解しないと先に進まないというワケだが、それはこちらも(擬態を解除すれば)同様なので、そこで理解に苦しむことは無かった。

 

 他にも、〝人数にも依るが、釣り合うなら「5VS5」方式の対戦でも、勝ち抜き戦でもどちらでも構わず、対戦相手が多数を相手にする場合を了承した場合のみ、「多数対1」という形で戦うことも出来るが、その際は多数側が、全員、戦闘不能となった場合、敗北とする。"

 という取り決めも作られた。

 

 

(この「戦闘不能」って言葉が妙に引っかかるな…一応、布石は打っておくか…)

 

 

※ 「戦闘不能」とは全HPの一割を切った状態であり、HPをゼロにしてしまった場合、攻撃側の反則1が加算され「反則」は、2つ重なると敗北とする。

 

 

(しつこいようだけど、これも一応、試合として必要最低限という認識は持ってもらわないとな…、かつてはDQNギルドとして扱われてたけど、この世界に来てまでその路線で認識されていたくはないからな…意識改革は必要だろう。)

 

 

 ついでに召喚する場合においても、そのルールを決めることにした。

 

 

 召喚をする者についても〝召喚、もしくは招来などの効果により呼び出された、又は発生した事象は、その効果が切れるまでは次の「召喚、招来」を行うことは厳禁とする、破った場合、反則行為と見做す。"

 とも記載される。

 

 更には…

 

 ペア(2名1チーム)で戦う場合、相手側も同様にペア(2名1チーム)として戦うことを許されることとする。

 

 支援魔法、回復魔法などは、自陣営、控えからの働きかけを強制してはならない。

(ペアでの戦闘、多数で戦うことを了承されている場合、同チームメイトからの魔法は別とする。)

 

 

 要請も無く、控えのメンバーが助力の手助けをした場合など、〝2回の注意"で、警告1回と見做す。

 

※〝注意"の判断の基準に関しては審判役、ルールを司る者の判断に委ねるコトとする。

 

 警告は2回重なると、警告された者が「反則1」となる。

 

 もちろん、審判役に「反則行為」を行ったと思われても即、敗北となるルール。

 

 2対2の試合のみ、選手同士(味方限定)の立ち位置交換などの手段を用いても敗北にならない。

(戦場内での短距離転移、移動なら何度でも可能、転移、位置交換などの手段で控えの選手との交代はその場で敗北とする)

 

 1対1の試合中、控えの味方が対象の個人に対し、立ち位置の交換手段を発生させ、不当に敗北させようとした場合、行きすぎた行為を行った者を敗北として扱い、対戦者側を勝者とするが、連戦とするか次の選手と変わるか決めることが出来る。

(注意:このケースで交代した場合、次の試合までメンバーの交代は不可とする。)

 

 というルールも追記されていたが、そこは最悪のケースを想定し、こちらの意見も認めてもらい、更に追記をしてもらうことになった。

 

(わざわざナザリックの者がそんな手段を取るとは思えないけど…念には念を…だよな)

 

※→上の方法で転移、移動などの手段を対戦相手に対して(控え、出場選手を問わず)それを行い、事故、故意を問わず敗北に追い込んだ場合、その手段を行使した者を失格処分とし、その場で負け星が1つ付く。

 この手段の転移等で移動させられた者は試合に復帰できるか、控えに戻るかを選ぶことが出来る。

 

 

 

(第4位階の<他者瞬移(アザームーブ)>なんて使われたら、<転移遅延(ディレイ・テレポーテーション)>すら使えないメンバーじゃ、抵抗の手段もないからな…)

 

 

(あ、そうそう、これも追記していかないとな…)

 

 大事なことを思いつき、話し合いの上で、もう一つ、追記事項を書き込んでいく。

 

※ 攻撃や防御の手段による吹き飛ばし、ノックバック等による効果は、この限りではない。

 

(これでよし…お互いに不利な条件ばかり相手に押し付けてたら、試合にはならないだろうからな…と言っても、守護者と戦おうって時点で実力に開きがありすぎるんだよな…)

 

 

 などと、自嘲気味の笑みをわずかに表情に浮かべながらのベルだが、それを不思議そうに見て来るデミウルゴスも、その心境の全ては読み取れないようだ。 特にそこに触れてくることは無かった。

 

 

(さて…お次は、装備についての取り決めか…)

 

 

・身に着ける装備は、試合の前に準備、装備をした状態で入場し、基本装備変更などはしないこと。

 

・装備している武器の性能上、特殊な効果、外装の変化、変化に伴う攻撃力、攻撃の際に起きる効果の変質などは考慮に入らず、それが純粋にその武器、防具に由来する能力であれば反則とはならない。

 

・試合中、それぞれの武器、防具が壊れるなどした場合、アイテムボックスのインベントリ内に用意しているショートカットで、瞬間換装が可能な武具であれば交換は可能、しかし現地民のようにその能力がない場合、どのような手段であっても武具の交換は認める事とする。

 

・課金アイテムの所有がある場合、1試合につき、3つまでなら所持し試合中に使用可能。

 しかし、武具内のデータクリスタル、マジックアイテムの数はその(3つという制限)中に含めないこととする。

 

・種族上の適性、能力などで、カットできない耐性、弱点などをカバーすることは自由とする。

 

・弱点のカバーは「完全耐性」未満の効果を装備するものとし、その範囲内であればどのような防御上昇、阻害耐性、弱体化耐性など、いかなる種類でも身に着けてよい。

 

・それぞれ、個々の対戦後、回復の為の時間の浪費を極力短縮させる為、互いの陣営に回復役の信仰系魔法詠唱者を控えさせ、勝敗の決した際、治療に当てさせること。

 

・1対多数の戦闘で、片方のチームに「注意、警告」の数が加算されていても、その数はその戦闘に於いての成績とし、新たな戦闘の際にはそれらを持ち越さないこととする。

 

 

 というのも組み込むことを提案し、またそれも受け入れてもらえた…これも弱者として見られている賜物(…と言っていいのだろうか?とは思うが…)だろう。

 

 

 

                 ★★★

 

 

 

「さて、こんなものでしょうか? デミウルゴス殿もこれでよろしいでしょうか?」

 

「えぇ、こちらは何の問題もありませんよ、多分こちらの武器が壊されることなど起きることは無いでしょうが…そちらの武具を私たちが破壊した際の救済措置は必要ですからね。」

 

 

「まぁ…そうでしょうね、こちらの世界基準の武器はあまりにも…な認識はそちら側からするとおありでしょうからね…。」

 

 ベルがそう言って、デミウルゴスの言葉をフォローしていると、目の前の悪魔もそれは同意とばかりに頷いている。

 

「…でも、それなりには抗って見せることが出来れば…羽虫からホタルになったくらいの認識の向上になってくれればいいな…とは思ってますが…、ゴキブリからゲンゴロウ程度にしか認識が改まらなかったら、それはそれで切ないことになるでしょうね。」

 

 

(夜通し、アインズさんと語り明かした日、NPC達は人間を、かなり低く見ているという…個体ごとに差はあるが、それでも「下等生物」「下劣な存在」「虫の方がまだ世界の役に立っている」という認識の者も居るって話だからな、こうして打ち解ける必要もあるだろう。)

 

 

 ベルがそう思って居ると、目の前のデミウルゴスは口調を柔らかくするような声音で語りだす。

 

「私は、人間をそこまで低くは見ていませんよ? 一部には人間の個体を見分けられずに「虫」の名前で呼ぶ者もいるようですが…まぁそれは一部の者で…私は人間は、大変有用だと思って居ますよ?」

 

(言葉が理解できる程度には知能があり、認知力もある…これからどのような目に遭うのかを想像させながら追い込んでいくのは大変見ごたえのある余興ですからね…、更にその上で心が壊れていく過程をつぶさに観察できるというのも…ある意味、気分転換にもなる私のリフレッシュとも言えるでしょうかね…。)

 

 などと考えているとは思って居ないベルは、デミウルゴスの評価を少しだけ上げていた。

 

 

「それはなによりですね、それでは、お互いにそのルールに則っていい勝負が出来れば嬉しいですよ。」

 

 

「ふむ…あなたは私の友に少し気質が似ているのでしょうか…? そんな風には見え…あ、いえ、こちらの事です、聞かなかったことにしてください。」

 

 

 そうしてベルは、自分のメッセージボードを持ち、自陣営のメンバーにルールの説明を始める。

 

 対してデミウルゴスは、その内容を頭に全て入れるくらいはたやすいことなので、そのままを記述したものをその場で作成する。

 

「さて、こういうルールに従う…という形を取った…、「人間に対するハンデ」です。 その上で、どこまで向こうが我々に抗い続けることが出来るか…醜く這いつくばり、もがき、足掻く様を楽しみにしてこの余興を楽しみましょう!」

 

「あぁ、そういうことだったのね、デミウルゴスも色々楽しめそうなこと考え出すよね…そういうとこ感心するよ、ホント」

 

 と、アウラが感心するように声を上げる。

 

「あ…あの…それで、デミウルゴスさん? 結局、ボク達は、何人くらいで出て行けばいいんでしょうか?」

 

 と、遠慮がちなマーレ。

 

 

「まぁ、それは向こうのメンバー構成がハッキリしてからだろうね、こっちも敢えて、その数に合わせてあげるとしよう…その方がいくらかでも楽しめるかもしれないからね。」

 

 

 

                 ★★★

 

 

 

「さて、とりあえずはうまい具合に向こうもこのルールをハンデとして認めてくれた感じだから、率先してアッチがルールを破って戦うことは無いだろう、勝敗が決した際の回復役もお願いはしているんだけど…、誰が…っていうのを指定したら、なんでそこまで内情を知ってるんだ?なんて正体を勘繰られかねないからね…さすがにそれは控えておいたよ。」

 

 自陣営に戻り、一通りの説明と共に、メッセージボードを他のメンバーにも見せている中、ベルはフレイラと雑談タイムだ。

 

「それがよろしいかと…、結果として誰が来るようなことになっても…御方の指示で役割を与えられるようであれば…それを無視して本来の職務を投げ出すような行いはしてこないでしょう。」

 

 さすがに、他の目があるので自らの主に跪いて応えるわけにもいかないフレイラは、心苦しく感じつつも直立のまま会話を続けていた。

 

「さて…とりあえず、形としては5対5という風にしておきたいんだけど、先鋒は自分が出るようにすると、みんなには順番を回さないようにするつもりだけど…最後の5番手の戦いでは…誰が来るかにも寄るから、相手によっては順番が前後するかもだけど、1対複数の形で挑むつもりだ…多分相手も、自分に絶対の自信を持ってるはずだから、余裕で受け入れてくれると思うけど…まぁ、そこは今考えてもしょうがない。」

 

 と、そこで言葉を区切ったベルが、みんなを見渡す。

 

 先鋒 ベル

 

 次鋒 フレイラ

 

 中堅 イミーナ

 

 副将 アルシェ

 

 

 そこまで考えて

(あと1人、足りないよな…せめて大将を決めておきたかったけど…)

 

「あ…そうだ、フレイ、一つ良いこと思いついたんだけど、今日はまだ、あの黒装束の回数制限の方の能力、使ってなかったよな?」

 

「はい…ベルさ-…んの許可がなかったので、まだ使っておりません。」

 

 

「良し、ならこの場で本日最初の1回目の能力を発動させて、上限の4体召喚しておいてくれ、その内の3体はフレイラの影に潜ませ、対戦時まで外には出さないように…出す場合は「招来」扱いで呼び出す形にしておいてくれ。」

 

 

「は! 承知いたしました、ではすぐに…」

 

「うん、頼んだ!」

 

 

 頼まれたフレイラは即座に効果を発動させ、上限である4体のシェイドスピリットを生み出し、その内の3体は、誰にも見られず、自らの影に潜らせ、待機を命じておく。

 

 ベルの目の前には1体のシェイドスピリット。

 

 念のため、イミーナ、アルシェ、フレイラの壁で、ナザリック陣営には(肉眼という手段では)見えないようにしてもらう。

(情報系魔法とかで見られてたら、すぐバレるだろうけど…むこうもルールの把握とか、説明で時間はかかるだろうし、その内に命令を与えておくとするか)

 

 

 ベルは、目の前に居るシェイドスピリットに命令を下そうとしたが、途中でやめる…

 

 何故なら、それはフレイラが生み出したという形であって、直接の繋がりがあるのはフレイラの方だからだ。

 

「すまないがフレイ、こいつの姿を私の姿に変身させた後、擬態を解除するように命令を下してくれ…こいつを先鋒として、次鋒が自分、中堅がフレイラ…キミということにしよう。」

 

 

「はい、ご命令、承りました!」

 

 短くそれだけをフレイラが言葉にすると同時に、目の前のシェイドスピリットの姿が影の体から実態を伴った肉体へと変化し…それからその肉体も解除させると、異形の姿へと変貌していった。

 

「よし! これでなんとか5人そろったな!」

 

「かなり力技…」

 

「戦う前からバレるなんてことにならないといいわね。」

 

「冷静なツッコミありがとう、まだ試合前だからこれくらいの細工は見逃してくれるだろう…弱者の特権って言うヤツかな、向こうはこっちが足掻いてもがく所を楽しみにしてるんだし、これくらいは『微笑ましい』ものとしてみてくれるさ…バレてたとしてもね。」

 

(まぁ、この状態の先鋒が急に現れたら、どんな反応するかはちょっと楽しみに感じてるんだけどね)

 

「あ、そうだ、フレイ…これを使うとイイ」

 

 そう言って、彼女に手渡したのは…<伝言>の魔法が込められているスクロール、試合中でもバレないようにこれで会話する必要がある時は会話内容のフォローをこっちが出して、それをフレイラに中継してもらうことでうまく誘導できれば…という認識で渡している。

 

(こっちの強みは体のあちこちに口が出せるところだからな、向こうから見えにくい肩の後ろ側に口を一つ展開させて、そこから言葉を出すことで、顔の方の口を動かさずに、フレイに指示を出すことが出来る…うまく行けば注意をそっちに向けることもできるし、先に相手のNPCの戦い方を参考にできる、モモンガさん風に言うと『戦う前に勝負はついている』っていう状況を作るために必要な事だからな。)

 

 

「先鋒として戦ってもらうコイツには精々、踊ってもらうことにしよう。」

 

 

 

                 ★★★

 

 

 

「…ずいぶんと驚いてましたね…」

 

 アルシェがポツリとこぼした言葉にイミーナが返す。

 

「まぁ、こんなおっかないバケモンみたいな見た目じゃ、初見じゃ普通の反応じゃないかな?」

 

(多分、違う方向で驚いていたんだと思うよ、アバターそのまんまの見た目…っていうか自分を模写させたんだから、そのまんまで当たり前なんだけどね。)

 

 ベルだけが事の次第を面白げに第三者的な視点で冷静に見る事が出来た。

 

 一番冷静だったのは案の定、デミウルゴスだった。

 

(あの姿をモニター越しとは言え、すでにみられているわけだからな…もう少し驚いて欲しい部分はあったけど、仕方ないね、そこは仕方ないと思っておこう。)

 

 

 

 …などと、離れた距離から会話をしている中、ナザリック陣営は先ほどとは違った会話内容が繰り広げられていた。

 

 

 

 

「まさか…ニンゲン共に味方をする異形種を従えていたとは…、誤算でありんすねぇ…」

 

 余裕の表情を少しは引き締めている感じだが、それでも焦りまでには行かないようで、まだどこか余裕の態度を崩していない。

 

 

「そうね…雰囲気からして、至高の御方の内のお一人とは別人であろうことはすぐに分かった事だけど…正直、不快ね…あのお方にそっくりの見た目をしているだけで…不敬と言わざるを得ないわ。」

 

 彼女にしては珍しく表情に嫌悪のような歪んだ顔を隠そうともしない辺り、あの見た目なだけで、相当に腹に据えかねる部分があるようだ。

 

 

「まぁ、あらゆる種族を選べるというのがユグドラシルのプレイヤーとしては魅力的だったからな、同じアバターを使ってる者が一人も居ないというのは楽観視しすぎだろう…どこかで自分と似たアバターにたどり着く職業構成というのは…100%起こり得ないとは言い切れないのだからな。」

 

 骨の玉座に背を預けたナインズが、そう言ってベルのチームをフォローすると「ソウイウモノデシタカ…」と墳墓の絶対支配者がそういうのであれば…と、皆がうなずいていた。

 

「それはそうと…むこうは5人で1チームという構成のようだが…どうする? こちらも5人でメンバーを作った方がいいと思うか?アルベド、デミウルゴス…お前たちはどう思う?」

 

 

「は、畏れながら申し上げます、向こうは5名で…という事であればこちらもそれと同数とする方がよろしいかと…向こうよりこちらの数が優位ですと、簡単に勝負がついて面白い展開を望めず、決着してしまいかねませんので…。」

 

 

「んん…まぁ、そうだな、となると…こちらも5人編成という事になろうが…、まずは第1~第3階層守護者のシャルティアに先鋒として出てもらうとしよう…そして、こちらは勝ち抜き形式や、1対1での交代方式と言った固定させた戦い方ではなく、あくまでこれは〝恩を返す"のが目的の言わば交流戦のようなもの…、どのようになったら交代となるか、どうなれば決着とするのか…そういった内容は強者であるこちら側が決めるのではなく、挑んできたあっち側に決めてもらうとしよう、そうでなければあまりにも一方的な展開になりそうだからな…。 そうすれば、皆もそれぞれ楽しめる機会も訪れようというもの、まぁ…相手の戦意がシャルティア相手でポッキリと折れてしまわなければ…の話だがな。」

 

 と、やや軽く明るさを感じさせる口調で守護者達に意見を聞かせるナインズ、これからのベルリバーとの一芝居が楽しみというのもあるが、家族の様な存在である守護者達と、友との交流戦、内心で楽しみにしていたイベントという事もあった為の上機嫌である。

 

「おぉ…さすがは至高なる御身、我々の為にそこまで考えて下さっておられるとは…このデミウルゴス、感謝の極みでございます。」

 

「しかしそれでは、こちらの方で戦意を失わせないように加減する必要があるのでありんしょうかえ? あまり得意ではありんせんが、これもアイ…いえ、愛するナインズ様の為、このシャルティア、どのような難関も乗り越えて見せるでありんす。とくと見ていて欲しいでありんす。」

 

「ちょっと、シャルティア? 言うに事欠いて、この場で抜け駆けの様な物言い、ナインズ様がお許しになられても、統括たるこの私が…」

 

 この展開は、しばらく長くなりそうだな。

 一瞬でそう感じたナインズは、早々にその流れを断ち切るため、やや強引に話の方向性を切り替えようと、わざと大きめの声を出して周囲に聞かせ、混沌とし始めた場を平坦な空気に戻していく。

 

 

「う、うむ! とりあえずはまぁ…そんなところだろう!、そして2番手は、第4階層はアイツだから…第5階層のコキュートス、お前に任命するとしよう…あまり武人として戦う機会もないお前だ。存分に戦ってみると良い。」

 

「アリガタキ幸セ、アイ…イエ、ナインズ様、コノコキュートス…全霊ヲ以ッテ勝利ヲ御身ニ捧ゲル事ヲ誓イマス。」

 

「うむ…張り切るのはいいが、あまり気負わないようにな…変に肩に力が入れば、本来の力を出し切れぬまま…という可能性もある、まぁコキュートスに限ってそのようなことはあるまいが…」

 

 

「私ゴトキニ過分ナオ言葉、痛ミ入リマス、ナインズ様。」

 

 

「さて…次は、アウラとマーレだな、二人は…」

 

 ナインズがそこから更に言葉を続けようとすると、意外な人物から言葉を途中で遮られた。

 

「お…お待ち下さい! ナ…ナインズ様! こ…今回の戦いでは…」

 

 と、そこまでの言葉を発したのはマーレだ。

 

 ナインズにも一瞬、呆けたような時間が生まれる。

 

 その間に、また別の者が、その言葉を再び遮ることになる。

 

「…マーレ? あなた、解っているの? まだ至高の御身であらせられる御方が発言なさっているのよ?最後までその珠玉のようなお言葉の全てを聞いてから発言すべきだとは思わないの?」

 

 そう告げてきたのは言わずと知れたアルベドだ。

 

 彼女の周囲からは黒いオーラが滲み出ているのが幻視される程の圧力のある視線が、ただ一点、マーレに注がれている。

 

「アルベド? そのくらいにしてやったらどうかね? まさか、侵入者が目の前に居る状態で内輪もめを始めたいわけではないと、私は理解してはいるが…、マーレにも理由があるのだろう…まぁ、途中で言葉を差し挟む無礼に対して何の謝罪の言もないと言うのは階層守護者として自覚が足りないとは思ったが…、ナインズ様が何も言わないにも関わらず、キミが先んじて何かを言うのは御方を軽んじてると思われても仕方ないのではないかね?」

 

 さらりと、アルベドの熱を急速に冷ましたのはデミウルゴスだ、その言葉を聞いたアルベドは、瞬時に支配者の方へと視線を向け、謝罪の姿勢をとった。

 

「申し訳ございません、ナインズ様、決して御方を軽んじての先走りではないという事だけは…どうぞ、ご理解いただきたく…。」

 

 そのやり取りを見て、なんとか冷静さを取り戻せた支配者は、落ち着くまでの間、ずっとマーレを見ていた。

 

 その様子はいつもとは違い、オドオドはしているものの、しっかりとした意思がそこにあり、何かをナインズに伝えようとしている風にも思える。

 

「あぁ、かまわん、その点に於いては私はアルベドを責めるつもりもマーレを責めるつもりもない。 そこは皆、心に留めておけ。」

 

 

「「「「「は!!」」」」」

 

 一斉に膝まづく一同に、(またこれか…)と思うも、それにも慣れてきた支配者は、静かに思考に入る。

 

(そういえばマーレって、フレイラとは面識があったはずだな…、雰囲気で彼女だと感知したのか? あの時は黒ずくめの衣装に濃茶のローブって感じだったのに…良く解かったものだな。)

 

 

「…マーレよ、今回の事に於いて、お前は姉一人の実力で充分に相手を圧倒出来る…そう判断しての先程の言葉だと受け取っていいのかな?」

 

(さすがに森で拾ってきたアイツを第6階層に置いてあるとは言え、そのことについては俺が「詮索しないでくれると助かる」って言っておいたからだろうな…深く関わろうとしないのは、その命令を護ろうとしているんだろう…そう考えると心が痛むな…。)

 

「あ…はい! そうです! 二人がかりでなんてやらなくてもあの程度の者達なら…、お姉ちゃんなら何人居ても勝負にすらならないと思うし…範囲魔法一発で殲滅しちゃったら、お仕置にもならないと思いまして…。」

 

(マーレも必死に言い訳を考えてるんだろうな…なるべく姉の立場を立てて、自尊心をくすぐる形で、距離をとろうと言うのは、まぁ…俺の命令ありきではあるが…、賢いやり方ではあるな。)

 

「マーレったら、珍しく持ち上げて来るじゃない? なんかやらかした?それを私に隠してるとか?」

 

「そ…そんなことないよ? お姉ちゃん、何も隠してないよ?」

 

「ふ~~~ん…」

 

 しばらくジト目で弟を見ていたアウラは、少ししたら納得したように視線を外し、ただ一人の支配者に向き直り、はっきりと宣言する。

 

「マーレもこう言っておりますし、私は問題ありません! あのような連中ごとき…まぁ手加減は大変かもしれませんが…でも頑張ります。」

 

 

「そうか…ならばアウラ、お前に任せるとしよう。 …しかし姉弟の絆は深いと言うべきか? 問題のある隠し事なのか、隠されてても支障は無いレベルでの他愛のないプライベートか…その辺はお見通しということのようだな?」

 

 

 そう評価した絶対の支配者からの言葉にアウラは慌てて言葉を返す。

 

「い!…いいえ、そのような気の利いた話じゃありません! マーレはそんなことでウソをつくような弟じゃないと信じているからです。 …だよね?マーレ?」

 

(最後の部分だけ、妙に低い声だったのは気のせいか? マーレも少し体を硬くしてるようだが…)

 

 

「まぁ、今は侵入者に対する…半分相手の要望を叶える形になってはいるが、自力でこの第6階層までやってきた実力は未だに未知数だ、完敗などはあり得ないと思うが、怪我などしないようにな?」

 

「はい! 頑張ってきます! ナインズ様!」

 

 

「さて、アウラの次は、デミウルゴス…防衛時の責任者として、4番手…、副将の役目を頼めるか?」

 

 

「は! …この不肖デミウルゴス、お力になれるのであれば…ナザリックの栄華を揺るぎない物とするため、粉骨砕身の覚悟でコトに臨む覚悟でございます、ナインズ様!」

 

「うむ…さすがはデミウルゴスだ…頼りにしているぞ?」

 

「ではナインズ様、私が副将を務めるという事は…大将となるべきは…まさか…」

 

 そこでナインズは大きく目の前で手を横に振る。

 

「いやいや、さすがに私自身は出ないことにするよ、自分の手の内を明かすような真似はしたくないからな…存分に戦い、手の内を見せるのであれば最終的に殺すのが一番口封じには有効であるが…それでは「恩に報いる」と約束した己の言葉を裏切ることになろう…さすがにナザリックの支配者としてそれだけは出来ん相談だからな。」

 

「なるほど…確かに言われてみればそれも納得できるお答え、このデミウルゴスの浅慮、お許しを…。」

 

「いや、構わん、その程度で口うるさくがなりたてる程、心は狭くはないと思いたいものだからな。」

 

「では大将は誰になさるおつもりでしょうか?」

 

 

「うむ…そうだな…」

 

 

 

                 ★★★

 

 

 

 こうして、戦いの場が整ったそれぞれの、身支度、装備品などの準備万端が整い、それぞれの試合ごとの合間に、回復するための役割として、ベル側にはペストーシャが配置される。

 

 審判役として出てきたナインズと名乗る支配者の後ろには、マーレが控え、万が一、審判の判定に異を唱え、危害を加えようとしてきた場合には、即座に防御の魔法や、拘束の魔法などで対応できるように(という名目で)後ろに控えてもらっている。

 

 マーレの口からは先程から「やっぱり、あの人はあの時の女の人、ですよね? …ナインズ様、なぜこのようなことに?」と、不思議そうにしている。

 

 事情を少しでも知っているマーレを守護者たちと共に置いておいては、万が一口が滑ったりした時にフォローが大変だ。

 だからこそ、そばに控えてもらっている。

 

「うむ、それはな…彼女を起動させた後、出した指令は「ダブルスパイ」の役目だったのだよ」

(もちろんそんな事実ないけどな…守護者に納得してもらうためにはそう言っておかないと…)

 

「『ダブルスパイ』? …ですか?」

 

「うむ、こちらの…ナザリック側というワケでは無く、潜入する者らが敵対することになる団体の情報を出し惜しみなく奴らに提供する代わり、潜入しているチームの情報は、ナザリックへ…つまり私の方にきちんと報告し、こちらが知らない情報は常に把握しておく必要があったのだ…だから、他の守護者達にも情報の隠蔽という意味も含めて、極力、その情報は流さないようにしていたのだよ。」

 

(かなり無理やりだよな…言い分に無理ありすぎるだろ、それってダブルスパイじゃなく、ただのナザリック派閥の密偵なだけだよな…こういう時、マーレが素直な子供でよかったとつくづく思うよ。 本当はベルリバーさんのNPCだからっていう理由しかないんだけどね。)

 

 

 そうしている内に、闘技場に降りてきたのは、マイクパフォーマンスをしていたアウラだ。

 

 とりあえず、自分の出番が来るまでの間は選手入場の際、お互いの選手名を互いに知らせる役目を持たせている。

 

 

「さて、みなさん、お待たせしました! それでは第一戦! 先鋒同士の戦いです!」

 

 

 この場に行きつく前に、ベルはフレイラに<伝言(メッセージ)>の巻物(スクロール)を渡している。

 

 その効果を使い、フレイラは先鋒で戦う役のシェイドスピリットに戦い方の指示を出す。

 

 もちろん、その戦い方を横で指示しているのは、本家であるベル当人だ、シェイドスピリットにはベル自身の本来の姿を真似させている為、その戦い方もベル自身が指示する形で、スピリットを生み出したフレイラから、それを命令するという形で戦わせようという腹づもりだ。

 

 シェイドスピリットは、真似をする相手の8割のステータス、HP、ⅯPを再現し、全てのスキル、攻撃手段を有する。

 

 もちろん魔法のダメージも威力も、<最強化(マキシマイズ)>を使っても全体の2割、威力が低下していることになる。

 

 しかも、その能力はユグドラシル内でのみ存在していた能力に限られる。

 

 なので、こっちの現地世界で手に入れることになった、変質した能力は効果を発揮しない。

 

<擬態>の能力はほとんど効果は変わらないが…ユグドラシルでの<消化>によるバフ能力はシェイドスピリットの方に引き継がれてしまっている。

 

 無論、腹の中に居てもらっているエルフからの支援魔法などという裏技は、シェイドスピリットには扱えない。

 

 その分、自前で使用できる魔法、スキルは充分に使えるので、それはいいのだが…問題は装備品だ。

 

 「本当は、ここでこれを渡すのは、不安で仕方ないけど…」

 

 そう言いつつ、シェイドスピリットに渡したのは、必要な装備品、天ノ魔(あまのま)ブレードは自分で使うつもりだから…その代わりの武器を渡すことにする。

 

 

 その武器は、あまのまひとつさんが、たっち・みーさんと共に、ボクがギルドから少しの間、離れることになると話しをし、別れを言いに行った当日、餞別だから…ということで渡された装備品の内の一つ。

 たっち・みーさんに渡されたベルトとは別に、あまのまひとつさんが作ってくれたのがこの一振りの剣、その名も「無銘一刀 『宜振(よしふる)』」。

 

 それはかつて、好きな武将は誰か?という話題が、武人建御雷さんから発せられた際、みんなは好きな武将などを挙げていたが…自分は当時、とある人物の伝記ものを集めようとしていた物の、なかなかその人の文献は見つからず、せいぜいがドラマや、版権切れになったマンガの中の再現キャラでしか、人物像が見られなかった、自分にとってミステリアスな存在。

 

 特に有名なエピソードなどは残されているものの、後々から検証してみると、実は後から作られた捏造の逸話だとか…そんな話ばかりだったためますます自分の中でもっと知りたいと言う意識が強くなっていった。

 

 そのせいで、その時に自分が話した人物名を、あまのまさんは覚えていてくれたのだろう。

 

 彼なりに調べてくれていたようで、なかなかにその歴史上の人物らしい武器のイメージになっていた。

 

 形状は剣というより、刀であり、一番攻撃力が効果的に発揮されるのは「突き」の一点に限る。

 

 だが、かつて「人斬り」として恐れられたという逸話からか、刀を振れば振る程に、地道に攻撃力が上がっていく。

 

 一振りで、「1.1倍」ずつという…数値的には微妙だが、それも聖遺物級(レリック)という…伝説級(レジェンド)のレアリティからすれば一段階下の性能、攻撃力を上昇させてくれるという効果を入れてくれただけでも、当時、人気に陰りが差し始めていた時を考えれば随分頑張ってくれたのだろう。

 

 説明だけだと、天井知らずに攻撃力が上がるのかと思いきや、一度刀を鞘に納刀すると、初期数値に戻ってしまうという特典付き、世の中そんなに甘くないという事だ。

 

 とは言え、みんなとの多数決もそれなりに大変だったろうに…。

 

 そう思いつつも、その刀を、シェイドスピリットに手渡す。

 

 防具の方も、これからPVPに挑む彼(?)の為に「武人の胸当て」を貸してあげた。

 

 これは自分がずっと愛用していた装備で1対1の戦いに於いて、攻撃に対する耐性、防御力、状態異常に対する抵抗を高めてくれる、という破格のデータクリスタルが入れられている一品だ。

 

 ただでさえ2割減の存在なんだ、それをせめて全体の1.5倍にしてあげることが出来ればもっと戦いも有利になるだろう。

 

 

 その代わり、自分の鎧は、暇さえあればコツコツと作っており、自分が持つ素材金属の中で、一番レベルの高い…個人所有が認められた稀有なアイテム、LV70金属。

 

 まだギルドメンバーで外にモンスター狩りに出かけてたりした時、本来は出すはずのないエンカウントモンスターがひょろっと、ドロップした物だ。

 

 その時は自分一人で、最初から最後まで戦ったのだから…ということでギルド所有では無く個人所有が許されたという顛末もある。

 

 それを使って、<上位道具創造(クリエイト・グレーターアイテム)>を使い、胸当てではなく、部分鎧の腰から上、肩当てまで及ぶように製作したものだ。

(レベルが70という事もあり、作るのに手持ちのユグドラシルコインを大量に消費しちゃったけどな…、まぁ気の利いた装備もないんだし、仕方ないよね。)

 もちろん色々なスロットに様々なものを入れてある。

 

 一応、戦士としても戦えるように職業構成もしてあるので、モモンガさんみたいに重い鎧を着ると5つまでしか魔法が使えなくなる。

 

 なんてデメリットが発生しないようにアーマードメイジや、バトルウィザードなんていうのも取得している。

 

 こっちはそっちの制限は考えなくていいのが強みだ。

 

(第8位階までで止まっちゃったのが痛いと言えば痛いけどな…戦士と両立すると、魔法の取得数、純粋な魔法職より少なくなっちゃってたし、まぁ、どうしようもなかったよな。)

 

 

 

 などと、とりとめのないことを考えていると、マイクパフォーマンスに力を入れているアウラが、第一戦の出場者の名前を告げていく。

 

 

「第一ゲートから出てきましたのは、挑戦者! なんとその姿は異形の者! その一言に尽きます! なぜ人間の味方などするのか? 謎の戦士か? その名も…「シェイド・ベール」

 

 

 (ほら、行きなさい)

 

 

 フレイラから言われて、ようやく反応したシェイドスピリット改め、「シェイド・ベール」

 

 

 

「それに対しますのは~! なんとナザリック地下大墳墓、第1~第3までの階層守護者を務める! 総合的な戦闘力では追随を許さない、単騎での戦闘では最強の個! その名もシャルティア・ブラッドフォールン~~~!!!!」

 

 

(あ、そうだった…自分がギルドに居た時は、ただの拠点防衛の為の1キャラという認識しかなかったから、わからなかったけど、シャルティアってペロロンチーノさんの愛娘だもんなぁ。シェイド・ベルがどこまで食らいついていけるか…だな、ガチ装備で出てきたら、まず勝てないだろうけど…。)

 

 

 そう思って居ると、第一ゲートの正面に位置するゲートから出てきたのはポールガウンに身を包んだ、しずしずと歩いてくるシャルティアの姿…。

 

 

(やった~~~!! 舐めプ状態のシャルティアだ! これならまだ善戦できるかもしれないぞ! 頑張れ!)

 

 

 と、そこまで喜んでいたのもつかの間、重要なことに気付く。

 

(え?もしかして…これからペロロンチーノさんがシャルティアの為にデザインに苦労してまで製作したあの服、傷つけなきゃならんの?)

 

 

 




注)感想での指摘があったことにより、一部、話の修正を行いました。


最近、オバロのアプリゲーム、意外なコラボが出てきましたね。
デートアライブ。

観たこともない、全く知らない作品で驚きました。

何かで今度観てみようかな…?

ゲーム内容はそれなりに改善されてきてる部分もあることは認められるのですが…

改悪されてる部分がどうにも目について…そこは直さないのだろうか?

せめて「七色水晶の小」1000個と、「七色水晶の大」を1で交換とか可能
にならないものでしょうか?

あと、イベントのポイント、景品の獲得ポイント、50万までが獲得できる上限
なのに、交換で獲得する商品が一つ100万とか…各種アチーブメントを全種
そろえるのに120万必要とか…(30万を4種類)
七色水晶の大1個と交換するのに、ポイント200万必要だとか…
★5のシャルティア(初期)1と交換するのに100万稼がないとダメとか…
稼ぐためのそもそもの目標額がおかしいと運営さんは思わないのでしょうか?
(青ポーション、書籍では金貨1と銀貨10枚な筈が、ゲーム内では50万通貨とか)
なんて言いながらもオバロ好きなので続けちゃってるんですけどね…

細々と…。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。