No Answer   作:報酬全額前払い

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次回以降のための回みたいな感じ。



かつて外道と呼ばれた人形③

 

「あー、飲んだ飲んだ!」

 

「飲み過ぎだよ、もう……」

 

 ご満悦なモシン・ナガンを引きずるようにしながらの帰り道。大通りを歩くSPASは、手に持った傘をクルクル回しながら大通りを歩いていた。

 

「いいじゃない。次は何時来れるか分からないんだし、飲める時に飲み貯めておかないと」

 

貯蔵用のタンク(オプション)なんて付けてたの?」

 

「言葉の綾よ」

 

 上機嫌なモシン・ナガンは、道に空いた穴ぼこに溜まっている水を避けながら言う。

 

「ふーん。まあ何でもいいか。それより早く帰ろう、シャワー浴びたいから」

 

「そうね。どれだけ経っても、この地区のジメジメには慣れそうにないわ」

 

 ここから歩いて帰るには、最短距離でも15分ほど必要だ。その間雨に打たれ続けることになる。

 

 本当は帰りの車を呼びたかったのだが、今は出払っているらしいし仕方ないかと諦めて1歩踏み出し──

 

「えっ」

 

 感覚が全て途絶え、頭が真っ白になったように錯覚した。

 

 何が起こったのか分からず硬直するボディは、飛来する弾丸が空気を切り裂く音を捉える。

 

 そこで咄嗟に動けたのは、SPASが元は特殊部隊用に造られた人形だからこそ。

 脳裏に走ったプログラムに従うまま防弾盾を展開し、その影に隠れるのと、そこに何発もの弾丸が撃ち込まれたのは、ほとんど同じ瞬間の出来事だった。

 

「モシン・ナガン大丈夫!?」

 

 返答は無い。振り返ったSPASが見たのは、頭が弾け飛んだモシン・ナガンがちょうど地面に倒れたところだった。

 

 どうやら頭に一発、綺麗に決められたらしい。

 

「チッ!」

 

 舌打ちを一つ。スナイパーがなに綺麗にスナイプされてんのさ。と口には出さずに文句を言ってから、傘を畳みつつモシン・ナガンだったものには目もくれずに路地裏へ走り出す。

 見晴らしの良い大通りで的になるより、路地裏での遭遇戦の方が有利になると考えたからだった。

 

(この衝撃と飛距離からして、相手は間違いなく複数人のスナイパー。それも腕が良い)

 

 空気を切り裂く音を捉えたSPASが走りながら頭を下げると、直後に弾丸が壁を貫いた。僅かに髪の毛が持っていかれ、強引に引っこ抜かれた痛みが走る。

 

「偏差撃ちまで上手いとか……っ」

 

 明らかに素人ではない。直前まで気配を感じなかったことといい、間違いなく戦闘経験者だ。

 

 細い路地裏をまっすぐ走っているSPASは、前から向かって来る足音を察知した。近づいてきている左右の曲がり角から飛び出してきて挟み撃ちにする魂胆なのだろう。

 

 そっちがその気なら、とSPASは走り幅跳びよろしく勢いをつけると、そのまま前に向かって勢い良く飛び出した。

 予想より勢い良く飛び出してきたSPASに男達が浮き足立っている隙に、SPASは予め腰にマウントしておいた武器を手に持つ。

 

「うっ、撃──」

 

「遅い!」

 

 その武器とは、およそ30cmほどの長さの鉄棒だ。

 本来スピードローダーをセットしておく箇所に用意しておいたそれを、迷うことなく力いっぱいに右側へと投擲した。

 

 戦術人形の中でも力強いSPASが投擲した鉄棒は、大人が2人ギリギリ並べるくらいの路地裏を貫くように飛翔した。

 直撃していない筈なのに衝撃波だけで耳がもげ、痛みに悶え倒れていく男達の間を走り抜け、動揺を隠せない左の路地から来ていた男達にも一発投擲する。

 

 殺ろうと思えば殺れるが、そうしないのには理由がある。人間との戦闘では、殺すより負傷させる事が戦いのセオリーだからだ。あえて殺さずにおくことで、救助や治療といった行為に敵の手を割かせるためである。

 また、耳という見やすい箇所に傷を残すことで、今後の追跡をやりやすくするマーキングの効果も狙っていた。

 

 左右5人ずつ、計10人の追撃を乗り切ったSPASは、しかし厳しい目をしたまま前を睨むように見ていた。

 

(これで終わりな訳がない。もし私が追手なら、次に仕掛けるのは路地を出た瞬間)

 

 路地裏に終わりが近付く。雨音以外は何も聞こえない、いっそ不気味なほど静かな時間がSPASを不安にさせる。

 

 そして路地裏から小さな路地に飛び出した瞬間、思った以上に多い銃口が彼女を出迎えた。

 

「撃てぇ!!」

 

 待ってましたとばかりに吐き出された無数の鉛玉をSPASは受けきることに決めた。

 発射から着弾までの一瞬で身を屈めて防弾盾に頭を隠し、傘を開いて視界を遮る。

 

 防弾繊維を用いて作られた傘は、一発二発くらいなら防ぐことが出来る。だが向けられていた銃口の数は、見えているだけで10より多かった。

 つまりほぼ役に立つこともなく、防弾盾に横殴りの雨が叩きつけられた。

 

 時間にして15秒ほどの雨が降り終わったあとも、男達は銃を向けている。

 目線の先には穴だらけになった横向きの傘があった。こちらからはSPASが生きているのか死んでいるのか分からない。だが、大量の銃弾を撃ち込んだのだ。いくら人形とはいえ、生きている筈がない。

 

「見てこい」

 

 ハンドガンを向けていた男の1人が、その指示に嫌そうな顔をしながらも、確認のために傘に近づいた。

 

「…………ん?」

 

 傘に近づいたところで、男はその傘が普通のものとは違うことに気付いた。具体的に言うと、先端部分が違う。

 男は傘という道具をそれほど見たことがないものの、それでも()()()()()()()()()()は存在しない事くらい知っていた。

 

 疑問に思いながらも近づいた男。手が触れる位置まで近づいたところで、傘が動いた。

 

「なっ!テメ──」

 

 声を遮るように響く銃声。まるで紙のように吹き飛ばされた男は即死していた。

 

「まだ生きてやがる!」

 

「あれだけ叩き込んだのにか?!」

 

 動揺が走る男達。そんな様子を嘲笑うかのように、傘を広げたままSPASは立ち上がる。

 

 この場の指揮を任されていた男は、銃弾で穴の空いた傘から覗く、ハイライトの消えた瞳と目が合った。合ってしまった。

 

「うっ、撃て!今度こそ撃ち殺せぇ!!」

 

 得体の知れぬ恐怖に駆られ、思わず引いた引き金。その1発が呼び水となり、再び10を超える銃口が火を噴いた。

 今度こそ仕留めたい。あの恐怖を忘れたいという思いを込めながら指示を下したのだが──

 

「なっ!?」

 

 傘を畳んだSPASは、驚くほどの速度で突撃してきたのだ。傘が人に向けられる度、行きがけの駄賃とばかりに生命を奪い去っていく。

 

 一つ、二つ、三つ。

 

 彼女が進んだ歩数は僅か6歩。その間に奪った生命は三つ。

 単純計算で二歩進む度に1人の生贄を求めるこの悪魔は一体なんなのか。タチの悪いマフィアでも、こんな理不尽なマネはしないというのに。

 

 男達に不幸だったのは、この路地が車1台が通れる程度の広さしか無かったことだった。もし大通りで待っていれば違った結末が訪れただろうが、もう言っても仕方ない。

 

「あっアニキ!なんだアイツは!?」

 

「いいから撃て!いくら人形っつったって、腕や胴体を撃てば殺せるんだ!!」

 

 自信はあった。ジャマーと人海戦術を併用したこの作戦で、今まで何体もの人形を壊してきていたから。

 端的に言えば、今の男達は力に酔っていた。権威と力の象徴である人形を何度も打ち倒したことで気が大きくなっていたのだ。

 

 そしてこうも思っていた。人形は俺達の手にかかれば獲物も同然だと。

 

 なのに、

 

「ぎゃあ!」

 

 どうして、

 

「たっ助け」

 

 コイツは倒れない!?

 

 銃弾を最小限の動きで避けながら接近してくるSPASは、男達にはまるで死神の鎌が近づいてくるようだった。

 

 向かって来るSPASは既に獲物なのではなく、得体の知れない恐怖が具現化した存在に思える。

 恐怖からか手が震え、それが銃口にもダイレクトに反映される。そんな状態で撃ってもマトモに当たるはずもない。

 

 SPASは着々と近づいてくる。決して走らず、だが確実に歩を進めてくるのだ。

 もちろん近づくにつれて弾も当たりやすくなる。だが何故か、胴体に当てたはずの弾はボディにめり込まずに弾かれていた。

 

「なんだ?!何を仕込んでやがる!!」

 

「クソッ、防弾チョッキか!?」

 

 ボロボロになったレインコートの下には、鈍く光る鉄製の何かがチラリと見える。男達にはそれが何かは分からなかったが、知る者が見ればこう言っただろう。

 

 それは追加装備(スキン):ゴブリンハンターの鎧だ、と。

 

 SPASは鉄棒を1本持つと、一番遠くで逃げ腰になっている奴に向けて雑に投擲。頭が弾けたのを確認する事もなく、近場の目標に傘を向けた。

 

 この傘には彼女の分身であるSPAS-12が仕込まれている。このS03に廃棄される事が決まった後、雨ばかり降るという気候を聞いた彼女が知り合いに頼んで傘に組み込んでもらったのだ。

 雨を防ぎつつ戦闘も可能にした一品だが、ご存知の通りS03ではレインコートが普段着扱いされるくらい普及している。

 

 つまるところ完全に無駄な改造だった。しかし好意で改造してもらったものを捨てる訳にもいかず、かといって原型を留めないくらいにバラしてしまっていたから元にも戻せず。ならば壊れるまでは使おうと決心して今に至るのであった。

 

「アニキぃ!もっ、もうダメだ!殺られちまう!!」

 

「俺は逃げさせてもらうぜ!無駄死にはごメッ」

 

 背を向けた奴を優先的に狙い、着実に数を減らす。それでも何人かには逃げられてしまったが、まあ仕方ないだろう。

 

(……しかし、最初の狙撃手はどこに行ったの?)

 

 彼女の予想であれば、この乱戦の最中に狙撃をかましてくる筈だった。だから周囲に気を配りつつ立ち止まらないように動いているわけだが、今まで撃たれたことはない。それどころか、狙われている気配すらも無かった。

 

(まさか、まだ頃合を見計らってるとか?でも貴重な人員を無駄に潰す理由が分からない。替えのきく私より、替えのきかない人間の方が重要なはずじゃないの?)

 

 相手の狙いを考えながら、それでも手と足は止まらない。殺して、殺して、やがて動くものが彼女以外に誰もいなくなっても、警戒していた狙撃はこなかった。

 

「…………」

 

 激しい動きで取れたフードを被りなおす。いつの間にかジャマーの影響は無くなっていたらしく、ネットワークで連絡が取れるようになっていた。

 とりあえず襲われたことと、なんとか切り抜けたことを報告しておく。

 

「……結局こなかった、か」

 

 来ないならそれでいい。腕のいい狙撃手、しかも複数人から狙われるなんてゾッとする話だ。

 

 だけど何なんだろう、この胸のモヤモヤは。

 科学の産物な人形が非科学的な感覚に縋るのはどうかと思うが、それでも捨てきれない嫌な予感。

 

 自分が有利になるように場をわざわざ整えたスナイパーが獲物を見逃すなんて普通しない。

 では、普通ではない何かが起こったのだとしたら?それこそ、SPASのことなんてどうでも良くなるほどの何かが。

 

「うーん嫌な予感」

 

 その予感が当たっていたと知ったのは、近くでM1895が襲われているっぽいから援護に行ってくれという指示が下った時だった。

 

 

 

 

 

 時間は少しばかり遡る。

 

 

 オフの人形がプライベートで市井に紛れるというのは、給料日後の人形が良くやる行動の一つだ。

 今では大抵の人間より金を持っている人形は企業にとっては良い客で、何処に行っても大体歓迎されるからである。人間にしろ人形にしろ、自分が優遇されて嫌な気分になる者は少ない。

 

 そんな理由があって外に出る人形というのはとても多い。なので平和な地区ではのんびりショッピングを楽しむ人形の姿を至るところで見る事も出来る。

 ……が、ここは平和という言葉から最も遠いS03。市井に紛れるのにも一定の実力が求められる此処では、プライベートに外出するのすら命懸けだった。

 

「珍しいのう。お主から付き合えとは」

 

「そういう気分だったのよ」

 

 そんなS03の低層区画を歩く大と小の人形たち。ただ歩いているだけなのに自然と人目を集め、それと同時に道を空けたくなるような覇気を持つ彼女たちは、この近辺で最大の大きさを誇る闇市へと向かっていた。

 

「気分。気分のう?」

 

「なによ。そんな探るような目をされても、そうとしか言えないわよ」

 

 疑い、探るような目つきにFALはそう返す。その言葉に一応の納得を見せたM1895は追及を止めた。

 

「まあいい。わしもそろそろアルコールを摂取しようかと考えていたところじゃったからな、渡りに船という奴よ」

 

「それが工場廃液を連想するような、クソ不味いアルコールでも?」

 

「アルコールに代わりはなかろう。飲めるアルコールなら貴賎は問わん。贅沢を言っていられる身分でもないのでな。最悪、除菌用のアルコールでも良いぞ」

 

「流石……」

 

 感心していいんだか呆れていいんだか分からないが、どちらにしても悪いことではない。では良いことかというと、そうでもないが。

 

「というかFAL。お主こそ良いのか?わしが言うのもなんじゃが、もう少しマトモな物を飲めるじゃろうに」

 

「アルコールが本命じゃないのよ。本命は……ね」

 

 意味深に、そして妖艶に笑うFAL。それが何を意味するのかを察してしまったM1895は肩をすくめた。

 

「…………人の趣味にとやかく言わん。だが程々にするのじゃぞ」

 

「それはもちろん。引き際は心得てるわよ」

 

 闇市に1歩入ると漂う空気の質が変わる。ほんの数歩後ろにはまだほんのりと残っていた暖かさが、ここでは感じられないのだ。

 

 それは夢だの希望だのというあらゆるプラスな要素を喪った者達が行き着いているからなのか、それとも単に死にたがりが多いのか。あるいは別の理由があるのか。そこまでは分からない。

 

 だがこの空気はFALの好みだった。

 

「……いつ来ても辛気臭いのう。こっちにまでカビ臭さが伝染りそうじゃ」

 

「慣れなさい」

 

 反対にM1895には不評らしいが、闇市は程度の差こそあれ、どこでもこの空気が漂っている。闇市を利用するならこの空気感に慣れるしかないのだ。

 もちろんそんな事はM1895とて理解している。……しているが、それでも物申したかったらしい。

 

「さて、適当に目についたところに入ろうと思うんだけど、良いかしら?」

 

「任せる。わしは詳しくないのでな」

 

 流石はこの近辺で最大規模の闇市だけあって、アルコールを提供している屋台は至るところにある。

 どうせ何処に入っても質はそう変わらないだろうから吟味するのは無意味。ならばここは最初に目についたところに入るべきだろう。

 

 そんな考えの元に目をつけたのは、ちょうど客が全員出ていってガラガラになった屋台。その辺の廃材を集めて作ったのか素材に統一性は無く、酷くチグハグな印象を受ける。

 だがそこがFALの琴線に触れた。

 

「あそこにしましょ」

 

「ふむ。お主……中々アレじゃな」

 

「アレって何よアレって。この古き良き感じが良いのよ」

 

「古いのは認めるが、良さなんてあるかのう…………?」

 

 センスねぇなコイツとでも言いたげなM1895に気付かず、FALはずんずん進んでいった。

 FALとM1895が席につくと、顔も見ずに店主がドンッとアルコールの入ったコップを叩きつけるように置く。

 

 アルコールの出処は不明だし、その質もお察しだが、ともあれ求めていたアルコールだ。対応の悪さに文句をつける暇すら惜しいとばかりにM1895は口をつけ、一息で飲み干した。

 

「もう一杯」

 

「いい飲みっぷりね。どう?感想は」

 

「粗悪品じゃな。わし好みではあるが」

 

 バカ舌を自負しているM1895にとって、酒の美味さとは即ちアルコールの度数。それ以外の詳しい味なんて気にしないし分からない。

 本当に美味いものは、その価値が分かる者だけが食べればいいと思っている。

 

「すまんがそこの1瓶を丸々くれんか。支払いは現金か、それとも現物か良いかの?」

 

「……現物だ」

 

「あ、私にも頂戴。支払いは同じで」

 

「ちょっと待ていお主」

 

「ツケといて」

 

 あえて袖からチラ見させた貴金属の煌めきに目を奪われていた店主は、低い声でそう答えた。

 

「それにしても趣味悪いわね。成金みたいだったわよ」

 

「そうかのう?」

 

 薄汚れた瓶を受け取ったM1895は、そのまま漢らしく一気飲みを始めた。そして3分の1という中途半端な残し方をして瓶を置く。

 

「人形に急性アルコール中毒が無くて良かったわね。あったらとてもそんな真似できない」

 

「わしが人形で良かったと思える数少ない利点の一つじゃな……ところで、お主は飲まんのか?」

 

「飲んでるわよ。あんたがハイペースすぎるの」

 

 元々の目的はアルコールではないのでFALのテンションは低い。そんなFALの様子がおかしかったのかM1895は少し笑った後、目だけ真面目な笑みをFALに向けた。

 

「……それで、わしを誘った本当のところは?」

 

「ゴミ掃除ってところかしら。ハエたたき……いや、モグラ叩きとも言えるかも。

 要はストレス発散ね」

 

「ストレス発散とな」

 

「ええ。Five-seven(あのバカ)が最近うるさいのよ。「アタシは昨日10人切りしたんだけどアンタは……あっ(察し)」とかなんとか、毎日のように煽ってくるのよね」

 

「仲良いのう」

 

 M1895は残りをあっという間に飲み干し、FALもハイペースで瓶を空にしていく。

 

「だからまあ、ここら辺で私も遅れを取り戻そうかと思って」

 

「だから薬をキメるという建前で出てきたんじゃな」

 

「いや、そっちもやろうとは思ってるけど」

 

「思っとるんかい」

 

 まあ、言いたいことは分かった。どうして自分が連れてこられたかというのも。

 

「じゃあ」

 

「ああ」

 

 同時に席を立ち、闇市のメインストリートのド真ん中に立つ。

 

 すると感じる。

 

 木を隠すなら森の中。人を隠すなら人の中。そんなセオリー通り、闇市を偶然訪れている客を装った、明らかに悪意を向けてくる者達からの目線を。

 

「やりましょうか」

 

「やるとするかのう」

 

 M1895がリボルバーを、FALがバトルライフルを、それぞれ構えた。

 

この先どんな感じで進めましょうかね?

  • 既存キャラの掘り下げ
  • 新キャラを出す
  • 世界観とかを詳しく描写する

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