…タイタンとリンクする前に、少し問題が発生。
「…相棒?どした。今日はいつになく情熱的だな」
「うるさい」
リサに抱えられたまま、二人…二人?は睨み合う。
「渡さないわよ」
『こ、困るな…ペルシカにデータ取れって言われちゃってるし』
正面から抱えられてるせいで顔がまぁ…なんだ。
リサの胸に押し付けられている。
しっかりと存在感があるそこは、とても柔らかい。
(何でこいつらホント人形のクセにいい匂いするんだ!!)
『べ、別に取って食ったりなんてしないよ?』
「…」
「あ、相棒?落ち着け…な?あと、そろそろ離して?」
手をそろそろと離された。
…ヤバかった。
「大丈夫だ相棒。俺の相方は生涯お前だけだ」
「なら、良いわ」
『何であたい指揮官達の夫婦漫才見せられてるの…?』
「すまんなバンガード。じゃ、リンクするか…ん?」
バンガードを装着しようと背中から寄りかかる…が。
「どうした?」
『あっ、言い忘れてた。これから盗難防止の為に音声解錠が必要なんだ!』
「音声で?」
『そう!ちなみに初期設定だから後から変えられるよ』
「ほうほう。1234とかで良いのか?」
『えっとね…《受けてみろ!正義の力!正義装甲ジャスティスタイタン、装☆着》』
「…何だって?」
『《受けてみろ!正義の力!正義装甲ジャスティスタイタン、装☆着》、だよ指揮官!』
「ペルシカァ!!」
あのクソ猫女いい加減にしろよ。
リサも口を抑えて顔真っ赤にして涙目になりながら見てる。
『指揮官、ほら、早く!あたい待ちきれないよ!』
「え、えー…う、受けてみろー」
『声が小さいよ!』
「うるせぇ!!」
何でこの歳になってそんなこっ恥ずかしい事させられなきゃならねぇんだよ!!
トカレフが目をキラキラさせながら見てる、やめて、見ないで。
「ボス!後方支援から帰ってきたぜ…あ、バンガードじゃん」
ぞろぞろとG17、9A-91、GrG3が入ってきた。
やばい、これ迷ってたらギャラリーどんどん殖えるやつだ。
「ひぃ…!」
『ほら、指揮官?早く早くー』
「く、くそ、チクショーやってやらぁ!!」
もう、やるしかない…。
「う、受けてみろ!正義の力!!正義装甲ジャスティスタイタン、装☆着ッ!!!」
「どうしたのですか!?ジョージ!?」
「だぁックソッ!?一番見られたくないやつに見られた…ッ!!」
司令室の出入り口のトコロで、春が両手で口を覆い信じられない物を見るような目で俺を見ていた。
やめて、殺してくれ…俺を見ないでくれ…。
『ニューラルリンクス確率、パイロットと同期します。操作権限を移譲』
「…………すまん」
タイタンとリンクした瞬間、開けっ放しの窓から飛び出した。
「「指揮官っ!?!?!」」
「…G17、録音は?」
「え?あー…一応」
「流石ですわ!譲ってくれません?」
そんなやり取りがあったり無かったり。
シリアスやり過ぎてちょっとギャグ書きたかった。許して。
…120話で完結させたかったけど、ちょっとオーバーするなこれ。