【完結】借金から始まる前線生活   作:塊ロック

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はい、本編は割と最終決戦の真っ最中ですがコラボ捩じ込むならここしかないと思いまさかのオマケ章を増設しました。

今回は社内報と言う便利アイテムでそれとなく他所様に触る程度。

……と、言いつつ嫁とイチャつかせるだけですが。


第四章 平穏の日々
☆社内報を嫁と読む


グリフィンには社内報と言うものが存在する。

 

以前、ローニンに頼まれて取りに行ったが……相棒のWA2000……リサのMIA報告を聞きそれどころでは無かった。

 

そして、ある日の事。

 

「……エッ、マジかよ」

 

いつもの様に書類に目を通していると……目に止まった書類を三度見した。

 

「どうしたの?」

 

対面の来客用ソファで社内報読んで寛いでいた嫁1号兼相棒のWA2000……リサが怪訝な目でこちらを見ていた。

 

「ヒィヤッホォォォォウ!!」

「ヒッ!?」

 

我ながら気持ちの悪い奇声を発して立ち上がる。

そのままリサの所まで走り脇の下に手を差し込んで持ち上げて振り回した。

 

「ぴゃぁぁぁぁぁぁ!?!」

「ヤッタァァァァァ遂にキタァァァァァァ!!」

 

そのまま手を離してリサを上に投げた後抱き留めてキスを顔に落とす。

 

「ち、ちょっと、ジョージ、やめっ、もう!んっ」

「ふぅ……すまんすまん、ちょっとテンションがな……」

「明るいうちからやめてよね……その、心の準備が」

「俺はいつでもOKだぜ、リサ」

「や、やだ……ジョージ、まだ仕事中……」

「……せやった」

 

リサを解放して書類を見せる。

 

「S-9地区P基地からの物資支援?」

「そう!近隣からの支援だ!まさか向こうから申し出が来るとは思わなかった」

「良かったじゃない」

「何言ってるんだ、お前らのおかげさ……お前達が命賭けて戦ってくれてるから俺も命が賭けられる」

「ジョージ……」

「いつもありがとう……愛してる」

 

さて、このS-9地区の指揮官とやらはどうしてウチなんかと提携を望んだのだろうか。

最前線な上に物資も貧弱、ここにあるのは妙な外骨格にペルシカあんちくしょうの失敗作の欠陥兵器しか無い。

 

「そういえばアンタ、社内報は読んだの?」

「社内報、か……あんまりいい思い出なくてな、ソイツ」

 

社内報を貰いに行ったとき、ちょうど目の前の相棒のMIA報告を受けてしまっていたので……実は敬遠していた。

 

「……ぷっ、何それ。私はここに、アンタの隣に居るわよ。何処にも行かないわ」

「そうだな……」

 

リサから社内報を受け取ってソファに腰掛けた。

 

……ソファの後ろから首を通って二本の腕が降りてきた。

続いて右肩にちょっとした重さ。

リサが顎を俺の肩に乗せていた。

 

別にいつもの事なので気にしない。

 

「……どれどれ。『T01』?あれ、じゃあウチもう最前線じゃなくなったのか」

 

突如現れた敏腕指揮官の手によって次々と鉄血ハイエンドを退け、新人指揮官の育成まで手懸けているとか。

 

「世の中凄い人も居るものね」

「悪いね、凄くなくて」

「何拗ねてんのよ。アンタは私の1番よ。誰と比べてもね」

「サンキュ、相棒」

 

気を取り直して次だ次。

グリフィンと提携しているPMCの特集記事だ。

 

「おや、『武器庫』じゃん」

「知ってるの?」

「昔傭兵やってる時にそこの奴ら数人とな」

「女?」

「男一人と……女が、一人」

「ふー……………ん」

「拗ねるなって。1番はお前だよ」

「ふん、ありがと」

 

……盾部隊、だっけな。

あそこのイージスって女性にアプローチ仕掛けたときは流石に死ぬかと思ったけど。

 

武器庫イチのプレイボーイとしてご丁寧に顔写真付きで掲載されている槍部隊の部隊長を見て……アイツも元気そうだな、と苦笑した。

 

久しぶりに飲みにでも誘ってやろうかな。

 

 

しばらく読み進み、作戦行動中に最前線で人形と誓約した女性指揮官、怪しげな技術を使う面妖な指揮官やら、様々な商品の揃う妙な店、悪魔も泣き出しそうな細い刀を使うなんでも屋、妊娠した人形などなど。

 

ちょっと待て、人形がどうして妊娠した。

 

いろんな意味で濃いやつしか居なかった。

 

「グリフィンの人材やべーな」

「アンタもそのヤバいののうちの一人よ」

「嘘だと言ってよリサ」

「ノリノリで興奮剤刺して壁から壁へ飛び移りターザンめいた事しながら飛び回ってる奴がヤバくないと?」

「……ヤベェな」

 

改めて言われると俺も相当イロモノである。

 

「ま、でも……そんなのに惚れたんだけどね」

「おだてるのが上手いな相棒は」

「当たり前でしょ。一番付き合いが長いんだからね」

「そうか……」

 

社内報を畳み机の上に置いて、立ち上がる。

 

リサが近付いてきたので抱き寄せる。

 

「ちょっと、だから、まだ仕事中!」

「すぐ終わらせる」

「もう……」

 

リサの頬に手をあてて、顔を近付け……。

 

バァン、と執務室の扉が勢いよく開かれた。

 

「……仕事、してくださいません?二人共」

「「……は、ハイ」」

 

このあと二人共……スプリングフィールドこと、春にたっぷりと絞られたのだった。

 

 

 




コラボ回と言う名の惚気回。

こんな出来になってしまって本当に申し訳ない。


本編でボロボロになってるジョージにちょっとだけ良い目に遭わせてやりたかったと供述しており。


あ、ちなみにジョージはフリー素材なんで好きに使ってもらっても構いませんよ。
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