【読み切り版】ゴーレムさんは振り向かない 作:魔法少女ふぃじかるぼおい
原作:そのガーゴイルは地上でも危険です ~翼を失くした最強ガーゴイルの放浪記~
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そんな彼が主人の魔王が死んだことで、支配から解放され、これまでの鬱憤を晴らすかのように自由に世界を旅するお話です。
主人公は初めから肉体欠損(脚)してますが、数千年という長い時と過酷な任務を経て、ゴーレムでありながらも作中最強クラスの強さを持ってます。
主人公最強系なので苦手な方はご注意を……
あと、ほとんど丸パクリですみません。心の中で深く土下座いたします。_○/|_
愛すべき某不死人様のようにはならないよう努力いたします。
「(やってくれたな、あのくそアマ魔王風情が・・・)」
長らく霞みがかっていた意識が徐々にクリアになっていく。
満足に動かせなかった我が身体が思いどおりに動かせる。
造形に凝ったしなやかでありながら力強そうな手足が、自分の意志に従って動いてくれる。
今しがたまで繰り広げられていたフェンリルの魔王ランスと吸血鬼の魔王ベリア魔王同士の激しい戦争の結果、主人として設定されていた魔王ランスが死んだことにより、我が身体を縛っていた精神魔法は解け、僕は自分の身体の支配権を取り戻したのだった。
自分の意思で自分の体を動かす、というごく普通で当たり前のことでも実に数千年の時を経て見ると、とても喜ばしいことのように思えてしまう。
そう、先程の戦争で死んだ魔王ランスが生きていた時までは登録した主人の命令に忠実なだけの生きる屍のような状態だったのだ。
我が魂がゴーレムとして生を享けてから幾星霜・・・前世に神殺しとして滅してきた神たちの怨念が今世で呪いとなって我が肉体?を蝕み弱体化し放置されていたところを運悪く魔王に戦利品扱いで精神魔法の一種である隷属魔法にかけられ、戦闘人形と化した。
隷属魔法とは本来僕のように神性の高い者に通用する者ではない。一般的に精神が未熟な者や魔法抵抗値の低い者にしか効果がないのだが、幾柱もの膨大な神々の執念や怨念が形となった呪いのせいで僕の魔法抵抗値は紙装甲も同然であったのだ。
基本的に隷属魔法を受けたものは使い捨ての戦闘奴隷扱いで、大抵長くは生きられない。僕ほどになると昔の記憶はほとんど封印したり捨てていたりするが、だいぶん運が良かったのだろう。そんな状態でも魔王ランスが死ぬまで生き残れた。
今更ながら少しずつ記憶が戻ってきた。数々の魔王の命令で戦場で雑兵のごとくこき使われた記憶、八ツ当たりのサンドバッグとしての記憶、その他のあまたの屈辱。
しかし、当人が死んでしまっているため復讐すらできない。まぁ生きていたら速攻神々の呪いを呪詛返しで駄犬野郎に叩き込んで存在ごと消し飛ばすが・・・・。
さて、くだらないことを考えていないでこれからどうしようか。無論、今まで出来なかった分欲望の赴くまま自由に世界を旅して見るのも一興ではあるが、なにぶん長生きする秘訣として一定期間経つと半自動的に記憶を封印、場合によっては消去する術式を組み込んでいるため、この身以外何も持っていないのが現状だ。
困った。
まぁ、久しく求めていた自由を手に入れた。
邪魔するモノなど何もない。
ならば_______
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「(存分に生きてやろうじゃないか!)クフフ・・・フフフフ・・・クハハハハハハハ!!」