業の軌跡   作:蕾琉&昇華

1 / 8
閃の軌跡にオリ主をねじ込んだ小説となっていますが、オリジナル展開が組み込まれています。
また私達の趣味嗜好による展開ですので、この作品は閃の軌跡本作に添っての展開で出来るだけいこうと思っていますが、ねじ曲げることがあります。了承ください。
上のような内容でも、問題ないという方はこのままお進みください。


1.プロローグ

 クロスベル併合一週間前。

 とある地下施設にて、

 

「OZ.11目的地に到着。これより該当情報を捜索する」

 

 艶のある銀の髪に薄く紫がかったショートヘア。そして光を反射しないような漆黒のコートを纏い、腕に未知の金属でできた怪しい光沢のある腕輪を着けた一人の男がたっていた。

 その男は誰かと通信をしていた後、奥にあった大きなコンピューターに触り始めた。

 

「おい、そこの。何をしている?」

 

 そこに風の剣聖と呼ばれる剣士が来た。

 男は驚いた様子はなく、落ち着いた様子で剣聖を向く。

 顔は整っていて、中性的な顔立ちと衣服から、女子にも見えるが雰囲気は男のものだったので男と呼んでいるのだろう。

 

「......」

 

 男は無言のまま型を取ると男の手に両刃大剣が現れた。

 男は両刃大剣を片手で持ち、距離を積めて来る。

 剣聖は刀を鞘に入れたまま、間合いを計り、男との距離が腕を伸ばせば届くようなほど近付いた。

 剣聖は目にも止まらぬ速さで鞘から刀を抜き放つ。男は今度は驚いたようで表情を少し驚愕に染めながらも、両刃大剣を高速で動かし、居合い抜きの容量で放たれた音速の刃が男に迫るが、男は落ち着いた様子で両刃大剣を器用に片手で操り、音速の刃を軽々と弾くが、剣聖も弾かれた勢いのまま、後ろに飛び退く。

 

「風の剣聖と遭遇、このまま迎撃する」

 

 また、男が誰かと通信をしていると、両刃大剣が消え、次の瞬間には槍戦斧が握られていた。

 剣聖は「風」とまで言わせるほどの速さを誇る「二ノ型」を使い、光速で男に接近する。しかし、先ほどの動きが霞んで見えるほど速く槍戦斧を叩き付ける。

 剣聖は自身の速度が速すぎるため止まれず槍戦斧の一撃をまともに受ける。

 しかし、根元に近かったため威力は低かった。はずなのだが、骨が悲鳴をあげる。

 

「ぐふっ!?」

 

 剣聖は吹き飛ばされ、吐血する。

 男は槍戦斧を大上段に構え、とどめを指すために一気に接近する。

 距離がみるみるつまり、槍戦斧が振り下ろされる。寸前に銃声が響き、魔導弾が飛んで来る。剣聖ですら回避する事の出来ないであろう、致命的なまでに絶妙なタイミングで飛んで来た弾丸。しかし、それに気付いた男は容易くそれを避け。大きく後ろに飛び退く。

 弾丸を放ったのは、白髪の女性で、息を乱しているところを見る限り、相当急いで来たのだろうか、そして、その後ろからは、黒い髪の男と、茶髪の女性が来ていた。

 

「......データ送信を完了? ......了解。撤退する」

 

 男はそういうと、丸い何かを取り出し、地面に叩き付ける。

 丸い何かは割れ、濃い煙が発生し、その煙が晴れた頃にはその男はいなくなっていた。

 

「ふぅ、やっぱり疲れるな。灰め、派手に暴れたな? あんな警戒してるか普通」

 

 俺は思わず愚痴ってしまった、俺は結社〈身喰らう蛇〉に〈黒の工房〉から貸し出されており、結社の一人としてクロスベル地下にある〈ジオフロント〉に潜入し、機密情報を取ってこいと言ったものだったのだが、本来幹部クラスの連中に出すような難易度だった。俺は愚痴りながら、クロスベル郊外を歩いていると、不意に後ろから、

 

「君がシオン君だね?」

 

 声をかけられた。

 俺は振り向きながら、ボウガンを召喚し、声をかけて来ただろう男に向ける。

 

「あんたは......翼をもがれた皇子が俺に何の用だ?」

 

 声をかけて来た男は仮面をつけ、いつもの紅いコートと金髪が目につく男だった

 

「只の勧誘だよ、七組に入らないか? って言うね」

 

 俺は不信に思いながらも話を聞く。

 

「リィン君達は修羅場をくぐり抜けそれなりには強くなっている。しかし、彼らにはまだ経験が足りない。だからこそ、経験豊富で話の通じそうな君を選んで話しかけたんだよ」

 

「経験豊富って、俺はまだ二十年も生きてないぞ?」

 

「嘘はわかってるよ」

 

 そう、笑いながら言いつつ、

 

「百年とちょっと生きてる君が一番よかったんだよ、どうかな?」

 

「はあ、俺は工房の存在だ、まあ大丈夫だろうがな」

 

 そう言いつつ、ボウガンを戻し、しっかりと向き合う。

 

「俺に新旧七組のお守りをしろと言っているんだろ?」

 

「ああ、そうだな。頼めるか?」

 

 俺は深々とため息をつき、苦笑しながらうなずき、背を向けて歩き出す。

 

「それじゃあ頼む。これから彼らは激動の波の中心に行くことになるだろう。その時に助けてやってくれ」

 

 そう、背中に向けて声をかけられた。俺は返事を返さずにその場から去った。

 その後、ことの顛末を工房長に話し、了解を得ることが出来た。

 

 

*

 

 

 俺がジオフロントに潜入して数日後にクロスベルは併合された。

 その後クロスベルを狙っていた、カルバード共和国との戦争、後に〈北方戦役〉と呼ばれる戦争が始まり、俺はまたリィンと共に動くことになった。

 

 

*

 

 

 北方戦役から一年、国内は激動の時代を迎え、リィン達が卒業したトールズ士官学園は第二皇子、セドリックが入学したため、問題児達を集めた、第二分校を設置し、俺はそちらに入学させられた。

 そして俺は第二分校が設置してあるリーブスに降り立った。

 ライノの花はまだ咲いておらず、少しさみしい感じはするものの、駅には俺と同じ制服を来た生徒らしき男女がおり、その中にリィンも見つけた。

 リィンは俺より速く駅を出て、町並みを見ていたかと思うと茶髪で小柄な女性と話し始めた、おそらく小柄な女性はトワさん、本校の元生徒会長で、とある人物に依頼され護衛をしていた時もあったため知りあいではある。

 このタイミングで話しかけるのもあれだが、俺はリィン達に近付いて行くと、トワさんがこちらに気付き、リィンもつられてこちらを向く。

 

「よお、北方戦役以来だな灰、それにトワさんもお久しぶりですね」

 

 挨拶をすると苦笑しつつも、リィンは返してくれた。

 

「ああ、久しぶりだな......それにしても、何でシオンがここにいるんだ? それにその制服はまさか」

 

「そのまさかだよ、灰。あの人にお前達のお守りをしてくれって、頼まれたんでな」

 

 リィンは苦笑しながら、よろしく。と言い、少し情報交換をして分校に一緒に行くことになった。

 これから新旧七組は激動の波に飲まれて行くことになるのだがまだまだ後の事だ。




どうだったでしょうか?
主人公の身体的状態です。

名前 シオン・アルテミア
目 藍色   髪 銀髪「薄紫」
身長 173cm    体重 71.4kg
OZ.11  年齢 161歳

と言ったところです。
いろいろと突っ込みどころがある設定ですが、気にしないでいただけたらありがたいです。
それではまた。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。