結果としてブログ版に追いつく寸前になってストックが……\(^o^)/
ついに俺ツイが完結して寂しいっすね_(:3」∠)_「
「お願い未春おばさん!朝、テレビでに出てた新しいツインテールのヒーローの名前いっしょに考えて!!」
席から立ち上がってお願いする私に――未春おばさんは、ぽかんとしてる。
あれ?お客さんと話してるみたいに、かっこよくOKしてくれると思ったのに。
「新しいヒーローって、ニュースに出てた、テイルブルーに抱っこされてた子よね?」
うぐ。
未春おばさんにまでそーいう風に思われてるのか。やっぱりテイルブルーがすぐ放してくれなかったせいだ、くそう。
「そ、そーやって、学校でも誰も新ヒーローって思ってないの!だからね、ここはファンいちごーの私が!かっこいー名前を広めて、イメージアップするべきだーって決意したんだよ!!」
まだ正体はバラせないけど、1ファンとして名前を考えて広める。これなら自然に名前を考えるの手伝ってもらえるし、あやしまれない。
どうだこのひっしょーの策は。ふふん。
「あらら、好香ちゃん。あの短いニュースだけで随分お気に入りになったのね」
「え、その、だって追加戦士だもんあれは。すぐにかっこいーとこ見せてくれるはずだから!えーと、そう、これはね。せんこーとーしってやつなの!!」
めずらしーものを見たって感じに未春おばさんが私を見てくる。
べ、別に変じゃ無いでしょ、テイルレッドがかっこいーのと同じことじゃん!ちょっとTVに映りそこなっただけなんだから、ファンくらいいるんだよ!!
むむ、こんなことになるなら、前からツインテイルズのニュースとかチェックしておくんだった。
けど、何としてもここは、あやしまれずにせっとくしないと。
「でも、名付けるのにおばさんを選ぶなんて、目の付け所がいいのは確かね。ふっふっふ……いいでしょう!この未春将軍が新た戦士の
「おおー!」
やった。私の熱意が通じたみたい。
立ち上がった未春おばさんは、その場でくるっと回りながらエプロン外すと、バサッとマントをつけた。かっこいい……!思わずはく手しちゃった。
やっぱり未春おばさんなら、変身した私にピッタリな名前だしてくれる!!
「それじゃあ。まず好香ちゃん的には、どんな名前が相応しいヒーローだと思うのかね?」
「えーとね。せっかくだからツインテイルズよりもスペシャル!って感じがよくてね。だから色じゃ無い方がいーかーなって。ほら、そーゆー見た目だったし?」
マントをぶわっと広げながら腕を組んで座った未春おばさんがしつもんしてくる。
そのしつもんに考えると
私は、あのツインテイルズがもっとパワーアップする新ヒーローだからね。ゆくゆくはテイルブルーと同じかそれいじょーにかっこよくなるんだよ。見た目だけならもーすでにイチバンかっこいいかもしれない。
私は自分を きゃっかんし できるからね、ふふん。
「なるほどなるほど。新たな戦士は既存メンバーと比べて特殊タイプも定番ね。だけど、名付けるにはそれだけじゃ甘いぞ少女よ!」
未春おばさんは、私の顔の前で人さし指を立てて、ちちちっとふった。ふふっと笑いながらやるポーズが決まってて、かっこいい、たよりになる。
「どう特殊かも名前を連想する重要ポイント。例えば……力なら“ストロング”超能力なら“ミラクル”火や水とか属性で考えるなら光で“フラッシュ”……全てを超越した究極なら“アルティメット”とかね
「おおおおお……どれもかっこいいぃ~~…!」
すごい。たとえば、って言ってるのに、かっこいい名前をぽんぽん出てくる。さすがだ。
「もしも、青いテイルブルーの名前がテイル“レッド”だったりしたら、変な感じがするでしょう?名は体を表す……姿や能力とかに【“似合った”スペシャルな名前】じゃないと本人に名乗ってもらう前に、広まらずに知られない場合もあるのよ」
うむむむ……かっこいい名前ってゆーのも奥がふかい。これはしんちょーに考えるべきあんけんだった。ちゃんとメモしておこ。
未春おばさんにそーだんして せーかい だったね。
「うーん……鎧はおっきいし、マグニ、じゃない、空がぴかーっと光ったのだってテイルレッドじゃなくて、あのヒーローの必殺技だと思うの。だからパワータイプ?なのかなあ……あ、でもかわいさもあるでしょ!?だから……」
「うんうん。そうやって一番アピールしたい要素を選んでいけば採用してもらえそうな名前が決まるわよ。好香ちゃんが思う、新ヒーローの一番の特徴ね」
そーやって2人で1時間くらいは話し合ってたかなあ。実に ゆーいぎ な時間。
「――これは中身の話になるからまだ判断できないけど。【大変そうな運命を背負ってるのに負けないで凄く明るい。】なんて性格のギャップも魅力になるのよ。ヒーローで有名なところだと仮面ファイヤー1号かしら」
「ふむふむ……せーかくも大事なんだね」
未春おばさんの じゅぎょー はほんとタメになる。
そー言われると、テイルイエローがTVとじっさいじゃ、何か いんしょー 違ったのもギャップだったなのかな?テイルブルーは もーじゅー って とくちょー のいってんとっぱって感じ?……本物のヒーローなのにびみょーにちがう気がする。次までに仮面ファイヤー1号も見たほーがいいのかな。
私のとくちょーにせーかく……せーかくは、私なんだからかっこいいはずだし?ふふん。いちばんのとくちょーは……エレメリオン?
「それじゃあ未春おばさんそれじゃあね――」
「―あら」
もっと未春おばさんの意見を聞きたかったんだけど。
「それじゃ、じゃないわよチビスケ」
後ろからの声に ちゅーだん させられた。
ふりかえったら、そこにいたのは、ちい姉、総二兄、トゥアールさん。
あれ、もう3人が帰ってくるよーな時間!?時間だ……ゆーいぎな時間はすぐ終わっちゃう。
「未春おばさん仕事中じゃないの。お店の邪魔しちゃダメでしょ!」
ちい姉ってば、ただいまも言わずに未春おばさんに向かって私の頭をおさえてきた。何すんの。
「何すんのちい姉!だって未春おばさんはお話聞いてくれるってーーーふぎゅ」
「言ってくれてもお仕事中は遠慮しなさいってこと!すいません、未春おばさん。ウチの妹がご迷惑を……」
はんろんしたら、またすぐに頭をおさえられた。ふぐ、このスーパーゴリラめ。
私をおさえたまま、ちい姉は未春おばさんにあやまった。うぅ、もしかしてホントにちい姉があやまるくらいに未春おばさんのじゃましてたの私?
「そんな頭下げなくていいのよ愛香ちゃん。突然に【喫茶店でワケあり少女の依頼を受ける裏の顔があるマスター】イベントが起こるのに比べたら営業なんかどうでもいいんだから」
「愛香と好香は気にしなくていいけど、母さんはどうでもよくないからな。お客さんを放置するな」
「大丈夫だってば。皆すっかりウチの味のコーヒーは自分で淹れられるようになってるし、【マスターの裏の顔を知っていて少女の依頼を聞き流す常連】シチュを楽しんでるから」
「すっかり自分で、って何だよもおおおおおおおお!!!セルフで店の味再現されてるってどうなってんだあああああああ!!!!!」
ちい姉が未春おばさんにあやまってたら、いつの間にか総二兄が えーぎょーたいど に頭かかえて叫びだしちゃった。いそがしーな総二兄も。
「それで?好香ちゃんは未春さんとどんなお話してたんですか?」
「トゥアール、好香を調子づかせないでよ。どうせ大したことじゃないわよ」
「はー?これだからこれだから。
ちい姉の後ろから顔出したトゥアールさんが、ワクワクした様子で聞いてくる。それなのにちい姉は、このたいど。いーもん。頭のいいトゥアールさんとちがって、ちい姉には私のそーだいなプロジェクトは理解できないんだよーだ。
「それじゃーちい姉には教えてあげませんよーだ」
べーっとちい姉にしたを出してやった。元々ひみつの そーだん だったしね。
ちい姉のボディブローで私と同じ目線になったトゥアールさんにだは教えてあげようかなって、耳元に近づいたんだけど。
(やっぱりもーちょっとだまってて、ちゃんと名前決まってから言うほーがいーかな。)
思いとどまった。名前が決まるまでドキドキして待ってもらうのもいーんだけど、新ヒーローがバーンと名乗るのを心のじゅんび無しで聞いてほしーなってゆーのもあって……えへ。
「やっぱりトゥアールさんにもヒ・ミ・ツ。もーちょっと待っててね」
しょーがないから、やっぱりひみつってごまかした。ちい姉には何でもないって思われちゃうけどここはがまん。本番でトゥアールさんといっしょにびっくりするがいーんだよ。
ちらっと未春おばさんを見たら、私にだけ分かるように小さくVサインしてくれた。そーだんないよーひみつにしてくれそう。今はだまってるって私のはんだんはまちがってないんだね。
「はうううっ!!!」
そしたらトゥアールさんが急にうめき声をあげて倒れた。ちい姉のボディブローが刺さったお腹じゃなくて胸をおさえてる。
「脳が溶ける幼女の囁き……!似通った容姿の蛮族と天使が交互に現れる温度差で心臓が……!!」
ぶつぶつ倒れてビクビクけーれんしてる。え、これ、平気なの!?
「トゥアールさん?だ、だいじょうぶ……?」
「近づかないの。帰るわよ好香」
心配になってトゥアールさんに手をのばそーとしたら、ちい姉に抱きあげられちゃった。それはうれしーけど、トゥアールさんこのままでいーの?
けっきょく、私はそのままごーいんに連れ出されちゃった。もーちょっと未春おばさんのアドバイス聞きたかったなあ。
あ。トゥアールさんは、お店の中が遠くて見えなくなる直前に立ち上がってるシルエットがあったからホントにだいじょうぶそう。
ちい姉に連れて帰られてから、私は自分の部屋で、ずっと机に向かってた。えんぴつ右手にノートとにらめっこすることどれくらいだろ。もちろん宿題とかじゃないよ。それよりもっと、じゅーよーなこと。闇子ちゃんおーえん用の眼鏡だって そーちゃく して【ちょっと頭がよくなった気がするモード】にもなって本気だよ。
うん、でもまあ、ヒーローとしての宿題と言えばそーかも。
「よーし……決まったぁ~~~!!!」
そしてついに
「話し合いのとちゅーで、ちい姉に連れてかれた時はどーしよーかと思ったけど。ふふん、やればできるんだよ私は!」
未春おばさんって あどばいざー をえたのはやっぱり大きかった。おばさんのヒントのおかげで学校じゃぜんぜん思いつかなかったのが、いっぱい考えつけた。むしろ、どれにしようかで迷っちゃったくらいだよ。
私はやればできる女子だからね。
『お疲れ様、好香。それでは、次から戦闘中はこのコードネームで呼べばいいんだね。』
「うん。お待たせエレメリオン。これで、マグニフィセントエージェントのほんかくてきな活動ができるよ~~~!」
『好香の準備が整ったのなら何よりだ。』
イスから飛び下りて、コードネーム考え中はずっと机の上においてたエレメライザーをつかんで、くるくるーっと部屋を回っちゃう。
ひと仕事終えた かいほー感ってやつかな~。それにコードネームをおひろめする時のことを そーぞー したら、もー楽しみでしょーがないんだもん、えへへ。
「……早く言いたくてうずうずしちゃうなぁ~。ちい姉にヒントだけでも……いやガマンガマン」
本番でイキナリ名乗りたいけど、思いついたからには早く言いたくもなってきた。とくに、変身した私にぜんぜん きょーみ 持ってなかったちい姉なんかには、教えて、あっとおどろかせたい。
それはその、さっきトゥアールさんにはひみつにしちゃったけど。今は早く言いたい気持ちも大きくなってきたの!
う~今しゃべっちゃうか予定通りに、さっそーと とーじょー した時に名乗るか迷うぅぅ。
「ねえ、エレメリオンはどっちがいいと思う?」
『正体を隠したいなら、現時点で好香がコードネームを知っているのは不自然な事だ。伏せておいた方がいいと思うが。』
「やっぱりそうかな。でも、ちい姉のおどろく顔も早く見たいしなぁ~~……うむむ」
エレメリオンの意見ももっとも。これはなかなか じゅーよー な二択だ。
ちい姉にコードネームかそのヒントだけでも教えてあげよーか考えこんでたら、ドアがノックされた。
「好香、入るわよ?」
ちい姉だ。
見つからないよーにエレメライザーをすばやく枕の下にかくして、と。ドア開けよーとしたら、ちい姉が顔を出してきた。いつもならいきなり開けないで!って怒るとこだけど、今回はナイスタイミングちい姉。どーしよーかちい姉の顔見ながら考えよ。
「どうせ遊んでるんだったら、あんたも夕飯の準備手伝い……何笑ってんの?」
つごーよく来てくれたちい姉に、かんしゃ してたら顔に出てたみたい。むむ、理由はしょーじきに言えないし、てきとーに……
「え、それはそーだよ。わが家のスーパーゴリラがさー、よーやくドアをノックすることを覚えてくれたんだからいったぁい!!」
それらしー理由を言ったのに、あごを指ではじかれて尻もちつかされた。ここまですることないじゃん、まんざらウソでもないんだから!
「もー!こーゆーとこでしょちい姉は……あれ?」
あごをさすってたら、かけてたはずの眼鏡の感しょくがなくなってるのに気付いた。ちい姉を見たら、私を弾いたらしい指で眼鏡をつまんでる。いつの間に……
「あ!私の闇子ちゃん眼鏡かえしてっ!!」
「ナマイキ言うからよ。口だけは達者になるんだから……あんたね、その内トゥアールに影響されすぎた妹に、ちい姉がうっかり力加減ミスってもしらないわよ?」
眼鏡はぽいっと投げ返されたけど、ぞっとした。
なんてこわいことゆーのちい姉。トゥアールさんと同じことなんか私がされたら、無事にすむわけないじゃん……言っていーことと悪いことあるでしょ。
「ほら、下に行くわよ。夕飯の準備、手伝いなさいって」
引っくり返らせたちょー本人が、何事も無かったみたいに手をひっぱって無理矢理立たせてくる。うぬぬ、おもしろくない。
……よし、やっぱり、すぐには教えないしノーヒントにしてやろう。今ので、すぐおどろかすのよりも、こっそりちい姉にだけ教えてあげるなんてもったいない、って気持ちのが勝ったもん。ふんだ。
がんちゅーに無かったのが本物のヒーローだったっていきなりニュースで見て、せーぜーびっくりしちゃえちい姉め。ふふん。
私を引っぱるちい姉の手からはなれて、先に階段を下りながらくるっと振り返ってちい姉にべーっと舌を出して笑った。
「ざんねんでしたー。ちい姉にはまだ分からないことがあるからねー。今日の私には よゆー があるんだよ、よゆーが。ふふん」
「はぁ?今度はどんなアニメに影響されたのよ……?朝と夜でころっころ機嫌変えるチビスケなんだから」
「ふふーん、私のステージはね、ちい姉には、まだはやいんだよーだ」
「なんだか知らないけど、危ないんだからちゃんと足元見ながら階段降りなさい」
よくわかってないちい姉が首をかしげてるけど、私はひみつを持ってるちょっとしたゆーえつ感にひたりながら、夕飯つくってくれてるおねーちゃんのお手伝いにキッチンヘはいったのです。
3人で夕飯を食べてると、おねーちゃんがこんなことを聞いてきた。
「2人ももう夏休みだけど、何か予定あるの?」
夏休みの予定……そうそう、こんな直前にいろいろあったから忘れそーだったけど、明日は一学期の終業式。いよいよ夏休みが始まるんだよ。
「今のところ、あたしは特に予定ないわ。部活って言ってもまあ……一応、文化部?だしね」
あごに指をあてながら、ちい姉は予定なしだって。
それよりも自分の部活をふしぎそーにしてる感じ。ツインテール部なんてよくわかんないクラブみたいだしね。どーゆー活動してるのかさっぱりそーぞー できない。
総二兄の考えることも、たまによくわかんないや……いや、ツインテールについてだといつもよくわかんないね。
で、私の方の予定はってゆーと。
「私も別にないかなー。友達と遊ぶ約束もまだしてないし……あ」
私も特に無し……だと思ってたんだけど、気付いちゃた。夏休み、夏休みなんだよねえ。
「うふ、うふふふふ……」
じゅーよーな予定ができてた。この分だと、きっと夏休みにコードネームをおひろめすることになる。つまり夏休みの話題どくせんの一大予定じゃん!!
やっぱり話し合いのないよーひみつにしてせーかいだった。だって、夏休み前に私たちにえーきょー されて、ちい姉たちまで名前考えて、もしかぶっちゃったら面白みがなくなっちゃうからね。ちい姉たちには新ヒーローの名前予想なんて はっそー がないままで夏休みをむかえてもらおう、うん。
こーゆーのはイキナリ名乗る方がインパクトがあるんだよ。
「好香……?」
「なんなのよ急に。気味悪いわね……」
思わず笑っちゃった私をおねーちゃん達がふしぎそーに見てる。けど、残念だね。まだひみつなんだから、とくにちい姉にはね。
「なんでもないよ。できる女子にはね、ひみつがつきものなんだよ、ふふん」
それでも?まーちょっとくらいは?ひみつのニオイだけは、ただよわせてあげよーかなー、ってくーるに決めた。
……そうしたら、おねーちゃんたちが顔見合わせて笑ったんだけど何で?
「なーに言ってんだか。ああ、なるほど。さっきのも大方、未春おばさんにでも入れ知恵されたんでしょ?」
「あら、本当にいつの間にか秘密が似合う女の子になったのかもしれないわよ?ねー好香?うふふ」
「2人ともなによその顔ー!?私をあまく見てたらびっくりするんだからねーー!!」
ちい姉は「未春おばさんも好香で遊ぶの程々にしてくれないと……」とか言って笑ってるし、おねーちゃんはなんか頭なでてくるしなによぅ!?
くーるに決めたはずなのに、思ってたのとちがう反応されたのがなっとくいかない。
夕飯のあと、部屋に戻った私はまたいろいろ考えることになった。
「も~!おねーちゃん達ってば私にひみつがある女子になったってゆーの、ぜんぜん信じてないでしょ!!」
くそう、こーなったら、いずれ正体明かした時の為になんとしてもコードネーム名乗りはかっこよく決めてやるんだから!エレメライザーをにぎりしめて、気合を入れ直さなきゃね。
「次に しゅつどー しなきゃいけない時は気合入れていくからね、エレメリオン!」
『勿論だ好香。悪に負けない為にも、その気合は重要だよ。』
私の決意に応えてくれるのはエレメリオンだけだよ、たのもしい。夏休み早々の新とーじょー、2人で目にもの見せてあげよう。
『それじゃあこの調子で、学校の宿題も進めてはどうかな?最近、幾つも宿題をもらっていたと思うのだが。』
「………………」
エレメリオン、その発言は今の決意に水を差してくるやつだよ。当たり前のよーにふれてきたけど、それは夏休み直前の小学生にいっちゃタブーなやつなんから。
「あのねエレメリオン。今あるのは“夏休みの宿題”だから、終業式すんでからでいーの」
ぱたぱたと手をふってエレメリオンの考えは ひてー する。そう、昨日でも今日でも、わたされる宿題はとーぜん夏休み用。だから、今日はまだ何もしなくていーの!夏休みは終業式おわってからなの!!はいこれでこのお話はおしまい!!!
『しかし好香は、長期休みの終了直前になってお姉さん達に手伝ってもらっているだろう?少しでも進めておいた方がいいんじゃないかい?』
「え、それは……いーの!(おねーちゃんとちい姉と)私が本気だせばらくしょーなんだから!!」
よそーがいのしてきに言葉がつまりそうになった。
まさか私の宿題じじょーを知られていたとは……!けど、みとめちゃうと、エレメリオンまじめそーだからこの先も宿題について言われかねない。なんとしてでもごまかさないと。
「それにっ、今日はほら、もっとだいじな……そう!コードネーム決めなんて、ヒーローとしての宿題をやったわけでしょ。学校の宿題ができなくてもしかたのないことだよ!ふかこーりょくってやつでしょ!?」
『いや。マグニフィセントエージェントの使命も大事だが好香の生活も大事なことだ。勉強まで疎かにさせるわけにはいかない。』
うぐ、やっぱりまじめな しょーぶん してるエレメリオン……変身させるときの押しは強いのに。
私のために言ってくれてるのは分かる……でも今日は宿題なんてする気分になれないから、ぜったいにやだ!!
……こーなったら。
「ふふん、あまく見ないでよ。私はマグニフィセントエージェントなんだから。去年までの私とちがうの!夏休みの宿題くらい、どーにでもなるから今日はきゅーけいするんだよ!!」
『そうなのかい?好香がちゃんとできるなら構わないんだけれど……』
「だいじょーぶなの!」
いきおいで、たんかきっちゃった。
これでもう、夏休み中に宿題おわらせられなかった時は、エレメリオンにまでしかられるかもしれない、どーしよ……。
ううん、まだ夏休みは始まってもいないんだからダイジョーブだいじょーぶ!夏休みになったら本気だせばいーんだから。闇子ちゃん眼鏡だってあるもん。
それに、今年はおねーちゃんとちい姉の他にもトゥアールさんってさいきょーの助っとが期待できるんだからね。心配することないない!
だから今はマグニフィセントエージェントの出番にそなえることの方をゆーせんできるの!
――それなのにさあ。
こーやってヒーローとしてのじゅんびをととのえていた私は、夏休みの予定がないと言ってたちい姉が初日からぜんげんてっかいするとは思いもしなかったのです。
好香のコードネームが何なのか一番知りたいのは作者(切実)
・仮面ファイヤー1号
シリーズ元祖の仮面ファイヤーは、主人公【仮面ファイヤー1号/
子供達に分かり易さを重視した大袈裟な一挙手一投足。「ミャ~~~~オゥ!」という独特な掛け声など、ともすればコント1歩手前の描写でありながら、その陽気な主人公が要所要所の山場に置いて僅かに覗かせる改造人間の苦悩も人気の一因。
後年の客演においても、シリアスやダーク調な作風の後輩達さえ笑顔で引っ張る頼もしさと面白さが同居したリーダーと描かれている。
近年は春のお祭り映画で、昭和ファイヤー全員を巻き込んで平成ファイヤー達と敵対するという盛大なドッキリを仕掛けるという登場を果たしている。
『ドッキリ大成功!!』のボードを掲げたが、当時の最新作主人公【仮面ファイヤー武者蜜柑】に「ぜってぇに許さねえ!」とガチギレされてタイマンバトルになるラストシーンは良くも悪くも話題になった。(好香の1号のイメージはこの辺りである)
・闇子ちゃんおーえん用の眼鏡
アイドル善沙闇子のファン御用達のアイテム。レンズ入りか伊達眼鏡かは人それぞれ。好香のものは恋香さんに貰った伊達眼鏡(視力に問題は無いので)。ちい姉を怒らせて没収された時もあったが返してもらった。
おねーちゃんからのプレゼント&闇子ちゃんの真似で、つけるとちょっとだけ頭がよくなった気がするアイテム。思い込みで実際、能率はちょっと上がってるらしい。
ANNKOスペック。