東方二次創作 普通の魔法使い   作:向風歩夢

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果し合い

「俺を殺す? 何のためにだ? ……てめえもあの新組長たちみてぇに、気にくわない態度を取ってた俺を痛めつけたいってわけか? グラサン、見損なったぞ。てめえは先代組長《ジジィ》のことを理解していると思ってたんだがなぁ……!」

 

 霧雨は鋭い視線をグラサンに向けた。しかし、グラサンは全く動じることなく、返答する。

 

「……誤解だな」

「あぁ? 何が誤解だってんだぁ?」

「霧雨、組の奴らがお前にちょっかいかけてるのは、てめえに嫌がらせをするなんて、くだらないことするためなんかじゃねえんだよ。事態は深刻なんだ。……知らぬは当人ばかりなりってやつだな」

「あぁ? どういうことだ?」

「……霧雨。お前は本当に組の内部のことなんざ興味を持ってないんだな。……組長《おじき》を失った今、組が大きく二分(にぶん)されていることにすら気付かないんだからよ」

「二分? なんだってそんなことになってんだ?」

「少し考えりゃわかるだろ。あのヤクザとはとても思えねえ新組長に付いて行くくらいなら、『先代の意向』に沿った組織に変革すべきだってヤツが多いのさ」

「先代の意向だぁ?」

 

 霧雨はワックスも似たようなことを言っていたな、と思考を巡らせる。グラサンは黒メガネに手を当てながら答えた。

 

「そうだ。ずっと先代はお前に言ってきたはずだ。昔ながらの任侠の復活……。先代の意志を受け継ぎ、それを望む奴らが意外にも多くてな。そいつらが新組長側の勢力に反駁し、新たな派閥を作ろうとしている」

「そいつは結構なことじゃねえか。少なくともあのクソ孫が率いる組織なんかより、よっぽどまともに違いねぇ」

「そうだな、お前の言う通りだ。『あのクソ孫が率いる組織になるくらいなら』、その方がましだ」

「……なんだぁ? その含みを持たせたような言い方は」

「あんな出来損ないの孫に実権を握らせると思うか? アイツは飾りだ。実際には俺を含む幹部が組を運営する。お飾りとしてなら、あの出来損ない程好都合なヤツはいねえ。神輿は軽い方が動かしやすいからな」

「あのクソ孫を神輿にするだと。なんで、そんなまどろっこしいことをする必要がある? あの孫が気に食わねえなら、引き摺り下ろして他の奴らが組長すればいいじゃねえか」

「そういう訳にはいかねえのさ。組を取り巻く状況は今、困難を極めている。……対抗組織や外国マフィアの勢力拡大、半グレどもの台頭、暴対法の強化……。挙げればキリがねえ。そんな状況下で弱味を見せるわけにはいかねえんだよ。俺たちの組は伝統的に世襲で組長を受け継いできた。その伝統を崩せば対外に内部の混乱を知らしめることになる。舐められたら終わりなのが俺達の業界。それはてめえも知ってるだろう?」

「フン。くだらねえ。そんなもん全部まとめてぶっ潰すのがヤクザ者じゃねえのかよ」

「フッ……。やっぱり、お前は良い性格してやがる。……おじきがが気に入るのも無理ねえな」

 

 言いながら、グラサンはトレードマークの黒サングラスを外す。初めて見るグラサンの素顔に霧雨は思わず目を見開いた。

 

「……どういうことだグラサン。てめえの顔、若い時のジジィの顔そっくりじゃねえか……!?」

 

 霧雨はグラサンの顔を見て、本部の座敷に掲げてあった先代組長が就任した直後の若いころの写真を思い出す。目の前のグラサンと余りに似ていた。他人の空似だとはとても思えない。

 

「そりゃそうだろ。俺はおじき……いや、親父と愛人の間に生まれた隠し子だからな。まあ、愛人つっても、あの人が妻を亡くしてからの関係だから不倫でも何でもないんだがな」

 

 グラサンは懐からたばこを取り出すと、火を着ける。ひと吸いして、煙を口から出すと会話を続けた。

 

「俺は物心着いた時には、お袋と二人の貧乏生活だった。お袋は親父のことを何にも教えちゃくれなかった。ガキの頃は顔も見たことねぇ親父を恨んださ。貧乏なことや、俺の人生で上手くいかない全てのことを親父のせいにして生きてきた。高校ん時にお袋が死んで遺品整理していた時に、親父がヤクザ者なんだと知った。そして、ヤクザの抗争に巻き込ませないためにお袋が腹の中にいる俺を連れて逃げ出したことも。だが、それでも俺は俺達親子を放って置いた親父を許せなかった。殺してやろうと思ったね。俺は高校を中退して親父の組に入った。後ろから親父を刺すつもりでいた……」

「……その割には、長いことジジィの右腕をやっているように見えたがな。……ジジィはてめえが息子だったってのを知って情けをかけて右腕にしたってわけか? ……ジジィがそんなタマには見えねえが……」

 

 霧雨は、グラサンの語りの合間を見て、尋ねる。グラサンはたばこをもうひと吸いすると、質問に答えた。

 

「……いいや、情け何てかけられちゃいねえよ。あの人は身内だからって特別扱いするような人間じゃねえ。その証拠にあのバカ孫にもそれ相応のポストしか与えちゃいなかった。このドヤ街の支部は支部ん中でも一番重要度の低い部署だからな。俺が右腕になったのは、俺の実力だ。少なくとも親父も俺もそう思っている。大体俺はあの人に息子であることを告げてはいないからな。……ま、ここまで顔が似てるんだ。親父も俺が愛人の息子かもしれねえと、疑っちゃいただろうが……。最後まで俺に聞いてくることはなかったよ」

「……右腕にまでなりながら、なんでジジィを殺さなかった。チャンスはいくらでもあっただろう?」

「……知っちまったのさ。あの人の偉大さにな。親父は死ぬ間際こそ、ちったぁ丸くなっていたが、それはそれは超頑固者だったんだよ。だが、同時に義理と人情に溢れた男でもあった。弱い人間には決して手を出さず、法律違反スレスレの真っ黒な商売やグレーな商売をして金を荒稼ぎする悪徳な企業からだけ用心棒代を請求する昔ながらの任侠だった。確かに真っ当な生き方じゃねえ。だが、誰かがしなけりゃならない仕事でもある。気付けば俺は、人生かけて任侠を全うしようとする親父を尊敬し始めていた」

「……ジジィを尊敬しているんだったら尚更、何であのクソ孫をトップに据えて活動しようとししてやがる? ジジィの意志継ぐんなら、昔ながらの任侠貫き通す道を選ぶべきじゃねえのか……!?」

「何度も言わせんな、霧雨。時代は変わったんだよ。さっきも言ったとおりさ。組の取り巻く状況は変化している。組も変わらなきゃ、生き残れねえ。お前の言うように時代遅れの親父の意志を貫き、消え去っていく方が気持ちの良い生き方かもしれない。だが、俺は失いたくないのさ。親父が受け継ぎ、築き上げたこの組織をな。俺は組織を生かす道を選ぶ。それが例え親父の意志と反することであってもだ……!」

「……そうかよ、勝手にしろ。ジジィが聞いたら悲しむに違いねえ。だが、もう俺には関係のないことだ。俺はもうこの組と関わるつもりはねぇ」

「霧雨、お前は気付いてないんだろうけどなぁ。お前の存在感はお前が思う以上にデカいんだぜ? お前が関わらないと言ったところで、関わりを絶てると思ってんのか? ……組の中にはお前や親父の昔ながらの任侠の生き方に憧れを持った奴らが増えちまったんだよ。……聞いたぞ。お前、この支部に来る前に本部で喧嘩したんだってな。その時にオールバックのヤツがお前の加勢に入ったそうだな。……昔のアイツなら、お前に加勢するなんてあり得なかった。ヤツもお前に影響を受けちまった者の一人ってわけだ。……生前、体の弱った親父は愚痴をこぼしていた。『霧雨のようなヤツに跡、継いでもらえたらなぁ』ってな。それを聞いていた組の奴らの中には親父の死後、お前を組のトップに据えるべきだという輩が出始めた……。お前の『退職届』のタイミングは最悪だったぜ? あれを組の連中の一部は、新組長に対するお前の反逆だと捉えてんだからな」

 

 霧雨は、支部でぶちのめした輩が言っていた『そういうこと』の意味を理解する。用は霧雨が組を乗っ取ろうとしているという誤解が組の中に蔓延しているということだ。霧雨は呆れたように口を開く。

 

「……俺が組長になろうなんて気はねえってことくらい、少し考えりゃ分かる話だろうが。バカバカしぃ。第一、俺はジジィから組長になれだのなんて話を一度もされたこたぁねえんだぞ。そんな俺を頭に据えるなんざ正気じゃねえだろうが!」

「そのとおりだ。だが、お前が組の頭になるかもしれない、なって欲しいと思っている連中がいるのは確かだ。……結局は任侠の生き方を示してくれる分かりやすいリーダーを、無意識に望んでいる連中が多いってだけのことよ。……オレもお前も乗っちまったんだ。時代に合わせた組にするか、時代に反した任侠の組にするかっていうまな板の上にな。これはな代理戦争なんだよ」

「代理だと……?」

「そうさ。飾りの新組長とともに、シノギを稼ぐことだけを考え、現代ヤクザの道を進むか、先代の意向に従い、昔ながらの任侠を貫くか。前者の代理が俺で、後者の代理がお前だ。俺達は殺し合わなきゃいけねえ。勝った方の思想がこれからの組の思想になる。俺とお前どっちかが死ななきゃ組は一つにまとまらねぇ! 誰かが血を流す覚悟(けじめ)を見せなきゃ、この組織は空中分解するだけだ」

「狂ったこと言いやがる。組を一つにするためだけにてめえと俺とで殺し合えってか」

「それがこの世界の……俺達の組のやり方だ。迂闊に踏み込んだのが失敗だったな、霧雨。……出てこい、霧雨にくれてやれ」

「畏まりやした」

 

 黒グラサンが合図を送る。出てきたのは年寄りの構成員。年寄りは、二本の刀を用意していた。一本をグラサンに、一本を霧雨に手渡す。

 

「……一体何の真似だ?」と霧雨は疑問を投げかける。

「俺達の組は元々、江戸時代末期の頃に武士に憧れた輩たちが刀を手に寄り合ったのが始まりだ。意見が合わねえ時は果し合いをしていたそうだぜ? ……刀を抜け、霧雨」

 

 言いながら、グラサンは刀を鞘から抜いた。

 

「……果し合いなんざ御免だ、と言ったらどうする?」

「そんな漢らしくねえことを口にすれば、お前の負ぶってるガキごと、叩っ切るだけのことだ。お前の拒否権なんぞ当の昔になくなっているんだよ」

「……上等だ。少し待て」

 

 霧雨は負ぶっていたリサを下ろし、支部の外壁を背もたれにするように座らせた。たまらずリサが霧雨に声をかける。

 

「おい、おっさん! こんな狂った殺し合いするなんて意味ねぇだろ!? さっさと逃げりゃいいんだよ!」

「……お前の言うとおりだな。だが、逃げるのは無理なようだぜ?」

「な、なんでだよ?」

「……もう一人、組の野郎が隠れている。銃口をこちらに向けてな。俺が逃げ出すなんて腰抜けな真似をしたら、撃ち殺すつもりらしい。フン。確かにオレも覚悟が足りなかったんだ。暴力的仲裁者なんていう半端なゴロツキをしていたツケが回ってきただけのことよ。心配すんな。あのグラサンはジジィの意志を継いでる男だ。果し合いさえやれば、俺達を殺すことはねえ。勝てばいいんだ。クソガキ、てめえはそこで大人しく見とけ」

 

 霧雨はリサにそう話すと、刀を持って、グラサンの前に立つ。

 

「あのガキに遺言は伝え終わったか?」

「バカ言え。勝つのは俺だ。遺言なんぞ残すかよ」

 

 グラサンの質問に答えた霧雨はその手に持つ刀を地面に放り投げた。

 

「……なんのつもりだ、霧雨」

「俺は極道じゃねえんだ。刀を使うつもりはねぇ。かかってこい。その果し合いとやら、俺は素手でやらせてもらう。なぁに。どうせ刀なんぞ使ったこたぁねえんだ。むしろ、素手の方が俺はやりやすい。遠慮せず、かかってきな!」

「……馬鹿野郎が。あの世で後悔するんだな」

「それはこっちのセリフだ」

 

 霧雨とグラサンの間に見えない火花が散る。ジリジリと間合いを詰めていく二人。先に動いたのはグラサンだった。一閃、刀を霧雨目掛けて振り抜く。しかし、太刀筋を完全に見極めた霧雨は刀をかわすと、グラサンの頬に思い切り拳を叩きこむ。

 

「ぐっ……!? ……さすがに親父が見込んだだけのことはある……。効いたぞ、霧雨ぇええ!」

 

 グラサンはふらつきながらも刀を横に振るう。霧雨は刀のリーチを見抜き、攻撃範囲外へと飛び退いた。グラサンは、猛攻を続ける。しかし、そのどれもを霧雨は見抜いて避け続けた。……日本刀は重い。ただ持つだけなら大した重さではないが、戦闘で振り続ければ振り続けるほど、体への負担は大きくなる。グラサンも当然その重さを把握はしているが、霧雨相手にスタミナ配分を考えた動きなどできるはずもなかった。避け続ける霧雨に振り続けるグラサン。そのスタミナ差は徐々に、だが、確実について行った。グラサンの振り下ろした刀の切っ先が地面に叩きつけられる。グラサンが意図して行ったのではなく、スタミナ切れから起こった現象。霧雨はその隙を突き、鳩尾を拳で打ち抜いた。

 

「カハッ!?」と衝撃から息を吐き出したグラサンは鳩尾を刀を持っていない方の手で押さえる。

 

「まだだ……。まだだぁ!!」

 

 グラサンは傷つきながらも戦闘態勢に戻る。しかし、実力差が明らかに出始めていた。刀を振るうのに精いっぱいのグラサンに対して、霧雨は隙を見てその拳を時に腹に、時に顔面に打ち放つ。もはやグラサンは立つのがやっとになっていた。そんなグラサンを見た霧雨が口を開く。

 

「……まだやるのか、グラサン。お前は強ぇ。だが、俺ほどじゃねえ。もうそれは解ったはずだ。これ以上やることに意味はあんのか……?」

「……やることに意味はあるのか、だと? ……当たり前だ。やる前に言ったはずだぞ。これは殺し合いだ。どちらかが死ぬまでやらなきゃいけねえ。やり抜かなきゃ組の奴らが付いてこねえ……!」

「……グラサン、やっと見えてきたぞ、てめえの意図が。組を牛耳るようなヤツはどっかがイかれてる奴じゃなきゃ務まらねえ。てめえは演出しようとしてやがるわけだ。殺し合いの末に手にした事実上の組のトップの座というイかれ話を。イかれたヤクザ者を束ねるには真実のイかれた話が必要だからな。伝説だの神話だの言われて語り継がれるようなイかれた武勇伝とも言うべき話が。それをお前は作ろうとしている」

「……そうかもなぁ。だが、今やってる殺し合いは真剣《ガチ》だぞ、霧雨ぇ!」

 

 霧雨は勘づいた。グラサンにとって、この殺し合いの勝敗などどちらでも良いのだ。もちろん、グラサンからすれば、グラサン自身が勝てればそれに越したことはない。だが、たとえグラサンが破れて死んだとしても、霧雨が勝てば先代の意向に沿うという価値観で組が一つになるのだ。グラサンの狙いはそれに違いない。

 

 組が二分し始めていたのは霧雨が組を関わる前からだったのだ。頼りないナヨナヨ孫を組長にするか、先代の意向を尊重するか。血筋を優先するか、思想を優先するか。その2択で組は二分されていたのだろう。先代が死ねば、組は良くて分裂、最悪解散という状況に追い込まれていたのだ。それを防ぐのは血を流す『イかれた漢気』しかない。グラサンと霧雨の死闘の果てに導き出された『イかれた漢気』は『畏怖の念』を組にいる全ての輩に持たせるだろう。

 

 畏怖の念を抱かれた者はカリスマ性を発揮することになる。カリスマは時に、血筋も金も思想も無視した強権を持つ。そんなカリスマを生み出すことがグラサンの狙いだったのだ。カリスマが組を一つにする。それだけがグラサンの願い。そして、そのカリスマはグラサンか霧雨。この死闘の勝者が手にするのである。

 

「はぁっ! はぁ! き、霧雨ぇええ!」

 

 息切れしながら、叫ぶグラサン。霧雨もまた、長時間の戦闘でさすがに息切れし始めていた。

 

「霧雨。てめえ、狡いんだよ! 俺だってなぁ。許されるなら、てめえみてぇな生き方がしたかった……。だがなぁ、組で評価されるには任侠の欠片もねえことをしないといけなかった。俺はそうして昇り詰めた! なのに、なのにだ。てめえはただ任侠を貫き通しているだけで、親父に好かれ、一部の輩に好かれる。……許されるかよ、そんなことぉおおおおお!」

 

 疲労しきったグラサンは叫んでいた。その言葉にはもう理屈などはない。グラサンはただただ心の底を吐露しているだけの感情的なものだ。だが、感情的であるが故に霧雨の心にも届く。

 

『狡い』、霧雨は自分の行動のことをそう言われるのは初めてだった。だが、グラサンの言うことに一理があると感じる。たしかに霧雨はただ自分の信じる正しいはずだと思う『義』を貫いていた。だが、そこには何のストレスもない。ただ自分の好きなように暴れるだけ。それだけでジジィから金を貰えていたのである。それは、他の輩たちから見れば『狡い』以外の何物でもない。霧雨もそれは頭のどこかで気付いていた。しかし、見ないようにしていた。気付かないフリをしていた。だが、それは紛れもなく『狡い』ことに違いない。そのことをグラサンに突き付けられた霧雨はほんの一瞬、気を抜いてしまった。

 

「うらぁあああ!?」

 

 グラサンは刀を振り下ろす。一瞬、気を抜いていた霧雨は回避が遅れ、刀が体をかすめるように通って行った。薄皮一枚が切れるように斬られた霧雨。わずかな痛みが判断力を鈍らせる。続いてグラサンの二撃目が襲い掛かってきた。これを霧雨が避けると、刀は勢いよくアスファルトの地面にぶつかり、折れる。折れた切っ先がくるくると宙を舞った。

 

「あぁああああああああ!!!!?」

 

 グラサンはぐるぐると回る切っ先を素手で掴むと、集中力を失っている霧雨の懐に入り込み、霧雨の胸部を……貫いた……。貫かれた霧雨は口から鮮血を吐き出すと、その場で倒れ込む。

 

「え……? おっさん……? ……ウソだろ!? おっさん!? おっさぁああああん!!!?」

 

 果し合いを見ていたリサは霧雨が刺された姿を見て、絶叫するのだった。


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