バカと姫路弟の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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ランチタイム Ⅰ

今日、朝早くに目を覚ますとお姉ちゃんが料理していた。もしかって今日はお姉ちゃんの弁当食べれる日か・・・

 

「凄い生き生きと作ってるなー。おはようお姉ちゃん」

 

「あ、蒼ちゃんおはようございます。今日は先に外出してくださいね?」

 

「え・・・でも」

 

「大丈夫です♪今日は体調も問題ないですから何かあったらすぐに連絡しますから」

 

「お姉ちゃんがそこまで言うなら・・・」

 

本当は心配だけど、お姉ちゃんがそこまで言うなら俺は先にいくことにした。台所に沢山出してるものは何かのかは知らないけどね・・・

 

 

 

 

俺はお姉ちゃんの指示通りに先に学校に行き教室に向かうと明久が全速力で教室の外に出て叫んで走っていた

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

真っ青に涙もこぼして叫んでいた・・・。正直あまりの速さに引いてるのはここだけの話だ

 

「何あの馬鹿は朝から叫んで走ってるんだ?」

 

「船越先生・・・といえばわかるか?総司」

 

「あぁ・・・。つまり明久は後処理忘れていたのか・・・」

 

「そうだ。あの馬鹿は見事に忘れていたわけだ。まぁ、あいつの不幸は少し楽しいがな」

 

その後、明久が帰ってきてテスト漬けの一日が始まり午前中のテストが終了したがさすがに疲れた・・・・

 

「あぁ・・・疲れた・・・」

 

「うむ・・・疲れたのう」

 

「・・・(コクコク)」

 

「そういや明久、例の件はどうしたんだ?」

 

「ついに船越先生の告白受け入れたのか?」

 

「受け入れてないからね?!!僕の近所のお兄さん?を紹介してあげたよ」

 

明久は結構疲れた顔をして話してるが、まぁこいつの場合は仕方がない。なにせ、消費した点数の補給の為に今日一日テストしかしていない

 

「よし、昼飯食いに行くぞ!今日はラーメンとカツ丼と炒飯とカレーにすっかな」

 

「待ちな。今すぐに止まらないとてめぇの飯にハバネロぶちこむぞ?」

 

「なに恐ろしい脅迫してくるんだ!?お前は!?」

 

「そもそも今日はお姉ちゃんが料理してくれてるだろ?つまりお姉ちゃんの料理を食べる日だろ?」

 

「おお、そういえばそうじゃったのう」

 

「は、はいっ。迷惑じゃなかったらどうぞっ」

 

身体の後ろに隠していたバッグを笑顔で出してくるお姉ちゃんに周りの反応はというと・・・

 

「迷惑なもんか!ね、雄二!」

 

「ああ、そうだな。ありがたい」

 

「良かった・・・」

 

「むー・・瑞希は意外と積極的なのね・・」

 

「やれやれ・・・(島田ももっと積極的になったらいいのにな・・・)」

 

「それではせっかくのご馳走じゃし、こんな教室ではなくて屋上でも行くかのう」

 

秀吉の提案に明久達は了承していた。すると、雄二がなにか思い立ったように立ち上がって皆に先にいくように頼んでいた

 

「よし、お前らは先に屋上行ってくれ!」

 

「どうしたの?雄二」

 

「折角だから昨日頑張ってくれたお礼も兼ねて全員にお茶を買いにいくんだが、皆もそれでいいか?」

 

「奢ってくれるなら頼むー」

 

「あ、ならウチも手伝うわね。一人じゃ持ち切れないでしょ?」

 

「なら、すまんが頼むぞ」

 

「OK!」

 

「んじゃあ、雄二が九割運んで島田は一つだけ運んだらいいんじゃねぇ?因みに雄二だけは醤油で飲むことで」

 

「お前なに俺にそんな要求しやがる!?・・ったく、頼むからきちんと俺達の分をとっておけよ」

 

「大丈夫だってば。あまり遅いとわからないけどね」

 

「そう遅くならないはずだ。じゃ、行ってくる」

 

雄二がそういうと島田も付き添いながら出ていった。さぁて、俺たちも屋上にいくか・・・

 

 

 

屋上に着いたらすぐにお姉ちゃんがシートを敷いてくれたので皆はそこに座るけど俺の仕事がお姉ちゃんに奪われた・・・

 

「風が気持ちいいねー!」

 

「だな」

 

「皆さんシートひきましたのとお弁当を今からだすのですが・・あの・・あまり上手くはないんですが・・・」

 

そんな謙遜をしながらお姉ちゃんが弁当のふたをあけると きれいに盛り付けられたおかずとおにぎりがでてきた

 

「「「おおっ!!」」」

 

「凄いよ姫路さん!塩と砂糖以外の物が入ってるよ !」

 

「おぉ、さすがお姉ちゃん!」

 

お姉ちゃんの作った弁当は見た目がかなりいい。何せ、唐揚げ、エビフライ、おにぎり、アスパラ巻きなどの定番のメニューが重箱の中に詰まっているからな

 

「吉井君や皆に栄養をつけてもらおうと思っい張り切っちゃいました!総ちゃんもしっかり食べてくださいね!」

 

「わかった!お姉ちゃん!」

 

「姫路はいい嫁さんになりそうじゃのう」

 

「じゃあ、僕はこのエビフライをーー」

 

「・・・お先にいただく(ヒョイ)」

 

「やれやれ、食い意地汚い・・・「・・・!(バタン)」・・・・は?」

 

「「え!?」」

 

ムッツリーニは正座のまま真後ろに頭をぶつけ、まな板にのせられた鯉みたいに痙攣している・・

 

「わわっ!?土屋君!?」

 

お姉ちゃんに声をかけられるや否やムッツリーニは根性で起き上がり、お姉ちゃんにむけてサムズアップする

 

「・・・・(グッ!)」

 

「あっ美味しかったんですね!良かった」

 

きっと『凄く美味しいぞ』って言いたいんだろうけど足が生まれたての小鹿みたいに震えてるぞ?これはひょっとして・・・

 

「皆さんどんどん食べて下さいね!」

 

「「「「「(とてつもなくヤバイパターン!?)」」」」」

 

俺達は未知の味の恐怖に震えていた・・・そしてムッツリーニ・・・今だけは安らかに眠れ・・・

 

そして、お姉ちゃんの料理って考えてみたら初めて食べるような気がする・・・




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いいたします!

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