東方現代物語 〜最強の相談屋が華麗(物理)に事件を解決します〜   作:ミズヤ

27 / 51
 はい!どうもみなさん!ミズヤです。



 それでは前回のあらすじ

 デートで恋愛系映画を見た。



 それではどうぞ!


第27話 考察(ミッション)

side一輝

 

 映画を見終わって俺と和成妹は逃げるように映画館から出て来た。

 流石にあそこまでのラブシーンとは予想外だ。結構グレーゾーンを突いてきていたと思う。その証拠に恋愛系大好き和成妹が顔を真っ赤に染めて恥ずかしがっていた。

 

「確かに恥ずかしいものでしたが、ストーリーはとても良かったです。私もあんな恋愛をしてみたいです」

 

 和成妹なら可愛いから直ぐに彼氏くらい出来そうなものだが、和成妹は俺が好きらしいので他の男と付き合う気は無いらしい。

 しかも原因は他にもあって、進奏がかなりのシスコンなのだ。

 そのため、告白したら進奏の手によってこの世から抹殺されるだろう。

 そして俺も例外では無い。俺がこの子の告白を受けたら全力で俺を抹殺しにかかるだろう。普段なら進奏如きには負けないが、シスコンモードとなった進奏は恐らく俺を超越した力を出すだろう。そうなっては俺でも勝ち目はない。

 更に言うとうちの同居人も恐ろしいことになる。あの子は俺の方ではなく和成妹を抹殺しに行くだろうが、そんな事をしてみろ。進奏が物凄い勢いで抹殺しに行く。

 そんな感じでなんやかんやあって最終的に世界は滅びる。間違いない。あいつらのシスコンパワーとヤンデレパワーをナメない方がいい。絶対に後で後悔することになる。

 

「先輩もあんな恋愛をしてみたいと思いませんか?」

「俺はあんまりそういう欲求は無いんだ」

「え? 健全な思春期男子ですよね?」

 

 失礼だな。どこからどう見ても健全な思春期男子だろう。ただ、ちょっとだけ自身の欲求が少ないだけだ。

 欲求があまりないのは施設に居た頃からだから今更変えられないしな。

 まぁ、こんな仕事、煩悩なんか持っていたら勤まらない仕事だしな。

 

「まぁ、いいです。いつか振り向かせてみせますから!」

「はいはい、楽しみに待ってるよ」

 


 

side宇佐見

 

「あの二人、いい雰囲気ね」

「そうね。それは良いんだけどさ蓮子。そんなに身を乗り出していたら見つかるわよ」

 

 私達はなんとか輝山君を見つけ出して尾行をしていたら二人は楽しそうに話をしながら歩いていた。

 そんな様子を見ていて私の心は穏やかでは居られなかった。

 そんなもんだから、私はメリーに言われるまで自分が前に出過ぎていたことに気が付かなかった。

 

「ありがとうメリー……でもあの二人、くっつきすぎじゃない?」

「あなたが嫉妬しているのはわかったから少し落ち着きなさい」

「嫉妬なんかしていない!」

 

 メリーに嫉妬と言われてしまったので私は必死にそれを否定するが一切聞いてくれない。本当に違うのに!!

 

 でもあの子が輝山君と楽しそうにしていると少しモヤモヤする。何としてもあのデートを壊したくなってくる。

 

「あ、あの蓮子が黒いオーラを出している!?」

 


 

side一輝

 

 俺達は映画館を後にして次の場所に来ていた。

 ショッピングモールだ。

 

 女の子と一緒にショッピングモールというのはやはり初めてということで緊張していた。

 どれだけ強くなっても女の子の扱いが上手くなるわけじゃないから鍛えようがない。

 そもそもの話、メリーや和成妹と出会う前は女の子の知り合いは蓮子と飛鶴の2人だけだったってのももんんだいだな。

 最近に至ってはこんな暴力解決しているから寄ってくるのは和成妹みたいな物好きだけだ。

 

「ここで服を買いたいのですが、選んでもらって良いですか?」

 

 おーけーわかったよ。神はそんなに俺に最高難易度の試練を与えたいんだな。

 俺は年がら年中制服を着ている男だ。今は周りの目もあるのでたまに変装する時に着ている一般受けしそうな服を着ている。

 だけど、そんな俺だからファッションセンスは皆無だ。

 こんな俺が選んでしまってもいいのだろうか?

 

 確かに宇佐見が見せてきた少女漫画にも似たようなシチュエーションが載っていた。あれを参考にすれば乗り越えられるはずだ。

 

「わ、わかった」

 

 元々女の子になれていないのだ。宇佐見と飛鶴は幼い頃から一緒に居たから大丈夫だが、本当は女の子と二人きりで出掛ける行為自体、結構来るところがあるのだ。

 それなのにこんな少女漫画みたいな展開……神が本当に居たとしたら、俺はお前を決して許しはしないだろう。

 

「先輩。これとこれ、どっちがいいと思いますか?」

「うーん。君にはこっちの方が似合うかな。こっちは少し派手すぎる」

「へー。先輩って清楚系が好きな人ですか?」

「そうだな。俺はそっちの方が好みだ」

 

 和成妹が気に入った服を二着手にとって自分に翳しながら俺にどっちが似合うかを聞く。

 今回のは依頼でもあるし、知らない仲でも無いので一応真面目に考えてみる。

 するとだんだんと和成妹の好みが分かってきた。

 

 今着ている服もそうだが、暖色、中でも赤やピンクなどといった色が好きのようだ。

 あと、時々青系等の服も持ってくるので青も少し好きなのだろう。

 

 だから俺は和成妹の気に入りそうな服をいくつかピックアップしてみた。

 

「これなんかどうだ?」

「あ、とっても可愛いですね。私、こういう服が好きなんですよ」

 

 ビンゴの様だ。やはり俺の予想は外れていなかった。

 この調子でこの場は乗り切るとするか。




 はい!第28話終了

 どうでしたか? 今回もデート編です。
 次回もデートですがあくまでメインヒロインは蓮子ですので。

 それでは!

 さようなら
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。