東方現代物語 〜最強の相談屋が華麗(物理)に事件を解決します〜 作:ミズヤ
それでは前回のあらすじ
新たな依頼を達成するために行動する一輝。
そして一輝は少女に絡んでいる不良を退治することによって不良が不良を退治するという不思議な絵面が出来上がってしまった。
その少女は一輝の幼馴染、宇佐見 蓮子だった。
それではどうぞ!
side一輝
クソだりぃ……。休もうかな?
まぁ、こんなんだから不良と呼ばれるんだけどな。
偶に直に依頼を聞いたりするけど殆どはメールだし問題は無い。
問題なのは宇佐見が俺のこの素行をよく思ってなくて、部室で休んでると引きずって教室に連れていこうとすることだ。
「寝ようかな」
そう言ってパソコンを閉じてベッドに入ろうとすると急に携帯がメールを受信した。
通知の所で読んでみると内容は
今寝ようとしていたのにこれだ。
俺はこのサークルの活動は表向きには頑張っては居るが、実際は全然気が乗らない。
まぁ、学校を堂々とサボれるところは良い点ではある。
「依頼内容は……ストーカー……警察に言え」
ストーカーなら警察の方がプロフェッショナルだろ。
なんで俺に相談すんだよ。
しかも無視したら退学になるから無視も出来ねぇし……。
「はぁ……」とため息をつく。
「しゃあねぇ。やるしかねぇな」
俺以外誰も居ない部屋でそう呟いてベッドから立ち上がる。
高待遇のこの状況を逃す手は無いが、依頼がもう少し少なかったら天国なんだけどな……
しかしどうやってこれを片付けたもんか……。
依頼者名の彩華と言う名前を見て女の子だと言う事を決定づける。
最近は男を女がストーカーするって事件も増えてきているからストーカー被害だからって必ずしも被害者が女だとは限らない。
そして名前が分かれば情報収集でも何でもして依頼者の容姿とかを特定出来て、ストーカーの場合張り付いて怪しい人が居たらボロが出るまで話す。これがいつもやってる事だ。
1回だけ俺がストーカーに間違われたことがあったけど何とかなった。
そして恐怖を与えても尚向かってくる奴を必要以上にぶちのめした事も何度もある。それも俺が不良である原因だ。
とりあえず休むつもりだったが、これのせいで行くことになっちまったじゃねぇか。
そんな事を思いながら怠そうに支度して学校に向かう。
「なるほど……この子か」
先生に彩華さんの情報を聞いてみたら顔写真を手に入れることが出来た。
俺は早速尾行をしてみて怪しい奴が居ないか探すことにする。
そして情報収集している時に怪しい人物の名前が上がった。
それは
それで彩華さんから別れ話を持ちかけたんだが新司とか言う人は納得してなかったとか。
そんでメールの文に書いてあったんだが、ストーカーされ始めたのは丁度1か月前。時期は被る。
こいつが最有力候補なんだがどうにも証拠が少なくてな。
そしてサンドイッチを齧りながら辺りを見回す。
「そんな怪しいことは無いな」
しっかし張り込みってのは暇なもんだ。だから張り込みはあまり好きじゃねぇ。
しかも今は冬だ。厚着しないと寒くて寒くてやってらんねぇ。
その時、怪しい人物が見えた。
そして彩華さんはそれに気づかずにマンションに入って行く。
そしてその人物も彩華さんを追って中に入ろうとする。
その人物が中に入る前に俺はその人物の首の後ろを掴む。
「おい待て」
すると俺の手を掴んで投げ飛ばす。
なんて言う力だ。
「なめるんじゃない」
そう言って近づいてくる人。近くに来たら顔が良く見えて新司と言う人物と完全に一致した。
「いやー。これで正当防衛ですね」
と俺は無理やり笑みを作って近づいてきたところを顎に蹴りを入れる。
すると新司はふらついて地面に膝をつく。
「これ以上彼女に近づくな」
すると俺の腹に腹パンをしようとしてきたから手を蹴る。
まだやろうってのか。
そしてもう1回蹴りを入れようとしたら足を掴まれてしまった。
「まずっ!」
すると俺は転がされてしまった。
そして立ち上がった新司は立ち上がって俺に蹴りを入れてくる。
「俺に勝てると思うな!」
初めて2発目以降の攻撃を受けてしまった。
2発目の攻撃は予想以上に重く、意識が飛びそうになった。
「こりゃやべぇな」
俺はそう呟いて目を閉じる。
そして俺は口を開く。それは新司と同じタイミングだった。
「「もう俺に逆らうな」と言う」
「な、何!?」
例の台詞だ。
「お前は何か勘違いをしているんじゃないか?」
そう言うと? を浮かべる新司。
「動くな! 警察だ!」
その声が聞こえた瞬間、新司は捕えられた。
そして暴れるも警察官数人がかりで捕えられた新司をよそ目に俺は立ち上がって帽子の埃を払って被り直す。
「君! 大丈夫か?」
「ああ、大丈夫なんで気にしないでください」
俺はそう言ったもののこれは強がりだった。
体のあちこちが痛い。だが俺は強く在らなければならない。だからそういった。
誰かが俺と新司の争ってるのを見て警察を呼んだんだろう。
その時から俺は劣勢だったのではない。劣勢を演じていたのだ。それがやつの勘違い。
そしてやつの敗因は
「俺をぶちのめすのに夢中になりすぎてパトカーのサイレンを聴き逃していたことだぜ」
そう呟いてから現場を去る。
とりあえずあいつは暫く出てこれないだろう。
警察なら調べたらストーカーのことも出てくるだろうしな。
「今回の
そして俺は家に帰る。
家に帰っても誰も居ない。
独りだ。
家族は俺には居ない。俺がガキの頃に他界してしまったからだ。
それからは施設に保護されたんだが、俺は施設の職員に無理を言って抜け出してきて現在一人暮らしをしている。
まぁ、そんな苦でもない。
料理も出来るし、学費は免除されている。
そして俺のサークルは購買と同じ扱いだ。金を貰って仕事をするアルバイトみたいな感じだ。
本当に不思議な学校だよな。
しかしあのサークルは普通の人には出来ない。
だからむしろ俺をサークルに入れたのかもしれないな。
そして飯を食った後ベッドに入る。
今日は疲れたからよく寝れそうだ。
はい!第3話終了
まだタイトル回収してないとは。
必ず近いうちに回収しますので待っていてください!
それでは!
さようなら