絶望を希望へ 未来の戦士トランクス   作:義煎 優

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第2話

【ベジータ4爆誕!】

 

ー前回までのあらすじー

未来のトランクスはゴクウブラックにより壊滅寸前の未来世界を救うために時空を超え、悟空やベジータに助けを求めにいった。

 

正史では超世界にたどり着くはずだったトランクスだが、たどり着いた先はベビーを倒して間もないGT世界であった。

 

ゴクウブラックと同格の悟空であるが、はたして勝機はあるのか?

(CV.界王さまのあの人)

 

 

ーここからが本編ですー

 

 

トランクス(GT)「では、父さん!行きますよ!」

 

ベジータ「いつでも来やがれ!」

 

悟空「ベジータのやつ、大丈夫かなぁ。」

 

トランクス「何をするんですか?」

 

悟空「なぁに、見てりゃわかっさ!」

 

トランクス「…」

 

次の瞬間、ブルーツ波がベジータの身体へと浴びせられた。

 

 

ベジータ「うぉおおおおおお!!」

 

ベジータは金色の大猿に変わってしまった。

すると、突然トランクスに向かって攻撃を仕掛けるのであった。

 

 

トランクス「父さん!」

 

悟空「こりゃ、マズいかもしんねぇな。」

 

悟空はSS4に変身する。

 

トランクス「更に上の変身があったんですね?!?それにしても凄まじい気だ…」

 

悟空「話してる場合じゃねぇぞ!ベジータを止めるんだ!」

 

トランクス「はい!」

 

悟飯・悟天「おとうさん!僕たちも加勢します!」

 

すかさず悟飯と悟天はスーパーサイヤ人に変身をし、臨戦態勢を取る。

 

するとベジータは笑いだした。

 

 

ベジータ「ハハハハハ!この俺が大猿なんぞに理性を奪われるわけがないだろう!」

 

悟空「ベジータ…おめぇってやつは…」

 

悟空は呆れたように言った。

 

 

ベジータ「見ていろ!スーパーサイヤ人4になれるのはカカロットだけじゃないというところを見せてやろう!」

 

次の瞬間、ベジータの巨大な大猿の身体は赤い光を放ちながら徐々に人の形に姿を変えていく。

 

ベジータ「待たせちまったな。俺もスーパーサイヤ人4になってやったぜ!」

 

悟空「ベジータ…最高だぜ!」

 

悟天「つまり…どういうこと?」

 

悟飯「皆、ベジータさんに一本取られたってことさ。」

 

ブルマ「もう!人が悪いんだから!」

 

ベジータ「フン…騙される方が悪いんだ!」

 

ベジータ「ところで、未来の方のトランクス!」

 

トランクス「はい!なんでしょうか?」

 

トランクスは嫌な予感がしたが、従わざるを得ないと思い、半ば諦めたような返事をした。

 

 

ベジータ「今の俺とそのゴクウブラックって野郎、どっちが強いか実戦を通して教えやがれ!」

 

悟空「ベジータ…それ、自分の力を自慢してぇだけだろ?」

 

ベジータ「そんなわけなかろう!立派な修行だ!」

 

悟天「いじめだ!虐待だ!DVだ!」

 

ベジータ「悟天、後でみっちりしごいてやるからな!覚悟しておけ!」

 

悟天「冗談ですよ!冗談!」

 

ベジータ「フン…まぁいい。」

 

トランクス「ハハハ…」

 

ベジータ「ぼさっとするなトランクス!敵は待ってはくれんのだぞ!」

 

トランクス「はい…!ではいかさせてもらいます!」

 

トランクスはSS2に変身した。

 

 

悟天「ねぇ、トランクスくん。絶対あの人僕たちより強いよね?」

 

トランクス(GT)「当たり前じゃないか。ゴテンクスになったって勝てるか怪しいぞ。」

 

悟天「確かにそうだね。」

 

そんな会話を耳に挟みながらトランクスはベジータに向かって突撃をした。

 

 

ベジータ「遅い!」

 

ドォオオオン!!

 

 

トランクス「カハッ…」

 

ベジータは捉えられないほどのスピードで移動し、トランクスを上空から地面へ殴り飛ばした。

 

 

トランクス「…」

 

ブルマ「ちょっとちょっと!やりすぎよベジータ!」

 

悟空「あちゃ…やりすぎだぜベジータ。」

 

ベジータ「フン…こいつが軟弱すぎるのが問題なんだ!」

 

悟空「オレは仙豆を取ってくるから待っててくれ。」

 

悟空は瞬間移動でカリン様のところへ仙豆を貰いに行った。

 

ベジータ「さぁて、次は悟天、貴様の番だぞ!」

 

悟天「僕ちょっとお腹が痛くなってきたからトイレに行ってきます!」

 

悟飯「(悟天のやつ上手くかわしたな)」

 

悟空「ただいま!ほら仙豆だ!」

 

 

 

 

トランクス「ハッ…?!?」

 

ブルマ「トランクス、あんまり無茶しちゃダメよ?」

 

トランクス「はい、ありがとうございます。」

 

ベジータ「ところで、トランクス!俺とゴクウブラックとやらはどっちが強いんだ?」

 

トランクス「そうですね…恐らく父さんの方が強いと思います。」

 

トランクス「父さんと悟空さんがいれば間違いなくゴクウブラックは倒せると思います。」

 

ベジータ「おい、トランクス!ちょっと来い!」

 

トランクス「何でしょうか?」

 

トランクスはベジータの方へ向かって歩いていった。

するとベジータはトランクスの腹をめいっぱい殴った。

 

ベジータ「バカ野郎!!!貴様はサイヤ人の誇りも失ったのか!」

 

ブルマ「ベジータ!いくらなんでもやりすぎよ!」

 

ベジータ「えぇい!うるさい!」

 

ベジータ「トランクス!貴様がサイヤ人なら、俺の息子ならば、誰にも負けることは許さんぞ!もちろん俺にもだ!」

 

トランクスはその瞬間、己の無力さを悔やんでいることを忘れていたのだと気付いた。

 

トランクス「父さん!」

 

ベジータ「何だ?」

 

トランクス「これが俺の答えです!」

 

するとトランクスはベジータの頬めがけて強烈な右ストレートを放った。

 

 

ベジータ「なっ…?」

 

悟空「あちゃあ…」

 

ブルマ「こら!トランクスも止めなさい!」

 

ベジータ「フン…合格だ!」

 

トランクス「ありがとうございました。」

 

 

ーベジータとの稽古が終わったトランクス、しかしすぐそこに恐怖は迫っていたー

 

 

次回、ついにゴクウブラック登場!

世紀の大決戦 悟空4vsゴクウブラック

ぜってぇ見てくれよな!


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