問題児と死にたがりが異世界から来るそうですよ? 作:天月照詠
「にしても何だったんだろうなあのちっこいの」
「小さい分よく飛んだぜ」
少女……なんかちっこいのが飛んでいった方を見ると何やら黒ウサギに抱きついていた。
あんだけ濡れてて冷たくねぇのかな。
「なぁ店員、あいつは何だ?」
「……あの方は白夜叉様といって一応……一応!この店のオーナーです」
「なぁ店員、あの歓迎の仕方はこの店のやり方なのか?なんだったら俺にもやってくれよ」
「やりません」
「なんなら有料d「やりません」つまんね」
十六夜、お前そもそもここの金持ってねぇだろ。
てか、なんて交渉してやがる。
「白夜叉様!?どうしてこんな下層にいるんですか!?」
「そんなことはどうでも良いではないか!!それにしても黒ウサギはいつも触り心地がいいの~♪」
……ちっこくて変態って誰得だ?
「ビキッ!(怒)い・い・か・げ・ん!離れてくださ~い!」
おっ?なんかちっこい変態がこっちに飛ばされてきた。
「十六夜、もういk「まって」どうした春日部?」
「今度は私がやる」
「!?」
なんてこった、春日部は意外とバイオレンスなやつだったのか……
「……(ずーっと喋ってないから影が薄い気がするし)」
「何か言ったか?」
「別に」
「……てかそのやりとり何秒だよ」
そこはご都合主義だ。
「まぁとりあえずキャッチ」ガシッ
「またか!?」
遠心力を利用して再び回転、しかし二回連続だとさすがに気持ち悪いな。
しかもこの変態少女はここに来るまでに黒ウサギによって縦回転も食らってるし相当だろう、実際顔真っ青になってきてるし。
「しかしどこに飛ばすべきか……」
「こっちだ士人」
と声がする方に目を向けると十六夜が足を突き出していた。
なるほどなるほど。
「春日部、行けるか?」
「大丈夫、問題ない」
……なんだか大丈夫じゃなくなりそうな返事をもらった気がするが気にしないでおこう。
「まぁいいか、……人間ロケット第二射!」
俺がそう言いながら変態少女を離すと春日部が握った拳を振りぬこうとしている。
しかし、変態少女も二回目でなれたのか空中で足をたたんで加速しようとしていた。
「……だが、甘い!」
俺は準備万端でドヤ顔を決めている変態少女の足をつけんで体制を縦にする。
「なっ!?」
ドヤ顔から一点絶望に顔を帰る変態少女。
「あっ」
ドンッ!
姿勢を縦にするとは思ってなかった春日部はそのまま変態少女の背中に拳を叩き込んだ。
「ゴフッ!」
そして当然その先には足を構えた十六夜がいた。
「ゲファ!?」
そこで止まるかと思いきや十六夜は受け止めた衝撃で曲がった膝を思い切り伸ばして再び変態少女を蹴り飛ばした。
「ファ!?」
意図が読めなかった俺と春日部は飛ばされた方をみると納得そこには未だ参加していなかった飛鳥と今までの鬱憤が溜まっていたであろう割烹着の店員が左右で腕を構えていた。
「いけるわね?」
「そちらこそ、合わせてください」
「ちょ、おんしら!?一体何をするつもりで……」
「「ハァ!」」
そのまま突撃してきた変態少女の首に向かって二人でツインラリアット。
その結果……
「グフォ……!」
カンカンカン…………ノックアウト!
SHIROYASYA LOSE
MONDAIJI&KAPPOU WIN
「「「「イェイ」」」」パンッ
うまく決まった俺たちはハイタッチ、そして
「これにこりたら出過ぎたことはしないように」
割烹着の店員はそう言いながら変態少女を見下していた。
いいんだろうか……。
「な、な、な、何をしてやがりますかこの問題児様がたー!!!???」
……良くなかったらしい
天月:やっといてなんだけど白夜叉ちゃん大丈夫なんかね~