問題児と死にたがりが異世界から来るそうですよ?   作:天月照詠

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第三話「耳はどうなってるんだ?」

「あー、ホント最悪だ。たんこぶできてるだろこれ」

 

いきなり空から落とされてたんこぶ作らされるってどんな罰ゲームだって話だよ。

 

「な、なんで生きてるんですかー!?」

「死んでるよりはいいんじゃないの」

「よかった」

「へぇ、あいつも面白そうだな」

 

ん?なんかひとり増えてないか?

 

「え~っと、おたくら誰?」

「名前を聞くならまず自分から、という言葉を教わらなかったのかしら?」

 

おおぅこれまた高圧的なお嬢様だこと。

 

「そいつは悪かったな、生憎、そういう教育を受けてこなかったもので、池上士人だ死にたがりなんでわりかし適当に扱ってくれ」

「随分な自己紹介ね、久遠飛鳥よ」

「逆廻十六夜だ」

「春日部耀、三毛猫がごめんなさい」「にゃー」

「黒ウサギといいm「あぁ気にしなくていい、猫も謝ってくれてるみたいだしな」ってちゃんと最後まで言わせてください!」

 

なんか変なやつっていうか何アレ?

黒ウサギとか言いながら髪の色完全に青色だし。

頭からウサミミ生えてんだけど?

本来人間の耳がついてる場所はどうなってんだ?

そこに何もないと正直気持ち悪いんだが?

だって想像してみろよあれ髪長いから問題ないけどあそこの髪の毛刈ったら何もないんだぜ?

想像したくもねぇよ。

 

「なぁ、あんた」

「なんでしょうか?」

「あんたのその耳」

「耳?黒ウサギの耳がどうかしってぎゃー!」

 

!?!?なんだ急に叫びだしてって一瞬焦ったが理由は単純。

春日部ってやつが黒ウサギの両耳を思いっきり引張てるみたいだな。

 

「ちょ、ちょっと!黒ウサギの耳に何をするのですか!?」

「知的好奇心」

「あら、その耳本物なのね。私も触ってみようかした」

「なら俺も」

 

今度は十六夜と飛鳥が黒ウサギの耳を掴んでるな。

ん? なんで黒ウサギはこっちを見てるんだ?

 

”クロウサギは仲間になりたそうな目でこちらを見ている”  yes or no ?

とりあえずNOだな。

 

「NO何ですか?!というか違います!助けて欲しいんですよ!」

「え?やだよめんどくさい」

「即答されました!?」

「むしろ俺も気になってるしお前の耳ってよこのはどうなってんだ?」

 

俺は耳を掴まれてしゃがみこんでいる黒ウサギの顔を挟むように掴んだ。

 

「えっとあのちょっと顔が近いというかなんというかその」

「煩い、二人とも引っ張っててくれ」

「いいぜ」「いいわよ」

「ちょ、まっ!」

 

このあと、再び黒ウサギの悲鳴が響き渡った。

あと横の耳に関しては黙秘しておこうと思う、知らないほうが幸せなこともあるんだよ。

 

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