「いきなりラーンスアターック!」
ランスの渾身の必殺技がムシ―――ヴェロキラプトルに決まる。
「なにぃ!?」
が、その結果にランスは驚いた。
上級モンスターすらも一撃で倒すほどの威力があるランスの必殺技。
確かに今は上手く力の調整が出来ていないとはいえ、その一撃は協力無比だ。
だが、目の前のモンスターは吹き飛びはしたが、すぐに立ち上がる。
そしてランスに向かって飛びかかってくるのをレダが防ぐが、
「くぅっ!」
その意外すぎる程の力にレダは歯を食いしばり堪える。
(嘘でしょ! こいつ…まさか使徒並!?)
レベルが下がっているとはいえ、エンジェルナイトの自分を上回る力にレダも驚愕する。
「こんの…」
それでも持ち前の技能を使い、ヴェロキラプトルを吹き飛ばすが、敵はすぐに態勢を整え襲い掛かってくる。
「ファイヤーレーザー!」
ケッセルリンクの魔法が直撃し、流石にダメージを与えはしたがそれでも倒れる様子は無い。
「私の魔法でも少しのダメージにしかならないか…」
改めてこのムシの強さを思い知る。
強さは極めて単純、硬い、早い、鋭い、この3点が他のモンスターよりも遥かに勝っているというだけだ。
ヴェロキラプトルは今の一撃に腹を立てたのか、ケッセルリンクに向かってとびかかる。
ケッセルリンクはその爪を自前の剣で受け流そうとするが、
ベキッ
「!」
鈍い音を立てて、受け流そうとした剣が砕ける。
(まずい)
逆の爪が態勢を崩したケッセルリンクに襲い掛かろうとした時、レダが盾を構えたままヴェロキラプトルに突込み、その体を吹き飛ばす。
「助かった」
「礼は後。それよりも魔法に集中して」
ケッセルリンクはレダの言葉に頷く、魔法の詠唱を始める。
「うがーーーーっ!」
ランスはヴェロキラプトルに斬りかかるが、相手はそのランスの攻撃を素早い動きでかわしている。
(なんだこいつ…今までのモンスターとは比べものにならんぞ)
ランスもこれまで数々のモンスターを倒してきた。
バルキリー、サイクロナイト、ヒトラー、シルバーサメラ~イ、スーパーハニーといった上位種も倒し続けてきた。
が、このモンスターはそれを上回る強さだ。
(まるで使徒並だぞこいつ)
かつてランスが倒してきた魔人の使徒、いずれも強敵だった相手の事を思い出させる強さだ。
だがそれでもランスは退くわけにはいかない。
「そうだ! 全てのカラーとセックスするために俺様は死ねんのだ!」
「うわ~…」
「分かっていたがこの男は…」
ランスの最低な言葉と同時にランスの攻撃が激しくなる。
レダとケッセルリンクはその言葉に呆れるが、それでも戦いの手は止めない。
「炎の矢!」
ケッセルリンクの魔法が当たるが、
「この程度ではダメージにならないか…」
やはり下級の魔法ではほとんどダメージにはならない。
ならばファイヤーレーザーしかないのだが、
(詠唱の時間があるか…)
これが普段の敵であれば何も問題は無い。
レダが自分のために時間を作ってくれるからだ。
だがこの敵が相手ではどれほど時間を稼ぐことが出来るか…
「迷うな!」
「!」
ランスの鋭い叱責が飛ぶ。
「いいから自分の出来ることをやれ!」
自分の出来る事―――それは魔法を唱えることだ。
ケッセルリンクはすぐさま詠唱を始める。
「こんの…!」
レダも剣で対抗するが、今のレベルではやはりロクにダメージを与えることが出来ない。
(今の私ではやっぱりダメか…やっぱりランスとケッセルリンクに任せるしかない…!)
レダはそう覚悟すると、二人をガードする事に全力を尽くす。
一撃一撃が重く、それが連続で来る。
(でも…見えてきた)
相手の攻撃は確かに鋭いし威力もあるが、一番の攻撃はやはりその体全体をつかった飛び掛かりにある。
(そのタイミングに合わせてカウンターを入れればいい…!)
ランスもケッセルリンクもそれは分かっているようで、相手の攻撃の隙を伺っている。
「グッ!」
レダの盾が弾かれ、その肩部から胸にかけて爪が振り下ろされた。
「レダ!」
その衝撃でレダは吹き飛ばされ、ヴェロキラプトルは一気にレダに止めをさすべく飛び掛かりの態勢になる。
そして跳躍する。
((ここだ!!))
ランスとケッセルリンクはそこで溜めていた力を一気に発動する。
「ファイヤーレーザー!」
渾身の魔力を籠めたケッセルリンクの一撃が、カウンターになる形でヴェロキラプトルに直撃する。
ヴェロキラプトルは短い悲鳴をあげ、吹き飛ばされる。
「ラーンスあたたたーっく!!」
そこにランスの一撃が加わり、ヴェロキラプトルは動かなくなる。
「レダ!」
ランスはレダに駆け寄る。
「無事か!」
「…だいじょーぶよ。エンジェルナイトはこれくらいじゃ死なないわ」
見るとレダの傷はもう塞がり始めていた。
「フン、驚かせおって…」
ランスも言葉は悪いが安堵していた。
「無事で何よりだ…」
ケッセルリンクも疲労が大きかった。
それでもヴェロキラプトルを倒せた事を安堵し―――
「後ろだ!」
ランスの声に反応できたのは奇跡だったのだろう。
ケッセルリンクは熱を伴った鋭い痛みを胸部から腹部にかけて感じた。
「―――!!」
ランスが何か言っているような気がするが、聞き取れなかった。
彼女はそのまま意識を失った。
ヴェロキラプトルはその皮膚を焼かれ、血を流しながらもそれでも生きていた。
それほどの傷を負っていても、弱っている様子が無かった。
そしてその牙がケッセルリンクの頭部に向けて向けられたとき―――
「!」
ヴェロキラプトルが感じたのは圧倒的な殺気。
それは今までに感じた事の無い強大な殺意だ。
目の前の小さな存在が放つ圧倒的な殺気に、ヴェロキラプトルは確かに怯んだ。
「貴様ーーー!!!」
レダは初めて見るランスの怒りに驚いた。
確かに短気ですぐにシィルの頭を叩いていたが、そこには特別な感情は無かった。
そしてそれはモンスターと戦っているときも同じだ。
むしろどこか楽しんでいる雰囲気すらあった。
しかし今のランスは違う。
そこにあるのは純粋な怒りと殺意だ。
「フン!」
ランスの鋭い一撃が、ヴェロキラプトルの鱗を削る。
自分の女―――将来的に自分の女になる存在を傷つけられ、ランスは非常に怒っていた。
「よくも俺様の女を傷つけやがったな! 絶対に許さんぞ!」
そしてその怒りは、確実にランスの力を上げていた。
(うむ、見えるぞ!)
まるで相手がどのような攻撃をしてくるのかがはっきりと理解できる。
相手の攻撃の軌跡に合わせ、ランスは少しずつ攻撃を加えていく。
それは今までには無かった感覚―――これこそが剣戦闘レベル3の力。
ランスは今、己の高まった才能をどんどんと理解していった。
(そうだ、俺様は天才なのだ。このような雑魚等ものの数ではないわ!)
その動きはヴェロキラプトルの鋭い爪すらも受け流し、その鱗をその肉を削っていく。
「レダ! ケッセルリンクは!?」
「大丈夫! 生きてる!」
ケッセルリンクの傷を調べいてたレダは致命傷にはなっていないことを確認し、声を上げる。
「ならいい! 俺様はこのボケナスを片付ける!」
ヴェロキラプトルの眼を切り裂き、ケッセルリンクの魔法を受け、傷ついている片手を切り飛ばす。
「受けて死ね! 俺様の華麗な剣捌き!」
最早完全に戦いはランスのペースになっていた。
しかし相手の生命力は計り知れず、その闘志はまだ消えていない。
隙あらばランスの首筋を噛み切ろうとする意思を感じられる。
「だがしかーし! 最早貴様など相手にならんわ!」
ランスは焼け爛れた胸元に蹴りを入れる。
ヴェロキラプトルはそれだけで苦痛に喘ぎ、バランスを崩す。
「そこだー! ラーンスあたたたーーーーっク!」
それは何時もランスが使っているランスアタックよりも踏み込みは小さい。
が、それはランスがあえてやっている事。
その一撃がヴェロキラプトルを大きく切り裂く。
「くたばれーーーーー!!!」
そしてその勢いのまま、ランスは剣を振り上げる。
最初の一撃が決まった部分と寸分違わぬ位置に、再びランスの一撃が襲い、とうとうヴェロキラプトルの体が二つに分かれる。
「がははははは! ムシ程度が俺様に勝てるわけが無いだろう!」
ランスは何時ものように馬鹿笑いするが、
「あだだだだだだ!」
突如として体に強い痛みが走る。
(この体がバラバラになりそうな感覚…鬼畜アタックを初めて使った時に似てるぞ…)
あの時ほどの疲労感は無いが、痛みまでは誤魔化すことは出来ない。
「いや、俺様の事はいい。ケッセルリンク!」
ケッセルリンクは胸部から腹部にかけて切り裂かれていた。
普通に考えれば重傷…死んでいてもおかしくない傷だ。
「死ぬなよケッセルリンク! 俺様はまだお前とヤッてないんだぞ!」
「……フッ、それを聞いて喜ぶ女がいると思っているのか?」
ケッセルリンクの顔色は悪いが、それでも口元には笑みが浮かんでいた。
「まだ喋るな!」
レダはケッセルリンクに回復魔法をかけ続けている。
「あーでもそんだけ言えるなら十分そうね。カラーのくせに結構頑丈ね」
「フン。それだけ言えるならまだまだ持ちそうではないか」
「…いや、最初は死ぬかと思ったが…どうやらまだその時ではなかったらしい」
ランスは言葉はどうあれ、ケッセルリンクが無事な事に安堵する。
「ケッセルリンク様ー! ランスさーん!」
「このやかましい声は…アナウサか」
「こっちよこっちー!」
「遅いから心配しましたー! ってケッセルリンク様!?」
アナウサがケッセルリンクの傷を見て悲鳴を上げる。
「大丈夫だ。死にはしない」
「いや、一大事じゃないですか!」
「それよりも…ルルリナ様に伝えろ。緊急に対策を立てる必要があると」
「はっ、はい!」
ケッセルリンクの言葉にアナウサが一目散に走り去る。
「よし! これでとりあえずは安定! でも当分は安静にしなきゃだめだけどね」
「すまない、レダ」
「どれ、俺様が運ぶか」
ランスは問答無用でケッセルリンクを抱き上げる。
「…おい」
ケッセルリンクはランスを少し睨むが、ランスは意にも返さない。
「ふん。怪我人は黙っていればいいのだ。それにケッセルリンクにお姫様抱っこするなんてこの先あるかわからんからな」
「まったく…お前は本当に下心を隠そうとしないな」
「当たり前だ。お前みたいな美女に対して何も感じない奴は不能かホモだ」
ランスの言葉にケッセルリンクはため息をつく。
だが、決して悪い感じはしなかった。
ケッセルリンクとて、長い時の中で色々な人間を見てきたが、このような男は見た事も無かった。
「フッ…では当分は大人しくしていよう。だが私は怪我人だ。お前も気をつけて運んでくれ」
「がはははは! 俺様は美女には優しいのだ。それにお前は俺様の女だ。嫌でも大事にしてくれるわ!」
「やれやれ…お前のような男に目を付けられるとは私も男運が無いのかもしれないな」
「いやー…意外と仲良いな、この二人」
ランスとケッセルリンクの軽い言い合いに、レダは何となく和んだ。
(でも…ランスもあんな声を出すんだな。少し…羨ましい、のかな?)
「ケッセルリンクは大丈夫のようですね」
カラーの女王、ルルリナはケッセルリンクの容態に安堵していた。
「もしケッセルリンクに何かあったらカラーは…」
ケッセルリンクは今までカラーをモンスターから守ってくれていた存在だ。
そのケッセルリンクが死ねば、瞬く間にカラーがモンスターに蹂躙されてしまう。
それほどまでの存在なのだ。
「ケッセルリンクは大丈夫よ。でも今はそれ以上にあのムシをどうするかよ」
レダの声は非常に硬い。
「今回はあのムシを何とかできたけど、それはあいつが一匹だったからよ。もし複数で襲ってきたら終わりよ」
そう、今回襲ってきたのはあの一匹だったからこそ、ケッセルリンクの重傷という被害ですんだのだ。
もし複数で襲ってきたのであれば、ここに戻ってくる事は出来なかっただろう。
「ランス様…」
ルルリナの声にランスは考えていた。
(うーむ…確かに俺様強いが、あいつらが複数で襲ってきたらマズイぞ)
ランスも一流の戦士、相手の実力を正確に見抜いていた。
「あのムシは何時頃から現れたんだ」
「ランス様達が現れる少し前…今からですと3週間ほど前でしょうか」
「うーむ…」
(そういやあいつら…ミラクルの魔法で連れてかれた世界のモンスターと似てるな)
かつて、ミラクル・トーの魔法でランスは異世界に行ってみた事があった。
そこの世界の一つにあんな姿のモンスターがいたが…
(いや、違うか。こいつらはあんなに弱くなかったしな)
「あ、そういえばハガネダマやオウゴンダマを見かけるようになったのも3週間くらい前だ」
突如としてアナウサが声を上げる。
「は?」
「いやーあのムシの事で色々とゴタゴタしてたけど、そういえばまるい奴等が現れたのも3週間くらい前だったかなーって」
「という事は…まさか縄張り争い?」
縄張り争い、その言葉にカラー達は騒然となる。
「そんな…まさかこの場所でモンスターとモンスターの縄張り争いが…」
ルルリナは悲壮な声を出す。
両方のモンスターの強さは圧倒的…カラーが弓の名手といえども、両方のモンスターと戦って無事で済むはずがない。
いや、それどころか巻き込まれて蹂躙される可能性のほうが高い。
(こんな時あの方がいて下されば…)
ルルリナは今はいない偉大なカラーを思い出す。
黒い髪をした偉大なるカラー…彼女がいれば、この苦境も切り抜けられると。
「落ち着け。まだ決まった訳じゃないだろう。それにムシ共はこことは逆の方向に行ったぞ」
ランスの言葉に動揺は一旦は落ち着く。
「ですがランス様…」
「お前達もそう簡単に決め付けるな。偶然という事もある。それに」
「それに…?」
「がはははははは! ここには俺様が居る! だから何も問題は無い!」
ランスの何時ものバカ笑いにカラーの皆は呆気に取られ、レダは「またか…」とため息をつく。
「問題があるなら一つずつ片付ければいいのだ! まずはいなくなったムシ共より今いるまるい奴等だ!」
これがランスの平常、そして始まりだ。
この男は決して諦めない。
そこに美女がある限り。
「スラル様、ガルティア様が戻られました」
「そう、通して」
メイドさんの報告に、スラルは鷹揚に頷く。
魔王とは冷酷で有らねばならない―――スラルはそう思っていた。
自分では冷たい感じを出しているつもりだ、が実は周りはそうは思っていない。
(何故かスラル様って冷たい感じがするけど微妙にへっぽこっぽいんですよね…)
無論表立ってそんな事は言わないが、少なくとも恐怖までは皆も感じてはいなかった。
「あー疲れた…」
ガルティアは戻ってきて早々、どこからか取り出した肉にかぶりつく。
魔人ガルティア―――魔王スラルが作った今現在唯一の存在。
伝説のムシ使いであり、剣の腕も優れた魔人だ。
「ガルティア…食べる前に報告なさい」
「待った! もう一口…むぐむぐ」
ガルティアは残った肉を言葉通り一口で飲み込むと、
「あー…スラル様には悪いけど、あれは無理だね。俺の扱ってるムシとは違うよ」
「…そうか」
ガルティアの報告にスラルは特に落胆した様子も無く頷く。
元々は実験にすぎなかったが、スラルの研究者としての面が、どうしてもその結果を知りたかったのだ。
「仕方ないから殺ってきたけど…あれはもう相当だな。無敵結界が無かったら危なかったな」
「無理もないわね。昔の異変をも生き延びたといわれる存在…それを手駒に出来れば良かったんだけど」
スラルがガルティアに命じたのは、ムシ―――ティラノサウルスやヴェロキラプトル共を手懐ける事が出来るかという事だった。
ムシ使いLV3のガルティアならば出来るのではないかと思ったが…やはりそう上手くはいかないらしい。
「なら最初の予定通り…滅ぼすしかないわね」
あのムシ共は脅威だ。
今現在、男の子モンスター、女の子モンスターと色々と種類が増えていっているが、それでもあのムシの相手は流石に辛い。
それに無敵結界が無い頃、あのモンスターはそれ以上の猛威を振るっていた。
魔血塊を飲み込んでいた魔人があのムシの群に倒されたこともあるという。
この前もあのカミーラが魔血塊を飲んだティラノサウルスを狩ってはいたが、恐らくは無傷とはいかなかったのだろう。
魔王である自分の命令に従わないのであれば、滅ぼすしかない―――スラルはそう決めていた。
「それで…ムシ共はどこにいったのかしら」
「色々な方向に分かれたけど…一番近いのはカラーの住処あたりだな」
「カラー…か」
カラーとはメインプレイヤーである人間と似ているようで違う存在。
スラルもカラーについては知ってはいたが、大して気にも留めていなかった。
「ならば次はカラー…か」
魔王スラルは本日初めて笑みを浮かべた。
人は弱いからこそ纏まって生きてきた。
小さな纏まりはやがて村になり、その村が集まって町になり、それが集まって国となっていく。
そしてその中からは時にはずば抜けた才能を持つ人間が生まれる。
しかし人は愚かで、その才能の人間を妬み、恨み、互いに足を引っ張り合う。
いつの間にか人々は神という存在を奉り始めた。
人を癒す事の出来る力は、即ち神の力であると。
そう、それは確かに神の力。
神は神でも―――人の不幸を喜ぶ神の力。
「本当に人間って馬鹿よね」
女神ALICEの間。
この神の目的は、争いを引き起こし、メインプレイヤーを適度に苦しめ創造神を楽しませる事にある。
前のメインプレイヤーは肉体的にも精神的にも強すぎるせいで、創造神に飽きられてしまった。
だからこそ新たなメインプレイヤーは心も身体も弱く、寿命も短く、野蛮で利己的な精神を持つ生命として作られた史上最低のメインプレイヤーだ。
「どんな風に苦しめるのがいいかしらね」
人は神を奉り、自分を女神と崇めている。
無論、そのような下地はすでに整えられている。
そう、全ては神を楽しませるために。
女神ALICEは心底楽しそうな笑みを浮かべる。
強すぎて神等に頼らなかったドラゴンとは違い、この愚かなメインプレイヤーはどれくらい神を楽しませてくれるのか。
それがこれから楽しみでならない。
ムーラテストというものを行い、そこからトップとなり神と謁見出来るムーララルーを生み出す。
そしてそのムーララルーが自分と出会った時にどう思うのか、それも楽しみで仕方が無い。
「そう…全てはルドラサウム様のために…」
しかし女神ALICEは知らない。
既にこの世界に異変が始まっていることを。
そしてその異変を、その創造神こそが引き起こしてしまった事に。
しかしどう見ても恐竜なやつが何故種族がムシなんだろう…
まあアリスソフトだから仕方ないとしか言えませんね。
スラルは冷酷そうに振舞っても微妙にへっぽこらしい。
不完全な魔王であるランスよりも弱い疑惑…
でもアレだけの強さ持ってて魔王レベル2のランスが不完全なら、完全覚醒のランスってどれくらい強いんだろ?