ダンジョンで彼に出会うのは間違っているだろうか 作:melu-
いろいろ書きたいことはあるんですが、自分の国語能力の無さに落胆してます
モミジレベルです
では、始まりです
「あの、、大丈夫ですか?」
先ほどの詠唱の時の声音とは違う少しおどおどしながらその少年はたずねる
フィンたちは足音の正体がモンスターではなかったことに安堵する
「あぁ、なんとかね。君のおかげで助かったよ、ありがとう」
この魔法がなければフィンたちは氷を破ったオークになすすべなく蹂躙されていただろう
ガレスが一歩前に出て疑問を口にする
「助けてくれてありがとうな。1つ聞きたいことがあるんじゃが
もしかしなくても以前ダンジョンでワシとフィンを、ダイタロス通りでリヴェリアを助けてくれたのはお主か?」
色違いのゴブリンと戦った時確かに今の魔法と同質の氷が落ちていた
それに、リヴェリアを助けたあの時の魔法と今の魔法は同一だ
その少年は右手で頬をかきながら
「うん、そうだけど、、そうじゃないともいえるかな?」
曖昧な返事にフィンたちは首をかしげる
「それってどういうい、、、」
「そんなことより」
フィンがその含みのある言い方についてたずねようとした時、少年の肩にいた妖精が羽を動かし飛び立った
その容姿は可憐で、彼女の周りにはキラキラとしたダイアモンドダストが舞っていた
「今はまず地上に戻ることが先決でしょ。そちらのエルフさんも限界でしょうし」
リヴェリアのほうを見ると、オークの一撃と魔力の大量消費により体力も
「、、そうだね。早く戻ろうか」
氷漬けのオークから魔石を回収し僕たちは地上へ戻った
途中リヴェリアの限界が来て壁にもたれかかってしまった
今回の戦いで一番ダメージが大きいのは彼女だろう
しかし、ガレスもフィンも体力的に限界が近いのを理解した少年がリヴェリアに肩を貸した
普通エルフは他人との接触を嫌うがこの時のリヴェリアは意識が朦朧としていたので、まったく嫌がるそぶりを見せず少年に体重を預けた
その様子を見てガレスとフィンは目を丸くしてから
「そうとう限界だったんだね」
「そうじゃな」
と苦笑していた
地上に戻りギルドに事の顛末の報告と治療を受けに行った
報告を受けたモミジは急いで上司に報告しに行き、すぐに戻ってきて
「今回のことは他言無用だって。上司の上司から言われた」
と口にした
まぁ、上層にLv.3相当の強化種が出るなんて異例だからしょうがないと思う
フィンが報告している間にガレス達は治療を受けに行った
ガレス達が治療を受けるそばで少年は顔を曇らせながら佇んでいた
その肩にはあの小さな妖精はいない、人目から隠れているようだ
治療後、リヴェリアの体調も少し良くなり全員絶対安静を言い渡されいつもの宿に戻り、今に至る
「そーかー、そんなことがあったんかー」
ロキの間延びした声が響く
ここは、ロキファミリアが借りている宿、もともとそれほど大きくない宿のため二階部分はロキファミリアの団員で占領してしまっている
今はそのうちの主神の部屋にロキとフィン、少年、それと妖精がいた
ガレスとリヴェリアは自室で休んでいる
「じゃあ、お疲れのところ悪いんやけど、現状整理といこうか」
そう言って、少年たちのほうを見る
「まず、自分らの名前教えてもろてええか?」
少年は頷きその口を開く
「僕の名前は『リオ』で、彼女が、」
「『ルナ』よ。よろしくね」
少年と妖精、リオとルナはフィンに向かって続ける
「君の名前も聞いていいかな?」
「あぁ、そうだね。僕もまだ名乗ってなかったね。僕の名前はフィン、フィン・ディムナだよ。こっちが僕の主神ロキだ」
「ロキや。ロキたんって呼んでくれてもええんやで」
沈黙が流れる
リオとルナは苦笑を浮かべて、どう反応したらいいか迷っている
フィンはそんな空気の中
「んんっ、、リオ、ルナ。いくつか聞いてもいいかい?」
「いいよ」
ロキを完全に無視してフィンはたずねる
「ダンジョンで聞きそびれた、『そうだけど、そうじゃない』ってどういいう意味だい?僕たちを助けてくれたのはキミだろう?」
そう言うと、リオはまた右手で頬をかきながら
「そうだけど、、
またしても曖昧な表現にフィンは「?」を浮かべていると
「それは、私が説明するわ」
リオの肩から空中に飛んだルナが口を開く
「確かにあの時詠唱を口にしたのはリオだけどね、魔法を放ったのは私よ」
「どういうことだい?」
あいかわらず疑問が浮かぶフィンにルナは説明をする
「リオはね生まれつきその体に大量の魔力を持っているの。だけどそれを制御できるかって言われると別よ」
当の本人はしょんぼりした顔を下に向けている
「そこでね、私がリオが溜める魔力を形にして外に放出するってわけよ。まぁ、リオがいないとなせる業じゃないから実質リオがあなたたちを助けたといってもいいんだけど、、」
ルナがそう言ってリオのほうを見ると
「そんなことないよ、それだったらルナの技術がなかったら僕は
「こんな感じなのよ」
「理解したよ、キミたちの人柄も多少ね」
いつもの苦笑いを浮かべるフィン
「で、ホントは一番最初に会った時に聞きたかったことを聞いていいかい?」
「いいわよ」
「ルナ、キミはどういう存在なんだい?妖精なんて初めて見たよ」
「まぁ、普通そうよね。私を見て普通に喋っているあなたたちに最初はびっくりしたわよ」
ルナは大きく旋回しながら部屋を飛び回りその羽からキラキラとダイアモンドダストを振りまく
「私は下位精霊よ、それとリオのお手伝い役?かしら」
「「精霊!?」」
ロキとフィンの言葉が部屋に響く
「自分普通の子ちゃうと思っとたら、精霊やったんか!?そりゃ雰囲気ちゃうわ」
ロキが目を丸くし
「精霊がどうして?」
フィンが新たな疑問を口にする
「答えてあげてもいいけど、その代わり私たちのお願いを聞いてもらえるかしら?」
「ん、僕たちにできることなら」
命の恩人であるリオたちの頼みを断れるわけがない
「私たちがダンジョンに潜る目的はね、モンスターを屠ることじゃないの。」
「?」
今日何度目かの疑問を浮かべるフィン
「私たちの目的はね、、」
一つ間を置き、ルナは口を開く
「リオの記憶を取り戻すこと」
リオはその言葉に顔を下に向ける
ルナはリオの肩に座り隣のリオの頭を撫でる
「リオは私と出会う前までの記憶が一つも残ってないの、、、いいえ、正確には記憶の欠片は残っているのかしら。」
「それは僕が話すよ、ルナ」
ルナに撫でられたままの頭をあげて続けるリオ
「僕がルナと出会ったのはダンジョンの中だった、、、
「ここは、、?」
あたりを見回すとそこは薄暗い森の中だった
キョロキョロと見回していると
ズキッ、と頭が痛んだ
「っ!?」
不意の痛みに頭を押さえうずくまる
瞬間、様々な情景が頭の中をよぎる
クリスタルが輝く天井、とてつもなく大きい白い壁が立ちはだかる空間、木々がひしめく場所
場面が途切れ途切れすぎて形にならない
しかし、一番最後に見えたのは、金髪の男がこちらに向かって何かを言い放ちその手を振り上げたところだった
「ハァッ、、ハァッ、、」
体中から汗をふきだし、動悸が激しくなる
「今のは、、?」
思い出そうとしても、頭が痛み思い出せない。が、最後の金髪の男だけは見えてくる
「だれなんだ、あいつは?」
頭が痛むので思い出すことを放棄して地面に座り込む
「いったい、なんなんだ?」
そこで、ガサッと音がなった
「!?」
音のしたほうを見ると、草むらから牛の顔を持つ巨躯が現れた
「ヴォォォ!!」
「なっ!?」
現れたのはミノタウロスだった
ずんずんと迫ってくるミノタウロスに原始的な恐怖を覚え座ったまま後退する
「く、くるな!」
僕ははたから見たら滑稽な体勢で後ろに下がる
ミノタウロスが言葉を理解するはずもなく、また理解しても止まるはずがなく
追い詰められた獲物をみて獰猛な笑みを浮かべる
「ヴォォォ!!」
その剛腕を振り上げて獲物を押しつぶそうとする
「くるな!!」
もう一度大きく叫び、右手を上げた
その瞬間右手から放射状の冷気が伸びミノタウロスを包み込む
「ヴォ!?」
突然の冷気に驚きその身を固めるミノタウロス、そのまま氷に身を包まれ体を動かしたくても動かせなくなってしまった
「!?」
冷気を放ったことに驚く、しかしミノタウロスを固めた冷気は勢いを緩めず逆にどんどん強くなっていく
「っ!止まらない!?」
右手が自分の発する冷気に耐えられずに赤くなって、感覚がなくなっていく
自分の発する力でやられるなんて馬鹿馬鹿しすぎる
だけど、それをおさめるすべを知らない
「くっ!なんなんだこの力は!?」
自分の知らない力は暴れはじめ、周りの木々をも凍てつかせる
すでに氷の彫像となってしまったミノタウロスを放っておき自分の右手を見つめた
周りの気温も下がり、吐く息も白くなり体も震えだした
自身の体も限界に近づき意識が飛びかけそうになったその時
「静まれ」
そんな声が聞こえた
瞬間、さっきまでの冷気が嘘のように収まり、辺りは静寂に包まれた
「大丈夫?」
声がしたほうを見るとそこには、小さな少女が宙に舞っていた
その容姿は可憐で思わず息をのむほどの美しさで、さらに目を引くのはその背から生えている薄い青色に輝く羽だった
「、、妖精?」
先ほどまでの冷気により体はまだ震えていたが、驚きのほうが勝った
「、、ええ、そうよ。厳密には違うけれどね。それに喋れるようなら大丈夫そうね」
妖精はキラキラしたものを振りまきながらこちらに近づいてくる
目の前で器用にホバリングしその小ぶりな口を開く
「あなた、さっきの魔法はなに? 全然制御できてないじゃないの」
そう言って、僕の凍傷になりかけている右手を見つめる
「魔法?今のは僕も知らない力なんだ。」
僕がそう言うと
「知らない、、?どういうこと、フィネガス」
彼女は僕に聞こえない声で何かを呟いた
「?」
僕が彼女の動きに疑問を覚えていると
「何でもないわ。それよりあなた、どうしてこんなところにいるの?」
「気が付いたら、ここにいたんだ。どうしてこんなところにいるかこれまでのことが全く思い出せないんだ」
すると彼女は眉間にしわを寄せて
「思い出せない?あなた自分の名前は分かるの?」
僕はその言葉に考え込み、不意に、あの金髪の男が僕に言い放っていた声が蘇る
「リオ!出来損ないはもう用済みだ!」
そこまで思い出したところで頭がズキと痛む
「、、リオ、それが僕の名前?」
「リオ、ね。私はルナよ。あなたここがどこか分からないのよね」
僕はその言葉に頷く
「ここはね、ダンジョンよ」
「ダンジョン?」
「そんなことも忘れちゃったのね、、、」
そしてルナは僕の周りを飛び回り始めた
「しょうがないわね、私があなたの面倒を見てあげるわ。ここにほっておいたら死んでしまいそうだもの」
「いいのかい?ありがとう。、、だけど見ず知らずの僕にどうして?」
「どうしてって、、ほっといたら死んでしまいそうな人を見殺しにはできないでしょう」
そう言ってルナは僕の目の前で滞空する
「まぁ、あなたの記憶が戻るまでよ、基本
「分かったよ。じゃあ、これからよろしくお願いします。ルナ」
「よろしくね。リオ」
、、こうして僕はルナに
「フーム」とロキが腕を組み唸っている
「それでどうしてダンジョンで記憶が戻ると思っているんだい?」
フィンが疑問を一つ口にすると、ルナが答えを返す
「それはいくつか理由があるわ。まず、リオが倒れていた場所が18階層だったこと。18階層の森の中だったわ。それにリオの記憶の欠片では大きな壁が出てきたの。それは嘆きの大壁よ。それにね」
そこでルナは一度声を止めフィンのほうを見る
「あなたたちを襲った色違いのモンスター、あれはリオを狙っているのよ。そんなところに何もないなんてあるわけないじゃない?」
フィンはその言葉に驚きを隠せない
「最後の理由はダンジョンというよりここ、オラリオなんだけどね」
「どういうことだい?」
すると、リオが顔をあげてフィンを見つめる
「それは君だよ、フィン。君の存在さ。僕の最後の記憶、金髪の男、彼はとても君に似ている。少し違うから君じゃないと思うけどね。それに、ダンジョンで初めて君を見つけた時、頭に何かよぎったんだ『彼が記憶を取り戻すカギになる』ってそんな感じにね」
そう言って、リオは手をフィンに向かって手を伸ばす
すると、フィンの親指が疼き始めた。ダンジョンの時と同じように、共鳴するように
「これは、、あの時と同じ、、」
嫌な感じはしない疼きだ
フィンはリオの手に自分の右手を重ねる
瞬間、リオとフィンの頭に一つの光景が流れる
とある一つの部屋
その中には黒ずくめの人が複数人いた
彼らの中心にあるのは奇妙な色、極彩色の色をした花のようなものが蠢いていた
そして部屋の隅、そこには鎖につながれたゴブリンや、檻に入れられた様々なモンスターがいた
そこで、一人の男の声が聞こえる
「ハッハッハ、これで俺らは完璧に近づく!これで彼女は!神をも超える存在に、、!」
その男はフードをとりその金色の髪をあらわにする
そこで隣の人物が声をあげる
「必ず見つけろよ、彼を。彼は出来損ないなんかじゃない。ここに必ず必要な素材だ」
そう言ってそのフードをとり翡翠色の髪を肩に落とした
そこでその光景は途切れた
「、、今のは?」
フィンは目をパチクリさせリオにたずねる
「今のはおそらく、僕と君の
フィンは疼きがいまだに収まらない自分の親指を見つめる
(僕とリオの共通点?記憶の中に出てきた金髪の男、、まさか
フィンが一人固まっていると
「そこで僕たちからのお願いなんだけど、僕たちと一緒に18階層に行ってくれないか?僕が目覚めた後いったん地上に戻ったんだけど、その時はねなぜかモンスターが全然いなかったんだけどね。もう一度18階層に行こうとしたんだけど、僕たちだけの力じゃどうしようもなくてね。特にあの色違いとかね」
フィンはそのお願いに断るわけもなく
「もちろん、僕も君とのかかわりについて知りたいと思っていたところだし。それにダンジョン探索するうえで戦力が増えるに越したことはないからね」
「「ありがとう」」
リオとルナは声を合わせて礼を言う
そこでフィンは提案を思いついた
「リオとルナはどこのファミリアにも属してないんだよね?」
「ええ」
「うん」
「なら僕たちのファミリアに入らないか?一緒に冒険する
そう告げると、
「いいのっ!?」
とリオは目をキラキラさせて食いついてきた
ルナはそんなリオの様子を見て「やれやれ」と手をふっている
「僕ダンジョンで見かける冒険者に憧れていたんだ!あの仲間って感じ賑やかで楽しそう!もちろんルナは大切な友達で仲間だけどね!ファミリア、家族って憧れてたんだ!」
そこで、ひさしぶりにロキが口を開いた
「おうおう、こんなカワイ子ちゃんたちやったらいつでも大歓迎やで!」
リオとルナは若干引き目に見ながら
「「ありがとうございます」」
と声をそろえた
フィン・ディムナ
Lv.1
力: G 231 → E 402
耐久: G 217 → F 367
器用: G 209 → F 356
敏捷: G 223 → E 423
魔力: I 0 → I 0
《魔法》
《スキル》
・一定条件下で発動する
・発動時、危機察知能力上昇。パーティーメンバーのアビリティ微補正
ガレス・ランドロック
Lv.1
力: G 256 → E 467
耐久: G 261 → E 498
器用: G 204 → F 349
敏捷: H 198 → G 276
魔力: I 0 → I 0
《魔法》
《スキル》
リヴェリア・リヨス・アールヴ
Lv.1
力: H 188 → G 257
耐久: H 147 → F 364
器用: G 204 → F 349
敏捷: G 258 → F 302
魔力: G 265 → E 407
《魔法》
【ヴァース・ヴィンドヘイム】
・攻撃魔法
・詠唱連結
・第一階位(ウィン・フィンブルヴェトル)
・第二階位
・第三階位
【ヴィア・シルヘイム】
・防御魔法
・詠唱連結
・第一階位(リヴ・イルシオ)
・第二階位
・第三階位
【ヴァン・アルヘイム】
・回復魔法
・詠唱連結
・第一階位(フィル・エルディス)
・第二階位
・第三階位
《スキル》
・魔力のアビリティ強化。自身の魔法円内に存在する同族種の魔法効果を増幅させる。自身の魔法円内で消費された同族種の魔素をマインドに変換して吸収する
リオ
Lv.1
力: I 76
耐久: I 67
器用: I 78
敏捷: I 45
魔力: D 589
《魔法》
【グレイシア】
・詠唱文【
・凍結魔法
・効果範囲内にいるものを凍結させる
《スキル》
【
・一定条件下で発動
・発動時、パーティーメンバーの魔力高補正
ルナ
Lv.1
力: I 9
耐久: I 6
器用: I 12
敏捷: I 37
魔力: C 675
《魔法》
【リグレイション】
・詠唱文【我が名のもとに集え、敵を駆逐せよ】
・強化魔法
・対象魔法限定
・対象魔法を強化、誘導、消滅、複製、が可能
《スキル》
投稿遅くなって大変申し訳ありませんでした!!
書きたいこと、伏線張りたくて調子乗っていろいろ書いてたら何書いてるか分からなくなって、消しての繰り返しです
語彙というか、国語能力欲しいですね
これを初めて、改めて実感しました