鉄血のオルフェンズ 赤い悪魔、翼を開いて   作:カルメンmk2

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 オリジナル展開も混ぜていこうと思うのです。メアリー・スーと言われても私は構わない! だって武力チートじゃないし!!







 ――おう、お前さんかい? レッドのことを取材しているッて変人さんはよ?
 ――言っておくがやめておいた方がいいぜ。ヤバイって意味じゃなくて、荒唐無稽すぎて自分で何やってるのかわからなくなっちまうからよ。
 ――……しつこい奴だな。まあ、俺からの印象は“おっかない”だ。ヴァサゴの意味を調べれば納得するだろうぜ。バカと天才は紙一重とも言うがな。



 テイワズ先代頭目 マクマード・バリストン








歳星名物と言えば?(解説付き

 

 

 

 ――今の人類はギャラルホルンによる独裁を受けているのではないか? そう提唱した学者が不審死を遂げたことは後の歴史書に書かれるが、鉄華団が生まれたばかりの頃はそれが表沙汰になることはなかった。

 

 ――地球圏最大の勢力と言えばギャラルホルン―――で間違いはない。だが敵が存在しないわけでもなかった。それは月より外の四つに分かれたラグランジュポイントよりも外側に今なお潜み続ける宇宙海賊たちや反政府主義者の自称革命軍(テロリスト)である。

 

 ――だが、そんな連中が恐れる存在があった。惑星間航行を目的とした移動するコロニーともいえる超々大型巡航船。歳星と呼ばれ、圏外圏で独り勝ちするマフィア組織テイワズの本拠地であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ☆☆☆―――――☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――というわけで各自自由行動とする。渡した地図にマークされたエリアは近寄るなよ」

 

 

 レッドは一つの区切りをつけようとしていた。ブルワーズから賠償として譲渡されたヒューマンデブリ組を歳星で降ろすということだ。

 

 

「急じゃないですか」

「これからは鉄火場だらけだろうからな。子どもを連れて戦うのもなんだし、退職金を有効活用してどっかに潜り込めるんじゃないか? なんならタービンズでどうか聞いてみるぞ」

 

 

 事実上の解雇通告だが、それを黙って聞いているクランクも可哀想だとは思っても安堵の心を抱いていた。地球に近づけば近づくほどにギャラルホルンの本隊と戦う羽目になる。その場において、ビスコ―級のようなクルーザータイプの船は危険なのだ。

 碌な武装もなく、強襲装甲艦やハーフビーク級、スクイ―ド級といったまともな装甲を持たない船は単なる棺桶でしかない。

 

 

「ヒゲ付きじゃ無理だよ」

「じゃあ鉄華団のほうに行くか? オルガは歓迎するって言ったがまずモビルスーツは乗れないぞ」

「うっ………けど……」

 

 

 強襲装甲艦は装甲は厚いがそこまでモビルスーツを搭載できるわけではなかった。資材関連を切り詰めて五機ほど。実際は陸戦隊のモビルワーカーの分もあるから三機が限界とレッドは見ていた。

 ビスコ―級はそもそも50m級のため、モビルスーツは直立で二機が限界である。後付けのコンテナハンガーも可能ではあるものの出力の関係上、足手まとい以外のなににもならない。

 

 

「輸送船を買うって算段もあったがこの前ので俺は個人の借金ランキング一位になっちまった」

「それは自己責任じゃ?」

「シャラップ、アイン!! ステイッ!」

「犬扱い!?」

 

 

 輸送船なら余裕をもって六機運用が可能である。とまあ、この辺りは建前だったりするとレッドは告げる。

 

 

「正直、いつ死ぬかもわからない戦場に子どもを置いておくわけにはいかないんだよ」

 

 

 レッドは静かに言う。大人組は別に死んだって構わない。覚悟があって、この仕事を選んだのだから。

 ゆえに鉄華団の少年兵もそういう覚悟はできているのだろう。生きるために少年兵となり、その後の生活の為に鉄華団を辞めなかったということはそういうことなのだと。

 

 

「お前たちは無理やり海賊をさせられた。自分の意志でなく、強制された」

「それ以外知らないし」

「だとしてもまだ若い。やり直すには十分だろう。私と違って、命懸けの特攻もどきに付き合う必要はない」

「自分もです。ギャラルホルンに所属していたからこそ、その強大さと恐ろしさを理解できる」

 

 

 実際はドルポンドに頼んで、別方面からのアプローチを考えたが死んで喜ぶのは経済圏の連中も同じだろうと考えていた。何かに理由をつけて資産を没収すればいいだけだ。

 

 

「人手は正直厳しいが、ハンガーやブリッジの関係上、兼任だろうな」

「私とアインが出るか?」

「いや、ヴァサゴは特殊過ぎて専用機扱いだ。交互に操艦とパイロットをしてほしい。整備班もここで降ろさなきゃならんし」

 

 

 ギャラルホルンと事を構える時点でそれなりの不満は出ていた。モビルスーツは整備するなら最低でも3人は欲しいと呟く。

 

 

「だったら!」

「アストン」

「………捨てられるのは嫌だ」

「捨てるんじゃない。それぞれの道に進むってだけだ」

「じゃあ、アンタについていくのが俺の道だろ!?」

 

 

 ドック内の視線が集まる。いくらかは物珍しさから。いくらかは納得のいくものである。痴情の縺れというよりは危険な航海に子供を連れて行きたくない大人と寂しくてわがままを言う子どもたち、といったところだ。まあ、納得のいっている連中は大人組が堅気でないのを察しているわけだが。

 

 

「―――考えは変わらない。言葉遊びもしない。困らせるな」

「…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ☆☆☆―――――☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 よぉ、名瀬だ。俺は今、バカ息子と兄弟盃待ちのオルガ・イツカを連れて喫茶店に来ている。テイワズ直轄の幹部級が話し合いや世間話に使う安心・安全の店だ。仕事を持ち込むの御法度。マクマードのオヤジもここの店主には頭が上がらねぇ。

 で、なんでこんなところに居るのかってーと、バカ息子が原因だ。

 

 

「何があったよ」

「別に」

 

 

 ぶっすーとした表情で眉間に皺を寄せている体だ。さっきからずっとこんな感じでオルガも困惑してやがる。

 

 

「どうしたんですか、兄貴」

「まだ盃を終えてないだろう。まあ、理由はわかるがな」

 

 

 自分から話すのを待つのが万事解決のキモだが、そうそう長く歳星にいられるわけでもない。相手の問題の核心を突くってのは結構不愉快なもんでいっそう意固地になっちまう。

 

 

「ガキどものことだろう?」

「ああ。ブルワーズとかいうのにいたアイツらですか。そういえば移籍の話があったすね。鉄華団のほうで雇ってくれないかって」

「なるほどな。全く……」

 

 

 大方、自分で保護した手前、無責任に投げ出すことへ嫌悪感とか罪悪感ってとこだな。商売に情を持ち込むなって教えた手前だが………情が湧いて遠ざけたのか、単純に保有する備品の問題か。

 

 

「なんて答えた?」

「これから大きくする予定です。だから、本人の意思を尊重するし責任をもって受け入れると」

「一丁前にリーダーしてるじゃねぇか。少しは余裕ができたか?」

「テイワズの末端になれればこうなりますよ。火星じゃ、テイワズは有名ですから」

 

 

 今の人類の最高到達点は木星だからな。歳星はもともと木星の資源衛星採掘を目的にした工業都市型惑星間航行艦。一種の動く国家だ。圏外圏に限定すればギャラルホルン並みの知名度と戦力がある。

 うちが後ろ盾になるっていうのは言いかえればテイワズに喧嘩を売るってことだ。

 

 

「クーデリアの依頼を終えて、その金でなんか事業を……」

「モビルスーツはいらないのか?」

「しばらくは要ると思います。けど、目指すのは鉄火場に立たない生き方です」

 

 

 命の安さと脆さを知っているっつーのは、来るまでに感じていたけどよ。何というか―――

 

 

「年寄りみたいな考えだな。嫌いじゃないが」

「そうですかね?」

「無暗矢鱈と上昇志向をかざすよりはマシだと思うぜ。けどな?」

 

 

 その鉄火場に立つことのない生き方。その道程については言っておかなければいけない。

 

 

「ほどほどにしとけよ」

「レッド。俺の台詞を取るんじゃねぇよ」

 

 

 軽く小突けば、痛いと抗議する。ようやく話す気になったかな?

 

 

「まったく。ここは年長者の顔を立てるもんだ」

「じゃあ節操をもってくださいよ。ハーレムなんか作らないで。誰か紹介してください。切実に」

「まだまだ若い連中には負けねぇよ。それとお前ら! なに、レッドの言葉に頷いてやがる!」

 

 

 ハンカチ噛んで血涙まで流すか、普通はよ。

 

 

「まあ、俺がそれだけ魅力的ってことだな」

「今の言葉で歳星の半分を敵に回しましたね」

「「「うん」」」

「モテない男どもめ」

「「「「あぁん!!?」」」」

「兄貴!? マズイですって!」

 

 

 こんなもん挨拶代わりだぜ、オルガ。誰も事を構えようなんて思わねぇよ。

 

 

「冗談がわからないお子ちゃまだなぁ、オルガ君(だみ声」

「………(無言でお冷をぶっかける」

「ちめたっ!?」

「そこまでにしとけよ。ここの爺さんは歳星で一、二を争うぐらいおっかねぇから」

 

 

 人の好さそうな爺さんだが、オヤジと一緒にテイワズを今の規模までデカくした生きる伝説だ。昔はヤッパ片手に敵船に乗り込んで血の池を作っていたとかなんとか。

 

 

「名瀬の坊や。爺さんじゃねぇ。マスターって呼びな」

「ああご免よ。マスター」

「それとそっちの銀髪と喧しい小僧」

「すみません」

「喧しいとは失礼な。育ての親の節操のなさを非難しテレジアっ!?」

「バラして宇宙に放るぞ、クソガキ」

 

 

 おおう。往年の殺意っつーか、気迫がすげぇ……! この人に口答えするレッドもどうにかしてるぜ。

 

 

「トレイ一つでKOとはいけねぇな。で、そっちの銀髪だが………」

「は、はい!」

「名瀬の坊やが言ったことを忘れんなよ。義理と人情のテイワズっつっても、新参に優しいわけじゃねぇ。手前の行動が盃を交わす名瀬の坊やに影響する」

 

 

 ほう! 本当に珍しいもんだ。マスターはこんな口数が多いのは久しぶりじゃないか。見込みアリ、ってか?

 

 

「あとで店ん中にいる連中に名瀬と挨拶回りしときな。俺たちゃ碌でもないヤクザもンだが、それでも筋を立てる奴には一目位置く。名瀬もジャスレイのガキに面通しさせておけ」

「ご忠告ありがたく頂戴します、大叔父貴」

「大叔父貴じゃねぇ。マスターだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ☆☆☆―――――☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「世渡り上手だか不器用なんだか」

 

 

 私はアジー、アジー・グルミンだ。不詳なことにレッドとは姉弟分ってことになる身さ。アイツに言ったらお前が妹だって言いそうだけどね。

 その話は置いといて、あそこの子どもたちをどうするか……。エーコは何かいい案は無いかい?

 

 

「んー……他所の事に口出さないほうがいいんじゃない?」

「レッドは身内だろう? それにアイツはすぐに切り替えるのが得意じゃないんだ。それまでここに留まれやしないよ」

「ヴァサゴもバルバトスも修理するから歳星に滞在すると思うよ? 鉄華団は売りに出したモビルスーツの代わりを探していたし」

 

 

 ――けど、アジーってまるでレッドの女房あだっ!?

 

 

「ぶつよ」

「もうぶってるじゃん!? もうっ! 結構お似合いだと思うけどなー」

「ちょっとボクササイズをしたいからサンドバッグになってくれるかい?」

「さーせん!」

 

 

 何度も言うがアイツをそういう目で見るのは止めにしてるんだ。本当にゾッとしないよ。

 

 

「ふーん。ま、いっか! とりあえずレッドに三日月はここで残留だよ。整備のオヤジが発狂してたから」

「腕のいいエンジニアはクセがあり過ぎる連中が多いよまったく」

「そりゃあね。名瀬に激しくされるの好きだし、きゃっ♪」

「はぁ………」

 

 

 隣に留めてあるビスコ―級から半壊状態のヴァサゴが姿を現す。姐さんと鉄華団の整備班長がレッドとオルガの代わりにスケジュールを決めている。

 

 

[………!………!!!…………!!(修羅の顔]

 

 

 ――――レッド、死ぬかもしれないね。

 

 

「うわぁ……あんだけ怒ってるの初めて見た。レッドと三日月大丈夫かな?」

「流石に相手を見て喧嘩は売るだろうさ。三日月は冗談が通じなさそうだし」

「舐められてない? それ」

「信用と実績の間違いだよ。そんなことをしても笑い話で済ましてくれるってわかってるのさ」

 

 

 歳星名物の整備オヤジはガンダムフレームに物凄い執着を持っている。保有したいとかではなく、弄り回したいという欲望で今まではヴァサゴがその対象だった。

 手塩にかけて整備した機体があんなスクラップ間近になって帰ってくるとはその心情は如何に?

 

 

「借金の増額が期待されますな」

「払うもん払えって注意しておかないと」

「姐さん女房~www」

「ふんっ」

「ぎゃああああ!! ぐりぐりはやめてぇぇええ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ☆☆☆―――――☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ジロちゃんの差し金か? 全くよぉ」

「ここじゃマスターって呼びやがれ。マー坊」

「一応、歳星は俺の城なんだぜ? ったく……」

 

 

 ――テイワズのトップ、このマクマード・バリストンにそんな口を利く奴はそうはいねぇってのに。

 俺は目の前でパスタを茹でるジロン・ジェービスにため息とともに頬杖をついていた。お互い、昔はやんちゃをして何時の間にかこんなデカい組織の頭目とお目付けになっちまった。

 

 

「ほらよ。ナポリタンだ」

「ありがとよ」

 

 

 こんな夜中にパスタなんて食ったら医者に張り倒されそうだが、湯気の出る飯なんてそうそう食えるもんじゃない。俺みたいな奴はいつも命を狙われるからよ。

 

 

「嗚呼、美味いな。昔を思い出す」

「はん。若ぇ頃はケチャップなんざ使うなって文句ばっかしのくせに」

「思い出に浸りたいんだよ。ただ上に昇る。のし上がってやるって思っていた時代によ」

 

 

 こうなるのも名瀬が連れて来たガキどもが原因だ。飢えた獣のようにのし上がることしか考えてない脳足りんのクソガキだ。表面じゃ、慣れてない敬語を使っているが実力こそ正義って思いあがってる青臭い奴だ。

 

 

「――――あの坊主は新芽だ」

「そうかい? どこにでもいるスラム街から成り上がろうとしているガキだろうよ」

「いいや」

 

 

 キセルに煙草を詰めて一服。客の目の前だってのにモクを吸うやつがあるかよ。

 

 

「導き方さえ間違わなければ立派な柱になる。育て方の問題さ」

「育て方ね。ヤクザもんのところで真っ当に育てるのか?」

「斬った張ったの殺し合いは半人前。情理についても半人前。商売に関しちゃ素人未満だ」

「へぇ……」

 

 

 テイワズの紋付になるなら必ずお目付け役のジロンのもとへ面通しするのが暗黙のルールだ。その結果次第で|貫目(かんめ)や待遇ってのが変わる。いわゆる抜き打ち面接みたいなもんよ。

 もう一つ言えばここ数年は半人前なんて上等な評価を二度もされる奴は皆無だった。

 

 

「見どころ在り、か」

「惜しいのは人の心ってやつを理解してないのさ。言ってみれば昔のジャスレイと名瀬を足して二で割った、そんな感じだろう」

「おいおい。結構な厄介もんだな」

 

 

 最近のジャスレイは少しとはいえ名瀬と話す程度にはなった。男尊女卑を掲げるジャスレイにとって実力のある女を重用し男を排他する名瀬の性質は水と油だったわけだ。

 ところがレッドの坊主を引き取ったことで名瀬も以前よりは積極的に男を雇い、重職に置くようになった。そういった連中と付き合い、名瀬を蹴落とそうとしていたジャスレイも女の実力と情理ってのを考えるようになった。

 

 ここまで言えばわかるだろうが、年功序列なんて言葉も知らない上に女は使えないと排斥するが実力があれば優遇する。そこにスラム出身のため身内意識が高くて上昇志向が高い。力があれば誰も何も言えなくなると勘違いしている。

 

 

「厄介者だな」

「今は、だ。名瀬の坊やに幹部や目上の連中に挨拶回りしておけと告げ口しておいた。まだまだ詰めが甘い」

「仁義はあれど権謀術数に難がある。ジャスレイはその逆と」

「次世代を育てるのはお前さんの役目だろうが」

 

 

 そうは言われても俺が動けば邪推する連中が出てきちまう。碌な実力もないくせにこういうのに限って有能な連中を超えるから始末に負えない。

 何より、ギャラルホルンのキナ臭さと噂がここんところ濃くなってきて、テイワズのかじ取りを任せがちになってる。

 

 

地球人類統一機構(リビルド・アース)か」

「つまるところの地球連邦だろう? 大昔の骨とう品を担ごうとするなんて悪夢じゃねぇか。厄祭戦の遥か昔。コロニーが地球圏のあちらこちらにあった時代の遺物―――って話だが、どうなんだろうな」

「木星の辺りにも見たことのないモビルスーツの残骸があったとか、あるはずのない無人のコロニーを見つけたとか。何が起きようとしてる?」

「ラスタル・エリオンや先代のマハラジャ・クジャンも自体の究明に乗り出している」

 

 

 特に俺、両雄ともに同じ人材を狙ってる立場としては首輪か貸し。あるいは牽制目的の楔を作っておきたい意図があるけどな。セブンスターズの武家と付き合いがあるとかレッドめ、どういう交友関係を持ってやがる?

 

 

「色んなところでレッドの悪ガキが顔を出しやがるな」

「だな。うちの連中もアイツに一目置いている奴は少なくない。下につこうなんて考えは無いらしいがな」

「藪をつついて変なものを飛び出させんなよ」

「身に染みてるよ」

 

 

 ―――なんせ、レッドの仲介でギャラルホルンと協力体制になってんだからよ。

 

 

 

 

 

 






 整備オヤジは出てこなかったの巻です。ちなみにマスターは本作の名物なので嘘ではない。




【自称革命軍】
 革命軍とは名ばかりのギャラルホルン崩れのテロリストたち。プラスして海賊や少なくない数の中小企業が参画している。
 鉄血世界のほぼ全勢力から敵対されているが、潜在的な構成員はその勢力全てに潜んでいる。テロリストと呼んだが指導者層は政治犯や科学者などのインテリだったりする。


【変わったテイワズ】
 レッドと関わった次期頭目候補は性格が丸まっている。気に入らないではなく、ちゃんと全体を見たり、腹を割って話し合ったりとしたため関係は最悪から不通になった程度。マクマードもジャスレイが丸まったことからレッドに強く言えないのと、怖いもの見たさからテイワズ全体で多少の協力をしている。


【ジロン・ジェービス】
 テイワズが今ほどの勢力を持つ前、若かりしマクマードと共に世間を騒がせていた老人。人を見抜く能力がずば抜けており、マクマードがテイワズを受け継いだ後、お目付け役として陰から支えている。
 若いころは率先して敵陣に突入し、返り血を浴びて真っ赤だったことから「ブラッディ」や「クレイジー」と恐れられていた。現在は歳星の閑静な場所でテイワズ幹部御用達の喫茶店を営んでいる。
 モデルは『清水次郎長』である。


地球人類統一機構(リビルド・アース)
 ぶっちゃけるとU.C.の地球連邦政府をモデルとした秘密組織。四つに分かれた経済圏とギャラルホルンを一つにし、外宇宙再進出のため統一しようとしている。しかしその思想はコロニーに住む住人を二等人類とし、ラグランジュを超えた先に住む人間たちは経済圏の戸籍を持っていようと奴隷として扱う。
 また、厄祭戦の技術を解析・復活させるため、ギャラルホルンによるサイバネティクス・自律型ロボティクスへの忌避感を利用しそちらの方面で優勢に立とうとしている。
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