鉄血のオルフェンズ 赤い悪魔、翼を開いて 作:カルメンmk2
今更ですが評価ありがとうございます。評価の際に書き込まれたコメントが作者のやる気を保ってくれます!
面白いことに評価する際、文字数による制限をつけると低評価がされなくなるというものです。
つまらないからポチっとする人が多い証拠ですね(嫌味
――何があったかって言われてもなー。多分、他に聞いた人と同じだと思うぜ?
――あ、そういえばこの後は社長――ああ、レッドさんのこと。あの人、戦法が過激になったかな?
――どんなのって………モビルスーツ相手に対艦ナパームを積極的に使うスタイルかな。
鉄華団所属 二番隊 デルマ・ゼント
時間を随分と戻して、場所は歳星はマクマードの邸宅。
ここには二人の男が紅茶を片手に悪い顔をしている。まあ、それも面子を見れば納得できるだろうし肝の小さいものは卒倒するだろう。
逆に野心家どもにはチャンスと思えるものだ。
「君もよくやるね」
一人は胡散臭い世界最高峰の資産家、エンマルク・ドルポンドであり――
「そういうドルポンドさんこそ抜かりは無いようじゃないですか」
もう一人は圏外圏の
どちらも一筋縄ではいかず、煮ても焼いても食えない。食えたとしても腹を壊して死んでしまうそうな連中だった。
「いやいや。自分の子飼いを監視につけて、ALICEのデータを奪おうとしている君に言われるほどではないよ」
「いやいやいや。借金漬けにしたうえでマルバとかいう男を潜り込ませたおたくには言われたくないな」
「はっはっは。彼は前科があるからね。首輪と鎖ぐらいはつけとかないと」
「それの持ち主は誰なのか、気になりますがね」
ヤクザの大親分と老獪な金持ちが善意だけで人に手を課すことなど雷が直撃する程度でしか存在しない。そも、そんなことは大して意味の内容なものでなければしない。
マクマードの目的はただ一つ。レッド・ウェイストの保有するALICEをどうやって手中に収めるか。
ドルポンドの目的はあの危険物をどうすれば闇に葬り去ることが出来るか。
「腹を割って話しましょう。ALICEをどうするつもりで?」
「有用なものだと理解しているが同時に世界のバランスを崩壊させるモノだと考えているね。一歩間違えれば厄祭戦の再来となる」
「モビルアーマー………自律A.Iによる完全無人兵器であり血も涙もない玩具、ですかい?」
「蛇の道は蛇って奴かい? ジャスレイ君もデキるようになったね」
クジャン家と取引のあるジャスレイはセブンスターズ向けの諜報を担っている。その一環で重要機密となっている厄祭戦についても知っていた。ドルポンドについては、世界を裏で牛耳る経済連盟の秘匿事項からである。
「行きつく先は全てのモビルスーツが無人機になってしまう。まったく……こんなロストテクノロジーを送りつけた人物はよほどの自信家だ」
「月の怪物か。出し抜ければ……」
「それ以上はやめておきたまえよ? 手は木星ぐらいまで伸びるからね」
「怖い話ですわ」
これ以上は危険だと判断し、無理やりにでも別行動にさせた理由を話し始める。
「鉄華団のガキ共。アレはガンダムの坊主ありきの勢いだ。坊主さえいればやれるってのがいただけない。組織ってのはワンマンじゃあ意地できない。上が死んだら、要が消えたら潰れちまうのは論外だ」
「同意だね。鉄華団はオルガ・イツカと三日月・オーガスありきの組織でしかない。頭脳と力、このどちらかが消えたら………容易に考えられるねぇ」
オルガはよく頭の回る方だが、経済界の化け物を相手にするには経験が足りない。即断、即決という点では命の軽い世界で育ったおかげか評価に値するがその分、力で何とかなると思っている節が多々ある。
それも―――
「ジロンのお節介はいい起爆剤にはなったけどね」
歳星の裏社会で知らぬものはいない
別の方向で勘違いしていそうな感じもして楽しみだと内心でドルポンドは嗤う。
「いやぁ……対岸の火種って楽しいものだね。マクマードくん♪」
「対岸の人間に言う言葉じゃねぇでしょうに」
「他人事だからね。レッドが気に入っているから目をかけているけど、アレぐらいの向上心を持つ人間は探せばいるからね」
「確かに。度胸に関してもだ」
「うんうん。じゃあ、火星のタヌキにも一言通しておこうかなっ☆」
――エンマルク・ドルポンドは善人ではあるが悪党である。人の運命を滅茶苦茶にすることを
つまりは金があり過ぎて暇なのだった。
☆☆☆―――――☆☆☆
――やっぱりレッドは馬鹿だと思う。
乗ってきたクタン? それにナパームを取り付けて体当たりさせるとかおかしい。デブリに隠れていた船に当てたけど、イサリビを狙っている奴に途中で一つ剥ぎ取ったやつを投げつけた。
やったかな? って思ったけど光る変なので撃ち落とされた。あの光るのなんだ?
『ナパームッ!!? 至近距離で使うのか!?』
『このっ!』
イサリビに被害が出ているけどゴメン、オルガ。あとでレッドに賠償金を請求するよ。けど、あのモビルスーツ……バルバトスやヴァサゴと同じ目が二つある。ガンダム・フレームってやつか。
片方の赤い奴が両手をこっちに向けてきた。穴が開いているからスラスターかと思ったけど、銃口だったみたいだ。前に喰らったショットガンほどじゃないけど弾が広範囲に散らばって避け難い。
『ミカ!』
「ごめん。遅れた」
イサリビの近くで戦うわけにはいかない。持ってきた滑空砲で牽制。手に持っていたロケットランチャーを撃ち抜く。
『いや助かった! ウェイストはどうした?!』
「多分、こっちに向かってる。俺は先に来たから。他の皆は?」
『明弘が哨戒中に襲われた。そっちにはラフタさんとアジーさんが向かってるが無事かどうかがわかってねぇ!』
それを聞いて目の前の羽? みたいなのをつけたモビルスーツを睨む。コイツらがオルガたちを殺そうとしたのか。明弘を襲った連中も仲間でいいな。
「死ね」
『ほざけッ!!』
カタログで見た槍みたいなので攻撃を受け止められた。
うーん……バルバトスの調子は凄い良いから潰せると思ったんだけどな? あれ?
「――読めないからわからないな」
『ガンダム・フレーム! 噂のバルバトスかぁッ!』
「さっさと死ね」
『貴様が死ねェッ!!』
なんか変な違和感があるな。俺みたいな速さは無いけどレッドよりかは速いみたいな……生身の人間を相手にしているみたいだ。切り返しが早い。
『船がお留守でなくて?』
「ッ!」
黒い奴がイサリビの死角に回り込んでいた。筒のような何かがブリッジの隔壁に取りつけられようとしている。
何か危険なものを感じてイサリビへの被弾を躊躇わずに撃つ。
『思い切りのいいこと!』
『ぬおおおお?! 三日月! 何、トチ狂ってんだぁあ!?』
「ごめん。なんかヤバいと思ったからさ」
『気にするなミカ。よし、今ので射線に入ったぞ、対空防御だ!!』
船の対空砲は200㎜なんて大きさではない―――らしい。モビルスーツが直撃すれば確実に装甲を割れるっておやっさんが言ってた。
当てるんじゃなくて追い払う弾幕と共に滑空砲を狙っていく。跳ねるような感じで避けている。間違いなく、俺達みたいなヒゲ付きだろう。遅いけど。
『! 三日月! タカキが!!』
「っ……やられたの?」
『わからない。ラフタさんたちが明弘と一緒に戻ってくる。それまでに周りの奴らをどうにかしないと……』
「わかった!」
――ったく。遅すぎるよアイツ。何してるんだ?
「ガンダム任せるよ。他を潰す」
『落とすつもりでなくていい! 近づけさせんな!!』
とりあえず―――
「お前から死ね」
見たことのない足の細い奴からだ……!
☆☆☆―――――☆☆☆
――同時刻、暗礁宙域のデブリの中を進んでいたレッド、クランク、デルマの3人は戦闘宙域まであと少しのところまで到達していた。
若獅子を挟み込むようにドッキングしたクタン参型の上面にヴァサゴが腕を伸ばして固定し、下面にガルムロディが引っ付くような形だ。速度を重視し、機体性能で劣る若獅子のサポートしての配置だった。
『輸送機が無ければ危なかったな』
『前方左に大きなデブリ塊があります』
「予測データ送るぞ。ちょい、スラスター噴かせ」
『心得た』
手間は若干かかったが、クタン参型の推力によって追加の弾薬や対艦装備を多く持ってこれた。何よりも若獅子の推力ではこの宙域で姿勢制御に難があると分かったのは幸いだった。
エイハブリアクターによって生み出される人工重力場は宙域内を不安定な重力の坩堝へと変化させている。宇宙用の追加ブースターがあれば問題なかったろうが生憎と持ち込んでいなかった。
『社長。この辺りって……』
「ブルワーズの縄張りに近いな」
『デルマ達が以前いたあの?』
『……はい』
『……そうか。………辛いなら――』
『いや、大丈夫、です』
もしブルワーズだとしたら、ヒューマンデブリを仕入れたということになる。モビルスーツも強奪しておくべきだったかと後悔するが奪ったとしても船外積載したら別の海賊に襲われるだけだで不味かったと自己肯定を行うレッド。
デルマはこの時、二人にどう言うべきか悩んでいた。
(――船に居る奴らを助けてほしい、ってのは虫が良すぎるよな)
前提としてブルワーズであることが必要だが、そうだとしてヒューマンデブリ仲間を見逃してもらえないかと思いを抱く。クランクは見逃してくれるだろうがレッドは見逃すつもりはないと思ったのだ。
バカっぽいけどシビアに考えるレッドに命乞いなんて通用しない。デルマ達を賠償としてもらい受けた時、彼ら四人の疑心暗鬼と憎悪に満ちた瞳を忘れてはいない。
「――デルマ」
『な、なんですか?』
「補充したとして、何人ぐらいいると思う?」
『…………百人近く、かな? 大人は二十もいないはずだから……』
「つまり?」
『7割ぐらいがヒューマンデブリだと思います』
「………7割か」
大体、70人弱ぐらいと仮定して、保護ないしは捕縛したデブリたちをどうするかと皮算用する。売るのは論外で考えるに値しない。全て鉄華団に引き取らせるか? これも難しい。デルマ達四人が増えたところで大して金もかからないが二桁後半という数は彼らにとっては相当な重荷となるがオルガは十中八九引き取るだろう、それがレッドの予想であった。
では自分たちが引きとる場合はどうするか? 船のクルーは間に合っているし、多くを乗せればその分楽もできると思うが仕込むまでは負担が倍増する。といっても、未来への投資と考えるべきか。
「なるようになるだろうな」
『それしかあるまい。むしろ鉄華団に引き渡したほうが良いのではないか? 彼らなら本部の人員として安定した雇用を見込める』
「イツカも喜ぶかね?」
『家族が増えたと喜ぶと思うが?』
想像に容易いな、と苦笑するレッド。
勇敢な宇宙の戦士だとか気高い存在だとか言って丸め込む未来が見えるのだ。向こうがそうならなければ今度こそ本気でどこかに拠点を構えよう。船は
レッド・ウェイストという男は一方通行に利用されるのは好きではなかった。
「あっちと合流したら、とりま追い払う。ブルワーズじゃなくても、ヒューマンデブリは保護の方針でいこう」
『了解した』
『了解っ』
さて戦場はどこかなと頸を動かしているとデブリが唐突に弾かれるように動いていた。流れ弾の当たったデブリが砕けて周囲のデブリを動かしている現象だ。
滑空砲か対空砲のどちらかだと当たりをつけて、ALICEへ突発に動くデブリとその初期動作を報告するように命令する。ほどなくして、十数回のデータが提示されその内でもっとも多い方向のものをピックアップする。
「このまま真っすぐだ。大口径が飛び交っているからタンクに当たらないようにな」
『期待はしないでくれ。こういうのは初めて――む?』
『あ、船だ。…………ブルワーズじゃないな。もっとトゲとかついてたし』
『ならば下手人だな。それに被弾しているようだ。あの損傷は………対艦ナパームのに似ている』
「ビンゴだ。ゼントは推進部に被害を与えられたらそのまま離脱してイサリビへ」
『直掩部隊は?』
「デルマと俺で相手をする。いけるな?」
『いけます!』
☆☆☆―――――☆☆☆
――罰があたったのだと明弘は思った。ヒューマンデブリ如きが一丁前に人間のように振る舞ったのだ。
鉄華団に多くいる年少組のまとめ役のタカキをモビルワーカーのままで連れて行くと決めたこと。そんな彼を守ってやると人間相手に上から目線で宣ったこと。
正しくはやる気に満ちて、精力的に動こうとするタカキに明弘が折れたと言ってもいい。しかし、当の本人にはそんなのは言い訳に過ぎないと切り捨てるだろう。
「タカキ! 返事をしろ! おい!!」
『そのまま行って! 声かけて、あたし達が援護するから!!』
『コイツら阿頼耶識持ちか!』
最初は奇襲だった。二機のグレイズがデブリの影から飛び出し、ライフルと棍棒で襲い掛かってきた。タカキを守る為抱え込むようにして撤退を選択。しかし次々と現れる見たこともない碧色のモビルスーツに四方八方から攻撃を喰らい、まるで嬲り殺すかのように装甲は剥げていく。
そして最後に見慣れないモビルスーツに似た一回りは大きい印象を思わせるヤツが振るうハンマーに掠ってしまったことだ。
速度×質量=破壊力という言葉を明弘は知らないが、そのハンマーが腕の一部を押すようにして掠り、結果として明弘は自らの手で――ここにオルガがいれば事故だと断言するが――タカキのモビルワーカーを潰しかけてしまった。
「絶対に守るからな! 絶対にッ!」
藁にも縋る思いで腕の中でひしゃげたモビルワーカーを守り続ける。ラフタとアジーが数の不利を覆さんと懸命に反撃を試みているがハンマーを持ったヤツが同系統の機体? と思わしき連中を明弘に仕掛けさせていた。生物的な動きをする阿頼耶識の特徴を体現したヤツらは狩りをするように追い詰めていく。
「くそッ!! これじゃあ……!」
『――ぅ……あ、――ろさ……』
「タカキか?! 生きているんだな!? おい!」
『俺――いて――――く、逃げ―――』
「馬鹿野郎! そんなことできるか!! お前を見捨てて逃げるなんてできるわけねぇだろ!!」
タカキの考えも間違いではない。二人どころかラフタたちもまとめて死ぬか、足手まといの半死人の自分を捨てるか。頭のいい奴ならタカキを囮にして、三人で退いて体勢を整えるだろう。
しかし明弘にそんなことはできない。するつもりもない。皆で生き残って、仕事を達成して、火星に凱旋すると約束したのだ。何よりも自分と同じく明確な家族のいるタカキを見捨てたら本当の
「絶対にだ。絶対に見捨てない。オルガもそうするし、皆そうするはずだ。だから諦めるなッ!!」
『明――ん―――』
「もうすぐイサリビに合流できる。そうすれば勝てる!」
まだか? まだイサリビにつかないのか?! 明弘の焦りが大きくなっていく。バルバトス――三日月のいない鉄華団が連中を相手にできるのか? いや、そうでなくても自分に襲い掛かったグレイズがいるということはギャラルホルンが待ち構えている可能性もある。
(ここで終わるのか? ここで………俺たちは……)
途端に寒気と怖気が明弘に走り始める。大切なものを失う恐怖という感情が鎌首をもたげてきたのだった。鳴りやまないアラートに被弾時の振動。昔の………CGS時代ならばなんとも思わなかった生存への渇望が今はしっかりと抱いてしまっていた。それゆえに死に対して―――家族や仲間を置いて死ぬことに恐怖を感じ始めてしまった。
弟と再び出会え、人間扱いしてくれる世界を失いたくないと思ってしまう。
(弱気になるな! 弱気になるな! 弱気になるなぁああああ!!!)
獣の咆哮の如き叫びでスラスターを吹かす。恐怖から逃げるように、生き残るために足掻くように。
聞きなれた声がするがそれも構わない。なんとしてでも――――
『明弘ッ! 前っ―――』
「あ―――――」
――ハンマーを振りかぶる悪魔が道を塞いでいた。
『死になッ!!』
「昌弘、タカキ……すま―――」
ハンマーが振り下ろされることはなかった。
『―――何してるんだお前ッ………!』
『ぎゃっ………!!?』
小さなうめき声と共にその化け物は彼方から飛来したナニカに轢かれつつ、後ろへと飛び去って行く。
助かったのか? と揺れる瞳で視線を前に戻すとすれ違うようにバルバトスが通り過ぎた。
『待たせた』
「遅ぇよ。それよりもタカキとラフタたちが!」
『任せて。あと、レッドたちも来ているから船はほぼ大丈夫。通信もつながるから』
そう言い残してラフタ達の援護に向かう。その先で爆発が起きたが今の明弘にはどうでもいいことだった。メインカメラで捉えられる最大距離で二隻の船を確認できたのだから。
「気をしっかりもてよタカキ! もうすぐだ!」
『明弘! 明弘! 応答して!!』
「タカキが負傷! すぐに治療をしてくれ! ミリアムさんはいないのか!?」
『ウェイストさんの船はまだ後方だ! えっと――メリビットさん? あ、はい。そのままイサリビに着艦して! メリビットさんが診てくれるって』
「わかった!」
終わり際に応急処置キットとAEDを――と聞こえたが通信を切る。出来るのは可能な限り急いで静かに着艦することだ。
イサリビとハンマーヘッドが見えてくる。思っていたのとはまるで違っていた。
「戦闘中じゃねぇか?!」
煙を上げるイサリビとハンマーヘッド。真紅とピンクが赤と青を相手に激戦を繰り広げ、赤銅色の三機が連携して敵を叩きつぶしている。そんな戦況だった。
「か、帰れるのかよ!?」
思わず操縦かんを握りしめる。それでもやるしかない。彼らを信じるしかないのだから。
本作品は所々でガンダムシリーズの台詞が使われます。ご了承ください。
ご意見・ご感想お待ちしております。
とりま、改善点などの要望がございましたらお気軽に感想でもうしつけください。
『悪い大人たち』
あの二人が完全な善人のわけがない。外道ではないがお人好しではないという点です。
組織を率いる以上、使えるか使えないかの判断をして適材適所にあてはめなければならない。両名とも清濁併せ呑むことができる大人。
勘違いしてはいけないが普通に生きる子供相手ならば権謀術数の対象ではない。むしろ庇護すべき対象と見る。鉄華団は自ら望んでこの世界で立ち回ることを選んだものであると認識している。
『クタン参型・カチコミ特攻スペシャル:愛、おぼえてますか?』
発想:レッド・ウェイスト、製作:整備オヤジ、搭乗者:三日月・オーガス―――という悪ふざけは抜きにしておいて、オルガが見たらフリージアが流れてしまいそうな危険物。
というのも、対艦ナパームをクタン参型に雑に取り付けているため防護措置が出来ておらず、安蔵装置はかかっているがハードポイントから外れた瞬間に停止するようになっている。ぶっちゃけ、ナパーム狙われた時点で火だるま待ったなしである。
これの製作に立ち会ったアイン某はオーガス某を暗殺しようと作ったんじゃないかと疑ったという。
なお、三日月以外が使用した場合―――というか、普通に開けたところで運用したら確実にお陀仏な防御力しかない。だが、通常のミサイルはほぼ撃墜されることが前提のためにある意味では意志を持ったミサイルとして運用ができる。ALICEと組み合わせたら―――
『二機のガンダム・フレーム』
赤と青で想像してみよう! 解った人はいるかな? いたら挙手!!
『二機のグレイズ』
特殊な機体とだけ言っておこう!
『筒のような何か』
青い機体が使用しようとしていた特殊工作機器。その正体は船の装甲を丸くカットする強行揚陸用の装備。円形のボーリングとなっており、装甲削って穴を開ける。
資源衛星などの採掘にも使われるが、今回のように艦橋部の装甲に使うのは内部にナパームを打ち込むため。あるいは兵士を侵入させて制圧させるなどである。
通称「スクリーマー」と呼ばれ、掘削音が悲鳴のように聞こえるからこう呼ばれる。