今日は朝から何かす~ごい怠い。
正確には昨日の夜からなんか疲れてて早く寝たのに余計疲れてる。
自分を鼓舞しながら身支度を整え居間に行くとフヨおばあちゃんしか居ない。え?なんで?
「おはようおばあちゃん。エミヤは?」
紫髪三姉妹はいつも実体化しているという訳ではないのだが、この時間エミヤは必ず朝食を作っているので居ないのはおかしい。
フヨおばあちゃんが言うには僕が起きる前は居たらしいのだが、僕の負担を考えおにぎりと漬物と味噌汁だけ用意して消えたらしい。
は!?サーヴァントが誰も実体化してないのにこの魔力がすごい勢いでガンガン吸われてるのは何!?
不思議に思いながらもめちゃくちゃお腹が空いているので朝ご飯は食べます。
今日は休日だから特にすることはないんだけど…
う〜ん、この焼き鮭塩加減が絶妙すぎるこれは神の技だよ。
ただのおにぎりがなんでこんなに美味いんだよ…
食べ終わって片付けをすると電話がかかってきた。
うちの黒電話が鳴るなんて珍しい。
チヨさんからの電話にアブドゥルと花京院の魂を賭けよう。
電話はやっぱりチヨさんからだった。
勝ったッ!第3部完!
えーっとなになに?昨日うちに忘れてきてしまった鞄を学校まで届けて欲しいと…
あーはいはい、アレやっぱり置いてったんじゃなくて忘れ物だったのね。
緊急ではないらしいが、今日中に必要らしく、仕事の手が離せないので夜まででいいから届けてくれとのことだ。
チヨさんには日頃お世話になってるのですぐお届けしますと言って電話を切った。
すっごい怠いけど今日フヨおばあちゃんは用事があるので僕が行きます!偉いわ〜。
単独行動スキルのあるアーチャークラスだしエミヤに行ってもらおうかとも思ったけど、途中で魔力供給切れて消えられても困るので仕方なく自力で行きます。
電車を乗り継いで雄英高校に…着かない!なんで丘の上にあんだよ!セキュリティーと敷地面積の問題ですよね!分かってますけど!
えっちらおっちら荷物を持って歩く。
まあ?カルデアの方がすごい僻地にあったし…僕が文句を言うのはお門違いなんだろうか。
疲れたので早く帰って休みたいと思っていると、後ろから声がかかった。
「やあ!この先は雄英高校しかないけど、学校になにか用事かな?よかったらお兄さんがおぶって行こうか!?」
金髪碧眼の男子高校生が声を右手を挙げてこっちを向いている。休日なのに制服着て学校とは…大変ですなあ。
色以外全然似てないのに、アーサー王みたいな人だな、と思った。
おぶられるのはちょっと恥ずかしいと言ったらなぜか肩車されてしまった。
しまった!こいつ話を聞かないタイプか。
悪い人じゃないんだけど我が道を行く人というか…イメージがアーサー王からオジマンディアスになった。声でかいし。
トシノリくんというらしい。親愛を込めてトッシーと呼ぶことにした。
将来根暗なオタクにならないといいね。
こちらも名乗るのが礼儀かもと思ったが、知らない人に名前を言うのもどうかと思ったので「マーくん」と名乗っておいた。
マスターだからマーくんです。
守衛さんのところに行きチヨさんの忘れ物を届けに来たというと、チヨさんって誰?と聞かれた。
リカバリーガールだと言うとトッシーはちょっとびっくりしてた。
大抵のヒーローはヒーローネームだけで本名は知られていないし、割と有名なヒーローらしいからね。
結局トッシーはチヨさんの居る保健室まで連れて行ってくれた。
彼も用があって休日に態々学校に来ているんだし悪いなと思ったが、チラッと見えた校内図を見るにここはクソ広いので迷ったら帰れなくなると思い、ありがたく案内して貰った。
保健室が見えたと思ったら、中からおじさんが出て来てトッシーに「遅いわ!」と言って腹パンした。
なんか急にネタが増えてしまった
「マーくん」呼びのところでおっきーのことも書こうかと思ったんですけど、イベントって時系列どこなのか分からなくて書けませんでした
次回!トッシー死す。デュエルスタンバイ!