コズミックバランサーの担い手 作:永遠神剣を求む者
ところでクラスで最初にミニオンを見つけたの誰でしたっけ?ここではモブ1にしてますけど……ものすごいうろ覚えで(滝汗)
ちなみにユーフォリアは無詠唱を習得しているので普通の人にはバレないように魔法を使えます
ユーフォリアside
刹永さんが言うにはそろそろミニオンという存在が襲撃してくるとのことなんですが……
「来ませんね……」
望「え?」
「いえ、なんでもありません」
モブ1「おい、あれなんだ!?」
クラスメイトの一人が校庭を指差しながら叫んだため、一斉に窓に群がりました
早苗「皆、落ち着いて!」
早苗先生が落ち着かせようとしますが、落ち着きませんでした
そんなクラスメイトを尻目に私は刹永さんに連絡を取ります
「お兄さん、襲撃があったみたいです」
刹永「こちらも確認した。生徒会長が向かったのも確認したが、あの数だと何体かは入り込むだろう」
「それで私はどうすれば?」
刹永「やつらの目標は望だから目の前に立たなければ問題は無いだろう。望が覚醒するまでは目を瞑って耐えていろ。望が気絶した後は目眩ましでもして一気に全滅させて何事も無かったかのように振る舞え」
「でもそれじゃあ犠牲者が出てしまいますよ!?」
刹永「生徒会長にバレるのは時間の問題だからこっそりと回復魔法をかければ重症こそ出ても死者は出ないだろう。だが、見えてないとこで死んだ者に関しては悔しいが諦めるしかない」
刹永さんは本当に悔しそうな声でそう言った
刹永「一応、毎日全校生徒にこっそり自動蘇生をかけてはいたから1回くらいなら蘇生するはずだし、殺された直後の記憶も無くすようにしている」
「私は望さんや希美さんたちと一緒に避難します」
刹永「おう、そうしろ」
私は刹永さんとの電話を切った
モブ1「おい、誰か戦ってるぞ!?」
望「でもあの数だと一人では無理だぞ!?」
ピンポンパンポーン
『生徒会副会長の永劫です。生徒会長からの伝言をお伝えします。現在校内に残っている全生徒は体育館まで避難してくださいとのことです。皆様、落ち着いて担任の指示に従って避難いたしましょう。繰り返します。現在校内に残っている全生徒は体育館まで避難してください。落ち着いて担任の指示に従って避難いたしましょう。』
ピンポンパンポーン
永劫さんが放送をかけたことにより、ある程度落ち着きを取り戻したようです
早苗「それでは皆、『おはし』を守って体育館に向かいましょう」
大半は早苗先生と共に向かったようですが、まだ望さんと希美さん、信助さんと美里さんが残っていました
「皆さん、避難したほうが……」
望「そ、そうだな」
望さん達が歩き始めたので私もついていきます
すると目の前に武器を持ったミニオンらしき姿が見えました
望「な、なんだこいつは!?」
髪の色からして青のミニオンということはわかりましたが刹永さんの言い付け通りに見守る事にしましたが、念のための準備をすることにしました
そのミニオンは望さんを視認するなり襲ってきました
望「くっ!」
望さんは殆ど無意識なのか永遠神剣を取り出して攻撃をガードしました
望「な、なんだこれは!? ぐっ!」
望さんは反撃をしていますが、素人とは思えない動きをしています。望さんの表情を見る限り、自分の意思では無いようですが……後で刹永さんを問い詰めてみると心の中で決めました
そんな考えをしていると望さんの剣がミニオンを貫いていました
そのミニオンは驚きの表情と共にマナに還っていきました
望「うわあああ!!」
望さんは自分のしたことが信じられないのか雄叫びを上げて気を失ってしましいました
信助「望!? 大丈夫か!?」
信助さんが望さんに駆け寄ります
信助「気を失っただけみたいだが……」
信助の視線の先にはまだミニオンがいました
そこで私はライトバーストを使いました
すると辺りが光に包まれ何も見えなくなりました
その瞬間に私はミニオン達をマナに還しました
そして何事も無かったかのように元の位置に戻りました
信助「あれ?今そこに……まぁいいや、体育館に向かうぞ」
信助さんは望さんを背負って歩きだしたので私と美里さんと希美さんは着いていきました
希美「……」
(希美さん?)
ふと希美さんの方を見ると目の光沢が無く、今にも望さんを殺しそうな目で望さんを見ていました
「希美さん!」
希美「えっ? 何? 悠久さん」
「大丈夫ですか?」
希美「だ、大丈夫です」
雰囲気が元の希美さんに戻ったのでひとまずは安心したので慌てて後を追いました
side end
「なんとか全員無事に体育館に来れたな」
永劫「……そうですね」
ユーフォリア「お兄さん、少し話が……」
「屋上に行くか」
ユーフォリア「わかりました」
(はぁ……言わないとダメか)
ユーフォリア「どういう事ですか!?」
「望の事か?」
ユーフォリア「そうです! 説明してください!」
「何から話せば良いのか……前世はこの世界の神って言えばわかるか?」
ユーフォリア「分かりません!」
「とりあえず落ち着け……望の前世は破壊神と呼ばれたジルオルだ。そしてそのジルオルは望を乗っ取ろう……とは考えてはいなく、ナルカナを助けるための試練を望に課している」
ユーフォリア「試練……ですか?」
「ジルオル自身はナルカナの事が心残りなだけで暴れまわろうとは思ってはいるだろうが積極的に乗っ取ろうとまでは思ってはいないはずだ」
ユーフォリア「それじゃあ望さんが時折苦しそうなのは……」
「ジルオルの試練の影響だろう」
ユーフォリア「それでは先程戦っていたのは望さんではなく、ジルオルという事ですか?」
「そうなるな。敢えて望の意識を残していたのだろう」
ユーフォリア「ところで希美さんの様子もおかしかったのですが……」
「だろうな」
ユーフォリア「どういう事ですか?」
「神名については説明しただろ?」
ユーフォリア「私たちにとっては枷でも他の人にとってはブーストの役割というやつですか?」
「望の神名は『
ユーフォリア「神を?」
「それを危険視した管理神と呼ばれる奴らはジルオルの想い人……ファイムと呼ばれる神に『
ユーフォリア「それはどのような?」
「簡単に言うと『浄戒』が覚醒した時にその持ち主を自らの意思を無視して殺す神名だ」
ユーフォリア「もしかして……」
「ああ、希美の神名は『相克』だ。つまり望の覚醒が進むほど希美の覚醒も進み最終的にはただ望を殺すための装置になる」
ユーフォリア「今の内になんとかした方が……!」
「出来なくは無いがそれだとナルカナを時間樹より解き放つという命が果たせなくなるぞ?」
ユーフォリア「それでは、どうすれば良いのですか!?」
「堪えて見守るしかない」
ユーフォリア「そ、そんな……」
「まぁ、そんな暇は無くなるだろうけどな」
ユーフォリア「そ、それはどういう……」
ガタン!
学園が大きく揺れた
「始まったな」
ユーフォリア「え?」
「長い旅が……な。この先辛い光景を目にする事になるだろうが覚悟を極めとけよ」
ユーフォリア「覚悟とはどういう……きゃッ!」
揺れが大きくなり、ユーフォリアはそのまま倒れて気を失ってしまった
俺はなんとか尻餅をつき、耐える事が出来た
「さて、『聖なるかな』の始まりだ。ユーフォリア、お前の成長を願っているぞ」
俺は気を失っているユーフォリアを抱き抱えて保健室へと向かった
ここら辺でOPが流れます。そして体験版は終わりです←なんの話だ