コズミックバランサーの担い手   作:永遠神剣を求む者

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原作にもありましたあのシーンですね。下手したら原作より酷い表現になってるかもしれませんのであえてその部分は白字にしています

クロムウェイ……は私と俺の二つの一人称があるということで


惨劇と襲撃、撃退

生徒会室に戻ってきた俺たちは鏡の前に集まった

 

望「これで周囲の様子が見れるのですか?」

 

沙月「その通りよ。早速見ましょうか」

 

沙月は鏡にマナを送り込み起動させた

 

映っていたのは森だった

 

沙月「それじゃあ進めるわよ」

 

鏡の映像が前に進み始めた

 

しばらくは森だったが望がなにかに気付いたようだ

 

望「先輩、煙が見えますよ」

 

沙月「本当ね。そちらに向かいましょう」

 

沙月は何かに気付いたのか映像の進行を止めて何かを考え始めた

 

望「先輩?」

 

沙月「おそらくこの先はあなた達には厳しいモノが見えるわ」

 

望「厳しいモノ?」

 

沙月「この先で行われてるのは一言で言えば惨劇よ」

 

望「惨、劇?」

 

沙月「先に言っておくけどここからでは距離がありすぎて止める事は出来ないわよ。向かったとしても村の人々は全滅していて敵の姿も撤退していてないわよ」

 

望「……見ないとダメ、なんですよね?」

 

沙月「おそらく私たちは望まなくても戦いに巻き込まれるわ。こういう光景はこの先も見る可能性があるわ」

 

望「それじゃあ……俺は見ます」

 

希美「望ちゃんが見るなら私も見ます」

 

沙月「あなたたちは……その顔を見ればわかるわね」

 

沙月は棚から袋を取り出し配った

 

沙月「ヤバくなったらそこの扉に入りなさい」

 

皆が頷いたのを見て沙月は映像を進めた

 

そこには凄惨としか言い様のない光景が広がっていた

 

身体のどこかが無い遺体、炭になって人がどうかもわからない遺体、身体に穴が空いている遺体、子供を守ろうとしたのか覆い被さっているが下にいる人ごと殺された遺体など生きてる人はいないことが一目で分かる光景になっていた←閲覧注意

 

バタン

 

口を押さえながら袋を持って言われた部屋に入っていったのは希美

 

望は真っ青な顔にこそなっているが耐えているようだが、いつ決壊してもおかしく無い状態に見える

 

ユーフォリアは一見何も感じてないように見えるが無表情になり武器を持ち、マナが暴れまわろうとしているのが分かる

 

俺は黙ってユーフォリアの頭に手を置いた

 

ユーフォリア「…………」

 

ユーフォリアは黙ってこちらを見たので首を横に振った

 

それでも踏ん張りが効かなそうなので調律の力を使いユーフォリアのマナを減少させた

 

するとユーフォリアはゆっくり目を閉じて倒れた

 

「多分辛かったのでしょう。保健室まで運びます」

 

沙月「あなたたちは……平気みたいね。……ん?」

 

鏡には黒い老騎士を思わせる自分がこちらを見ていた

 

「気付かれましたかね?」

 

沙月「おそらくね」

 

その老騎士はミニオンにこちらを襲撃する指示を出した

 

「来ますね。ユーフィーを保健室に寝かせたら向かいます」

 

沙月「私は先に向かってるわね」

 

望「お、俺も」

 

「限界なんだろ? 俺たちが出ていった後で全部出して落ち着いたら来い」

 

望「わ、わかった」

 

沙月「待っているわ」

 

沙月とユーフォリアを抱えた俺は生徒会室を後にした

 

保健室の扉を開けてベッドの上にユーフォリアを寝かした

 

ユーフォリア「う……ん」

 

「気分はどうだ」

 

ユーフォリア「良い、なんて言う人がいたらその人は狂っている人だと思います」

 

「しばらくは動けないだろうから寝ておけ」

 

ユーフォリア「これが調律の力ですか?」

 

「一つではある。それを使って無理矢理にお前のマナを減少させた。気絶したのは急に減ったから身体がついていかなくなったからだ」

 

ユーフォリア「今も、身体が怠く感じます」

 

「マナが完全に戻るまではまともに動けないだろうな」

 

ユーフォリア「覚悟しろって言ったのはこの為、だったんですね」

 

「そうだ。それにこの先、ロウにしろカオスにしろ関わっていくならあんなのよりも酷い光景を目にすることもあるだろう。その為の予行練習だと思っておけ」

 

ユーフォリア「仮にどちらも捨ててあなたに着いていく場合はどうなりますか?」

 

「さぁな。色んな世界を旅するんだ、同じ光景はもちろん、人間が嫌いになりかねないほどの凄惨では良い表せない光景に出くわす可能性もあるだろう。だが、それは着いてこなくても一緒だろう」

 

ユーフォリア「どちらにつくか、どちらも捨ててあなたについていくか、考えておきます」

 

「どうせ、長い旅になる戦いながらゆっくり考えれば良いさ」

 

ユーフォリア「そうします」

 

「俺は生徒会長を手伝いにいく、お前は寝ていろ」

 

ユーフォリア「普段もユーフィーって呼んでください」

 

「考えておくよ」

 

ユーフォリア「よろしくお願い、します……」

 

しばらくすると寝息が聞こえてきた

 

「今はゆっくりお休み、ユーフィー」

 

俺は保健室から出ていった。

 

そして急いで外に出て沙月を探した

 

「見つけた!」

 

永劫と刹那を持って戦闘衣装を構成して沙月の元へ向かった

 

「生徒会長、お待たせしました!」

 

沙月「遅いわよ!」

 

「それでどうします?」

 

沙月「どうとは?」

 

「全滅させますか? 望(と希美)が来るのを待ちますか?」

 

沙月「あの子には経験させたいからある程度数を減らすだけで良いわ」

 

「了解!」

 

そうして俺と沙月は敵に向かっていった

 

望side

 

「はぁ、はぁ」

 

三人が出ていってから俺は吐き続け、ようやく収まってきた

 

「くっ……」

 

あまりに長い時間吐き続けた影響か、かなり体力が減っており、身体に力が入らなかった

 

レーメ「望、大丈夫か?」

 

「正直、きつい……でも行かないと……」

 

ガチャ

 

希美が入ってきた

 

希美「望ちゃん、大丈夫?」

 

「ついさっき、収まったとこだ」

 

希美「行くの?」

 

「行くって約束したからな」

 

希美「そう、~~ハーヴェスト!」

 

「ありがとう。でもなんで希美まで?」

 

希美「私も行く!」

 

「いや、でも……」

 

レーメ『希美のあの顔、意地でも着いてくるぞ』

 

『だよなぁ……はぁ』

 

希美「望ちゃん?」

 

「なんでもない、行くぞ」

 

希美「うん!」

 

俺と希美は先輩たちの元へと急いだ

 

side end

 

「だ、大丈夫ですか?」

 

沙月「正直、キツいわね……」

 

俺と沙月は敵に顔を向けた

 

永劫『マスター、望たちが行きました』

 

ミニオンが向かってきた

 

沙月「くっ……」

 

沙月が構えようとするが力が入らないのか武器を落としてしまった

 

沙月「しまっ……」

 

ミニオンはチャンスとばかりに沙月に斬りかかろうとした

 

望「沙月先輩!!」

 

そのミニオンは沙月の前に現れた望にマナに還された

 

希美「大丈夫ですか!? ~~ハーヴェスト!」

 

沙月「遅いわよ!」

 

望「これでも急いできたんです!」

 

希美「望ちゃんも先輩も喧嘩は後!」

 

「それじゃあ」

 

沙月「反撃開始よ!」

 

「「はい!」」

 

そこからミニオンの全滅までそう時間は掛からなかった

 

最後のミニオンが生きたそうに手を伸ばすのが見えた

 

望「……」

 

望はそれに困惑の表情を浮かべている

 

ミニオン「し、死にたく……」

 

無情にもそのミニオンはマナに還った

 

「望、どうした?」

 

望「こいつらも生きてるのかって思ってしまって」

 

「さぁな。こいつらは人形だがもしかしたら生きてるかもしれないな。だがこいつらは無抵抗の人間をあっさり殺せる奴らだ、隙を見せたら殺されるぞ」

 

望「で、でも……」

 

「簡単に割り切れとは言わないが、こいつらは多分この後何度でも襲ってくるぞ。死にたくなきゃ倒すしか、殺すしかない」

 

沙月「あら、全部言われちゃったわね」

 

望「先輩は平気なんですか?」

 

沙月「こいつらに意思があると分かるとやりづらいから敢えてこいつらは意思の無い人形、と思っているわ」

 

望「少し考えて割り切ろうと思います」

 

「ところで、そこにいる人達はどうするんだ?多分出るタイミングを失っただけとは思うが」

 

女「バレていましたか……」

 

男「何故わかった?」

 

「なんとなく、あなたたちのいるところがマナの流れが違ったので」

 

女「バレた以上は名乗るしか無いですね。私の名はカティマ=アイギアス、ダラバによって滅ぼされたアイギス王国の王女です」

 

男「お、私の名はクロムウェイ、レジスタンスのリーダーをしている」

 

彼女らが名乗ったので俺たちも名乗った

 

カティマ「恥を忍んでお願いしたいことがございます」

 

沙月「何かしら?」

 

カティマ「私達に力を貸してください!」

 

そう言うとカティマは頭を地面つけた

 

クロムウェイ「か、カティマ様!?」

 

沙月「どういうことかしら?」

 

カティマ「私達の戦力では鉾には対抗出来ません。それで鉾に対してあそこまで戦えたあなた達に力を貸してほしいのです!」

 

沙月「私の一存では決められないわ。それに戦えない者たちも沢山いますから今すぐ返事をすることは出来ないわ」

 

カティマ「その者たちは守ろうと思っていますが……」

 

沙月「私も含めてですが、他の者たちは皆戦争というものを知識としては知っていても経験したことが無い者たちです」

 

カティマ「ですが……」

 

沙月「あなた達レジスタンスは戦えない者も覚悟の上で自分たちの戦いを行っていますが、こちらの戦えない者の大半はそんな覚悟なんてしてません!」

 

信助「沙月生徒会長!」

 

沙月「あなた達どうして!?」

 

信助「どうなっているのか聞きに生徒会室に行ったのですが誰もいなかったんです」

 

美里「大きな鏡にあの女性が頭を下げていたので不思議に思っていたら、話し合いが聞こえたので生徒達を集めて事情を話しました」

 

信助「希美に聞きたいんだが、敵からものべーを認識出来ないように出来るのか?」

 

希美「ちょっと聞いてみる。……うんうん……。出来るみたい」

 

信助「出来るならあそこに置いていってくれ」

 

美里「その間に望や希美、先輩達で解決すれば問題無いと言う結論に達しました。これが残っている全生徒の総意見です」

 

沙月「……はぁ~、わかりました。あなた達の意見を取り入れます。あなた達は早く戻りなさい」

 

「「わかりました! それでは頑張ってください!」」

 

二人は物部学園に戻っていった

 

希美「そういえば先輩、生徒会室の隣に置いてあった結晶ってなんですか?」

 

沙月「あ~あの子達ね……いないよりマシか、連れてくるわ。希美はものべーに『敵意を持つ存在はものべーおよび学園を理解出来ないようにして』とお願いしておきなさい」

 

希美「わ、わかりました」

 

そういって沙月も物部学園に一度戻った

 

ユーフォリアside

 

「ん~~」

 

目が覚めた私は大きく伸びをしました

 

「うん、マナは完全に戻っているね。ゆーくん行くよ!」

 

私は刹永さん達の元へと急いだ

 

side end




ユーフォリアのためにもあの光景を見せるのは必要だと思いましたので見せました

主人公たちとの模擬戦で死なない程度に手や足が吹き飛んだ事はありますが、ユーフォリアの経験はその程度です
なんの尊厳もなくただ理不尽に無造作に殺されるというのは見た事も経験したこともないと思うし、アセリアは兎も角ユウトはそういう光景はユーフォリアには見せていないと思うので敢えてここで見せました

ちなみに主人公が止めていなければ怒り狂って我を忘れて神名の枷を無理矢理破壊してエターナルとしての力を解放して暴れまわっていたと思います。全てが終わった後でどうなるかは分かりません。原作のように全てを忘れるのか全力で暴れたせいでマナの制御が効かず、暴走して時間樹ごと崩壊するのか色々な可能性があります
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