コズミックバランサーの担い手 作:永遠神剣を求む者
そしてユウトの過去が他人の口からユーフォリアに語られます
ちなみにユウトの友人二人はユウトが殺してますがエターナルになったことにより『ユウトに殺されたという事実が無くなった』ので普通に生きてます
ダラバまで行けなかった……
第三部のネタバレがあるかもしれませんが第三部の内容は一切知りませんのでご了承ください
気づいたら長くなっていました
王の証を受け取ったカティマは早速レジスタンスを纏めあげ、アイギアス王国の再建を発表し、ダラバに停戦の使者を送った
しかし返ったきたのは使者の首だけだった
カティマ「やはり、停戦はなしですか……仕方ありません。明日グルン・ドラスへの侵攻を開始します!」
カティマは正式にグルン・ドラスへの侵攻を表明した
カティマ「あなた達も手伝ってもらいたいと思っていますが、無理強いは致しません。手伝っていただけるなら明日、また来てください」
カティマはそう告げて自分の部屋へと戻った
沙月「ここから先は自由意思とします! 戦争に参加するもしないも自由です! よく考えて答えを出しなさい!」
望「沙月先輩は参加するのですか?」
沙月「ここまで手を貸した以上は最後まで手を貸すわよ」
「俺も同じだ」
俺も参加を表明した
ユーフォリア「お兄さんが参加するなら私も……」
「そんな理由ではダメだ」
ユーフォリア「な、何故ですか!?」
「沙月先輩は覚悟を決めているようですので聞き流して
も構いません」
沙月「いえ、私から言うわ。それは年上の役目よ」
「それではお願いします」
沙月「悠久ちゃんだけでなく、望ちゃんと希美ちゃんもキチンと効いてね?」
三人が頷いたの見て沙月が口を開いた
沙月「先程も言ったようにこれは『戦争』よ。今までのように『鉾だけを相手にいていくわけではないわ』」
望「それってどういう……まさか!?」
沙月「そう、ここから先は『普通の人間も攻撃対象になる』と言うことよ。つまり覚悟を決めるというのは『普通の人間よりも強い力を持っている私達が普通の人間を殺す』ということよ。だからこそカティマさんも無理強いしないと言ったのよ」
望「沙月先輩と刹永先輩はその覚悟を既にしている。ということですか?」
沙月「彼はわからないけど、私はカティマさんに力を貸すと言った時点でいつかそうなると覚悟は決めてたわ」
「俺もその辺りで覚悟を決めていた(本当はもっと前だけどな)」
沙月「そういうわけよ。それじゃあ三人はよく考えて答えを決めなさい。解散!」
俺達は自分の部屋へと戻った
少し経って
コンコン
「どうぞ」
ユーフォリア「失礼します」
ユーフォリアが入ってきて扉を閉めた
「どうした?」
ユーフォリア「先程の件でお話があります」
「ふむ、ここではなんだからあそこに行くか」
俺は次元の狭間を開いた
「それで話とは?」
ユーフォリア「刹永さんが参加するからという理由ではダメだと言ったのは沙月先輩が口にしたことだからですか?」
「その通りだ」
ユーフォリア「確かに今の私にはその覚悟は無いのかもしれません。ですが……」
「ユーフォリア」
ユーフォリア「は、はい」
「俺達はエターナルだ」
ユーフォリア「そ、それが……?」
「俺達にとっては『望達も普通の人間』だ」
ユーフォリア「どういうことですか?」
「望達が『普通の人間』を一方的に殺せるように俺達も『望達』を一方的に殺せる。ということだ」
ユーフォリア「!?」
「今は仲間だが、これから先に敵対する事があるかもしれない。それが自分の意思か人質を取られたが上に敵対するしか無いのかもしれない。その時に『かつての仲間を殺せる』か?」
ユーフォリア「…………私には無理です」
「まぁ望達とは敵対する事はないはずだが、ユーフォリアはお前は別だ」
ユーフォリア「え?」
「この世界では無いユーフォリアはな。ロウエターナルになるんだ」
ユーフォリア「それじゃあ!?」
「そのユーフォリアが両親と敵対関係になったということだな。しかしユーフォリアに何があってロウエターナルとなったのかは分からないし、本当に両親と敵対してるかも分からない」
ユーフォリア「……」
「ある存在がユーフォリアをロウエターナルにしたのは確実だ。ユーフォリア自身はその存在を見守るためだけにロウエターナルとなった可能性は否定できない」
ユーフォリア「ある存在?」
「『宿命』に全てを壊された少女、『宿命のミューギィ』」
ユーフォリア「全てをってどういうことですか!?」
「文字通り全てだ。『宿命』はその者の願いを叶える力があるが、ミューギィはその力で世界を壊した事がある」
ユーフォリア「え!?」
「ミューギィはその出来事により自分が恐ろしくなったんだろう。そしてその果てに心が壊れた。おそらくは宿命の力によって自身を深い眠りにつかせた。そして『宿命』もミューギィを守る以外で力を行使するのを辞めた」
ユーフォリア「その世界の私は何故ロウエターナルになったのですか?」
「それはわからん。前世にいたときはそこまで話が進んで無かった。何か心を砕かれる出来事があったのかもしれない、もしくはミューギィの側にいるという決意させる何があったのかもしれないし両方かもしれない。ただお前がロウエターナルに移ってミューギィの側にいるという話があっただけだ。しかし」
ユーフォリア「しかし?」
「ユーフォリアがロウエターナルに移ったことによって争いが激化したらしい」
ユーフォリア「そ、そんな……」
「話はかなりずれたので軌道修正するが、つまりはそういうことだ」
ユーフォリア「私の今後の選択次第でエターナル同士の争いが激化するかもしれないのですか……」
「いや、それは今はどうでも良い」
ユーフォリア「はい!?」
「今大事なのは『普通の人間』を殺せる覚悟が持てるかどうかだ」
ユーフォリア「あ……」
「幻滅されるかもしれないけど伝えておくな。最初に見たミニオンに滅ぼされた街。あれ実は救うことは出来たんだ」
ユーフォリア「なっ!」
「でも、お前の成長の為にはあの光景を見せる必要があったから見逃した。つまりは見殺しにしたんだ」
ユーフォリア「私の、成長……?」
「おそらくユウトはそういうのを徹底してお前から遠ざけていたはずだ」
ユーフォリア「そういえばパパやママの仕事に着いて行こうとしてもパパに止められてました……」
「ローガスが来たときも必死に止めてただろ?」
ユーフォリア「は、はい……でも私が行きたいと固辞してママも説得してようやく送り出してもらえました」
「アセリアはそういう経験をさせても良い派なんだろうな」
ユーフォリア「でも、なんでパパはあんなに止めたでしょうか?」
「知ってはいる。本来俺が言うべきことでないと思うがユウトが言わなすぎなのもいけないしな……」
ユーフォリア「教えてください!」
「エターナルになる前に沢山の人を殺してるからだよ」
ユーフォリア「パパが!?」
「ファンタズマゴリア……アセリアの生誕世界に召喚されてからだけどな。だけどユウトはそこである経験をしている」
ユーフォリア「ある経験?」
「ユウトは自分の友人を自分の手で殺しているんだ」
ユーフォリア「そ、そんな……」
「ファンタズマゴリアに召喚されたのは5人、高嶺 悠人、高嶺 佳織、岬 今日子、碧 光陰、秋月 瞬」
ユーフォリア「佳織さんとパパが同じ名字?」
「兄妹だしな。瞬とは元々敵対関係だが、今日子と光陰は友人だった。召喚されるまではな」
ユーフォリア「なにが、あったのですか?」
「佳織とは同じ国に召喚されたが、悠人を利用するための人質にされた。そして今日子と光陰は別な国に召喚されたがために戦わざる負えなくなった。そして悠人は今日子と光陰を討ち取った。光陰は死ぬ姿は見てないが今日子は悠人の腕の中でマナに還っていった」
ユーフォリア「そ、そんな……あれ?それなら瞬さんは?」
「元から敵だったこともありお互いに憎悪をぶつけ合った末に悠人は神剣を砕かれ、瞬の神剣に吸収されて瞬はエターナルと化した」
ユーフォリア「神剣を!?」
「その瞬間から悠人はただの人間になったが僅かに残った『求め』の力で倉橋時深をファンタズマゴリアに来させた」
ユーフォリア「時深さんが!?」
「その後、聖賢を得てアセリアと共にエターナルとなってファンタズマゴリアを救い、今に至るというわけだ」
ユーフォリア「佳織さんは?」
「悠人がエターナルとなる前にある物を渡してハイペリアに送還された」
ユーフォリア「ある物?」
「吸収されなかった『求め』の欠片が入ったペンダント。ペンダントはアセリア作だ。今も佳織と共にその欠片はあって佳織を守り続けている」
ユーフォリア「それじゃあ『求め』はまだ?」
「残念ながら既に意思は無いし力もその程度しかない。だから狙われないんだ」
ユーフォリア「それがパパの経験したことなんですか?」
「そうだ、アセリアはそれよりも前から人殺しを経験しているがな」
ユーフォリア「ママも!?」
「その頃のアセリアは無表情で相手を殺す、まさに機械のような感じだったけどな。ちなみにエターナルになる前に一度神剣に意思を飲み込まれた事がある。その時は悠人の必死の呼び掛けと『求め』との契約によって自分の意思を取り戻した。それ以降は笑顔などの表情も出すようなった。そして『永遠』を得て悠人と共にエターナルとなった」
ユーフォリア「……」
「そういうわけでユウトはお前を戦いから極力遠ざけていたんだ。アセリアはどうか知らんが」
ユーフォリア「パパ、ママ……」
「今の話を聞いて、ユウトやアセリアと同じ道を少し歩むのかは自分で選択しな」
ユーフォリア「少し、ですか?」
「簡単に言うとこの戦争の時だけ同じ道を歩むのかということだな。これから先も選択しなければいけなくなるだろう。だからあくまで今はこの戦争に参加するのかしないのかの選択だ。参加する場合は『人殺し』の覚悟を入れておけという話だ」
ユーフォリア「はい……」
「俺は先に戻ってる。ゆっくり考えてこい」
そう言って俺は次元の狭間を出た
ユーフォリアside
「…………」
刹永さんが出てからも言われた事をずっと考えていました
「『人殺し』の覚悟……相手にするのはミニオンのような人形ではなく『普通の人間』……」
永劫「悩まれていますね」
「永劫さん……」
永劫「そうですね、いくつか問いかけます」
「は、はい」
永劫「ご学友が襲われています。助けますか?」
「それはもちろん助けます!」
永劫「見ず知らずの人が襲われています。助けますか?」
「それももちろん助けます!」
永劫「ご学友と見ず知らずの人がナイフを持ってお互いに殺す気で戦っています。 どちらを助けますか? 助けなかった方は死にます」
「それはもちろん両方です」
永劫「普通ならそう答えるでしょう。では条件を付けましょう」
「条件、ですか?」
永劫「どちらかしか助けることは出来ません。両方を選んだ場合は助ける間もなく二人とも死にます」
「それは…………す」
永劫「もう一度大きい声でお願いします」
「学友を助けます!」
永劫「つまりはそういうことです」
「え!?」
永劫「今回の戦争ではカティマ側がご学友、ダラバ側が見ず知らずの人と置き換えることも出来ます」
「……」
永劫「さてどうしますか?」
「分かりません」
永劫「まぁマスター達はあなたには無理に人殺しはさせないでしょうけど」
「私にはですか?」
永劫「望や希美はミニオンとの戦いである程度割り切っているとは思いますしこれからのためにもさせる可能性はあります。ちなみに一応アレにも疑似的な意思があります」
「疑似的ですか?」
永劫「相手を油断させるための罠です。ですが、それを知らない人からすれば絶大な効果です」
「え~と?」
永劫「死にたくないと言いながらマナに還る。これだけで知らない人は『こいつらには意思がある』と思いますし『今殺したのは……』という疑念にかられます。その疑念を抱いたまま戦闘を行うと動きが鈍ります。そして討ち取られ死にます」
「……確かに罠ですね」
永劫「望と希美は沙月の言葉で割り切る事が出来たみたいですが」
「刹永さんは?」
永劫「マスターはこの世界を知っていますからね……多分私達と契約した時点か或いは転生時点で既に覚悟を決めてます」
それから永劫さんと色々話をしてようやく決まりました
「決めました!」
永劫「それは直接マスターに言ってください」
「そうですね!」
私は次元の狭間を飛び出した
side end
永劫side
『マスター、決めたようです』
刹永『ありがとうな』
『マスターが言うと依存してしまいかねないので構いません』
刹永『おっとユーフォリアが来たからまたな』
『はいマスター』
side end
ユーフォリア「私、参加します!」
「そっか、よく考えたんだろうからこの一言を送る。『選択したんだから後悔は絶対にするな。後悔は切り捨てた者に対する冒涜だ』」
ユーフォリア「はい、わかりました!」
ユーフォリアが何かを期待した目でこちらを見ている
「まだヒヨコが歩き始めただけだから無しだ」
ユーフォリアは見るからに落ち込んだ
(犬の耳と尻尾が幻視したのはナイショにしておこう)
第三部はマジで知りませんのでユーフォリアに何があったのか本当に分かりません。公式の紹介を見る限りはミューギィに関する何かがあったのは確実だと思うのですが……一応独自解釈のつもりです
ユウトがユーフォリアを戦いから遠ざけていたかどうかは分かりませんので独自解釈です
ミニオンの意思云々も独自解釈です
心理描写ってこんな感じで良いんでしょうか?