コズミックバランサーの担い手 作:永遠神剣を求む者
生徒達は一緒には降りません
いよいよ、魔法の世界編です。ここが終わったらエヴォリアとベルバルザードは旅団に所属します
新たなる世界に到着
ものべーはセットされた座標に向かって進んでいる
『どこに行くかわかるか?』
永劫『魔法の世界ですね』
『思念をどうやって防ごうかね……』
永劫『ユーフォリアだけでやったら全力を出して記憶喪失になるか全力を出さなかったらユーフォリアでは受けきれないでしょう』
『だよね……今のクリスト達の力を借りたらどう?』
永劫『思念の威力がわからないのでなんとも……それとクリスト達にも神名が付きました。彼女達にとってはブーストですから問題ないですが』
『なら放って置いて良い』
永劫『最後の条件に関わりますしね』
ピンポンパンポン
沙月「まもなく新しい世界に到着します。神剣保持者は生徒会室にお集まりください。一般生徒は窓の外をご覧ください。繰り返します。まもなく新しい世界に到着します。神剣保持者は生徒会室にお集まりください。一般生徒は窓の外をご覧ください」
ピンポンパンポン
放送で集合が呼び掛けられたので生徒会室に向かった
コンコン
沙月「どうぞー」
「失礼します」
沙月「あら一番乗りね」
「起きてたからな」
しばらく経って皆やって来た
沙月「集まったわね」
望「新しい世界ってどんなところなんでしょうか?」
沙月「そろそろ見えてくるはずよ」
雲を抜けた先に見えた光景に一部を除いて驚愕していた。俺は驚愕したフリをした
望「なんですかここは!?」
沙月「魔法の世界よ」
望「魔法? でもここは機械に溢れている気がするのですが……」
沙月「科学も行きつく先は魔法みたいなものよ」
望「そうなんですか……新しい世界のはずなのに詳しいですね?」
沙月「そりゃそうよ。何せ旅団の本拠地なんですもの」
望「こ、ここが!?」
沙月「というわけで希美ちゃんあそこに停めてね」
希美「は、はい、わかりました。ものべーお願いね」
沙月が指示した先にはわかりやすく物部学園ご一行様と書かれていた
そこにものべーを停泊させた
沙月「さて、呼び掛けないといけないわね」
ピンポンパンポン
沙月「全校生徒の皆様、ただ今、新しい世界に到着致しました。この世界は旅団の本拠地なので安全は旅団が保証致しますが現在降りるのは神剣保持者のみとなります。その為、今しばらくは快適なものべー生活をお送りください」
ピンポンパンポン
沙月「これでよしっと皆降りるわよ」
沙月の言葉に頷き、物部学園から降りた
?「皆様、お待ちしておりました」
そこにはメイドがいた
望「あなたは?」
?「ナーヤ様のお付きのメイドのフィロメーラと申します。皆様よろしくお願いいたします」
沙月「ナーヤやサレスは?」
フィロメーラ「何かが乱れて座標が上手く割り出せなくなっていると連日なように何かをなさっております。皆様が来るのは辛うじて分かったので代わりに私だけ参りました」
沙月「次元震動がそんなに起こっているのかしら?」
フィロメーラ「ある日を境に乱れたようですが、それ以降もそれ以前も次元震動の回数に変化はないようです。唯一変化したのは望様の覚醒時における次元震動だけでございます」
沙月「これからサレス達のところへ行くの?」
フィロメーラ「そうなります。それでは皆様参りましょう」
『もしかして俺のせいか?』
永劫『9割以上はそうでしょう。次元の狭間やユーフォリアが関係している可能性は否定でしませんが大きな割合を占めているのはマスターと私達でしょう』
『とりあえず着いていくか』
皆に遅れないように俺も着いていった
しばらく歩いて扉の前にきた
コンコン
フィロメーラ「望様たちが参りました」
?「入れてくれ」
フィロメーラ「かしこまりました。それでは皆様どうぞ」
フィロメーラは扉を開けて促した
「失礼します」×4
望と希美とユーフォリアと俺は一言言って頭を下げて入った。沙月達は元から仲間ということもあり何も言わずに入った
全員が入ったのを確認し、フィロメーラは扉を閉め、少女の隣に立った
?「さてまずは自己紹介といこうか。私はサレス=クォークス、旅団の団長をしている」
サレス「こちらはこの世界の代表のニーヤァ=トトカ・ヴェラーだ」
ニーヤァ「ふん、人間となんてよろしくしてやるか」
サレス「やれやれ。こちらはニーヤァの弟で何かあったときの代表代理をするナーヤ=トトカ・ナナフィだ」
ナーヤ「ナーヤじゃ、よろしく頼むぞ」
そうして俺達も自己紹介をした
サレス「…………」
サレスがこちらを見ているが何か感づかれたのだろうか
(まぁ管理神だったんだし、感づかれても仕方ないか)
沙月「サレス?」
サレス「いや、なんでもない。報告を頼む」
沙月「ミニオンが学園に襲撃してきて望くんの覚醒により、次元震動が発生してカティマさんがいた世界、剣の世界へ飛ばされて戦争に参加いたしました。戦争終結間際に光をもたらすもののリーダーであるエヴォリアが現れ交戦いたしました」
サレス「ふむ」
沙月「交戦中に何かが上空から落ちてきましたが即座に刹永くんが撃破しました」
サレス「それでエヴォリアとは?」
沙月「その何かに唆されて動いていたようで撃破後はもうこちらと争う理由が無いと言うことで学園内で自由にさせていました」
サレス「それで今、彼女は?」
沙月「それが、いつの間にかいなくなっていたようですが希美の守護神獣のものべーによると何かの目的があっていなくなったようですが、多分一般人には迷惑はかけるかもしれないけど死者は出さないだろうととの事でした」
サレス「それについては今は置いておこう、次の世界だな」
沙月「剣の世界を出てここに向かおうとしましたが先程の次元震動で座標がずれてしまい、向かえませんでしたので近くの世界に向かいました」
サレス「それが精霊の世界だな?」
沙月「はい、精霊が姿を見せていたため精霊の世界と認定しました」
サレス「他にもあるだろうが、それは見つけてから考えれば良いだろう」
沙月「その世界においてタリア、ソルラスカ、ヤツィータと合流しました。そして光をもたらすもののベルバルザードと交戦し撃退しました」
サレス「ほぉ、ベルバルザードを撤退させたのか。それも刹永くんのおかげか?」
沙月「彼はベルバルザードとは交戦していません。階下にあったミニオンを生み出す機械を破壊するために残り、破壊したあとで私達の元に着いた時にはベルバルザードは撤退を決めていました」
サレス「なるほど」
沙月「その世界においてルプトナが精霊の長老から私達に動向するように言って今に至ります」
サレス「概ね報告通り、ということだな」
沙月「そうなります」
サレス「少し見ない間に大きくなったものだ。刹永くんの説教が効いたのかな?」
沙月「な、なんでそれを……」
タリア「私が報告したのよ」
希美「ナーヤさんが何やらウズウズしているようなのですが……」
サレス「そろそろ限界だろうから放っておいて良い」
希美「限界……ですか?」
サレス「程々にな」
ナーヤ「ノゾムー!会いたかったぞ!!」
ナーヤは突然望に飛び付き抱き締めた
ナーヤ「ノゾム、ノゾム、ノゾム、ノゾム!」
望「え?あの?」
望は困惑しているようだ
(そりゃ見ず知らずの少女にいきなり抱きつかれたら困惑もするわな)
希美「望ちゃん知り合いなの?」
望「そんなわけないだろ!」
ナーヤ「草原で抱き締めあったのを忘れたのか!?」
希美「望ちゃん?」
望「ちょっと待て希美!思い返してみろ!草原なんて行ってないだろ!強いて言うならカティマさんの世界で草原らしきところは歩いたけどナーヤさんはいなかっただろ!?」
希美「で、でも彼女は望ちゃんの事知ってるみたいよ?」
レーメ「おそらくは前世の記憶だろう」
望「前世の?」
レーメ「思い出す人と思い出さない人がおるが、そこのナーヤは思い出す方でノゾムは思い出さない方なのだろう。だからノゾムにはナーヤの言ってる事がさっぱり分からないのだろう。しかしナーヤには何故かは知らぬがノゾムが前世の記憶を思い出しているという想定をしていたようだ」
サレス「さて、今日はもう仕事にならないだろう。ナーヤ、案内でもしてやるのだな」
ナーヤ「よいのか!? ありがとうサレス!」
サレス「フィロメーラは物部学園の者達を案内してやれ」
沙月「それじゃあ私が早苗先生に伝えておきます」
そう言って沙月は物部学園に向かった
ナーヤ「それではノゾム、他の者らも行くぞ!」
サレス「刹永くんは話したいことがあるから少し残ってくれ」
「わかりました」
俺以外はナーヤに着いていった
『多分イャガの分身体がいるからいつものように頼む』
永劫『了解いたしました』
次回はサレスとの会話です。たぶんサレスに関する核心に触れるのでネタバレが含まれている事をご了承ください