コズミックバランサーの担い手 作:永遠神剣を求む者
エヴォリアやベルバルザードは絶妙な手加減をしますし、サレスは目的もわかっていますし、刹永はそもそも仕掛人です。ユーフォリアとクリスト達と沙月には何も教えていません
戻ってきた俺たち
「しばらくは何もないだろうから今の内にゆっくりしとくんだな」
サレス「そうだな」
「そうそう、手紙だけでなく口でも言った方が確実だぞ」
サレス「……覚えておこう」
ユーフォリアとクリスト達が次元の狭間から投げられてきた
全員が出たため次元の狭間は閉じた
サレス「不思議だな」
「あの渦は扉だと思っておけば良い」
ユーフォリア「う~永劫さんもあそこから投げなくても良いのに……」
『どこから投げたんだ?』
永劫『ユーフォリアは隔離部屋から、クリスト達は渦の近くからです』
クリスト達「お仕置き部屋怖いお仕置き部屋怖いお仕置き部屋怖い」
サレス「大丈夫なのか?アレ」
「やってくるまでには戻るだろう」
サレス「いつ頃やってくるのかわかるか?」
「知らん。明日かもしれないし、一週間後かもしれない」
サレス「まあ敵が態々予告してくるわけは無いな」
ユーフォリア「なんの話をしてるんですか?」
「言ったらつまらんから内緒だ。いつでも戦えるようにしておけ。お前らもな」
「は、はい!」×6
サレス「すっかり保護者だな」
ユーフォリア「娘より奥さんの方が……奥さんだなんて」
サレス「なんかクネクネしてるが良いのか?」
「いい加減にせんか! 恋人ですらないのにいきなり奥さんはないだろ!」
バシン!バチバチバチ
ユーフォリア「アババババ、ゆ、油断してました……(ガクッ」
「しつこかったりウザくなったらこうしますので平気です」
サレス「お前達がそれで良いなら私から言うことは無いか……」
「それじゃあ俺は街の探索に行く」
サレス「そっか、またすぐに会いそうだがな」
俺は出ていった
サレスside
刹永くんは出ていったがユーフォリアくん達はいつまでいるんだろうか?
side end
ユーフォリアside
(このまま倒れてたら刹永さんが起こしてくれるはず……!)
ミゥ「ユーフィーちゃん、刹永さん行っちゃいましたよ?」
「えっ!?嘘!?」
辺りを見渡してもサレスとクリスト達しかいません
ミゥ「多分途中から気付いていたのはバレバレだったと思いますよ?」
「嘘だ~」
サレス「今日会ったばかりの私でもわかったのに鈍感でなく長く一緒にいる刹永くんが気付かないと思ったのか?」
「…………あっ」
サレス「なるほど、おっちょこちょいなのかそれとも天然なのか……」
「わ、私も街の探索にいきます!」
サレス「そうか、またな」
side end
サレスside
「騒がしい奴なんだな」
ミゥ「まぁユーフィーちゃんですし……」
「君たちの探し人はどうする?こっちで探すことも出来るが……刹永くんはとっくに見つけてるとは思うが」
ミゥ「クリフォードさんが私達の事を忘れていたらと思うと怖くて……」
「刹永くんなら何か知ってると思うのだが聞いてみたらどうだ?」
ミゥ「答えてくださるとは思っています。出来るだけ自分たちの手で探したいのですので刹永さんに聞くのは最終手段です。私達の考えも気づいてるとは思いますのでその内強制的に聞かされる可能性もありますが」
「そうか。探して欲しいときに声をかけてくれ。私が出来るのは探すだけだ。状態まではわからない。死にかけているのかもしれないし、記憶喪失なだけかもしれない、記憶喪失にすらなってないが遊び歩いているだけかもしれない」
ミゥ「刹永さんに聞く勇気が持てない場合はそうしようかと思います。それでは私達も行きます」
「では、またな」
クリスト達も出ていき、部屋の中は静かになった
「やれやれ、まぁ彼らについては彼がなんとかするだろうが問題は……はぁ」
side end
それから3日後、緊急事態が発せられ、生徒には物部学園に避難が、神剣保持者にはこの前のところに集合が通達された
沙月「サレス来たわよ!」
サレス「来たか。やつらが攻めてきた既にいくつか落とされている」
沙月「それでは!」
サレス「旅団としてもこの世界を奪われるわけにはいかないから取り戻すぞ」
沙月「はい!」
サレス「君達はどうする?これはもう君達とは関わりは無い。既に君達の世界の絶対座標はあるからいつでも帰ることは出来るぞ」
「俺は望の判断に任せる」
ユーフォリア「私もです」
ミゥ「私達は恩返しもありますから一緒に戦います」
ミゥの言葉に他のクリスト達も頷いた
希美「私も望ちゃんに任せますが、戦わないとしても住民の避難を手伝いたいと思っています」
カティマ「私も同じくです」
ルプトナ「ボクも同じ気持ちです」
望「帰った場合はあなた達はどうなるのですか?」
サレス「相討ちになるのかもしれないし、負けるかもしない」
望「負けた場合はどうなるのですか?」
サレス「やつらの目的が支えの塔にある場合はどうなるか予想もつかない。目的次第では幾多の世界が滅ぼされるだろう」
望「この中に俺達の世界も入っていますか?」
サレス「私はやつらではわからないが、痛打を与えてくる事が出来る存在がいるなら私なら滅ぼすだろう」
望「俺個人としては戦いたいと思っています。ですが他の学生は帰るかどうかを決めてもらいます」
サレス「それで帰る決断をくだしたらどうする?」
望「俺は物部学園を降りて戦います」
サレス「それなら帰らない決断をくだしたら?」
望「なるべく物部学園から出ないように言い聞かせますが、おそらく避難を手伝う人がいるでしょう。それらも自分で決めて自分で責任を取るように言います」
サレス「あれだけの進行を行ったのだから今日1日くらいは余裕はあるだろう。行ってこい」
望「は、はい!」
俺達は物部学園へと一度戻ってきた
望「沙月先輩、皆を体育館に集めてもらえますか?自分の口で伝えたいので」
沙月「わかったわ」
沙月の全校放送で全生徒が体育館に集まった
そこで望から話をした
すると少しずつ拍手が起こり、行ってこい!だの世界を救ってこい!だのお前らだけに負担はかけさせねぇ!だの様々な声が聞こえた来たが誰一人として元の世界に戻ると言う決断をくだしたものはいなかった
望「皆、ありがとう! ただこれだけは言いたいことがある」
望「ここより先は皆も自己判断、自己責任で自分の戦いを行ってくれ!そして誰も欠けることなく再会しよう!」
望の言葉に学園が揺れたと感じるほどの歓声があがった
望「戦いは明日だ!今日は食べて騒いでそのあとゆっくり寝て英気を養ってくれ!」
その日は学園中がどんちゃん騒ぎであった
俺は屋上にいた
「すごい熱気だな」
ユーフォリア「そうですね」
いつの間にかユーフォリアとクリスト達がいた
ユーフォリア「知っていたのですか?」
「ん?」
ユーフォリア「襲撃のこと」
「まあな。今回のことは終わったら話す」
ユーフォリア「そういえば聞くの忘れてました」
「なんだ?」
ユーフォリア「学園にある幹のようなものはなんですか?」
「今更かよ!? 答えはわかっているんだろ?」
ユーフォリア「あれはものべーさんの一部ですね?」
「そうだ」
ユーフォリア「色々ありましたから忘れてました」
「さて明日は大忙しだ、もう休め」
ユーフォリア「は~い」
ユーフォリアは自分の部屋に戻っていった
ミゥ「隠し事は程々にしないと嫌われちゃいますよ?」
こっそりと防音結界を張った
「本来ならあいつはここからの登場だったからな」
ミゥ「え?」
「登場して早々にあることが起きて記憶喪失になるんだ」
ミゥ「あることですか?」
「ああ、望の友人が支えの塔を使って破壊の思念を飛ばすんだが、それが跳ね返ってくるんだ。そこにたまたまやってきたユーフォリアが『全力』でそれを打ち消すんだ」
ミゥ「でも全力って」
「やってきた直後なのもあってユーフォリアは神名による制限のことは知らないからな。神名による反動か奴が何かしたのかはわからないがとりあえずユーフォリアは記憶喪失になり、自分が来た理由も忘れるんだ。それで旅団で保護されて望達と行動を共にすることになる」
ミゥ「もしかして秘密にしている理由って……」
「言った場合はあいつの性格からして制限の事を忘れて全力を出すだろう」
ミゥ「ユーフィーちゃんの性格ならありえそうですね」
「敢えて言ってないんだ。お前達もあいつが思念に向かっていったら協力してやれ。そうすればあるいは……」
ミゥ「愛しているんですね」
「さぁな。今は大事な預かり者だ。手を出したら親バカが飛んできそうだしな」
ミゥ「(否定はしないんですね)親バカですか?」
「あいつの父親は親バカでな。冗談で娘さんを下さいって言った相手に最大攻撃を打ち込もうとしたりな」
ミゥ「母親は?」
「大事にはしてるんだろう。父親とは違い些か放任してる気もするが」
ミゥ「会ったことはあるんですか?」
「あるわけ無いさ。お前らもいい加減休め」
ミゥ「刹永さんは?」
「すぐに戻るさ」
ミゥ「それではお先に失礼します」
クリスト達は部屋に戻っていった
「愛しているかか……そりゃあな数十年もいればな。だが答えを出すのはナルカナの元に着いてからだ」
俺は防音結界を解いて部屋に戻った
望の演説ってここだっけ?
ユーフォリアの疑問はかなり前に出てきました。忙しかったし色々あったのでユーフォリア自身もすっかり忘れてました