コズミックバランサーの担い手   作:永遠神剣を求む者

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ぶっちゃけ一番力が入ったかもしれません


佳織と『求め』

「さてとここがどこだかわかるか?ユーフォリア」

 

ユーフォリア「え~とわかりません?なんだか懐かしい感じがします。来たこと無いはずなんですけど……」

 

「お前の父、聖賢者ユウトの生まれ故郷だ」

 

ユーフォリア「もしかしてここがハイペリアなのですか!?」

 

?「ハイ、ペリア?」

 

?「どうしたの佳織?」

 

佳織「あのー」

 

「なにか用?」

 

佳織「ハイペリアって聞こえたんですけど、それって何のことなんでしょうか?聞き覚えがある気がして」

 

「気にしないでくれ、ふむそのペンダント少し良いか?」

 

佳織「なんだが外したらいけない気がして、すいません」

 

「外さなくても問題はないよ。では失礼」

 

『お~い求めさ~ん』

 

求め『誰だ我を呼ぶのは……なるほどお主なら死せた我の意思を呼び覚ますことが出来るやもしれぬな』

 

『単刀直入に言うが修復は必要か?』

 

求め『不要だ。我の記憶にも無いが確かに何者かの「求め」によりこの者を護っている。修復して神剣としての姿を取り戻すことはこの娘が争いに巻き込まれるだろう。その場合護るという「求め」に反するからな』

 

『わかった。なら会話が出来る程度にしといてやる。お前も話してみたいんだろう?この娘と』

 

求め『さてな、この娘はあの世界の事も忘れてるようだがな』

 

『思い出さないならそれはそれで良いさ』

 

求め『思い出した場合は?』

 

『それはそれさ。それにあいつのことは思い出すことは無いさ』

 

求め『我の持ち主か確かに名前すら思い出せんが確かに存在していたはずだ』

 

『さてすぐに終わる』

 

佳織「あの~?」

 

「すまんな、なんか変わったペンダントだなと思ってな」

 

佳織「私も不思議なんですけど……手放したらいけない物という感覚なんです。時々『お兄ちゃん』という言葉が思い浮かびます。私に兄はいない……はずなんですけど」

 

「その感覚は大切にな。もしかしたら大切なモノを思い出すかもしれないしな」

 

佳織「は、はい!突然すいませんでした!」

 

「元気でな『高峯佳織』ちゃん」

 

佳織side

 

謎のお兄さんが一緒にいた女の子二人と去っていきました。片方の女の子には何故か見覚えがある気がするのですが何故かはわかりません

 

「あれ?そういえば名前名乗ったっけ?」

 

?『名乗ってはおらんぞ。最初から知っていたのだろう』

 

「え?」

 

?「佳織?」

 

「小鳥ちゃん、なんでもない」

 

?『我は求めというものじゃ、頭に思い浮かべるだけで良い』

 

『う~んとこうかな?』

 

小鳥「さっきのお兄さんどうだった?」

 

佳織「どうもしないよ~」

 

求め『覚えが早いな。やはり、あの世界の影響か……』

 

小鳥「でも格好よく無かった?」

 

『あの世界?』

 

「格好いいとは思ったけどなんとなく私にとっての一番は他にいると思う」

 

求め『ファンタズマゴリアと呼んでいたな』

 

「……」

 

小鳥「どうしたの?佳織」

 

「なんでもない。なんとなく今日は早めに帰るね」

 

小鳥「また明日ね~」

 

「うん、また明日~」

 

家に帰ってきて布団に潜り込んだ

 

「ファンタズマゴリア……知らないはずなのに知っている」

 

求め『無理をするな』

 

「オルファリル、エスぺリア、ウルカ、今日子さん、光陰さん、レスティーナ王女……なんで忘れていたんだろう私」

 

求め『それが世界を越えるということだ』

 

「でも最低でも一人足りない気がする……この中にこのペンダントを作れるのはいなかった気がする」

 

求め『我の元の持ち主らしき者もいなかったな。キョウコとコウインは敵同士だったはずだがな』

 

「みんな元気かな……」

 

?「覗いてみるかい?と言っても遥か未来の光景だから君の知ってる人は誰もいないけどな」

 

「あなたは!?」

 

そこには先程の謎のお兄さんが何故か浮いていました

 

?「まずは名乗らないとな。俺は時乃刹永」

 

「わたしは高峯佳織です」

 

刹永「それでどうする?彼女らの子孫はいるかもしれないが」

 

「……見たいですレスティーナ王女の考えが成功したの知りたいです!」

 

刹永「ヨーティアって知ってるか?」

 

「確か天才科学者ってレスティーナ王女が言っていた気がします」

 

刹永「その通りだ。なんせ彼女は外部からの侵入者を数万年に渡って防止したんだからな」

 

「嘘……」

 

刹永「それじゃあこれがファンタズマゴリアの未来の姿だ」

 

刹永さんが空中に何かを映し出しました

 

「これが未来のファンタズマゴリアなんですか?」

 

刹永「そうだレスティーナ王女の考えは成功していたのさ。そしてヨーティアの発明により外部の者を一切入れなかったおかげで今やファンタズマゴリアはこうなった。スピリット達には生殖機能が追加されたのさ。だから今映っているのは誰かの子孫さ」

 

「す、凄いです!」

 

刹永「これはオマケだ」

 

空中の映像が何かを映し出した

 

「これはお墓?」

 

『偉大なるガロ・リキュア初代女王レスティーナ・ダイ・ガロスここに眠る』

 

「ガロ・リキュア?」

 

刹永「ゼロからの始まりを意味する言葉だ。レスティーナは本当にゼロから国を作り上げ、未だに存続しているのさ」

 

「……」

 

刹永「今では世界の名前そのものがガロ・リキュアになってるからな」

 

「ありがとう、ございます」

 

刹永「誰も覚えていないがある二人の夫婦が協力したのさ」

 

「ある二人……多分私も知ってる気がします」

 

刹永「そりゃ知ってるさ。知らないとおかしいんだがエターナルとなった以上は『知らない方が正しい』からな」

 

「それじゃあその二人は……」

 

刹永「二人は納得し覚悟した上でエターナルとなったからな。だからお前をこの世界に還した後でエターナルとなったのさ」

 

「……お……兄…ちゃん……え?お兄ちゃん?」

 

刹永「やはり絆は凄いな」

 

「高峯 ユウト?高峯悠人?お兄ちゃん?なんで?」

 

刹永「無理するな。世界のルールに逆らおうとしてるんだ」

 

「ダメ!忘れたらダメお兄ちゃんのことも!アセリアさんのことも!」

 

刹永「世界のルールを越えたプレゼントだ」

 

刹永さんは私の頭を撫でました。すると零れ落ちそうなものが塞き止められた感じになりました

 

刹永「これでお前はいつでも二人のことを思い出す事が出来る」

 

「あり、がとう、ござい、ます」

 

刹永「求めと仲良くな。俺は行く。思う存分泣けば良いさ。覚えているのはお前と求めだけというのは覚えておけ」

 

「は、はい」

 

刹永さんが指を鳴らすと刹永さんは最初からいなかったかのようにいなくなりました

 

「これからよろしくね『求め』」

 

求め「それがお前の『求め』ならな」

 

『お兄ちゃんへ

私はすべてを思い出しました。でもお兄ちゃんに会うことは出来ないでしょう

それでもこの手紙を残します

求めも何故か喋れるようになりました。まるでお父さんです

誰が見せたのかわからないですが未来のファンタズマゴリアの姿を見せてもらいました

アセリアさんと末長く幸せに暮らしてください

高峯佳織より』

 

side end

 

ユウトside

 

アセリア「ユウト、また見てるの?」

 

「刹永のやつ余計な事をしやがって……」

 

アセリア「求めが求めたのかもしれない」

 

「元の持ち主のとこへ行きたいってか?そんなたまか?こいつ」

 

求め「相変わらず失礼なやつだな」

 

「俺、二刀流なんて出来ないんだが……ところで何回目か忘れたけどなんで完全修復された上に位が第1位になってるんだよ!? 何故か聖賢も第1位になってるし!?」

 

side end




どんな普通の会話をしながら求めと会話出きるって処理能力してるんだこの娘は

ファンタズマゴリアのことをあっさり思い出してますが実は刹永が小細工しただけです

手紙以降は未来の話です。刹永は既に永遠神剣世界を出ています。なので佳織は刹永の事は覚えていません
手紙を書いたのは大人になってからです。結婚もしてますので高峯では無くなっています
求めと手紙は佳織が死ぬと同時にどこかに消えました。求めは誰かが佳織の墓に入れたのは確かですが、誰が入れたのかはわかりません。そしてある時忽然と消えていました。現在は完全修復されてユウトの元にあります
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