文房具で戦う主人公。
魔王に何か取られたようだが……

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こんにちは、いつもギャグ小説作っている作者です。

今回は文房具を武器として使う主人公の話です。
文房具の知識はWikipediaです。


文房具最強説

「うわぁぁぁぁぁ!」

 

悲鳴が聞こえる。

その悲鳴の主は『人』とは言いがたい容姿をしていた。

体が腕時計で出来ていた。

額と思わしき場所からは、カブトムシのような30cmはある角が伸びていた。

 

「た、助けてくれぇ!」

 

「死にたくない、死にたくない!」

 

他にも、人形や棒人間やランドセルの体をした者も悲鳴を上げて逃げていた。

その人物達に共通することは角が伸びていたことだ。

その人物達が逃げる後ろには『コンパス』や『三角定規』等の『文房具』と呼ばれる物が浮いて迫っていた。

 

「がぁ!」

 

「ぐっ!」

 

「うわぁぁぁぁぁ!」

 

その内の一人がその文房具達が運よく当たらずに、何処かの部屋に逃れることが出来た。

その部屋のドアに幾つもの文房具が刺さる。

その人物は角が伸びているが、人間の形をしていた。

 

「な、なんなんだよ一体……」

 

その部屋に近づいてくる足音が一つ。

ゆっくりと、まるで何かを探してるかの様に思えた。

その足音が近づくと同時に、人間の形をして者は自然と息が速くなる。

 

「はぁ……はぁ……」

 

早く去ってくれ。

そう思いながら、口を両手で覆う。

そうしてその足音が消えると同時に大きく息を吸う。

 

「ふぅ……」

 

今の内に逃げようと、部屋のドアを開ける。

だが目の前には大量の浮いた文房具(・・・・・・・・・)があった。

そしてそのまま刺さり、動かなくなった。

 

「やっぱりそこに居たのか」

 

先程の足音の主が戻ってきた。

今までの人物達とは違い、人間であり角は伸びていない。

体の周りに大量の文房具を浮かせてだが。

 

「さて、ボスを倒しに行くか」

 

そうしてゆっくりと歩き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

「ここにいるのか」

 

人間が立っている目の前には、高さ5mはあるだろう扉があった。

その扉には『返さない』と書かれていた。

 

「やはり来たか、人間よ」

 

部屋はとても広く、そして何もなかった。

部屋の奥には身長3m程のマントを着た大男が立っていた。

その大男も額に角が伸びていた。

 

「さぁ……俺の『アヒルちゃん人形』を返してもらおうか」

 

「ふっ、我が欲しかったから貰った。魔王だから許されるだろう?」

 

「そんな訳ないだろう!

 

魔王だかなんだか知らないが、横暴は許されない

 

そんな奴は俺が倒す!」

 

台詞だけ取ればカッコいいのだろうが、争いの理由が酷い。

それに何時からこれはギャグ小説ではないと思っていた?

シリアスを返せよ。

 

「何を言っておる? 魔王は人間から物を奪う程度のことはするが、それ以外に迷惑をかけた覚えは無いぞ」

 

「それもそうだな」

 

それもそうだな。じゃない!

ほら、人間突っ込めよ。ナレーターが突っ込んでたら駄目だろ。

此方は三人称視点で話してるのにさぁ……

 

「取り返したければ我を倒してみろ」

 

「元からそのつもりだ」

 

そうして魔王は拳を握り、人間は文房具を攻撃態勢にした。

いや文房具の攻撃態勢ってなんだよ。

 

「此方から……行くぞ!」

 

魔王は握った拳を人間の腹に当てようとした。

人間はインクを召喚し、魔王の顔にぶちまけた。

 

「目がぁ!」

 

く だ ら ね ぇ。

なんだよ、ム○カ大佐かよ。

魔王は目にインクが入ったことに驚き、床を転がりまくった。

その転がる姿はまるで、タイヤのように綺麗に回って(転がって)いた。

 

「喰らえ!」

 

人間は輪ゴムを魔王の首に的確に当てていた。

お、おい……それ痛いから止めてやれよ。魔王がかわいそうだろ。

魔王が涙目になってるだろ。どんだけアヒルちゃん人形好きなんだよ。キャプ○ン・チャー○ーかよ。

 

「『電撃波』」

 

魔王は転がるのを止め、床に手をついて円を描くように電気を流した。

半径3mの円を描くように、円周が電気で出来ていた。

その円が広がると同時に人間に電気が向かってきた。

 

「じょ、定規召喚!」

 

人間は鉄製の8m超えの定規を召喚した。

電気が定規に吸い込まれるように、軌道を変えた。

あれ、文房具って思ったより強いな……

 

「洪水、災害、大洪水!」

 

魔王が電気を消し、呪文(ダサい呪文)を言い天井から水を出した。

それはまるでこの部屋を水で埋めるかのようだった。

 

「逃げさせてもらう!」

 

人間は部屋を出て、ドアの前に沢山のアルバムを召喚し防壁を作った。

だが、アルバム程度の防壁では洪水並の水を止められなかった。

 

「おぼぼぼぼ!」

 

人間は水に飲まれていった。

他にも、文房具や角の伸びた奴やアヒルちゃん人形も流れた。

○ーちゃんかよ。でもあれは原作じゃないんだよなぁ……

そのまま建物の外へと流れていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぷはっ! し、死ぬかと思ったぜ……」

 

人間は息を止めて、なんとか助かった。

魔王が何処にいるか確認するため、周りを見ると『それ』はあった。

全体的に黄色く、頭は丸い。そしてそれは人間ではなかった。

 

「アヒルちゃん人形見つけたから逃げる!」

 

人間は目当ての物を見つけたので、封筒を折り紙飛行機にした。

そうして高いところに登り、紙飛行機にし乗り逃げ出した。

糞 だ コ イ ツ。




【作ろうとした理由】

異世界では剣術やら、魔術やらを使って戦う者がいる。
だが、よく思わないだろうか。
「あれ、この技似てるな」と。作者がそのつもりがなくても、そう思うことがあるだろう。
そんな時、作者は考えた。
「あっ文房具を使うキャラクター居ないな」そう思い付いた作者はこの話を作った。

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